保育士の仕事「子どもたちと共に成長できる仕事」

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更新日:2023年11月29日

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平成29年度入区(保育士)
子ども教育部 保育園・幼稚園課
弥生保育園 主事
(所属部署は取材当時のものです。)


区立保育園について

みてみて!区立保育園

インタビュー項目

1 現在の仕事内容を教えてください。

職場風景1
(外での作業風景)

 私は現在、保育園で4歳児クラスの担任をしています。主な仕事はお子さんの保育、子育て支援、事務作業です。朝は視診も含め体調確認をしながら受け入れをしています。日中は園庭で遊んだり、走ったり、ボールを使った運動あそびをしたり、時には散歩へ出かけ戸外あそびも経験ができるようにしています。室内で遊ぶ際には、手先の遊びや子どもたち自身が考え、工夫することが出来るような環境作りを大切にしています。子どもたちの安全に十分に配慮しながら面白い、楽しい、そんな気持ちが感じられるように、そして自分も一緒に子どもたちと同じ気持ちで楽しく過ごしています。
 給食やおやつは配膳・介助を行います。食に対して興味を持ってもらえるように、そして食べることに対して前向きな気持ちになれるような声かけをしています。その後の子どもたちの午睡の時間は事務作業が主になります。連絡ノートや日誌の記載、日によっては会議も行います。そして夕方は子どもたちと遊びながらお迎えを待ち、保護者の方がお迎えにきたら一日の様子を含め子どもたちの成長を共有できるようにしています。
 子どもたちが帰った後などは、次の日の保育の準備や環境設定・整備を行い退勤となります。保育園はシフトがあるので、勤務時間は日によって違います。


2 一日の仕事の流れ(タイムスケジュール)を教えてください。

一日の仕事の流れ
8時30分~9時00分出勤、子どもたちの受入れ
9時00分~11時30分

日中の活動(庭遊び、戸外遊び、制作等)、着脱補助

11時30分~12時30分

食事の配膳、介助

12時30分~12時45分

午睡見守り、呼吸チェック
12時45分~13時30分休憩、事務作業
13時30分~14時30分会議等
14時30分~15時00分

午睡明け

15時00分~15時30分おやつの配膳、介助
15時30分~16時00分園庭遊び
16時00分~17時15分子どもたちとホールに入る。当番へ引き継ぎ
17時15分退勤

3 保育士を志望した理由を教えてください。

 理由は2つあります。1つ目は子どもが好きだからです。元々子どものことを可愛いと思っていましたが、より強く思うようになったきっかけは自分に妹ができたことです。毎日一緒に過ごし、お世話をしているうちにさらに子どもの可愛さを実感し、子どもに関する仕事がしたいと思うようになりました。また様々な仕事がある中でも、先生と呼ばれ過ごす保育士に憧れを持つようになり、保育士を目指すようになりました。
 2つ目は保育園のあたたかさです。実習で保育園に行った際に、小さな赤ちゃんから就学前の大きな子どもたちみんなのことを園全体で見守っているような雰囲気に心が和みました。日々先生が笑顔で子どもたちと過ごしている姿や、お母さんのようなあたたかな雰囲気を作っているところや、「先生!先生!」と保育士のところに子どもが集まって行くところなどに感銘を受け、保育士って良いな、自分もなりたいと感じるようになりました。

4 現在の仕事のやりがいや魅力について教えてください。

職場風景4
(おやつの時間)

 子どもたちの成長を間近で感じられることです。昨日出来なかったことが今日出来るようになっていたり、日々を積み重ねていくことによって自信に満ちあふれる姿に変化したりしています。赤ちゃんの時にミルクをあげていた子たちが大きくなっていくことはとても感慨深いです。特に幼児クラスになると、自分のなりたい姿に向けて努力する姿も増えてきます。上手く出来ないことにも何度もチャレンジし、達成出来た時の嬉しそうな表情はいつまでも忘れられません。その嬉しさを共有し、さらに次のステップへ進めるように一緒に頑張っていけること、そばで見守れることもこの仕事のやりがいであり、魅力だと思っています。
 また、子どもたちから「大好き」「先生が良い」と言ってもらえたり、笑顔を向けてくれたり、甘えてきてくれたりしたときに子どもたちをとても愛おしく感じ、保育士として、この子どもたちの先生になれて良かったと感じます。自分が子どもたちに必要とされていることを感じられるのも保育士ならではの魅力なのではないかと思います。


5 これまでの仕事で大変だったことを教えてください。

職場風景3
(おやつの配膳)

 特に感じた大変だと思うことは二つあります。1つ目は保護者の方と信頼関係を築いていくことです。最初は緊張もあり、送迎時に「おはようございます」「行ってらっしゃい」「おかえりなさい」「元気でしたよ」などの挨拶程度のやりとりしかできませんでした。また、会話が少ないことで、もしかしたら不安にさせてしまっているのではないかと思うこともありました。しかし、命を預かる保育士として、保護者の方に安心して子どもたちを預けてもらえるように、まずは一言でも会話をしてみる所から始めてみようと思い、子どもたちの日々の成長や、今日の素敵だった場面などを伝えるようにしました。すると保護者の方の言葉からさらに会話が広がっていくこともあり、少しずつ話せるようになっていきました。今では自然と会話ができるようになったと思う瞬間が増え、保護者の方からも感謝の言葉を言ってもらえるようにもなりました。このことから改めてコミュニケーションの大切さを実感し、積極的に会話をすることや、いつでも笑顔で対面することを心がけています。
 2つ目は保育の進め方に日々悩んでいたことです。初年度より自分が主としてクラス活動をしていくことになった際に、子ども達の経験の積み重ねや育ちをどんな活動を通して育んでいけるのだろうか、どんな準備が必要で、どのような言葉がけをしていったらよいのかなどが難しく、保育を組み立てをしていくことに苦悩していた日々でした。何をどのようにしたら良いのか悩んだり、分からないことが分からない、そんな気持ちも経験しました。そんな時に助けていただいたのは職場の先輩方でした。困ったことはない?といつも気にかけてくださり、相談にものっていただき、その中で、「最初からうまくいくはずない、やりたいと思ったことを試してみることが大切だよ」「やってみて失敗したなと思ったことがあっても、自分の反省になり、次につながるよ」「自分が楽しいと思うことはきっと子ども達も楽しいよ」というような言葉をかけていただきました。その言葉をきっかけに、行動せずに悩むのではなく、やってみて自分の力や経験にしようと考えるようになりました。その後、子ども達の活動に対してこうしてみてはどうかと思ったことを先輩へ提案し、実際にやってみたところ、子ども達も盛り上がり、「楽しかったんだと思うよ!」という言葉をかけてくださいました。
 この経験は自分の中の達成感や少しの自信につながっていきました。まだまだ未熟で悩むこともありますが、その言葉を思い出し、これやってみたらどうかな、あれやってみたらどうなるかななど前向きな気持ちで保育を進めていけるようになることが増えたと感じています。


6 プライベートの過ごし方について教えてください。

 休みの日には、次週や今後の保育の組み立てを考えたり、活動の準備をすることが主ですが、身体や心がリラックスできるようにもしています。美味しいご飯を沢山食べたり、ゆっくりとお風呂につかったり、マッサージや岩盤浴等で癒やされにいくこともあります。買い物に行くことも好きなので、天気の良い日にはお散歩もかねて出かけることが多いです。身体と心をリフレッシュさせて、また月曜日からの保育に向かっています。

7 受験者へメッセージ・エールをお願いします。

ナカノさん
(受験生へメッセージ)

 中野区の保育士を目指す皆さんへ。日々勉強をしていく中で辛いこと、苦しいこと、上手くいかないこともあると思います。ですが、頑張った分必ず自分の力になっているはずです。気分転換もしながら、自分の目標に向かって諦めずに頑張ってください。中野区は商店街も栄えていますし、とても素敵な街ですよ。

 一緒に働けることを楽しみにしています。そして何より子どもたちの笑顔が待っています!応援しています!

お問い合わせ

このページは総務部 職員課が担当しています。

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