モザイク壁画「武蔵野に想う」(矢橋 六郎作)について
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更新日:2024年7月25日
映像と画像による記録・保存
旧区役所1階ロビーの「武蔵野に想う」(矢橋六郎作)
中野区役所旧庁舎の1階ロビーの壁面に設えられたモザイク壁画。旧庁舎が竣工された昭和43年(1968)以降、日々来庁される区民の皆様をお迎えしてきました。
「武蔵野に想う」と題されたその壁画は、タイトルのとおり、さまざまな色彩の石の小片を組み合わせることで、木々や飛び交う鳥、大地などをあしらい、武蔵野の原風景を現出する作品です。この壁画を手掛けたのは、わが国において、モザイク壁画の先駆者として名高い、矢橋 六郎(やばし ろくろう) ※氏です。
令和6年(2024)、中野区役所の移転に伴い、「武蔵野に想う」は移転先を見つけることが難しく、解体されることになりました。この度、在りし日のモザイク壁画の姿を後世に継承するため、その姿をドローンによる撮影と写真撮影により、記録・保存を行いました。
モザイク壁画の記録・保存にあたり、ご遺族の方より、以下のとおりコメントを頂戴しました。
モザイクは元より建物の一部であり、建物と運命を共にするのは、当然と思います。しかし、一部は、保存され、再び新しい建物によみがえっています。
この度の中野区役所の作品については、関係の皆様の思いが映像その他により復元され、デジタルの形で後世に残されるようで、とても喜んでおります。今後共、矢橋六郎の作品が皆様に愛される事を願っております。
矢橋 則雄(六郎次男)
※矢橋 六郎(1905-1988):洋画家、モザイク作家。岐阜県不破郡美濃赤坂に生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科卒。名古屋駅新幹線口の「日月と東海の四季」、東京交通会館(有楽町)の「緑の散歩」など、多くのモザイク作品を手掛けた。
アーカイブ(記録映像・画像)
以下よりモザイク壁画「武蔵野に想う」の記録映像と画像をご鑑賞ください。
撮影者のコメントは以下のファイルからご覧ください。
壁画撮影にあたって(PDF形式:162KB)
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このページは区民部 文化振興・多文化共生推進課が担当しています。