健康ノート みんなで口をきれい・元気にして健康な生活を

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更新日:2023年8月3日

 厚生労働省では5年ごとに歯科疾患実態調査を実施しています。平成28年に実施された調査では、20本以上自分の歯がある80歳が初めて5割超えていることがわかりました。8020運動開始から30年、健康日本21(第2次)では2022年までに達成者を50%と設定しているので、国の目標を6年早く達成したことになります。

 しかし、昨年の調査では歯周病が抜歯の原因の一番で、先の調査でも40代の歯周病が増加しています。むし歯のある高齢者も増加しています。歯が多数有ればこその課題に取り組むことが求められるでしょう。

 また、むし歯がないのに噛まない・噛めない子ども、歯が多くあるのに噛む・のみ込むなどの働きが弱くなっている高齢者など、口の機能(働き)の発達や機能低下の課題もあります。

 子どもから高齢者までむし歯・歯周炎の予防はもとより、口の機能(働き)の育成や低下予防を心がけ、人生100年時代をすこやかに生きましょう。

 歯周病の直接の原因は歯についたままにになっているプラークです。
現代は小さな子どもから高齢者まで、ほぼ100%が毎日歯磨きをしている時代です。これからの時代はフロスや歯間ブラシも使い、歯ブラシでは取れない歯と歯の間のプラークを取り除く ケアでむし歯や歯周病を防ぐことが標準となるでしょう。

 また、歯が1本以上あればフッ素製剤(歯磨きペースト・ジェル・洗口剤)を使ってケアをすることや歯科医院でフッ素の塗布を受けること、定期健診やプロケアを受けることも効果があることもわかっています。

 発達期の子どもの口の働きは、授乳から離乳食、幼児食と食形態を変化させながら食べることが学習になり、更に上手になっていきます。誤った学習をしないよう大人がサポートして、安全で正しい食べ方を習得させてあげることが大切です。

 乳歯から永久歯に交換する学童期で一時期咀嚼力の低下がみられますが、12歳頃永久歯列が生えそろうと形態的に完成し、それまでの経験・学習を基礎にして機能は定着していきます。

 成人・高齢期にはいったん習得した口の機能が病気や老化で低下すると、身体的、精神的にも影響が出て、要介護状態になるリスクが高くなることが分かっています。口の機能のささいな変化を見逃さずに早期に対応することで健康寿命を伸ばすことになります。 

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