熱中症に注意しましょう
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更新日:2025年5月23日
- 熱中症とは「暑さ」によって引き起こされる、様々な体の不調のことをいいます(
熱中症の症状(外部サイト))。
熱中症は、屋外でも室内でも発生する可能性があります。 高齢者の方は体温の調節機能が低下しているため、体に熱がこもりやすく、特に注意が必要です。(外部サイト)
また、暑さやのどの渇きを感じにくくなるなど、体が出している危険信号に気付きにくいため、暑さへの対応が遅れ、熱中症にかかりやすくなります。
体を暑さに慣れさせよう(
暑さへの備え(外部サイト))
こまめに水分・塩分を補給をしよう(夜も注意・隠れ脱水症の見つけ方)
エアコン・扇風機などを使用して室温を調整しよう(湿度にも注意)
涼しい服装にしよう
外に出るときは帽子をかぶり、適切に休憩を取り激しい運動は控えよう
家族・身の回りの人、特に高齢者や子ども、体調の悪い人に声をかけよう(保護者の方へ、事業所の管理者の方へ)
爪押しでセルフチェック(外部サイト)|
尿の色でセルフチェック(外部サイト)
- 夏は地面に近いほど気温が高く、小さなお子さんはより高い温度にさらされます。
乳幼児を連れての炎天下の外出は控えましょう。
また、たとえ短時間でも 車内への置き去りは絶対に止めましょう。 - 10歳代のお子さん達では、グランドなど屋外での発生が最も多いことから、炎天下におけるスポーツには注意が必要です。
補助監督する立場にある方は、熱中症の予防に気を配りましょう。
- 2023年の職場での熱中症による死傷者は1,106人で、建設業・製造業・運送業で多く発生しています。
2025年6月1日、改正労働安全衛生規則が施行されます。
使用者ならびに管理監督にあたる方は、
1.身体作業強度と作業現場のWBGT値(外部サイト)を比べて(右表1-1参照)、基準を超える場合には、冷房の追加、作業・作業場所の変更など、基準を超えないようにしてください。
2.基準を超えてしまう場合には、熱中症予防対策(遮光設備の設置、休憩場所の整備、作業時間の短縮、作業中の水分・塩分摂取指導など)を実施してください。
3.熱中症の作業者を発見した者が報告する体制を、整備して周知してください。
4.発症時・緊急時の手順を作成して周知してください。
参考
- 熱い日中だけでなく、熱帯夜のような気温が高い夜には、就寝中に熱中症になることも。
寝ている間に汗をかくと、かなりの水分が失われるので、枕元に飲料を用意しておき水分の補給をしましょう。
- 湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、熱中症の危険が高まります。
気温が28℃以下でも、湿度が80%以上ある時は要注意です。 - 気温や湿度の高い日中や夜間もこまめに水分・塩分を補給して、無理せず、がまんせず、早めにエアコン・扇風機のご利用を!
- 暑さ指数(WBGT 湿球黒球温度) は、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、熱中症に対する注意を促すことを目的に、今日、明日、明後日の屋外での予測値が公開されます。
- 暑さ指数では、28以上31未満は厳重警戒、31以上は危険とされています。「外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。」「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。」など、熱中症予防に注意して過ごしましょう。
- 暑さ指数の単位は、気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
このページでは、気温との混同をさけるため、単位を省略して記載しています。
環境省 熱中症予防情報サイト(外部サイト)|
全国の暑さ指数(外部サイト)|
東京都の暑さ指数(外部サイト)
気温が著しく高くなることにより熱中症による健康に係る被害が生ずるおそれがある場合には「 熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)(外部サイト)」、重大な被害が生じるおそれがある場合には「
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)(外部サイト)」が発表されます。
危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくように促すための情報です。アラートが発表されているときは、いつも以上に積極的に熱中症予防対策を講じましょう。特に熱中症特別警戒アラートが発表されているときは、自分の身を守るだけでなく、身近にいる乳幼児や高齢者などの熱中症にかかりやすい方が涼しい環境で過ごせているか確認をお願いします。
アラートの発表情報をメールで受け取ることもできます。詳しくは熱中症予防情報サイト(外部サイト)をご確認ください。
熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)発表時のお知らせ方法
熱中症特別警戒情報が発表されたときは、区内の小・中学校や公園などに設置した防災行政無線のスピーカーで放送します。詳しくは、熱中症特別警戒アラートについてをご確認ください。
- 体調の不良を感じた時は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 救急車を呼ぶかどうか判断に迷った時や、応急手当のアドバイスについては、
東京版救急受診ガイド(外部サイト)にアクセスして調べるか、直接電話 #7119 で聞くことができます。
熱中症になった時には、死に直面した緊急事態であることをまず認識しなければなりません。
「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」「応えない」(意識障害がある)場合や、「吐き気がある」「吐く」場合には、輸液や厳重な管理が必要なため、救急車を呼んで至急医療機関へ搬送します。
重症の場合には、救急車を呼びつつ、現場ですぐに体を冷やし始めることが必要です。
- 涼しい環境への避難
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう - 脱衣と冷却
衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。
露出させた皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
また、氷嚢(ひょうのう)などがあれば、それを首のまわり、 腋(わき)の下、脚の付け根などに当てて冷やし、血液を早く冷まします。 - 水分・塩分補給
応答が明瞭で意識がはっきりしてご自身で飲めるようであれば、冷たい水を与えます。
大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。
みんなが少し意識を変えるだけで、熱中症被害は防げる。 官民が共同で、熱中症予防を呼びかけていく国民運動、それが、「ひと涼みしよう 熱中症予防声かけプロジェクト」です。
お問い合わせ
このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。