警察を名乗る電話に注意!(消費者相談の現場から2025年6月号)
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更新日:2025年6月2日
警察を名乗る不審な電話に関する相談が全国の消費生活センター等に寄せられています。
相談事例では、警察署で使用されることが多い下4桁が「0110」の電話番号を表示することで消費者を信用させる手口や、電話からLINEのビデオ通話に誘導し、警察手帳を見せて、それを信用した消費者に個人情報を聞いたり、捜査の一環として金銭を振り込ませたりする手口がみられます。
相談事例
スマホに携帯電話会社を名乗る電話があり「この電話は2時間後に使えなくなる」と自動音声が流れた。案内に従って番号を押したところ、男性が出て「あなたの名前で別の電話が契約され詐欺グループに使われている。警察に証明書を発行してもらわないと逮捕される。このまま警察に電話を転送する」と言われた。その後、警察官を名乗る人物が電話に出て「LINEで毎日捜査担当者に行動連絡をするように。守秘義務があるので誰にも言わないように」と言われ、ビデオ通話で警察手帳を見せられ信用した。また、預金額を聞かれ「あなたの預金を金融庁の特殊機器を使って調べると犯罪がらみの紙幣かどうかわかる。紙幣を調べて返すので、指定の口座に振り込むように」と言われ、3日間に分けて150万円を指定された個人名義の銀行口座に振り込んだ。翌日、「犯罪がらみの紙幣だった。さらに150万円を振り込むように」と電話があった。不審に思い電話を切ったが、詐欺か。
消費生活センターからアドバイス
警察がLINEのトークやビデオ通話で連絡を取ったり、金銭を個人名義の口座に振り込ませたりすることはありません。
警察を名乗る電話があっても慌てず、いったん電話を切って、消費生活センターまたは警察相談専用電話「#9110」番に相談してください。
困ったとき心配なとき
消費生活センターまでお電話ください。
相談受付 電話 03-3228-5438
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時まで(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)
土曜日・日曜日・祝日はこちらへ
消費者ホットライン (局番なし)188
(以下の窓口へおつなぎします。音声ガイダンスに沿って電話機を操作してください。一部のIP電話、プリペイド式携帯電話からはご利用できません。年末年始は休み)
土曜日 9時~17時 東京都消費生活総合センター(直通あり 03-3235-1155)
土曜日・日曜日・祝日 10時~16時 国民生活センター 消費者ホットライン(局番なし)188へ
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