令和5年度資金収支状況

積立基金など公的資金は、確実かつ有利な方法により保管を行うため、中野区公的資金の管理・運用に関する方針、中野区公的資金の管理・運用に関する基準に基づき管理・運用しています。

令和5年度における歳計現金等（歳計現金及び雑部金）の残高は、年度当初が約364億2千6百万円、令和6年3月末では約389億9千7百万円であった。
その間、一日あたりの平均残高は、約135億5千万7百万円、最高残高が約389億9千7百万円、最低残高は45億5千3百万円であったため、繰替運用及び一時借り入れを実施する必要は生じなかった。

令和6年3月末現在における積立基金の残高は、約793億円であり、前年同期に比べ、約102億円の増となっている。
令和5年度の国内債券の長期金利は年度当初から上昇し、10月末から11月にかけて10年ぶりの高水準となった。米国長期金利が低下に転じたことなどから12月末にかけて低下し、その後は再上昇した。
このような状況の下、基金の運用は、極力普通預金での保管を減らし、安全性及び流動性を確保できる大口定期預金等による運用を継続してきた。その結果、令和5年度の運用益は約6千3百万円、運用利回りは約0.08%となった。

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