令和4年度第1回 中野区交通安全対策協議会の記録

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更新日:2023年8月3日

中野区の交通安全対策の立案及び実施に際し、区と関係行政機関ならびに関係民間団体が密接な連絡調整を図り、区民の意思を対策に反映させることを目的とし、中野区交通安全対策協議会を開催しています。

令和4年度第1回 中野区交通安全対策協議会 会議録(要旨)

日時:令和4年9月2日(金曜日)午前10時~11時20分

場所:中野区役所9階第11・12会議室

出席者:委員 
中野警察署長、野方警察署長、中野消防署長、野方消防署長、東京都第三建設事務所長、新宿労働基準監督署長代理、中野区議会議員、中野交通安全協会会長、野方交通安全協会会長、中野区町会連合会会長、中野区民生児童委員協議会会長、中野区立小学校PTA連合会代表代理、中野区立中学校PTA連合会代表、東日本旅客鉄道株式会社中野駅長代理、関東バス株式会社丸山営業所長、京王バス株式会社中野営業所長、東京都自転車商協同組合中野支部代表、東京都自転車商協同組合野方支部代表、中野区商店街連合会代表、中野区福祉団体連合会代表、中野区友愛クラブ連合会代表、中野区立小学校校長会代表、中野区立中学校校長会代表、中野区総務部防災危機管理担当部長

事務局:中野区防災危機管理官、生活・交通安全担当課長、生活・交通安全係長、生活・交通安全担当

会議次第

1 開会の挨拶 

2 委員紹介 

3 会長・副会長選出 

4 各団体における交通安全に対する取組について

5 共有事項等について

6 議題 2022年秋の中野区交通安全運動実施要領(案)について

7 その他 区主催の自転車安全利用講習会について

議事要旨

1 開会の挨拶 中野区総務部防災危機管理担当部長

2 委員紹介

3 会長・副会長選出

 事務局より、協議会会長の退任の報告を行い、後任の会長について、事務局から中野区町会連合会会長の吉成委員を推薦し、全委員の承認を受け会長に就任した。また、空席となっていた副会長について、事務局から中野交通安全協会会長の髙野委員と野方交通安全協会会長の村澤委員を推薦し、全委員の承認を受け副会長に就任した。新しく会長に就任した吉成委員、副会長に就任した髙野委員、村澤委員から就任の挨拶があった。

4 各団体における交通安全に対する取組について

 各団体における交通安全に対する取組について以下の通り情報交換を行った。

〇野方交通安全協会会長より

 中野区から補助金を受け、警察署と連携し活動を行っている。交通安全についての周知を図るため、講習会や高齢者の事故防止対策としてリストバンドなどの反射材などを配布している。啓発グッズでは興味を惹いてもらうため、オリジナルキャラクターの「のが太くん」を作成し活用している。
 小学校、中学校の子ども達には、スタントマンによるスケアード・ストレート式交通安全教室を開催することで交通事故を疑似体験して、事故の怖さなどを学んでもらっている。春・秋の全国交通安全運動前には、交通事故に対する知識を付けるため、交通安全のつどいを実施している。

〇京王バス中野営業所長より

 運輸安全運転マネジメントで過失割合100%の有責人身事故の撲滅を掲げ、発進時の車内人身事故の撲滅、横断歩道通行時の人身事故撲滅、追突時の人身事故撲滅を目標としている。「右左折時の一旦停止の徹底」「扉を閉めてから3秒確認してからの発車」「車間距離を5メートルとる」などを基本動作として位置づけている。
 秋の全国交通安全運動の期間中は、事故防止委員が乗務員に対し、掲示物を作成しての声かけ等を行い所員に周知する。

〇自転車商協同組合中野支部代表より

 毎年、中野警察署管内の小学校3年生を対象に自転車点検を行っている。来店者には自転車保険の案内や自転車の点検整備を行い、安全な自転車を提供している。また、店舗内に交通安全啓発のポスターを掲示して、ルール・マナーの周知を行っている。
 最近目に余るのが「フル電動自転車」という自転車にアクセルが付いていて、ペダルを漕がなくても自走するものをよく見かける。また、電動キックボードについても個人所有者がヘルメットをかぶらず、ナンバープレートを付けずに歩道を走っているのを目にして気になっている。

<質疑>

Q フル電動自転車とはどのようなものか。(委員より)

A フル電動自転車とは、ハンドル部分にアクセルが付いて、ペダルを漕がなくても自走できる乗り物で、見た目が自転車と同じである。自転車はインターネット等で購入していると思われる。(委員より)

5 共有事項等について

 事務局より事前に委員の方から本協議会で共有したい事項について事務局に寄せられたものについて報告する。

(1)「信号機の設置見直し」に関する要望について

 中野五丁目交差点に柳通から早稲田通りへの出口付近に設置されている信号が奥に設置されているため、バスの後ろを通る乗用車が赤信号に気がつくのが遅れて停止線を大きく超えてしまい、早稲田通りから左折で柳通に進行するバスが曲がれない状況があるため、設置場所を見直して欲しいという要望があり、中野警察署交通課で現場を確認し新たに見えやすい位置に信号機が設置された。

(2)自転車利用に関する要望について

「自転車事故が多いので、区でも積極的な対策を考えてほしい。親世代のマナーが良くないので教育が必要だと思う。」「自転車利用者に対する交通安全対策の事例や取組みについて伺いたい。」

 現在、中野区で取り組んでいる事業は、交通安全教室、交通安全のつどい、自転車安全利用講習会などがある。令和元年からは自転車点検整備助成事業を開始し、講習会を受講した方に、区内指定の自転車店で利用できる上限2,000円の点検整備費用の助成券を配布している。この助成券を利用し、区内自転車店で点検整備を受けた自転車にはTSマーク保険が付与される。
 区内の自転車事故の当事者を見ると、65歳以上の高齢者の事故が最も多く、続いて30代、40代のいわゆる保護者世代の事故が多い。今後は自転車安全利用講習会を始めとした各種事業について、事故の多い層に着目し、参加を促す等の対策を取っていきたい。

(3)中野区で設置している点字ブロックの状況やマップ、音声信号、延長信号などを設置している状況、マップ等を情報共有してほしい。

 点字等のマップについては、区の担当部署に確認したところ、区全体の点字ブロックの設置状況やマップ等の作成はないとの事であった。ただし、区が管理する施設における点字ブロック等の設置状況については、「中野便利地図 バリアフリーマップ」と検索していただければ確認できる。音声信号、延長信号の設置場所は情報共有したい。

6 議題 2022年秋の中野区交通安全運動実施要領(案)について

 事務局より

 今月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動が実施される。運動期間中の中野区の取組について、「秋の中野区交通安全運動実施要領(案)」として取りまとめた。
 今回の全国交通安全運動では「1子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保」「2夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶」「3自転車の交通ルール遵守の徹底」が重点項目として挙げられている。また、地域重点として「二輪車の交通事故防止」「電動キックボード等の交通ルール遵守の徹底」これら5つを重点項目として掲げ、この運動を推進していく。それぞれの重点項目について、「推進項目」と「重点の取組方法」について、実施要領(案)としてまとめたので審議をお願いしたい。

〇質疑

Q 地域重点の「電動キックボード」に関する項目は、今回新たに重点項目として入ってきたものか。区内でもシェア事業が開始されたが、現時点でどの程度、事業者と連携がとれているのか。区内でどこを動いているか、何台あるか、どこをどのように動いているのか、などの細かいデータを区の方で掌握できる状況なのか。それらを踏まえたうえで対策をとった方がいいと思う。事業者とは連携をとれるのか、データは得られるのか。(委員)

A 新たに重点項目として挙げられた。現在区内でシェア事業を行っている事業者からは、事業内容等の説明を受けている。今後も事業者と情報交換しながら交通安全に向けた依頼等必要であると認識している。(事務局)

Q まだデータをもらえるだけの関係ではないということか。今後、しっかりと連携をとれたらと思うが。(委員)

A 事業者側がどの程度データを公開できるのかという問題はあると思うが、検討していきたい。(事務局)

Q 電動キックボードやフル電動自転車は、ナンバープレートが付いていればいいのか、二輪の免許を持っていればいいのか。今後、電動キックボードなどが増えていくことを前提に危険がないよう乗っていけるか考えていかないといけない。(委員)

A 電動キックボードに関しては、現在は運転免許、ナンバープレートも必要である。今年4月に道路交通法が改正され、今後2年以内に法律が施行されると、速度制限20キロ以下など一定の要件を満たす電動キックボードについては、16歳以上であれば免許が不要になる。(事務局)

Q フル電動自転車についてはどうか。(委員)

A フル電動自転車は、ナンバープレートを付けて、自賠責保険に加入し、オートバイとしての基準を満たす必要がある。ナンバープレートを付けずに歩道を走行しているというのが現状なので取締りをお願いしたい。中には法的にグレーな機種もある。個人輸入などで購入しているのではないかと思うが、今後道路交通法が改正されて電動キックボードのような新たな乗り物が増えていくことを危惧している。(委員)

Q 今後警察とも協力してどのようにしていくのか早急に考えていただきたい。

A インターネットでの販売や個人輸入等で購入していてるため、購入者も違法なのかわかっていないのではないかと思う。今後、フル電動自転車等については、国も含めてどのように規制していくのか考えていく必要があると思う。

 現行の電動キックボードについては、業者からも仕様について説明があり、電動出力によって違ってくるということから、小型特殊免許が必要なものから原付免許が必要なもの、その他二段階右折の関係やヘルメットの装着義務など混在している状況である。今後、法改正がなされる前から周知徹底が必要だと思う。法改正後、いきなり取締りということではなく、交通安全キャンペーンなどの場で大勢の方に周知徹底していきたいと考える。(委員)

<会長より>

 電動キックボードやフル電動自転車について何か進展があったら、報告いただければと思う。

7 その他 区主催の自転車安全利用講習会について

 事務局より

 11月5日(土曜日)と11月20日(日曜日)に開催予定の区主催「自転車安全利用講習会」について報告する。区役所7階第9・10会議室で行い、各日2回、計4回実施する。講習会参加者には上限2,000円とする自転車点検整備費用助成券を配布する。詳細については、なかの区報10月20日号、区ホームページに掲載する。

<閉会>

 以上で中野区交通安全対策協議会を終了する。

 次回の協議会は、令和5年3月頃を予定している。

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