サクラサイト商法にご用心!(消費者相談の現場から 2019年5月号)
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更新日:2024年5月7日
サクラサイトとは、サイト業者に雇われたサクラが、異性、芸能人、社長、弁護士、占い師などのキャラクターになりすまして、消費者のさまざまな気持ちを利用し、サイトに誘導し、メールの交換等の有料サービスを利用させ、そのたびに支払いを続けさせるサイトを言います。
このようなサクラサイトで、お金を支払ってしまったという相談が全国の消費生活センターに寄せられています。
相談事例1
無料SNSサイトで、好きなタレントのホームページのアドレスをはって利用していた。すると、そのタレントから直接メッセージが届き「事務所に内緒なので、別サイトでやりとりしたい」と別のサイトに誘導された。メール交換のためのポイント購入で、260万円支払ったが、だまされたのだろうか。
相談事例2
「在宅ワーク」と携帯電話で検索したところ、「男性から悩みを聞けば収入を得られる」という広告を見て、誘導されたサイトに登録した。メールの送受信は無料と書かれていたが、お金を受け取るにはポイント購入が必要と言われ、さまざまな名目でポイントを購入し続け、1週間で180万円にもなってしまった。
消費生活センターからのアドバイス
きっかけは、メールアドレスに直接届く広告メールや、SNSサイトへのメッセージの書き込み、内職や副業に関するサイトへの登録後に届くメール、懸賞サイトや占いサイトに登録した後に届くメールなどです。一度、サイトに登録すると大量のメールが届くことがほとんどです。
メールに、はられているリンクをクリックしないとメール全体を読むことができないため、リンクのURLが同じサイトにつながっているのか分からないうちに、自分が登録したと思っているサイトとは別のサイトにつながっていることもあります。
サイトの手口には、いろいろなパターンがあります。消費者に心理的圧迫を与えてお金を支払わせるケースもあります。
「芸能人や芸能事務所のマネージャーをかたる」「相談にのってくれたら報酬を支払う」「お金を受け取ってほしい(遺産を受け取ってほしい、節税のためにお金を渡したい)」などのようなメールが届いたら、要注意です。おかしいと思ったら、消費生活センターへ相談してください。
困ったとき心配なときは
消費生活センターまでお電話ください。
相談受付 相談直通電話 03-3228-5438
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)
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