インターネット使用中に偽の警告表示や警告音!(消費者相談の現場から 2019年7月号)
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更新日:2024年5月7日
インターネットを使用中に突然「ウイルスに感染している」等の警告画面が表示され、不安になり慌ててセキュリティソフトやサポートを契約してしまったところ、実際には偽の警告画面と思われ、不要な契約だったという相談が、全国の消費生活センターに寄せられています。
相談事例1
パソコンでインターネットを使用していたら、突然大きな警告音が鳴り、画面にウイルス感染の表示が出た。驚いて表示されている電話番号に連絡すると、「ウイルスに感染している。3年間のサポート契約が必要」と片言の日本語で言われ、約5万円をカード決済した。遠隔操作で何か作業されたが、不審な気がしたので解約したいとメールで連絡したが、返信がない。
相談事例2
パソコンでインターネットを使用中に、突然「ウイルスに感染した」と警告画面が表示された。大手セキュリティソフト会社のロゴと思わせる表示もあり記載の電話番号に電話したところ、遠隔操作ソフトのインストールを指示された。さらに「今すぐ対処しないと危険」と言われ、不安に思ったが、クレジットカード情報の入力をした。約1時間の操作後、「3年間のサポート契約を含め10万円」と言われた。数時間後、同じ事業者らしき者から「脅威を防ぐため6万円のセキュリティソフトを入れるように」と電話があったが、落ち着いて考えるとパソコンにはセキュリティソフトをインストールしており、脅威の報告もない。だまされたと思うので解約したい。
消費生活センターからのアドバイス
事例のような警告画面は偽の表示である可能性が高いと考えられています。警告画面が表示されても、慌てて事業者に連絡したり、セキュリティソフトやサポート等の契約をしたりしないようにしましょう。
「警告画面が偽かどうかの判断がつかない」「セキュリティソフト等を契約し、インストールしてしまった」「警告画面が消えない」等の対処方法については、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページを参考にしたり、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口に相談したりしましょう。
「解約の方法が分からない」「解約ができない」等不安に思うことや、トラブルが生じた場合は、消費生活センターへご相談ください。
困ったとき心配なときは
消費生活センターまでお電話ください。
相談受付 相談直通電話 03-3228-5438
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)
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