世界エイズデーとレッドリボン運動のパネル展示
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更新日:2025年11月13日
11月21日(金曜日)から12月15日(月曜日)まで、中野駅ガード下・夢通りギャラリー東側において「世界エイズデー」と「レッドリボン運動」のパネル展示を実施します。
また、12月末までの期間、中野区保健所の各窓口職員を中心にレッドリボンを身につける啓発活動を展開しています。
この機会に、皆さんも自分の事としてHIV感染、エイズについて考えてみましょう。
12月1日は“World AIDS Day”「世界エイズデー」
1988年にWHO(世界保健機関)が12月1日を“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。
その後1996年からUNAIDS(国連合同エイズ計画)もこの活動を継承しています。
日本でもその趣旨に賛同し、エイズに関する正しい知識等についての啓発活動を推進し、エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を図ることを目的として、12月1日を中心に「世界エイズデー」を実施しています。
今年のテーマは、 「U=U 検出されない=性感染しない」
テーマの趣旨
これまでHIVとエイズに対して様々な取組がなされてきました。
治療法の進歩によりHIV陽性者の予後が改善された結果、HIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。また、近年では、HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6ヶ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないことも確認されています。
このことは、Undetectable(検出限界値未満)=Untransmittable(HIV感染しない)、略して「U=U」と呼ばれています。
つまり、治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、HIV感染の予防にも、その進歩に支えられた様々な選択肢が用意されるようになりました。しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがHIV感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。
そこで、今年度の「世界エイズデー」キャンペーンテーマは、この「U=U」という言葉をより一層浸透させることで、もう一度HIVとエイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。
ひとりでも多くの人がHIVとエイズのことを自分の事として捉え、HIVとエイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につける契機とし、最新の知識の普及を通じて、HIV検査の受検促進や差別・偏見の解消につなげていきたいと考えています。
(公益財団法人エイズ予防財団
API-Net エイズ予防情報ネット(外部サイト) より引用)
レッドリボン運動について
“レッドリボン(赤いリボン)”は、古くからヨーロッパに伝承される風習のひとつで、もともと病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1990年ごろのことです。
このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにもエイズがひろがり、エイズで死亡する人々が増えていきました。
そうした仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。
この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。
レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズと共に生きる人々を差別しないというメッセージです。
このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズのことをみんなで考えましょう。
(公益財団法人エイズ予防財団
API-Net エイズ予防情報ネット(外部サイト) より引用)
エイズデーのポスター掲示にご協力を

世界エイズデーの趣旨にご賛同いただき、店舗や事業所、学校等で標記ポスターを掲示いただける場合には、期間中、中野区保健所2階の5番窓口にて配布しています(公益財団法人 エイズ予防財団作成 B2判)。
ご協力よろしくお願いいたします。
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このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。
