乳幼児の事故にご注意を!(消費者相談の現場から 2019年6月号)

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更新日:2024年5月7日

 子どもは、周りの大人から見ると思いがけない行動や反応をすることがあり、その結果として様々な「不慮の事故」に巻きこまれることが少なくありません。

事例1 やけど

 10カ月の子どもがつかまり立ちをして、コンロのグリル窓に手をつき、やけどをした。グリルまで手が届くとは思わなかった。

事例2 誤飲

 実家へ帰省中、子どもが口をむしゃむしゃしていると思ったら、タバコを食べていた。つかまり立ちをして、棚の上にあった祖父のタバコを床に落としたようだ。その後5回おう吐した。

消費生活センターからのアドバイス

 グリル窓は、1歳前後の子どもなら簡単に手が届く高さにあり、使用中はもちろん使用後も余熱によりしばらくは高温が続きます。幼い子どもは皮膚が薄いことに加え、熱いものから素早く逃げられないために接触時間が長くなる恐れもあり、やけどが大人よりも深くなりやすいので注意が必要です。キッチンには、コンロのほかにも電気ケトルや炊飯器など、やけどを負う危険のあるものがたくさんあります。移動できるものは子どもの手の届かないところへ置くようにし、子どもが立ち入らないように柵を利用するなど、事故の防止に努めましょう。

 子どもの誤飲事故は、タバコや薬などによるものが多く、近年では加熱式タバコの誤飲事故も報告されています。タバコの葉には、おう吐などの中毒症状を引き起こす恐れのあるニコチンが含まれていますので、子どもの手の届かないところに保管または廃棄するようにしましょう。また、普段子どもが居住していない帰省先では、子どもの事故防止策がとられていないことがありますので、子どもにとって危険な物がないか確認し、事故防止対策を取りましょう。

ベビーシートをベビーキャリーとして使う際の事故に注意

 ベビーキャリーとして使用した際の転落事故が報告されています。取扱説明書をよく読み、子どもを乗せた時の持ち方など、正しい使い方をよく確認しましょう。また、使用する際は、ベルトを正しく装着することが大切です。

困ったとき心配なときは

消費生活センターまでお電話ください。
相談受付 相談直通電話 03-3228-5438
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)

お問い合わせ

このページは区民部 区民サービス課が担当しています。

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