健康いきいき中野~がんについて知りましょう~
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更新日:2023年8月3日
がん
がんは加齢に伴い罹患するリスクが高まります。高齢化が進んだ今日では、日本人の2人に1人が生涯において一度はがんにかかると推計されています。しかし、がんの中には早期発見できれば高い確率で治るものもあります。早期発見のために検診を受けましょう。
また、日ごろからがんになりにくい生活習慣を心がけると同時に、万が一、自分や家族、親しい方ががんになった時のために、正しい知識を身に着けておきましょう。
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がんにはたくさんの種類がありますが、ここでは、区で検診を実施している4種類のがんについて簡単に説明します。
大腸がん
大腸粘膜内の細胞が変異してがん化したもので、女性よりも男性がかかりやすいがんであるといわれています。初期段階では自覚症状がないため早期発見が大事です。検診では便を2日間採取して検査する便潜血検査を実施しており、比較的手軽に検査できます。
胃がん
胃壁の粘膜内の細胞が変異してがん化したもので、かなり進行しても無症状の場合があります。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染により胃がんのリスクが高まるといわれており、胃がんの早期発見やリスクを低くするには、検診を受けることやピロリ菌の除去が大切です。
乳がん
乳腺にできるがんのことです。乳がんは女性のがん罹患全体の約20%を占めます(2011年)。40~50歳代をピークに発症や死亡が増加していますが、早期発見し適切な治療を受ければ、ほぼ100%の方が治るといわれています。(5年相対生存率(2005年から2007年診断症例)、ステージ1の場合)
子宮頸がん
子宮の入り口(頸部)にできるがんです。子宮頸がんの発症には、性交渉によるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が関連しています。定期的に検診を受けていれば、がんになる前の段階やがんの初期段階で発見でき、この段階の治療であれば子宮を温存できる可能性が高くなります。
1条 たばこは吸わない
厚生労働省研究班による多目的コホート研究によると、たばこを吸う人は吸わない人に比べてがんになるリスクが約1.5倍高まると言われています。(国立がん研究センターがん情報サービスより)
2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
3条 お酒はほどほどに
1日あたり、日本酒1合程度までにしましょう。(国立がん研究センターがん情報サービスより)
4条 バランスのとれた食生活を
5条 塩辛い食品は控えめに
日本人の食事摂取基準(厚生労働省策定「日本人の食事摂取基準2015年版」)では、1日あたりの食塩摂取量を男性は8.0g未満、女性は7.0g未満にすることを推奨しています。
6条 野菜や果物は不足にならないように
厚生労働省策定「健康日本21」では、1日あたり野菜を350gとることを目標としています。
7条 適度に運動
8条 適切な体重維持
これまでの研究から、男性の場合、肥満度の指標であるBMI値が21.0~26.9でがんのリスクが低く、女性は21.0~24.9で死亡のリスクが低いことが示されています。
BMI値の求め方は、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))です。(国立がん研究センターがん情報サービスより)
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条 定期的ながん検診を
詳しくは、中野区のがん検診に関する情報をご覧ください。
11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12条 正しいがん情報でがんを知ることから
(出典は、公益財団法人 がん研究振興財団リーフレット「がんを防ぐための新12か条」より)
詳しくは、区民健診のご案内をクリックしてご覧ください。
中野区は、区民と接する機会を多く持つ企業等と連携して、がん検診の普及啓発及び受診率向上に向けた取り組みを行っています。詳しくは、「企業等と連携してがん検診の普及啓発に取り組んでいます(外部サイト)」をご覧ください。
中野区のがん・がん検診に関するリーフレットができました。詳しくは、「がんについて知ろう!(PDF形式:634KB)」をご覧ください。
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とうきょう健康ステーション 「受けよう!がん検診」(外部サイト)
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このページは健康福祉部 保健企画課(中野区保健所)が担当しています。