健康ノート アルコール・薬物・食物・人間関係の依存症

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更新日:2023年8月3日

 わたしたちは、日常の生活の中で多くのことを頼りに生活しています。お酒を飲んで心身を解放したり、おいしい物を食べて幸福感を得たりすることもそのひとつです。
 このような行為も限度を越えると心身の健康が脅かされたり、社会的な問題が生じてくる「依存症」へと発展していきます。

依存症にはいろいろあります

 依存症は、さまざな原因によって、だれにでも起こり得る病気です。主な依存症を大きく分けると、次のようになります。

物がもたらす依存症

  • アルコール依存症
  • 薬物依存症
  • 摂食障害(拒食症、過食症などの食行動の異常)
  • たばこ(ニコチン)依存症

行為や過程から得る刺激がもたらす依存症

  • ギャンブル依存症
  • 買い物依存症
  • 浪費癖
  • 繰り返される暴力・虐待

人との関係にからめとられる依存症(共依存)

自分以外のだれかの問題にとらわれ、心配したり世話を焼きすぎることをいいます。そうすることによって、その人を(無意識のうちにでも)コントロールする満足感を得ます。
相手次第で自分の言動が左右されるため、主体的な生き方が送れないという問題が生じます。

依存症を防ぐには

依存症回復に向けて、困っている人(家族)がまず相談する

 病気になると、まず本人が困って病院に行くということが一般的です。しかし、依存症は、本人に自分が病気であるという認識がないため、かなりひどい状態にならないと病院へ行く気がおこりません。
 そこで、まず困っていると感じている家族が相談することが先決になります。家族が依存症に対する正しい知識を得ることで、適切な対応ができるようになれば、本人も自分の問題に気づくようになるでしょう。
 問題が長期化、深刻化すると、家族の相談しようというエネルギーが削られていきます。困ったと感じた人の早い時期での相談が、依存症の早期発見、早期治療につながります。

「病気」という社会的認知を広げる

 酒や薬は「依存性のある薬物」という認識を持ち、飲酒量や服用の方法は適切にするようにしましょう。
 常に酒を飲んだり、食事の異常行動が止まらなくなったりするのは、意志が弱いからでは無いという認識を持つことで、正しい依存症の予防や治療が行えます。

世代連鎖を断ち切る

 身体的、精神的暴力にさらされた子どもは、不安定で偏った人間関係を学習して成長していくケースがあります。
 そして、このような子どもが結婚して家庭を作ったとき、育った家族で培われた人間関係のパターンをふまえて、同じような家族関係を築くこともあります。
 世代連鎖を断つために、新たな人間関係の結び方を考えていくことが必要です。 

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このページは地域支えあい推進部 中部すこやか福祉センターが担当しています。

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