第3回 第六中学校・第十一中学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

 開催日時 平成18年7月4日(火曜日) 午後7時~午後9時15分
 開催場所 野方地域センター 洋室A・B
出席者委員笹川五郎、長廣隆、尾田和子、上田富昭、石田一美、岡陽子、竹内実、酒井博美、槇泰智、加藤弘海、薬袋恵一子、高木明郎、大槻喜代子、大内慎吾、小林 倫子、長谷川嘉昭、樫村久憲、矢口仁、山口博之、小出統英、相澤明郎
(敬称略、順不同)
事務局教育改革担当
傍聴者3人
 会議次第
【議事】
1 統合新校開校に向けた校舎の改修工事について
2 統合新校の校名の検討方法について
3 学校指定品(標準服)の検討方法について
4 その他

1 議事

◆議事(1)統合新校開校に向けた校舎の改修工事について

 前回の委員会以降に寄せられた、校舎の改修工事にかかる委員からの意見(質問)及びそれに対する回答について事務局から説明。

(概要)
○情報ネットワーク環境の整備、情報関連設備の整備について
 意見:(1)情報ネットワーク環境の整備を具体的にどう進めるのか。(2)情報関連設備として普通教室のテレビモニターの液晶化もしくはプラズマ化などが必要と思うがどうか。
 回答:教育委員会では次のとおり考えているが、予算措置によっては一部の整備になる場合がある。(1)校内LANを職員室LANと各教室を結ぶLANとで構成。全パソコンからインターネット接続可とする。(2)教職員1人あたり1台のパソコンを配備。(3)普通教室1教室に1台のパソコンを設置。(4)OHC(教材提示装置)は必要に応じ整備。(5)普通教室のテレビは地上波デジタル放送への転換を見据えた設備を整備。
○施設の耐震対策の強化について
 意見:耐震対策としてどのような補強を行ったのか。
 回答:平成9年度、主に特別教室棟の約10箇所で柱と腰壁との間にスリットを設ける耐震補強工事を実施。
○緑化について
 意見:運動場、屋上等の緑化に伴う維持費は継続的に担保されるのか。
 回答:緑化の程度によって維持費の増額について検討する。
○普通教室について
 意見:15室整備する計画となっているが、12室で十分ではないか。
 回答:木床化し、冷房設備を全室に整備する。学級として使用しない教室は、少人数指導などの教室として活用願いたい。
 また、たんぽぽ学級の子どもたちの滞在場所とすることも考えられる。


委員
 たんぽぽ学級(肢体不自由の障害学級)の子どもたちのスペースをはじめから設けられないか。新校開設後、学校がスペースを整備するのと、新校開設にあわせ教育委員会が整備するのとでは、携わる人の意欲が違ってくる。

委員
 たんぽぽ学級の対応としては、マットを敷くなど障害児の状況に応じて適切に対応したい。

委員長
 普通教室として整備し、必要に応じて他の用途への転換を行うこととする。

委員
 緑化を進めるにあたり、落葉対策をどう考えているのか。処分経費はどうするのか。また、屋上に植える木は何を考えているのか。

事務局
 落葉は事業系のゴミとなるので、処分経費は区で負担していく。また、屋上緑化は、高く成長しない木での緑化を検討している。なお、現時点では新たな緑化に伴い、どの程度落葉が増えるのか想定は難しいが、増えた分については必要な対応をしていく。

委員
 屋上緑化は、費用対効果を考えるとあまり効果が期待できないではないか。他の方法は検討しないのか。

事務局
 緑化は、冷房設備の整備に伴うCO2の排出を少しでも吸収したいとの考えがある。屋上緑化がすべてではないので、他の方法も含め検討している。

委員
 芝生化などの緑化については、ランニングコストを含めた提案でないと判断が難しい。

委員
 シティテレビ中野が映した運動会などの映像が学校で見られない状態だ。この際、シティテレビ中野が見られるようにして欲しい。

事務局
 シティテレビ中野の接続状況などについて調査する。

 統合委員会に出された意見を取りまとめ、教育委員会に報告する内容をまとめた、「統合新校開校に向けた校舎の改修工事について(案)」について事務局から説明

(概要)
○エレベータの設置
 たんぽぽ学級の子どもたちが通常学級の子どもたちと交流するため、エレベータを設置する。
○特別教室への冷房設置
 理科室、家庭科室、美術室等の特別教室に冷房を設置する。
○PTA室への冷暖房の設置
○体育館地下の環境改善
 かび臭い環境を少しでも改善する。
○高機能な学習環境の整備
 校内LANの構築にあわせ、すべての教室にパソコンとディスプレイを設置する。また、教職員1人に1台のパソコンを貸与する。
○緑化に伴う維持費の担保
 接道緑化、芝生化、屋上緑化等を行う場合には、その維持費を担保する。

委員
 体育館の環境改善について、具体的な要望はできないか。

事務局
 具体的な改善策は区で検討している。結果的に改善されればよいのではとの考えでの表現としている。

委員長
 区では前向きに改善に取り組んでもらいたい。

委員
 新校の設置に向けて、校門をオートロック化するのか。

委員
 今秋には、オートロック化する。

委員長
 「統合新校に向けた校舎の改修工事について(案)」をこの統合委員会の意見として教育委員会に提出するがいかがか。

― 異議なし ―

 


◆議事(2)統合新校の校名の検討方法について

 今まで出された検討方法をまとめた「統合新校の校名の検討方法について(案)」及び「応募用紙(案)」について事務局から説明。

(概要)
○校名募集の方法
 (1)第六・第十一中学校、野方・北原・丸山・沼袋小学校をとおして家庭に配付する統合委員会ニュースに、応募用紙を付ける。(2)町会での回覧及び教育委員会ホームページに掲載する統合委員会ニュースで応募用紙の配布場所を案内する。配布場所は、新井・沼袋・野方地域センター、第六・第十一中学校
○校名の制限
 (1)漢字またはひらがなを使用する(併用可)。
 (2)現在中学校で使用している第一~第十一、中央、中野富士見、北中野は使用できない。
○応募方法
 新井・沼袋・野方地域センター、第六・第十一中学校に応募箱を設置し、投函してもらう。統合委員会ニュースを配付する小中学校では、担任教諭に提出できる。
○応募期限
 平成18年9月8日(金曜)
○集計方法
 応募数上位20位までのものと、それ以外を分けるが、すべての応募校名を統合委員会に報告する。ただし、応募数は明らかにしない。

委員長
 校名の応募は、1人が多数出してもよいのか。

事務局
 応募数に制限を設けることは考えていない。

委員長
 校名について、学校の先生の意見に子どもの考えが引っ張られることのないようにして欲しい。

委員
 校名の応募については、夏休みの宿題と考えているので、心配の向きはないと思う。

委員
 夏休みの宿題にするということは強制的に応募させるのか。

委員
 夏休みに親子でいっしょに考える時間をもってもらおうとするもので、強制ではない。

委員
 第六中には、啓明小から進学してきた子どもが何人いるのか。

委員
 1年生には3名いる。

委員
 統合新校の学区域に啓明小の区域もあり、実際に啓明小から進学してきた子どもがいる。啓明小も校名の応募用紙を配付する対象として欲しい。

委員
 統合委員会ニュースを含め配付する方向としていきたい。

委員
 応募用紙に応募する校名とした説明(理由)を記入するようになっているが、記入しなければならないのか。記入しても、しなくてもよい扱いとならないのか。

委員
 説明(理由)があれば、応募した校名の意味がわかる。

委員
 子どもたちには、理由を考えさせることも必要と考える。

委員長
 説明(理由)欄に記入がなければ、受け付けないということはないと思うので、記入してもらうようにした方がよいのではないか。

委員
 応募用紙に統合委員会でどのように選ぶのかを書いた方がよいのではないか。

委員
 選ぶ基準を上位何位までとすると、他人の名を語って何通も応募するなどの不正のもととなるので賛成できない。

委員
 応募用紙には、選び方の方法について、記述をした方がよいと思う。

委員長
 事務局案で、上位20位に限らず、応募のあったすべてのものを統合委員会に示すようなっている。そのようにして、その中から統合委員会の総意で校名を決めていきたい。応募用紙には、「集まった校名は集計し、統合委員会で検討します。」と書いてあればよいと思う。

委員
 応募数で校名が決まるものではない旨、記述を加えた方がよいと思う。また、選考については、統合委員会ニュースでその都度状況をお知らせするので、詳しい記述は必要ないと思う。

委員長
 応募の締め切りは、9月8日(金曜)でよいか。

委員
 9月8日を過ぎたら一切受け付けないのか。

事務局
 応募箱は引き上げる。

委員
 ルールは必要だ。

委員長
 応募用紙には、統合委員会での選び方についての簡単な記述を加え、応募用紙の配付先に啓明小を加えることについては事務局に調整をしてもらうこととし、他の内容については、案のとおりとしたいが、いかがか。

― 異議なし ―

委員長
 夏休み前には募集を始めたいと思うので、よろしくお願いする。

 


◆議事(3)学校指定品(標準服)の検討方法について

 学校指定品(標準服)の選定方法について事務局から説明。

(概要)
○標準服を制定するかしないかが検討の大前提となる
○制定するとした場合の標準服選定の流れ
 (1)学校の教職員、PTAの代表等に考え方を調査
 (2)標準服の基本コンセプトを決定
 (3)業者からデザイン画や試作品などの提案を受けるなど内容を検討
 (4)ボタンやワッペン、ネクタイなどの細部について検討
○参考として
 現在の第六中・第十一中の標準服等の比較

委員
 標準服としなかった場合のデメリットはあるのか。

事務局
 標準服とした場合の側から見ると、メリットとしては、学校での服装指導が容易になる。また家庭での服選びに迷いがなくなるといった点があげられる。逆に、個性の主張やファッション的な面からは、私服の方が満足が得られると思う。

委員
 親として、生活指導上の面からも標準服の方がよいと思う。

委員
 経済的な面などさまざまな面から標準服の方がありがたい。私服の場合、学校側でも指導が難しくなるのではないのか。

委員
 中学生らしい服装(私服)はなかなか売っていない。経済的な面からも標準服の方がよい。

委員
 子どもからは標準服を支持しているという声も多い。女子については、ズボンも選べるようにすればよいと思う。

委員長
 第六中、第十一中という垣根をつくらないためにも、標準服は統一した方がよい。

委員
 標準服を定めない学校をつくるという考えもある。親は大変かもしれないが、経費的にもかからないという考えもある。

委員
 第八中で行った子どもたちへのアンケートでは、標準服がよいという意見が85%を占めた。

委員
 公立中学なので、親になるべく負担をかけない方向で検討するべきだと思うが、標準服はあった方がよいと思う。

委員
 今の女の子の学校を選ぶ基準は、まず標準服になっている。魅力的な標準服とするべきだ。

委員
 一つのものを押し付けると、子どもは嫌がるので、いくつかの選択肢をもった方がよいと思う。

委員長
 標準服をつくる方向でいきたい。業者からプレゼンをしてもらい、その中から2~3着を選んで、子どもたちに選んでもらうようにしたい。

委員
 2年生のときに、標準服が変更になった場合、区からの補助はあるのか。

事務局
 区で経費を負担する例が多いが、約束はできない。

委員
 標準服の変更に伴う経費については、区に負担してもらいたい。

委員
 3年生も統一して制服を変えなければいけないのか。あるものを使えばよいのではないか。

委員
 標準服を導入することをまず決めて、今持っているものの扱いについては運用面で対処すればよいのでは。

委員
 子どもたちも魅力的な標準服を欲しがっている。だが、経済的な負担を考えて、全校で統一するまでの移行期間があってもよいと思う。

委員
 標準服はあった方が望ましい。財政的な裏付けがあれば一度に切り替えることが望ましいが、そうでなければ、一定期間は旧第六中、旧第十一中、新校の3種類すべてを制服としてもよいと思う。

委員
 区で負担をしていくのかどうか教育委員会で考えていることを説明しないと先に進めない。

事務局
 標準服については、区で負担する方向で考えている。

委員長
 標準服については定めるという方向で意見の一致を見ていると思う。どういう標準服にするか、子どもたちの意見を聞いた方がよいか。

委員
 学校名については意見を聞いているのに、どういう標準服にするかは大人が決めてしまうというのはいかがなものか。

事務局
 標準服を定めることを前提に、まずは第六中、第十一中で夏休みの期間中、教職員とPTAの代表の方々に標準服についての希望等を聞き、取りまとめて欲しいと考えている。

委員長
 そのようにお願いしたい。取りまとめる方法については、事務局で調整する。次回の開催は9月20日(水曜)としたい。また、今後は2か月ごとの開催とし、月の第3水曜日に開催したい。次々回は11月15日(水曜)となる。本日はこれをもって終了する。

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このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

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