水災害に備える

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更新日:2023年8月3日

水害に関する状況
中野区には神田川、善福寺川、妙正寺川、江古田川、及び桃園川下水道幹線があり、これらの川筋ではこれまで多くの浸水被害が発生しています。近年の気候変動に伴い、台風をはじめ、集中豪雨など、治水能力を超える記録的な大雨などで河川の水位が増すと、場所によっては災害の起こる恐れがあります。これらのことを踏まえ、中野区では区内河川に水位計9局と警報装置21か所を設置して、常時、水位を監視するとともに、警戒水位に達するとサイレンが鳴るようになっています。
また川があふれなくても、下水道へ集中した雨水が排水しきれずに逆流したり道路などに溜まってしまい、家屋や特に半地下の車庫などが浸水する被害が目立っています。こうした被害は現在の川筋だけで発生するとは限りません。昔の水路跡など地形的に周囲より低くなっている場所などは注意が必要です。

区内河川の警戒水位とサイレン吹鳴
神田川:-1.3m(護岸天端からの下がり)を超えた場合サイレンが鳴ります。
妙正寺川:-1.0m(護岸天端からの下がり )を超えた場合サイレンが鳴ります。
江古田川:-1.5m(護岸天端からの下がり )を超えた場合サイレンが鳴ります。

 神田川の警戒水位例

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警戒水位に達するとサイレンが20秒間、ウーーウーーと鳴り、10秒間停止します。このパターンを10回繰り返します。
また、警戒水位が数時間続いた場合は1時間毎にサイレンが鳴ります。

過去の浸水実績
過去の浸水実績については、東京都建設局河川部が作成した浸水実績図をご覧ください。(この浸水実績図は、「水害統計調査 調査要領」(国土交通省 水管理・国土保全局)に基づき、調査を行った結果をまとめたものです。)
東京都建設局浸水実績図 新規ウインドウで開きます。www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/river/suishin/suigai_kiroku/kako.html(外部サイト)
毎年のように繰返される浸水被害に対し、河川を1時間雨量50ミリメートルまであふれないように改修したり、下水道の流下能力を高めたりする工事が東京都により進められています。中野区では区道の雨水桝増設などの対策を行っています。しかし、最近では中野区内でも1時間に100ミリメートルを超える豪雨が観測されています。雨の降り方や気象情報に注意して、早めに水の浸入路に土のうを積んだり、普段から避難場所を確認しておくなどの自衛手段がどうしても必要となります。
また、地下室や半地下の車庫などは、浸水すると被害も大きくなります。過去には、住宅が浸水し、様子を見に行った居住者が水没した地下室に閉じ込められて亡くなるという痛ましい事故が起こりました。浸水のおそれのある土地では、なるべく地下室を設けないようにしましょう。

土のう
台風や集中豪雨に備えて、水防倉庫等に土のうを配備しています。また、水害が予想される11月下旬ごろまでは、区内の水の出やすい地域の路上に「一時土のう置き場」を設けますので、ご自由にお使いください。 なお、土のうの配付要請は、下記担当までお問い合わせください。
土のう配備個所一覧

雨水流出抑制施設の設置
降雨による水害の軽減、防止を図り、あわせて都市環境の向上を図るため、総合的な治水対策の一環として、敷地面積300平方メートル以上の建築計画(新築、増改築、大規模改修)をするときには、雨水流出抑制施設(雨水を貯留する施設または地中に浸透させる施設)を設置するための計画書を区に提出する必要があります。雨水流出抑制施設設置計画書の提出は、建築確認の提出前に協議が終了するようにお願いします。
雨水流出抑制施設の設置

お問い合わせ

このページは都市基盤部 道路管理課が担当しています。

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