火山災害への備え

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更新日:2024年1月18日

 中野区においては、火山の噴火による火砕流等の被害は予想されていませんが、富士山等が噴火した場合には、火山灰による影響等が発生する可能性があります。

火山噴火に関する気象情報

火山噴火に関する情報は、下記気象庁ホームページ等でご確認いただくことができます。

噴火警報・予報
 噴火に伴って、生命に危険を及ぼす火山現象(大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流等)の発生が予想される場合やその危険が及ぶ範囲の拡大が予想される場合に「警戒が必要な範囲」(生命に危険を及ぼす範囲)を明示して発表されます。

降灰予報
 噴火後に、どこに、どれだけの量の火山灰が降るかについて、3種類の予報(定時・速報・詳細)が発表されます。

中野区からのお知らせ
 区ホームページ、新規ウインドウで開きます。中野区防災情報メール新規ウインドウで開きます。区公式LINE新規ウインドウで開きます。エックス(旧:ツイッター)(外部サイト)等で随時情報を発信いたします。

火山灰による影響

健康への影響

呼吸器系の症状

 火山灰を吸い込むと、健康な人であってもせきの増加や炎症を伴う胸の不快感を生じることがあります。また、呼吸器系の基礎疾患がある人は、数日続く気管支のひどい症状を引き起こすこともあります。

主な症状

  • 鼻の炎症、鼻水
  • のどの炎症、痛み、乾いたせき
  • ぜーぜーとした呼吸、息切れ

目の症状

 火山灰が目に付着することで、角膜の引っかき傷や炎症が生じることがあります。コンタクトを着用していると症状が生じやすくなります。

主な症状

  • 目の異物感、痛み、かゆみ、充血
  • 目やに、涙
  • 結膜炎

皮膚への刺激

 火山灰が皮膚に付着することで炎症が生じることがあります。

主な症状

  • 皮膚の痛み、腫れ
  • 引っかき傷からの二次感染

日常生活への影響

交通への影響

  • 火山灰が降ると視界が悪化します。自動車が火山灰を巻き上げることで、さらに視界が悪化します。
  • 道路上に火山灰が積もると、湿っていても乾いていても非常に滑りやすくなり、ブレーキが利きにくくなります。
  • 火山灰が厚く積もると、道路が通行不可能になります。

給水への影響

  • 降灰によって水の汚濁、給水装置の遮断・破損が起きることがあります。
  • 降灰に伴う清掃用水の需要が増加することで、しばらくの間、水不足になることがあります。

電力への影響

  • 降灰によって停電が起きることがあります。
  • 湿った火山灰には導電性があり、電源供給装置の清掃を行う際に感電することがあります。

建物被害

  • 火山灰の重みによって屋根が崩壊することがあります。
  • 屋根上に積もった火山灰の清掃をする際に、人の重みが加わり屋根が崩壊することがあります。

日頃からの備え

  • 飲料水を用意しておきましょう。目安は1人1日3リットルです。
  • 常備薬のある方は用意をしておきましょう。
  • 食料を用意し、定期的に取り換えましょう。
  • 簡易トイレを用意しておきましょう。
  • ゴーグル、マスクなどを用意しておきましょう。
  • コンタクトの方は、メガネを用意しておきましょう。

噴火した際にとるべき行動

 気象庁や東京都、中野区等の発信する情報に注意し、情報収集を行ってください。降灰がある場合には、火山灰から身を守るため次のような行動をとってください。

  • ゴーグル、マスクを着用し、目や口を守りましょう。
  • 外出時はコンタクトではなく、メガネを使うようにしましょう。
  • 火山灰が家に入らないよう、窓を閉めましょう。
  • 少量の降灰でも視界の悪化や、道路が滑りやすくなるなど運転条件が悪化します。自動車・自転車の運転は控えましょう。
  • どうしても運転せざるを得ない場合は、ヘッドライトを点灯し、徐行運転を心がけるとともに、歩行者の早期発見に努めましょう。

火山灰の収集

 家屋等に積もった火山灰は各家庭で収集し、中野区からのお知らせがあるまでは、保管しておくようお願いします。
 通常のポリ袋で保管する場合は非常に破れやすいため、袋を二重にして使用するなどして、火山灰が飛散しないよう注意してください。

お問い合わせ

このページは総務部 防災危機管理課が担当しています。

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