AED(自動体外式除細動器)
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更新日:2024年8月2日
AED(自動体外式除細動器)設置施設の情報
突然の心停止時の救命体制を整備するため、区は区民活動センターやすこやか福祉センターなど区内の公共施設と区内24時間営業のセブンイレブンの店舗にAED(自動体外式除細動器)を設置しています。設置施設は、「なかのデータマップ」をご覧ください。(外部サイト)
これまで、区によるAEDの設置は公共施設に限られていましたが、令和6年4月からセブン-イレブン・ジャパン株式会社の協力を得て、同社が展開するコンビニエンスストア セブン-イレブンの店舗に新たに設置しました。詳しくは「AED(自動体外式除細動器)のコンビニエンスストア設置について」をご覧ください。
中野区外を含めたAED設置施設情報については、「日本救急医療財団全国AEDマップ(外部サイト)」をご覧ください。
AEDとは
AEDは、心停止を起こした場合に、電気ショックを与え、平常の心機能を回復させる医療機器です。
AED(自動対外式除細動器)本体
電源を入れ、電極を対象者へ張りつけると、自動的に機器が心電図を解析し、必要な除細動(電気ショック)を与えます。
すべての操作は音声ガイダンスにより救助者に指示され、除細動が不要な人に対しては電気ショックが実行されないようプログラムされており、だれでも安全に使えるよう仕組みになっています。
AEDは、およそ6歳までのお子さんには、小児用電極パッドかスイッチで電力を下げる機種を使用します。これらがない場合は、成人用で代用します。
(AEDとはAutomated(自動)・External(体外式)・Defibrillator(除細動器)の略)
区役所のAED。扉を開けて使用してください。
1分でも早い救命行為が有効です
病院外での突然の心停止の件数は、全国で年間2万人から3万人と推定されています。心停止の場合、1分経過するごとに生存率が7から10パーセント減少するとされており、119番通報から救急隊が到着するまでの間(平均6、7分)のAEDなどによる心肺蘇生処置が救命に有効です。
心肺蘇生法の手順・あなたの行動で救える命があります
AEDは医療従事者や救急救命士だけが使用するものではなく、いざという時に一般の方が誰でも使用することができる機器です。
心肺蘇生の手順をイラストでご案内しています
【イラストで紹介】応急手当の手順(東京消防庁)(外部サイト)
迅速な119番通報
- 意識の確認
「大丈夫ですか」など、肩などを叩きながら大きな声で呼びかける。 - 周囲への応援要請と救急車(119番通報)、AEDの搬入依頼
周りに協力者がいる場合は、その人に119番通報をするように依頼する。また、近くにAEDがあれば、それを持ってくるように頼む。
できれば「あなたは119番通報をしてください」「あなたはAEDを持ってきてください」などと、具体的に依頼するのがよい。
周りに協力者がいない場合は、心肺蘇生を始める前に119番通報し、すぐ近くにAEDがあることがわかっていればAEDの手配を自分で行う。 - 呼吸の確認
胸と腹部の動きをみて、正常な(普段通りの)呼吸をしているか確認を行う。
迅速な人工呼吸と心臓マッサージ
- 心臓マッサージ、人工呼吸
呼吸がない、または正常な呼吸がなければ心臓マッサージ(強く、速く、絶え間なく)
「強く」とは、成人は少なくとも5センチ、小児は胸の厚さ約3分の1を目安に
「速く」とは、少なくとも1分間に100回のペースで
「絶え間なく」とは、交代で行う場合などの中断は最小限で
人工呼吸ができる場合、気道を確保し心臓マッサージ30回と人工呼吸2回を行う。
人工呼吸できない場合、心臓マッサージのみを続ける。
AEDが到着するまで、継続的に行う。
迅速な除細動(AEDで電気ショック)
- AEDが到着しだい、AEDを使用
- ふたを開ける。(電源を入れて音声ガイダンスに従う)
- 成人用パッド・小児用パッドの区別を確認し、電極パッドを張る。(右の鎖骨の下と左の脇腹)
- 電気ショックが必要な場合は、放電ボタンを押す。
- 迅速に病院へ搬送。
パッドは着けたまま心臓マッサージから再開。救急隊に引き継ぐか、呼吸や意識が戻るまで心臓マッサージ・人工呼吸とAEDを続ける。
救急救命講習の受講を
こうした行動を身につけるための救急救命講習会が、地域の消防署で実施されています。
いざというときに備え、講習会に積極的に参加しましょう。
講習会のお問合せ
公益財団法人 東京防災救急協会(電話番号 03-5276-0995)
ホームページ 公益財団法人 東京防災救急協会へ(外部サイト)
お問い合わせ
このページは健康福祉部 福祉推進課が担当しています。