【NIC+協定(株)プラスロボの取組み】スケッター好事例インタビュー~職員採用も実現!スケッターを通じて多様な「繋がり」が広がった~
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更新日:2024年11月11日
中野区の「スケッタートライアル」に参加している生活介護事業所「サクラボテラス」さんでは、受け入れ開始から1ヶ月で応募が述40件以上も来ており、多くのスケッターさんとの繋がりが生まれました。
足を運んでくれたスケッターさんの中から職員採用にまで繋がったそうです。
サクラボテラスさんがスケッターを受け入れる背景や事例について、インタビューしました。
スケッター受け入れ担当者の高崎さん
中野区公式YouTubeチャンネルで動画も公開しています。(外部サイト)
まずは事業所のご紹介をお願いします
昨年の6月にオープンした生活介護の事業所になります。
日常生活にお世話が必要な方が通所されていて、様々な障害や診断名がついた方がいらっしゃっています。
当施設では、特に運動や活動、食事を大事にする施設として、 大体1日の半分以上はなるべく体を動かして過ごしてもらう事をモットーにしております。
例えば、午前中に集合したら必ず体操とアクティブなダンスをみんなで15分から20分近く、踊ったりして、有酸素運動を心がけてやっています。
他にも卓球やバレーなどのスポーツや、体を動かすテレビゲームを使っています。
また、現在整備中の庭がありますが、利用者さんと整備を一緒にやったり、地域活動に出かけたりしています。
スケッターのトライアルに参加した動機や背景教えてください。
先ほど申し上げた様々なアクティビティを様々な地域の方と一緒に取り組みたいという想いはずっとありましたが、開所したてだったこともあり、知り合いに手伝ってもらう程度でした。
スケッターさんの話を聞いた時に、ぜひお手伝いに来ていただけたらという気持ちがあり、トライさせていただきました。
スケッター登録者のプロフィールや様々なジャンルのお手伝いを見ていると、資格がなくても福祉に興味があって、かつ、多様な特技を持っている方がたくさんいました。
そういう人とマッチすることで 活動の幅を広げ、新しい可能性を見つけたいと思い、トライアルを決めました。
現在のお手伝いの募集は配膳や食器洗いが中心ですが、ジャンルをどんどん広げていきたいなと思っています。
例えば、利用者さんの写真を撮ってくださる方とか。
施設での活動の様子を知ってもらうためにもっとSNSの活用をしたいのですが、他の業務があると手が回らない時があります。
また、施設のことを調べるときにインスタを見ましたと言ってくださる方が多いので、得意な方に綺麗に撮っていただけたら助かります。
これまでにどんなスケッターさんが来てくれましたか?
1番最初に来てくださった方は、家からお手伝いに行きやすい場所に住まわれている方でした。
スケッターのサイトを開いたときに、うちのスケッター案件を見つけてくれて、すぐ応募してくださいました。
最初はパンフレットをお見せしたりして、実際に利用者さんが活動されているところを見てもらいながら、説明をしました。
業務内容としては、食べ物を温めたり、洗い物をしたりする単純作業なのですが、そのお手伝いを通じて施設の様子を見ているうちに、「とっても皆さん生き生きしている」「こういうところを見つけて働きたかった」と言っていただけました。
人柄もほんとに素敵な方だったので、すごくラッキーな出会いを頂きとても感謝しております。
他にも、普段は管理栄養士をしているスケッターさんが来られた時には、食品衛生で気をつけるポイントなどをアドバイス頂けてありがたかったです。
また、ダンスが好きな方や、地域活動(地域交流)に興味がある方もいらっしゃって、「スケッターのお手伝い案件以外のことでも何かお手伝いできれば嬉しいので連絡ください」と言ってもらえました。
繋がりが広がっていき、とても助かっています。
1人目の方がしばらくして職員採用に繋がりました。
その方が来られない日は、またスケッターさんで募集してその穴埋めるなど、すごくいい使い方ができて、非常に助かっています。
スケッターさんの応募対応や、やり取りは大変ですか?
「承諾するか」「承認しないか」ボタンで選べば、 すぐに手続きは終わりますし、終わった後も評価つけるだけで済むので、仕組みとしては、そんなに負担にはなっていません。
また、受け入れ時のレクチャーに関しても常連スケッターで大体埋まっていくと、「いつも通りこの仕事をお願いします!」と、なっていきます。
その繋がりをつくっていくまでは、丁寧に対応していかなければいけないなと思いますが、逆を言うと、1回関係ができてしまえば、気軽に呼べる人が常に何人もいるという状況がとてもありがたいなと思いました。
また、最初は、どんな方がスケッターとしてお手伝いに来るのか不安はありましたが、メッセージ機能で事前にやり取りもできるので安心です。
今後どんなスケッターさんに来て欲しいですか?
先ほど申し上げたように、SNS用の写真撮影とか庭の整備などお願いしていきたいですが、いろんな方に来ていただきたいです。
応募いただけたら、その人が得意なことを生かす形で面白いことに挑戦していきたいと思っています。
介護・福祉に興味があり、自分たちにはないスキルを持っている方がいたらとっても嬉しいです。
最後に、スケッターの活用検討されている事業所へ、メッセージをお願いします。
単純に「手伝ってもらって助かる」だけではなく、いろんな方が施設に来ていただくことによって、利用者さんにとってもすごく良い刺激になると思います。
実際、「今日はどんな人が来るの?」と、自らスケッターさんに挨拶や案内をしてくれる利用者さんもいます。
新しい人(風)を受け入れることによる良い効果を感じています。
また、スケッターのおかげで素敵な方が就職してくれました。
そういうも可能性もどんどん広がってくと思います。最初は大変と思うかもしれませんが、チャレンジしてみると想像してなかったような効果が感じられると思うのでオススメです。
【スケッターを募集しています】
スケッターとは
株式会社プラスロボが提供する介護福祉特化のスキルシェアサービス。
身体介助以外のスポットのお手伝いをして欲しい介護施設と、隙間時間を活用してお手伝いをしたい地域住民(有償ボランティア)をマッチングするサービスです。
サービスの登録は、下記スケッターサイトをご覧ください。
スケッターサイト(外部サイト)
※中野区は、株式会社プラスロボと、2月29日に中野区地域包括ケア推進パートナーシップ(NIC+)協定を締結しました。
身体介助以外のスポットのお手伝いをして欲しい介護施設と、隙間時間を活用してお手伝いをしたい地域住民(有償ボランティア)をマッチングするサービス「Sketter(スケッター)」の広報を後押しし、介護分野の周辺業務を行う人材確保につなげていきます。
※スケッター事業に関するお問い合わせは、スケッターサイトより、受け付けております。
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このページは地域支えあい推進部 地域包括ケア推進課が担当しています。