ハトにエサを与えないで

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更新日:2023年8月3日

人間との共存のために、ハトに餌を与えないでください

 公園や寺社の境内などで、ハトに餌をやっている光景を見かけることがあります。ハトに餌を与えることは、一見ほほえましく、小さな生き物への慈愛や思いやりがうかがえ、このことだけを捉えると、いちがいに否定できません。

 しかし、問題となっているハト(ドバト)は野生化している鳥です。
ハトは本来、雑草や樹木の種子・芽などを食べる動物です。こういったものを食べている間は餌の量に限りがあり、ハトが過剰に繁殖することはほとんどありません。しかし、人がハトに餌をやると、過剰に繁殖して生態系を乱すと共に、人間に対しても直接被害を与えます。その結果、有害な鳥獣として扱わざるを得なくなることは、人間・動物の双方にとって不幸なことではないでしょうか。

ハトはどんな鳥?

 ここで言うハトとは、飼い主のいない野生のハトで、ドバトと呼ばれているものです。ドバトは1年中繁殖し、何度も産卵を繰り返しますが、特に春から夏にかけて盛んに繁殖します。また、生後6か月ほどで産卵が可能となります。

野鳥は、人間に感染する病気や寄生虫を持っていることがあります

 健康な人はドバトの持っている細菌等に感染しても発病しないことが多いといわれていますが、高齢者や幼児など体の抵抗力の弱い人は注意が必要です。

被害の防止対策

餌をやらない

ハトに餌をやるとその近辺に巣を作って繁殖します。またハトを近寄らせないために清掃をこまめに行い、餌になるものを除去しましょう。

ハトがベランダに巣を作ってしまったとき

巣を作り始めた時点で取り除くか、巣を作らせないことが大切です。卵を産んでしまってる場合、巣立つまで1か月ほどかかります。ヒナが巣立つまで待ってから、巣を除去するとよいでしょう。
巣を作られないようにするためには、次のようにするとよいでしょう。

  1. ベランダの風通しをよくし、植木鉢などを置かない。
  2. ベランダに設置してある洗濯機やエアコンの室外機などの隙間をふさぐ。
  3. 市販の木酢液やクレゾール石けんなどで消毒する。
  4. 全面をネットで覆う。

ハトはベランダに入る際、いったん手すりなどに止まって周囲の安全を確認してから入る習性があるので、止まるところにテグス(釣り糸)を張るのも効果的です。(テグスに野鳥が絡まないよう、取り扱いに気を付けてください。)

ハトについてお困りの場合は

区の担当または、東京都環境局 自然環境部 計画課までご相談ください。

東京都環境局 自然環境部 計画課
電話番号 03-5388-3505(直通)

関連情報

お問い合わせ

このページは健康福祉部 生活衛生課(中野区保健所)が担当しています。

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