「西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟」結成とそれまでの経緯

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更新日:2023年8月3日

「西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟」結成大会(2004年1月28日)

西武新宿線鷺ノ宮駅脇の踏切

 2004年1月28日の午後、野方区民ホールで、西武新宿線の踏切の渋滞解消に向け、中野区内全線地下化の実現を促進するため、町会、商店会、PTA、区議会、区が一体となった「西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟」結成大会が開かれた。参加者は約250人。

 これは、2003年8月に区民6万9千人の署名をつけて、区内全線地下化の推進を趣旨とする「中野区内の西武鉄道新宿線の踏切解消促進に関する請願」を都議会に提出(同年11月都議会都市環境委員会で趣旨採択)し、踏切問題の解決には区議会や区と一体となり継続的に区民運動を進めていく必要があると考えた区町会連合会が2003年 12月、区商店街連合会、区立小学校PTA連合会、区立中学校PTA連合会、区議会、区と一緒に「西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟結成準備会」を設置し、会合を重ねて当日を迎えたもの。

 大会ではまず、渋滞解消について地元で長年活動を続けてきた新井地区町会連合会長から期成同盟結成までの経過報告がなされた。次に、規約の承認、役員の選任が行われ、会長には町会連合会会長の石川誠一氏が、副会長に中学校PTA連合会会長の濱本敏典氏、区商店街連合会副会長の篠山良輔氏、区議会交通対策特別委員会委員長の昆まさ子氏の3氏が選ばれた。その後、同区選出の国会議員や都議会議員、区議会議長、区長からあいさつがあり、結成宣言と今後の活動方針が承認され閉会した。

西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟結成にかかわる宣言文

西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟結成大会の様子

 地域の文化や交通を分断している西武新宿線の踏切問題は、区をあげて解決すべき大きな課題である。
 この課題解決のために、区民、区議会及び区の三者が一体となり、区内全線地下化の早期実現をめざす取組みが必要である。
 ここに、区民、区議会及び区の三者による広範な運動を展開するため、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟を結成する。

規約の一部改正
 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟では、平成30年5月25日に規約の第2条(目的)を次のとおり改正しました。
第2条 本同盟は、西武新宿線の踏切の渋滞解消に向け、中井駅~野方駅間の事業の着実な推進と野方駅~井荻駅間の事業の早期実現を促進することを目的とする。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟規約(全文)(PDF形式:113KB)

西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟活動方針

 期成同盟は、西武新宿線の区内全線地下化による踏切渋滞解消をめざし、国、東京都及び西武鉄道等関係機関への要請、区民への広報その他必要な活動を行う。

  • 関係機関への要請活動: 期成同盟は、国、東京都及び西武鉄道等関係機関に対する要請活動については、毎年行うこととする。
  • 区民への広報・参加呼びかけ: 期成同盟は、区議会及び区の協力を得て、広報紙の発行や講演会を開催するなど、広く区民に対し広報活動を行うとともに、期成同盟への参加呼びかけを行うものとする。
  • その他必要な活動: 期成同盟は、踏切渋滞解消の早期実現をめざし、その他必要な活動を行うこととする。

結成までの経緯

西武新宿線複々線化計画

  • 昭和62年12月:西武鉄道は、輸送力を増強し、通勤・通学の時の混雑緩和と利用者の利便性の向上を図るため、西武新宿駅付近から上石神井駅付近までの在来線の直下に地下急行線を建設し、在来線と合わせて複々線化を行うため、運輸大臣から特定都市鉄道整備事業計画の認定を受ける
  • 平成5年4月:東京都市計画決定の告示(延長:約12.8km)

複々線化延期の申し入れ

  • 平成7年1月:西武鉄道取締役社長から都知事あて、複々線化計画の延期を申し入れ

延期申し入れに対する中野区の対応

  • 平成7年2月:区議会議長から運輸大臣、建設大臣、都知事あて、意見書を提出
  • 平成7年2月:区議会議長から西武鉄道取締役社長あて、要望書を提出
  • 平成7年3月:区長から西武鉄道取締役社長あて、事業の再開要請
  • 平成7年12月:区長から都知事あて、要望書を提出

中野通り(西武鉄道新宿線交差部)渋滞対策検討委員会の設置

  • 平成8年2月:都、西武鉄道、区で構成される検討委員会を設置
  • 平成9年7月:将来の急行線地下化が前提では、道路の単独立体交差のアンダーパス案が好ましいとの結論(その後の地域の意見交換会では反対が多かった)

西武新宿線検討会の設置と中野区の対応

  • 平成13年2月:複々線化計画を踏まえつつ、補助26号線(中野通り)の立体化方策案を中心とした道路と鉄道との立体交差などの実現化手法について検討するため、都建設局、都市計画局と西武鉄道による「西武新宿線検討会」を設置
  • 平成13年3月:区長から都知事あて、事業の早期再開等を要望
  • 平成14年10月:検討会の報告が中野区に提示され、中野通り付近の立体交差化について、鉄道高架案、鉄道地下案、道路アンダー(掘割形式)2案の計4案が示され、いずれも沿線地域のまちづくりの具体化が必要とされた
  • 平成15年2月:区内の西武新宿線沿線のまちづくりの推進及び踏切対策に関する具体的な検討を行うため、区、都、西武鉄道による「西武新宿線沿線まちづくり及び踏み切り対策検討会」の準備会を開催
  • 平成15年5月:第1回「西武新宿線沿線まちづくり及び踏み切り対策検討会」を開催し、駅周辺の実態や今後の進め方などを議論

踏切解消促進に関する請願

  • 平成15年8月:町会連合会が6万9千名余りの署名をもとに、都議会に請願

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