中野区の市街地再開発事業各地区の紹介

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更新日:2023年8月3日

ここでは、中野区で行われた(平成21年12月現在区)市街地再開発事業地区について紹介します。

野方五丁目地区

 野方駅周辺地区は、道路、公園などの都市基盤が未整備であることに加えて、老朽化した木造建物が密集し、防災上の観点からも課題を抱えている地区であり、また、駅前商店街についても、区内有数の商業集積地区であるにもかかわらず、一部の商店街では活況がみられません。このため、野方駅周辺地区再開発基本構想等を踏まえた市街地整備、商業地育成をはかり、交通結節点にふさわしい総合的なまちづくりを推進して行くことが課題となっていました。

 そこで、地域の中心核を形成する拠点地区全体の再開発を誘導する先行地区として、組合施行による第一種市街地再開発を実施し、住宅・店舗・区民ホール・地域センターの複合施設及びに公共施設の整備を図りました。

 なお、西武新宿線野方駅に隣接するときわ通り地区を中心に権利者等による協議会が組織され、共同化事業の検討、権利者調整を行ってきましたが、ときわ通り地区全体での共同ビル化は合意に至りませんでした。その後、ときわ通り地区の権利者が中心となり野方駅周辺全体のまちづくりの検討を進めるため、広く地域に呼びかけを行ってきています。
 「野方駅周辺地区再開発基本構想」は、策定当時とは状況に変化があり必要な見直しを行うとともに、共同化等の手法を活かした段階的なまちづくりの他、面的整備の可能性も追求していく必要があります。

中野坂上本町一丁目地区、本町二丁目地区、中央一丁西目地区

中野坂上地区は、青梅街道と山手通りの交わる中野坂上交差点を中心に広がるまちで、新宿新都心に隣接していることから近年業務地としての重要性が高まっており、中野区南部の中心核の一つです。交差点には営団地下鉄丸ノ内線と平成9年12月に開業した都営地下鉄12号線の中野坂上駅があり、また各社のバス路線が交差する区内有数の交通結接点となっており、さらに山手通りの拡幅事業、山手通りの地下には首都高速道路中央環状新宿線の建設が進められています。
これまで中野坂上地区は、主に低層の木造住宅・店舗、自動車関連業務用施設等が立地し、一部にマンションや小規模な事務所ビルがあり、こうした新たな状況に対応した有効な土地利用はなされていませんでした。
中野区では、中野坂上地区を区内の拠点整備の先行地区に位置付け、中野区南部の中心核にふさわしい、住宅を含む商業・業務・文化機能の調和する良好な市街地とするための整備推進に取り組むこととし、昭和61(1986)年、中野坂上交差点を中心とする7.6ヘクタールを対象に「中野坂上地区整備基本計画モデル」を提案し、関係住民と協議を進めてきました。
その結果、平成2(1990)年~平成3(1991)年には、交差点に接する3地区(本町一丁目地区・本町二丁目区地区・中央一丁目西地区)の市街地再開発事業に関する都市計画決定がそれぞれなされ、平成11(1999)年4月には3地区とも事業が完了しました。

[中野坂上地区地区計画]

■中野四丁目東地区

 中野駅周辺地区は、既存の商業集積を生かした広域商業地として形成を図るとともに、業務や文化機能の立地を図り、中野区の中心核として育成することが求められている地区です。
 中野四丁目地区は、中野駅周辺地区の中にあって中野駅前の業務及び商業ビルの立ち並ぶ地域と、周辺住宅地の接する位置にあり、昭和48(1973)年から地権者や関係住民の間で再開発事業の話し合いが続けられてきました。その結果、中野四丁目東地区について、組合施行による第一種市街地再開発事業が実施されました。
 この事業では、住宅、店舗棟と事務所棟の2つの高層ビルとし、その間には広場やサンクスガーデン等を配し、他の公開空地と合わせて、広がりのある空間をつくっています。

中野区内の市街地再開発事業各地区の概要
地区名野方五丁目
地区
中野四丁目東
地区
中野坂上
本町二丁目
地区
中野坂上
本町一丁目
地区
中野坂上
中央一丁目西
地区
所在地(住居表示)中野区野方五丁目3番中野区中野四丁目3番中野区本町二丁目46番中野区本町一丁目32番中野区中央一丁目38番
地区愛称野方WIZなかのサンクォーレ中野坂上サンブライトツインハーモニースクエアアクロスシティ中野坂上
事業施行者野方五丁目地区市街地再開発組合中野四丁目東地区市街地再開発組合住宅・都市整備公団中野坂上本町一丁目地区市街地再開発組合中野坂上中央一丁目西地区市街地再開発組合
地区面積0.4ha1.0ha1.9ha1.6ha0.9ha
敷地面積2,233平方メートル8,150平方メートル13,373平方メートル11,465平方メートル4,827平方メートル
建築面積1,518平方メートル3,955平方メートル5,501平方メートル6,192平方メートル2,566平方メートル
延床面積10,855平方メートル64,059平方メートル95,235平方メートル83,951平方メートル36,224平方メートル
建築物の構造・建築物の階数(地上/地下)SRC(13/3)SRC,S(26,19/4)S,RC(30/2,18/2)、
SRC(9/1)、RC(5/1)
S,RC(29/2)、SRC(6/1)、
SRC(10/0)、SRC(8/0)
S,RC(24/2)
住宅戸数68戸144戸44戸76戸56戸
駐車場台数47台275台277台257台150台
都市計画決定昭和63年 8月昭和63年 3月平成 2年 8月平成 3年 8月平成 3年 8月
組合設立認可平成 2年 1月平成元年 1月平成 4年 2月 ※2平成 4年10月平成 4年11月
権利変換期日平成 2年11月平成 3年12月平成 4年12月平成 5年12月平成 8年 9月
建築工事着工平成 3年 8月平成 4年 1月平成 5年 4月平成 6年 3月平成 8年12月
建築工事完了公告平成 5年 9月平成 6年11月平成 8年 9月平成 9年 3月平成11年 4月

S:鉄骨造
SR:鉄骨鉄筋コンクリート造
RC:鉄筋コンクリート造


※2:事業計画認可

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このページはまちづくり推進部 中野駅周辺まちづくり課が担当しています。

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