業務委託の提案制度(令和5年度)
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更新日:2023年8月3日
区民団体は、柔軟性や先駆性、専門性などの特長を生かし、様々な分野で地域社会に貢献する活動を行っています。こうした公益活動をさらに発展させたり、区のサービスに生かすために「業務委託の提案制度」を設けています。 業務委託の提案制度は、区があらかじめ範囲や内容を定めて区の業務を委託する従来の方法に加え、公益活動を行う区民団体が受託を希望する業務を提案することができる制度です。
区は、提案を受けた業務の中から、区民公益活動推進協議会の意見をふまえ、区の業務としてふさわしいものを提案した区民団体に委託します。
提案事業の内容等について、区に事前にご相談ください。(要予約)
目次
応募期間(令和5年度の応募期間は終了しました)
令和5年6月23日(金曜日)から7月14日(金曜日)午後5時まで
申請できる団体
次の要件をすべて満たす団体が対象です。
- 区民が自主的に組織する非営利の団体であること(社会福祉法人等の法人は除く。区民が自主的に組織したNPO法人等は可。)
- 主たる事務所又は連絡場所が区内にあること
- 規約・会員名簿等があること
- 「希望者は任意に加入又は脱退できる」等、団体の運営が民主的に行われていること
- 区民を対象とした公益活動の実績が1年以上あり、継続的かつ計画的に活動を行っていること
また、上記の1~5の条件すべてを満たす一般社団法人もしくは一般財団法人のうち、さらに下記の条件を満たす団体も助成対象団体です。
・定款等により公益活動を行う法人であることが確認できること(共益的活動を中心に行っている法人は対象外)
申請の対象
提案の対象とする業務は下記のいずれかとなります。
1. 区の既存の業務(委託しているものを除く)
2. 今後、区として行うことが適当と考えられる業務
※すでに委託化されている業務は対象外です。
申請事業数
1団体につき1業務まで
申請業務の実施期間
令和6年4月1日以降に開始し、令和7年3月末日までに終了となります。
申請方法
地域活動推進課公益活動推進課係(5階9番窓口)に電子メール、 窓口、郵送のいずれかでご提出ください。
ご提出は、電子メール 、窓口の場合は職員の執務時間内(平日午前8時半~午後5時)で、郵送の場合は必着です。
申請書の名称・届け出 | 申請書ダウンロード | 説明・記入例 | |
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申 請 時 | 1.業務委託の提案制度申請書(第1号様式) | 申請書、実施計画書(記入例あり)(エクセル:76KB) | 申請書データには、別シートに記入例がついていますので、こちらをご覧のうえ、ご入力ください。なお、手書きをご希望の団体は区役所5階9番窓口にてお渡ししております。 |
2.業務実施計画書(第2号様式) | |||
3.事業に対する区民ニーズがわかる資料 | 形式自由 | 事業を行う対象区民への事前調査、今までの団体活動を通じて把握している対象区民のニーズなどを、中野区のホームページにある「中野区オープンデータ」「中野区基本計画」のデータなどと組み合わせ、事業の必要性を証明する根拠資料とします。 | |
4.前年度または直近の団体の決算書 | 形式自由 | ||
5.規約・会則等 | 形式自由 | 団体の設立年月日、設立目的、団体の運営方法がわかるもの | |
6.団体の会員名簿 | 形式自由 | 会員の住所・氏名が記載されているもの | |
7.団体の活動概要が確認できるもの | 形式自由 | 今年度のスケジュール、過去の活動実績、機関誌等 | |
8.上部団体との関係がわかるもの | 形式自由 | 上部団体に属している場合のみ組織図等を提出 |
必ず申請の手引き・約款をお読みのうえで申請してください。
ダウンロード | 説明 |
---|---|
申請の手引き(PDF形式:552KB) | 申請要件の詳細とQ&Aを掲載しています。 |
参考:物品共通標準約款(PDF形式:218KB)(令和5年度) | 契約締結にあたり、当約款に基づいた契約を行います。 ※令和5年度用は参考としてご確認ください。令和6年度用は令和6年3月頃更新予定です。 |
「申請書提出」および「申請書の書き方のご相談」は事前予約制とさせていただきます。お電話もしくはメールで予約のご連絡をいただいたうえで窓口へお越しいただきますようお願いいたします。
申請窓口:地域活動推進課 公益活動推進係 (5階9番窓口)
TEL:03-3228-3251
メール:koeki@city.tokyo-nakano.lg.jp(@を半角に変更してご利用ください )
審査方法・審査基準
区は、提案業務について、提案団体へのヒアリングと応募書類の内容を総合的に検討します。検討は次の審査基準に基づいて行い、区民公益活動推進協議会の意見を聴いた上で採用とする業務の決定を行います。採用業務は、区の業務にふさわしい内容とするため、提案団体と協議し、業務内容を一部変更する場合があります。
審査基準
- 委託の可能性
- 委託の効果
- 団体の業務遂行能力
令和5年
- 6月~7月 応募
- 7月~ 区と提案団体との協議(区民公益活動推進協議会から意見聴取する)
- 10月 事業に関して、区民公益活動推進協議会からの意見徴収、採用候補業務決定
令和6年
- 4月以降 契約の締結、業務の実施
令和7年
- 2月~3月 実施業務報告会(公開制)
- 4月 意見・評価の公表
業務委託と助成金の違いは、主体が自治体(区)と団体のどちらであるかという点にあります。業務委託の場合、主体はあくまでも区であり、受託した団体は業務を区に代行して行うことになります。これに対し、助成金は交付団体が事業の主体です。
また、業務委託であれば必要経費は全額、委託料として支払われますが、助成金の場合は一部助成が一般的です。
業務委託提案制度の場合、採用されても、「区の仕事」という観点から、当初の提案内容、見積額が変わる可能性があります。なお、業務の実施が翌年度になることから、区議会でも予算審議を経ることになります。
政策助成 | チャレンジ基金助成 | 業務委託の提案制度 | |
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対象団体 | 区民公益活動団体(NPO等) | 区民公益活動団体(NPO等) | 区民公益活動団体(NPO等) |
活動実績が1年以上 | 活動実績が1年未満 | 活動実績が1年以上 | |
助成額 | 助成対象経費の3分の2 | 助成経費の10分の10 | ー(助成ではない。区と団体で委託契約を締結。) |
最大20万円 | 最大20万円 | ||
対象事業 | 中野区の政策に合致した、9の活動領域の事業 | 活動領域の制限なし | 1.区の既存業務(委託しているものを除く) 2.今後、区として行うことが適当と考えられる業務 |
申請期間 | 4月3日から4月21日 | 8月中旬から9月中旬予定 | 6月23日から7月14日 |
団体名 | ジャパンボッチャクラブ | 一般社団法人中野権利擁護センター アクセプト |
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業務名 | ダイバーシティ&ユニバーサルスポーツ・ボッチャプロジェクト | 成年後見制度法人後見体制整備促進事業 |
提案団体の見積額 | 337,988円 | 1,993,156円 |
所管課ヒアリング後の見積額 | ー | 1,713,270円 |
担当課 | 教育委員会事務局指導室 | 健康福祉部福祉推進課 |
業務概要 | 中野区内の幼稚園・小学校・中学校を対象とし、年齢、性別、身長、体重による区別のない、新世代スポーツのあり方をボッチャを体験し学ぶ。 | 複数年次にわたる事業展開を予定する。 令和6年度は、成年後見制度利用促進に係る中野区の中核機関と協議の上、(1)法人後見体制理解促進のために必要となる基礎調査、(2)法人後見理解促進リーフレット作成、合わせて(3)地域区民団体、介護・支援事業者等への周知広報活動を展開する。 翌年度は、新規参入法人の確保、市民後見人の積極的活用を含む法人後見運営マニュアル整備、情報の共有や支援従事者間の経験交流及び共同研修、法人後見理解促進広報活動等を担う「連絡会」の立ち上げを中核機関との協働により実施する。 |
中野区公益活動推進協議会の答申 | ボッチャ体験は、誰もが身近に運動・スポーツ活動に取り組める環境づくりを目指す取組として区の政策方針とも合致し、公益活動としての意義を感じる。 しかし、学校の授業としてボッチャを通したプログラムを積極的に導入する明確な理由や各学校のカリキュラムにおいて実際に導入可能であるか等の具体的なニーズ調査も行われていないことから、調査に基づく事業計画が不十分であると言える。 また、令和4年度の本事業提案の際、協議会から課題としてあげていた団体の事業実施体制についても解消されたと見受けられないことも含め、区の委託業務として採用することは難しいと考える。 | 成年後見制度における法人後見の利用者が全国的に増加する傾向にある中、中野区における現状は、社会福祉協議会以外、他団体の実績はほとんどなく、法人組織による後見体制の整備と推進が必要であると思われる。そういった中、法人後見体制整備の促進に必要な調査や法人後見利用調査等の基礎調査を行う提案については、委託業務としての可能性はあると思われる。 団体として法人後見の実績がなく、提案された事業の活動実績もないという観点では、業務委託に関して不安要素はあるものの、所管課と団体とで事業内容を整理し、見積もりをとり直しするなど、委託事業化できる方向で検討されたい。 |
採用の可否 | 不採用 | 一部採用 |
答申を踏まえた採用の可否の理由 | 事業の実行可能性のデータが不足しており、計画が精査しきれていない。また、前年度とほぼ同一内容の業務実施体制のまま申請されており、課題が解消されていない。 | 当初の提案のうち、法人後見体制整備の促進にかかる調査について、所管課と内容を精査し、業務委託として採用とする。 |
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このページは地域支えあい推進部 地域活動推進課が担当しています。