2023夏休み!「あまりにも美味しい(おいしい)あまりものレシピ 親子クッキング」で「食品ロス」を減らす料理に挑戦【開催レポート】
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更新日:2023年10月12日
2023年8月3日(木曜日)、7日(月曜日)の両日、中野区では「あまりにも美味しいあまりものレシピ 親子クッキング」を開催しました 。
この催しは、まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」を減らすための区の取り組みの一環で、新渡戸(にとべ)文化短期大学(中野区本町六丁目38番1号)との連携事業 です。2日間で48人(小学生と保護者の2人一組限定)が参加しました。その様子をお知らせします。
調理前に、ミニ講座で「食品ロス」対策を学習
会場は、新渡戸文化学園内の「NITOBE KITCHEN(にとべキッチン)」。明るく素敵な調理室です。
まず、「食品ロス」についての現状を、中野区ごみ減量おすすめ動画を見て学びます。食べ物の無駄を防ぐポイントとして、「好き嫌いをしない」「材料は買い過ぎない」「食材を使い切る」という3点を教わり、このうち「食材を使い切る」ためのレシピに挑戦します。さあ、いよいよ調理開始です。
「あまりもの」をフル活用して素敵なランチに変身させよう
挑戦するメニューは?
今回のメニューは「サラダ風そうめん」「きゅうりのみそヨーグルト漬け」「フレンチトースト ブルーベリーソース(カッテージチーズ添え)」の3品。どれも手軽でありながら、実は、あまりがちな食材の活用、生ごみを出さない工夫、そして、残りもののリメイクのワザが盛り込まれています。作り方は当日配布したレシピ(PDF形式:564KB)をご覧ください。
(完成した3品)
迫力あるデモンストレーションは会場ならでは
最初は、新渡戸文化短期大学生活学科調理学研究室・堀理佐準教授らによるデモンストレーションにより、料理の手順や食材の活用ポイントを確認。見るだけでなく、聞いて、においもかいで、感覚が刺激されるのは、会場参加型の教室ならではの良さです。その後、各調理台に2組ずつ分かれて挑戦しました。
子どもたちが大活躍
各調理台では、たくさんの作業に子どもたちが取り組みます。包丁を握って野菜を切ったり、生卵を割ったり、そうめんをゆでたり、フライパンでフレンチトーストを焼いたり…と、大活躍。
「いつもおうちでやっている!」という子も、「生まれて初めてだから」と慎重な手つきで挑戦する子もいましたが、親子のチームワークと学生たちのサポートで、立派に料理が完成しました。
(きゅうりは切る前に板ずり。包丁を使う時は「ねこの手」がポイントです)
(フレンチトーストは、卵・はちみつ・砂糖・牛乳を混ぜ食パンを浸し、全面をしっかり焼きます)
(牛乳にお酢を入れて、フレンチトーストに添えるカッテージチーズを作りました)
(そうめんをゆでます。沸騰したお湯にそうめんを入れ、再沸騰したら火を止めふたをして5分蒸らすと、時間をおいてもそうめんがくっつきずらくなります)
無駄なく食材を使って楽しく学び、「『食品ロス』減らし隊長」が誕生!
上手に出来上がった料理は、その場で試食しました
どのグループもあまりがちな食材で見事3品を完成させました。みなさんが頑張って作ったお料理は、作りたてをその場で試食しました。最初から最後まで自分で作った料理は格別です。子どもたちからは、「料理をするのは初めてだったから難しかったけど、楽しかった」「野菜を切るのが難しかった」「いえでも作りたい」など、達成感あふれる感想が聞かれました。
また、保護者のみなさんからは「無駄なく使い切る工夫を普段から考えたいと思った」「一人一日分の食品ロスがお茶碗1杯もあることにびっくりし、少しでも減らしていけたらと思った」等の声が寄せられ、食品ロスについて親子で改めて考えるきっかけとなったようです。
(試食タイムは達成感とおいしさで笑顔いっぱいでした)
最後にごみのんから、頑張った子どもたちへのプレゼントとミッションが!
見事に調理をやり遂げた子どもたちには、中野区食育マスコットキャラクター「うさごはん」のグッズをプレゼント(食品ロス対策は食育の取り組みの一つでもあることから、うさごはんも「のこさずたべよう」と呼び掛けています)。
それだけではありません。中野区ごみ減量キャラクター「ごみのん」からは、子どもたちを「『食品ロス』減らし隊長」に任命し、おうちでの実践を「作ったよレポート」にまとめて提出するミッションを伝達しました。
(試食後、食べたお皿をみんなで洗いました)
(隊長に任命しました!)
食べ物を無駄にしない工夫で「食品ロス」削減対策の実践を
「食品ロス」削減に対する関心が高まりつつあります
食品ロス」は、現代社会の大きな課題の一つです。2019年10月には「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、徐々に関心が高まっています。
今回の親子クッキングでも、全員の方から、「今日のレシピを作ってみたい」との感想をいただきました。
次はみなさんの出番です。できることからチャレンジを
食べ物の「もったいない!」を少しでも減らすためには、私たち一人ひとりの意識と行動がカギを握ります。この講座が「なかのエコポイント」の付与対象となっているのも、環境に配慮したさまざまな行動を中野区が応援するためです。
楽しく、おいしく、親子で学んだ体験や今回のレシピ(PDF形式:564KB)が、各家庭の「食品ロス」削減対策の契機となるように、そして、これから対策を始めたいみなさんにも取り組みやすいように、区は様々な事業を推進していきます。
(中野区ごみ減量キャラクターごみのん)
次に隊長さんになるのは、あなたです。ぜひ、周りの方と一緒に、できることからチャレンジしてみてください。
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このページは環境部 ごみゼロ推進課が担当しています。