第4回 第六中学校・第十一中学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

 開催日時 平成18年9月20日(火曜日) 午後7時~午後9時15分
 開催場所 野方地域センター 洋室A・B
出席者委員笹川五郎、長廣隆、尾田和子、石田一美、岡陽子、竹内実、槇泰智、加藤弘海、薬袋恵一子、高木明郎、大槻喜代子、久保田和佳、大内慎吾、小林倫子、長谷川嘉昭、樫村久憲、矢口仁、山口博之、小出統英、相澤明郎
(敬称略、順不同)
事務局教育改革担当
傍聴者1人
 会議次第【議事】
1 統合新校の校名の検討について
2 学校指定品(標準服)の検討について
3 第六中学校・第十一中学校統合委員会への意見書・要望書について
4 その他

1 議事

委員長

 議事に入る前に、前回、啓明小学校の件とテレビの件でご意見があったので、事務局のほうから取りまとめて報告する。
事務局
 前回、ニュースの配付先に啓明小学校を追加して、校名募集の対象にしてほしいという意見があり、その場では検討するということになった。そのことについては、啓明小学校も配付先に追加し、1号からまとめてニュースをお送りし、校名も学校経由で応募できるような、他の小学校と同じ体制をとった。
 シティテレビ中野が教室で視聴できるかどうか、というお尋ねがあった。これについては、今年度で17校の学校が教室で見られる状態であるが、六中と十一中については、両校とも入っていない。十一中の整備については、校内LAN整備とあわせて検討していきたい。


◆議事(1)統合新校の校名の検討について

 統合新校の校名募集の結果について事務局から説明。

(概要)
○応募総数は212件で、うち無効は3件である。
○無効は漢字またはひらかなでなかったもので、具体的にはカタカナである。
○校名の数は115である。
○校名のうち、18は複数の応募があり、それ以外はすべて単数の応募である。


委員長
 校名が決まらないと校章や校歌が決まらない。できれば、今年中か来年早々までに形をつけていきたい。校名は115もあって、それぞれお考えもあると思う。これからどうして選んでいくのか。これから、皆さんに決め方の意見を伺いながら、校名を決めていきたい。

委員
 その前に、集まった校名について、複数というのは最高いくつで最低はいくつか。

事務局
 最低は2である。最高については、数は明らかにしないこととしていたので、具体的な数は申し上げづらい。

委員
 最高の数については2桁か1桁か。

事務局
 2桁はある。

委員

 明らかにふさわしくないというものが客観的に見てあるようなので、それを削るか、各委員いくつか絞って、それから検討してはどうか。115件すべてを土俵に乗せるのは、余りにも大変だ。

委員長

 削ったほうが良いものは確かにあると思う。だがそれを削っていいのか、皆さんに無記名で提出してもらい、ここで集計して上から選んでいくかなど考えられるが、いずれ皆さんに選んでもらわないといけない。

委 員

 六中と十一中ということで、数字の名前は思い切って削っても良いのではないか。あとは明らかに区内に同じ名前があるものも削って良いと思う。

委員長

 校名にふさわしくないものもあると思うが、書いていただいた人に失礼だし、消していくというのは難しいのではないか。

委員
 複数の応募のあった校名は尊重した方が良いと思う。その中から委員が選んで投票して、上位のものを取り上げるというのはどうか。

委員
 複数は、2つでも複数であり、1つとの差は1票でしかない。たまたま夫婦や親子や知り合いで出せば複数になる。1票と2票の差で俎上に上げるかどうかを決めるのは残酷ではないか。
 各自5個くらいをピックアップして、校名1つずつを上から読み上げて手を挙げていけば、絞られると思う。そうすると10個か20個に集約されるのではないか。

委員

 3個なり5個なりを無記名で書いて集計したらどうか。

委員
 今日やるかは別にして、校名の一覧に各自いくつかの印をつけて、事務局で集計してもらうのが良いのではないか。

委員
 賛成だ。ふさわしくないものは×をつけて、良いもの5個に○をつけるということもある。

委員長

 良いものいくつかに○をつければ、それ以外は×になる。3にするか5にするか。やさしくするなら10が良いか。

委員
 いきなり5個というのは厳しいのではないか。

委員長
 あとは、この場でやるか、次回に持ち越したほうが良いか。

委員

 1つ1つには応募者の思いもあるので、持ち帰って、じっくり読んだほうが良い。

委員
 それが良いと思う。小学生から大人まで幅広い人が応募している。仮に理由がたどたどしくても、それぞれの思いはある。きちんとそれは大人が読んであげるべきで、この場ではなく、ある程度数を決めた上で事務局に出してもらうのがよいのではないか。

委員長
 それでよろしいか。

― 異議なし ―

委員
 その場合、票数を出すのか決めておかないといけない。

委員

 票数を出すと、どうしても多いほうに流れる。それはもっと議論が詰まったときで良いのではないか。1人が5個ずつ出すとすると、無難なものがみな入る。

委員
 ならば、今回の集計と同様に、複数の票の入ったものに印をつけるのはどうか。あともう一点確認したいが、ふさわしいふさわしくない議論は置いておいて、まずは委員の良識に任せて、個々の事情はその後で検討することでどうか。

委員長
 それで良いのではないか。皆さん良識ある方なので、それを信頼して、最初から外すことはしないほうが良いと思うがどうか。

― 異議なし ―

委員
 同じふりがなで漢字が違うものがある。このふりがなとしての響きは良いが漢字まではどうか、という場合は、ふりがなのベースで選んで良いか。

委員

 同じ読みでも、漢字が違ってかなり印象の違うものもある。そういうものも一緒にするのか。

委員
 せっかく応募してもらったのだから、漢字も含めて、このままの形で投票したら良いのではないか。

委員長

 それでよろしいか。

― 異議なし ―

委員
 質問だが、小学生の応募もあるということだが、分布はどのくらいか。小学生、中学生、成人ではどれが多かったのか。

事務局

 人数的には小学生が一番多く、次は成人だ。中学生は余り多くはない。小学校も学校によってかなり片寄っている。

委員長
 まとめていきたい。選ぶのは何個が良いか。5か。

委員

 「以内」があれば良いのではないか。

委員

 気に入ったものに全部○をつけるというのはどうか。

委員

 家に帰って見て、10個以内ということでどうか。5個で良い人は5個でも良いことで。

委員長

 では10個ということで良いか。

― 異議なし ―

委員長
 無記名にするかどうか。

委員

 提出のチェックのための記名なのか、誰が何を選んだかを明らかにするための記名なのか。

委員

 チェックすると言っても、出さない人はその人の意見を取り入れないだけなので、名前を書かなくても良いのではないか。

委員

 無記名にして、出所が分からないと、逆に、コピーして何枚も出されても分からない。提出するときは名前入りでチェックできるようにすれば良いのではないか。

委員長

 名前を入れても公表しない。だが集計のためには必要なのではないか。

委員

 加工して出すので、そのための作業としては記名がないとチェックできない。

事務局
 事務局で、一覧表を加工したペーパーを作って、返信用封筒を入れてお送りするので、そこに○をつけて返信していただくというのはどうかと考える。

委員長

 それなら間違いない。文書には「10個以内」という文言を入れて、返信用封筒を入れて発送するので、各委員は今月いっぱいに返事を出してほしい。

― 異議なし ―

委員
 この情報は、外に出して良いのか。

委員長

 家族で相談することはあるかもしれないが、どこかの会議でこれを出すことは良いかどうか。

委員
 成人も小学生もあるがどれだか分からない。一般の人が見たらどうか、というものもあるが、小学生は本気で書いている。大人から見れば荒唐無稽な理由もあり、出すのは控えたほうが良い。

委員
 各団体から推薦の委員もいる。団体からどうだったか聞かれたときに、件数だけで納得してもらえるかどうか。傍聴もできるし、会議録も公開しており、あるいは絞り込んだあとに公開する方法もあるが、絶対に私たち限りというのは難しい。

委員
 とりあえずこれだけ応募があったと総数だけ示して、絞り込んだ時点で公募された校名を公開したらどうか。

委員
 聞かれるとは思う。資料としては見せないで、口頭で少し言う程度なら良いのではないか。

委員
 基本的にこれは取扱注意で表に出さないこととするか、出しても良いのかどちらかにしてくれないと、個人の判断では難しい。

委員
 公募したので、基本的には公開だと思う。ただ、個人名らしきものもあるので、これは本人が書いたのなら良いが、そうでないと問題になるので、これは内部資料としたほうが良いと思う。絞り込んだものを載せたらよいのではないか。

委員長

 絞り込んだものを出すかどうかはそのときに決めれば間に合うと思うので、とりあえずこれは内部資料として表には出さないようにして、次回、絞り込んだときに改めて審議することにしたい。

委員
 公募したのだから、いつか見せなければならなくなるときはないのか。

委員
 公募なので原則オープンにするという考え方もあるだろうが、最初からそういう取り決めもしていないので、委員会の中で決めていくものと思う。これをそのまま出すことについてはマイナスの面もあり、全部出すことについては、小学生が多いということからも、配慮は必要だと思う。絞り込んだときに考えるということでよろしいのではないかと思う。

委員
 一覧表だけなら許されるような気もするが。

委員
 絞り込む段階で公表すると、良い方向には向かないような気がする。必ずどこかの時点で全部公表すべきだと思うが、ただ、その時期を間違えると混乱を来たす。

委員長

 まとめると、まず、現時点では公表しないほうが良い。子どもが多いということで、今回は公表しない。次回また検討することでどうか。

― 異議なし ―

 


◆議事(2)学校指定品(標準服)の検討について

 夏休み中に第六中学校、第十一中学校の教職員、PTA役員に対して行ったアンケート調査の結果を報告。

(概要)

○形式の希望は、男子については、詰襟の希望が多かった。女子については、セーラーとブレザーという選択肢を用意したが概ね半々になった。
○ブレザーにすると流行に左右されてデザインを決めるのが難しいのではないかという意見や、詰襟は首が苦しそうだという意見があった。
○男子は、詰襟が支持されているのは、洗濯ができること、中学生らしさである。
○女子のセーラーは、前開きにすることや、襟が外せると良いという意見もあった。また、脱ぎにくいという意見もあった。
○価格帯については、冬服で現在と同程度の25,000円までという意見が多かった。
○デザインと価格帯のバランスでは、デザインによって高くなることに対しては歓迎されていなく、生地、仕立てといった品質が良ければ多少高くても良いという意見がいくつかあった。だが全体的には今の価格の範囲内という意見だった。
○その他
 ・ワイシャツやブラウスなどについては柔軟に対応してほしいという意見が多かった。
 ・家で洗濯できることを希望する意見は多かった。
 ・女子については、ジャンパースカートについては余り良い評判がなく、特に夏は暑いという意見が多かった。
 ・女子のズボンについては数件意見があった。
 ・ネクタイやリボンについては両論で、だらしなくなるのでやめたほうが良いという意見と、それが良いという意見があった。

委員
 四中では新入生から標準服を変える。学生服メーカー2社が3種類の見本を持参し、教職員、PTA役員、学校評議員を対象にした説明会を行った。その後、生徒、保護者、学区の小学生、保護者を対象に展示会を開き、見本に関するアンケートを実施している。子どもの意見を聞いてほしい、四中を参考にしてほしいと地域の育成団体から言われている。

委員長
 前回の統合委員会で、コンセプトの例というのがあるので、それを事務局から読み上げる。

事務局

 前回、コンセプトの例を示した。ペットボトルリサイクル品などのエコ素材を使用する、価格は現在の価格程度とする、できるだけ広く購入できるものとする、デザインに優れたものとする、女子ついてはズボン等を選択できるようにする、というコンセプトの例を示し、大まかな形式として、男子は詰襟かブレザーか、女子についてはセーラー服かブレザーか、を最初に考えていただくのではないかと思っている。

委員長

 今の件については、最終的に決定する際には子どもたちの意見を吸いあげたいと考えているが、何点か学校に展示して、参考意見としてもらって、決めていけば良いのではないかと思っている。統合委員会ではセーラー服にするのか詰襟にするのかというのを決めていってくれたほうが良いのではないか。この意見はPTAと校長、副校長に聞きたい。

委員
 最近気温の上下が激しい。衣替えもあるが、セーラー服よりもブレザーのほうが、気温調整がしやすいという印象がある。また、セーラー服は冬に冷える。女の子にとってはブレザーのほうが体にも良いのではないかという印象を受ける。

委員
 セーラー服かブレザーかをここで決めるのか。六中のセーラー服は下がジャンパースカートなので寒くない。むしろ暑い。セーラー服が基本だが、衣替えになると自由に着ており、1年中セーラー服ではない。

委員
 調査結果ではジャンパースカートは余り良くないという意見があるようだが。

委員

 セーラー服と詰襟などとここで決めるのはどうかと思う。

委員長
 校名も、中学校のアンケートは1校あたり10通もない。それを踏まえて、やっても結果が出れば良いが、難しいのではないか。

委員
 校名と一緒にしないでほしい。子どもが興味関心を持つ一番大きなところは制服である。その部分について、子どもの意見は手が掛かっても絶対無視してはいけない。時間的余裕があるのであれば、ブレザーあるいはセーラー服のサンプルを子どもに見せれば良い。我々がどちらかを決める前に、サンプルを用意するためにはどうしたらよいか、そういう論議をすることが大事だと思う。

委員長
 1年生は、自分達も買わなければいけないのか不安がある。そこも提示しないといけない。

委員

 買う買わないは、次の段階だと思う。形については、子どもの意見を是非聞かなければならない。学校として行うというのであれば、サンプルが目の前にあって投票する、ということはかなり可能な選択だ。

委員長

 セーラーにするのか、詰襟にするか、ブレザーにするのかも子どもに決めさせるのか。

委員
 子どもの意見を聞くことは必要だ。

委員

 業者の問題で言うと、少子化で制服の業者は厳しいので、サンプルは喜んで持ってきてくれるはずだ。だが、現段階で典型的なセーラー、典型的なブレザーを出して選ばせて良いのか。どこかで意見を聞かなければいけないと思うが、統合委員会ではもう少し基本コンセプトを議論すべきだ。最初の段階で、女子のスカートをどうするかなど、いくつかの課題について少し議論をし、議論が進んだ段階で子どもたちの意見を聞くのが良いのではないか。今ここで意見を聞くと、最初の印象だけでセーラー服や詰襟などになり、その結果が一人歩きするおそれがある。

委員

 同じセーラーでも、特徴が違う。そういう何種類かを数社にわたって出してもらってはどうか。

委員
 ある業者に聞いてみたらどうか、と教育委員会に言ったが、どうなったか。

委員
 ご紹介いただいて、電話が来たが、小売には卸さないということだった。地域で買えるという観点からはどうかと考えた。

委員
 制服代が高い気がして、その業者に電話した。そこのデザイナーと中学生で、プロジェクトを作って新しい制服を考えてみることはできるかどうか、と聞いてみた。先生も親も口を出さずに、プロのデザイナーと関心を持った生徒でつくりあげた制服を何点かを皆で選ぶという、そんな夢が叶えられたらどうか、と言ったら、話によっては乗らないこともない、ということだった。プロのデザイナーと中学生でつくりあげた制服なら、統合への明るい夢が持てるのではないかと、ちょっと大胆な発想で教育委員会に投げかけた。

委員
 課題も多い。大量に同じ形のものを中国で作っているので、大量注文にならないと乗ってこないのと、小売に卸さないので地域で買えないということはあり、それが良いのかということがある。

委員
 詰襟とかブレザーということで聞くと、ここで限定していることになる。制服は制服だが、聞くのであれば、なぜ既製のものか、から聞くのが筋だ。もっと違う切り口も加えることも必要だ。

委員長
 事務局では業者にあたっている。希望を入れると倍くらいの値段になる。希望を言っておいて注文しないわけにもいかず、決める前に業者を設定する必要が出てくる。

委員

 セーラー、ブレザー、詰襟を決めることも必要だが、コンセプト、例えば、エコ素材とか、洗濯できる、教職員の回答ではリサイクルしやすいように新型にしないという意見もあり、このような基本的なことを議論すべきだ。そのほかに、金額もある。いくらデザインや素材が良くても5万とか6万とかになると公立学校の標準服としては馴染まない。コンセプトを大きな視点で議論してはどうか。

委員

 金額の中で考えていくべきだ。六中と十一中の保護者の意見でも25,000円程度が多い。制服にお金を掛けられるのは私立であり、我々は公立の中でなるべく子どもの意見を反映していくしかないのではないか。保護者が出す値段の範囲は限られている。

委員

 時間が問題だ。制服の検討を早めにもってきたのは、それだけ重要なので早くしたもので、制服でその学校に行きたいということもある。六中はセーラー服を着たいという子が多い。時間がないなら仕方がないが、基本的には子どもにアンケートを取ったほうが良い。

委員
 子どもの意見を聞くのは大前提だが、自分の希望とは違う形に決まったときにその学校に行くのが嫌だということもあり得る。聞くタイミングは慎重にしないといけない。子どもにとってどういう制服が良いのかまず議論すべきで、子どもに意見を聞くのはその後で良いのではないか。

委員
 1票の重みは六中と十一中とで違う。アンケートを取る範囲、上がってきた数字の読み方もかなり慎重にしないとアンケートを取る意味がない。

委員
 例えばまず、業者に来てもらって、今の制服事情について話をしてもらって、それを踏まえて議論すれば、アンケートを作るにしても作りやすいのではないか。セーラー、ブレザーもあるが、詰襟でもボタンの代わりに蛇腹のものもある。ジャンパースカートについてもよく分からない。そういう状況で話をしても進まない。

委員

 業者に来てもらう件については、検討したい。

委員

 男はブレザーでもだらしなく着る子どももいる。選んだらどんな着方をされても仕方がないが、コンセプトを決めて絞っていかないといけない。

委員

 基本コンセプトの中に、今の六中と十一中のいずれかの制服を強く連想させるものは避ける、といったことを入れたほうがよいのではないか。

委員
 コンセプトを考えるが、現実的にはメーカーに作ってもらうことになる。メーカーによっては全国ネットもあれば、小さいメーカーもある。どこのメーカーということではなく、どういう系統で仕入れるかなど、情報収集をしたほうが良い。コンセプトを出して、それに合うものをどこのメーカーなら扱っているか情報を得る必要がある。デザインを出すなら、既製にプラスアルファをつけることもあるが、それならどのくらいの期間が必要か、そういうことも押さえることが必要だ。

委員

 今回の調査では、経済的な条件ははっきり出ている。そうすると、既製服ものをベースにしないとこの枠に収まらない。そんなに変わったものにはならないのではないか。

委員長

 生徒にブレザーか詰襟かセーラーか何となく聞いてもらって、その結果を見て、検討を進めるか。アンケートとしてやったほうが良いか。

委員

 アンケートを取るなら、今の1年生と小学校6年生は、今の六中、十一中の制服のままでいいのか取り替えるのかが定まっていないと、アンケートに答えようがないのではないか。

委員長

 その件については事務局で何とか努力するということだったと思う。

委員
 変えるということであれば、在校生の保護者はまた別にお金を出すことになるので、そこの経済的負担は考えたい。生活指導面で、今の六中、十一中のままばらばらなのは良くないということだったと思う。

委員

 参考までに、六中に通っている1年生の多数は、できればセーラー服のまま統合新校に行きたい、セーラー服のまま卒業したいと言っている。

委員

 大人が決めるところと子どもが決めるところがある。統合委員会がある程度方向性を出さないと、子どもの意見だけで決めるというのは難しいのではないか。

委員
 統合委員会である程度金額や機能性を決めて、業者にそれに合ったサンプルをいくつか作ってもらってから子どもの意見を聞かないと難しいのではないか。現在セーラーかブレザーかを聞かれれば自分たちの制服のイメージで考えると思うので、半々になったときを考えるとアンケートの意味がなくなる。アンケートを取る時期が大事だ。

委員

 アンケートを取って、統合委員会はやることはやっているということを地域の人に知ってもらったほうが良い。夏休み中にPTA役員や教職員に行った調査も意見だし、その中である程度話を煮詰めていけば良い。

委員

 今着ている制服よりも機能性があって、多少でも安くなってくれれば、親も含めて納得するはずだ。そのことを業者に示すことは難しいのか。

委員
 業者に提案を求めるには、もうちょっと基本コンセプトを煮詰めないと難しいのではないか。ある程度条件を決めた上で、提案を求めることはできる。

委員

 それで何社か提案させることはできるか。

委員
 それは業者との関係もあるので、今この場では言えない。業者もそれを作るにはコストもかかり、期待する部分で仕事をさせることになる。いずれ子どもに聞く必要があると思うが、その前に基本的な考え方などを論議し、決めることが必要だ。

委員

 現行の制服からスタートしないと進まない。それがベースになるのではないか。

委員長
 アンケートについては難しいところもあるので、次回そのことについて考えていきたい。標準服については皆さんも個人で調べてほしい。

委員
 教育の現場は、制服を通して何かを教えたり伝えたりすることがある。例えばブレザーにする場合、それによって将来のネクタイの仕方を教える、だからブレザーにする。そういう根底のことをもう少し議論してもらいたい。安いから、経済的だから、ウォッシャブルだから、そういうことも大事だが、公立の学校で標準服を作るということで、服装指導を通して、どういう子どもたちに何を伝えたいのか、そこまでも議論して欲しい。

 


◆議事(3)第六中学校・第十一中学校統合委員会への意見書・要望書について

 第六中学校・第十一中学校統合委員会への意見書・要望書について。

(概要)
○服装の自由化を求める意見書
 ・子どもが主役となり、個性を伸ばし、意思・意見が反映する学校づくりを目指してほしい。
 ・校則を子どもとともに考えることと、服装の自由化を求める。
 ・小学校と同じように、普段着で中学校生活を送ることが、ごく自然であり、すばらしいことであると理解してもらえると思う。
○中野区立中学校における標準服についての意見書
 ・服装の自由化が今の公立中学校を活性化し、未来を託す人間を育てる絶好の教育の場になると考え提案する。
 ・制服を嫌だと思っていても着なければならないことが問題だ。
 ・服装の自由化をきっかけに自由、自主、平等、平和といった論議が広がり、心豊かな人間が育つと考える。
 ・中学校に上がったら選択肢はなく女子はスカートを履かされる。女子の標準服にズボンを選ばせれば、という方法もあるようだがそうではない。
 ・校則をはじめルールはなぜそうなっているのか理解してみんなで守ろうという気持ちを持ってはじめて教育的効果が生まれる。
○委員会要点記録について
 ・統合委員会の議事録を読んでいても誰がどのような意見を述べているのか分からない、
 ・発言者がきちんと責任を持って発言しているのなら記名にすべきではないか、そうすれば質問したり、協力することもできる。
 ・区から正式に委嘱を受け、公に氏名が公表されている以上、「個人情報の保護」という問題の範疇には入らないと思う。


委員長
 標準服についてご意見がないようだが、参考にしていただきたい。要点記録については、この委員会は傍聴も認めているし、一度決めたことに戻るということも難しいと思うが、何か意見があれば。

委員
 統合委員会の位置づけは、六中、十一中の関係者が集まり、教育委員会から諮問されたこと基づいて検討する諮問機関であり、決定機関ではない。かつ、委員会は公開していることからすると、記名には馴染まない。記名にすると、議事録を作るのに1週間や2週間はかかる。情報公開のスピードという点からどうか。また、記名にすると、自由な議論はできない。諮問機関という性質からすると、無記名で自由に意見を言って議論するというのがベストではないか。ただし、例えばA委員、B委員などとして要点記録をもう少し詳しく書いてはどうか。色々な方が関心を持ってもらうことは良いことだが、それは個々の委員が良く咀嚼をして、議論の中に入れていくのが良いのではないか。

委員
 こういう問題に関心を持った人が、教育委員会ホームページや統合委員会ニュースを見たときに、誰が何を言ったか知りたいということだった。知りたい人がいるのに対して知らせない理由はないので、お知らせしても良いのではないか。名前が公表されれば意見が言いにくくなる、というのは理解に苦しむ。分かっていれば協力できるというのは、例えば標準服は要らないという意見がある人からすると、この中にも要らないという人もいるので、一緒に話し合い、協力をすることが考えられる。

委員
 名前を出したら個人攻撃になるという人もいる。後戻りしたら先に進まない。

委員
 名前を知りたくて誰が何を言っているのか知りたいなら、傍聴に来れば良い。ただ、ちょっと記録が簡略化されているところはある。

委員
 何を話し合っているかが通じていれば良い。最初に委員の名前は公表されているので、意見があればその委員に話を持っていけば良い。要は、どんな話し合いがなされているかが大切である。

委員長
 振り出しに戻るということで、これまでのままでいきたい。ニュースの内容については、うまく伝わっていないという意見もあったので、事務局にはニュアンス的にうまく表現してもらいたい。

 


◆議事(4)その他

委員長
 次回の日程だが。

事務局
 前回、第三水曜日で2か月に1回ということにしたと思うので、11月15日水曜日になる。

委員

 年内ないし、年度内に校名を決めるということだと、間に合わないのかなという気がする。

委員長

 では、決まるまで毎月1回やるということで、10月の第三水曜日は18日になる。場所は追って通知する。11月は15日で内定したい。次回は、また校名と標準服について議論する。

 

お問い合わせ

このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

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