中野区立中学校 部活動の地域展開に向けた取組

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更新日:2025年10月6日

1 部活動の地域展開について

 中野区では、90%以上の生徒が学校部活動に参加しており、部活動は生徒の健全な成長を支える重要な教育活動です。一方で、地域にも野球などのクラブチームが多数存在し、多くの生徒が所属しています。そのため、学校単独でのチーム編成が困難となり、複数校による合同活動が増加しています。
 また、専門的な指導が可能な教員が不足していることから、生徒が希望する部活動を十分に設置・継続できない学校も見受けられます。こうした課題を踏まえ、生徒が希望するスポーツや文化芸術活動に取り組み、専門的な指導を受けられる体制の整備が求められています。
 さらに、教員が本務である教材研究や生活指導等に十分な時間を確保できるよう、部活動指導・運営に関する負担の軽減も急務です。教育課題の複雑化・多様化が進む中、学校や教員だけでは対応が困難な状況も増えており、部活動の在り方について合理的かつ効率的・効果的な運営への改革が必要とされています。
 中野区では、こうした背景を踏まえ、学校・地域・行政が連携しながら、部活動の地域展開を推進してまいります。

2 中野区学校部活動の地域展開に向けた今後の方針

 中野区の学校部活動に関する課題の解決を図り、中野区の実態に合った地域展開を実現するため、今後の部活動の在り方や到達目標等を明らかにし、中野区立中学校の部活動の地域展開を推進することを目的として策定いたしました。
 ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。中野区学校部活動の地域展開に向けた今後の方針(PDF形式:639KB)

3 現在、取り組んでいる中野区学校部活動の地域展開

〇種目:「ダンス」「陸上競技」
〇実施場所及び実施内容
 ダンス:鷺宮SC、中部SC

 陸上競技:第二中学校、緑野中学校 他

〇活動:年間20回、各2時間

4 今後の部活動の地域展開について

「学校部活動及び地域クラブ活動に関する総合的なガイドライン」(令和5年3月・東京都)及び「学校部活動の地域展開に関する推進計画」(令和6年3月改訂版・東京都)を踏まえ、中野区の実態に応じた中学生のスポーツ・文化芸術活動の場を次のとおりに整備することを検討していきます。
(1)学校部活動
〇顧問教員単独型
 これまで同様、顧問教員が単独で当該校の中学生に指導を行います。
〇外部指導員配置型
 専門性のある外部指導員が顧問教員と連携して指導します。
〇部活動指導員配置型
 専門性のある部活動指導員が単独で指導します。

(2)行政主導地域クラブ活動

   学校では起ち上げることが難しい部活動を中野区が設立し、区内全中学校から希望する中学生が

   参加できるようにします。(現在、実施している「ダンス部」や「陸上部」はこの活動です。)

(3)民間地域クラブ活動
   地域の方や民間の指導者など多様な方との連携により指導を行う、クラブ活動の形です。


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