令和6年度 平和の旅・広島へ行ってきました
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更新日:2025年1月6日
呉市と広島市を訪問
令和6年12月21日・22日の1泊2日で「平和の旅」を実施しました。区内在住・在学の中学2年生10人が広島を訪れました。
みなさん、事前学習会後から平和の旅当日までの間、平和について考え・調べ、自分には何ができるのだろうか等イメージし、広島への思いを胸に抱きながら、出発の日を迎えました。
朝7時の集合は陽射しも少なく、寒い中となりましたが、保護者の方々にもお集まりいただき、無事に出発することができました。
今回の参加者は、区内在住・在学ということで、区立学校に限らず参加がありました。
平和の旅に参加し、新しい仲間と交流し、平和について一緒に考えることができる良い機会になったのではないかと思います。
区役所前で集合
1日目・呉市
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
呉市において建造された戦艦大和を10分の1に忠実に再現した展示のほか、戦艦大和の生存者・遺族の想いなどのメッセージが展示されています。日本の近代化とともに歩んだ「呉の歴史」と、それを支えた造船・製鋼を始めとした各種の「科学技術」を学ぶことができます。実際に体を動かし体験するタイプの展示もあり、楽しみながら学ぶことができました。
ボランティアガイドによる説明
ボランティアガイドさんから戦艦大和と戦争の歴史について学びました。そのスケールの大きさと当時の過酷さが伝わってきました。
戦艦大和の1/10再現模型
呉における原爆の歴史を学ぶ
現代にもつながるものづくりの技術を体験しながら学ぶ
海上自衛隊呉史料館 (てつのくじら館)
てつのくじら館
「てつのくじら館」では、潜水艦と掃海作業について学ぶことができます。
戦時中に海に撒かれた機雷が今でも残っている現実から、戦争は過去のものではなく、現代にもその傷跡を残していることを実感しました。
日本近海の機雷
潜水艦について学ぶ
掃海作業について
振り返り学習会
広島市内のホテルに到着し、夕食後に、1日目の振り返り学習会を行いました。
参加者からは「戦艦大和で亡くなった人の名簿が印象に残っている。」「今日は大和ミュージアムで、戦死した人について学んだが、明日は日常生活を送っていただけで原爆により命を奪われた人たちについて学びたい。」「戦争で亡くなった人たちのことを思うと、今日自分が生きていること、ご飯がおいしいこと、平和であることに感謝したいと思った。」等たくさんの意見が出ました。引率していた区職員もハッとさせられるような意見も多数あり、座学として学ぶことと同時に、現地で生の情報に触れることの重要性を再認識しました。
2日目・広島市
広島平和記念資料館
地球平和監視時計
広島平和記念資料館では、原子爆弾が燃え広がる様子を映し出すCG展示や、被爆したまちの残骸から原子爆弾の威力を学習しました。
実際の遺品の展示や、目を背けたくなるような写真もありましたが、参加者は展示を見つめながらしっかりと学んでいました。
原子爆弾の燃え広がる様子を学ぶ
原爆被害の様子の展示
遺品となった三輪車
佐々木禎子さんが病床で折り続けた折り鶴
中学生が着用していた服
広島平和記念公園(碑巡り)
ボランティアガイドの説明を受ける参加者たち
広島観光ボランティアガイドによる説明を受けながら、公園の碑巡りをしました。
教科書などで見たことがある場所も、改めて現地を視察して説明を聞くと学ぶことが多かったようです。
原爆死没者慰霊碑に献花を行いました
原爆ドームの前で
原爆の子の像
原爆の子の像では、「折り鶴プロジェクト」で区民の方々に折っていただいた折り鶴で作った千羽鶴を献納しました。
区民の方々の平和への願いは、平和の旅参加者が中野区を代表としてしっかりと広島へと繋ぎました。
この千羽鶴には、事前学習会において平和の旅参加者が折った折り鶴も含まれています。
2日間の旅を終えて
2日間でたくさんのことを学びました。片道約4時間の長旅だったので、しっかりと体を休めて、事後学習会でまた会いましょう。
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