香りと化学物質過敏症について

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更新日:2025年2月26日

柔軟仕上げ剤などに含まれる香り成分などの化学物質によると思われる体調不良の訴えについては、化学物質過敏症との関係が疑われています。
化学物質に接した人に必ず症状がでるわけではなく、発症のメカニズムは解明されていません。

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は、「過去にかなり大量の化学物質に一度曝露された後、または長期間慢性的に化学物質の曝露を受けた後、非常に微量の化学物質に再接触した際にみられる不快な臨床症状」(Cullen,1987)と定義されています。
ある程度の量の化学物質にさらされるなどして、いったん過敏症状になると、その後はわずかな化学物質にも過敏に反応し、健康被害の症状が現れるようになると言われています。

この病気は誰にでも起こりうる疾患といわれています。

主な症状

目・鼻・喉への刺激症状、嗅覚過敏、皮膚の紅斑、かゆみ、疲労感、頭痛、めまい、吐き気など

原因となるもの

建材や塗料等から発生する化学物質、柔軟剤、合成洗剤、シャンプーなどの香り成分によって体調を崩す場合があると考えられています。

化学物質へのご理解とご配慮をお願いします

現在、化学物質や香料等と化学物質過敏症との因果関係は明らかになっていません。
また、治療方法も明らかになっていないため、原因と思われる化学物質を避けることが、最も有効な対処法と言われています。
人が集まる場所などでは、香料(香水、香りの強い柔軟剤・洗剤など)や消臭剤(消臭スプレー、制汗剤など)などの使用について過度な使用量にならないようご配慮をお願いします。

新規ウインドウで開きます。香りへの配慮に関する啓発ポスター(消費者庁HP)(外部サイト)

お問い合わせ

このページは健康福祉部 生活衛生課(中野区保健所)が担当しています。

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