AED(自動体外式除細動器)

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更新日:2023年11月14日

AED(自動体外式除細動器)設置施設の情報

突然の心停止時の救命体制を整備するため、区は区民活動センターやすこやか福祉センターなど区内の公共施設にAED(自動体外式除細動器)を設置しています。新規ウインドウで開きます。設置施設は、「なかの便利地図」をご覧ください。(外部サイト)
心停止の場合、1分でも早くAEDなどによる心肺蘇生処置(しんぱいそせいしょち)を行うことが、救命に有効です。
一人でも多くの命のために、区民のみなさんも積極的に救命知識を身につけましょう。

中野区外を含めたAED設置施設情報については、「新規ウインドウで開きます。日本救急医療財団全国AEDマップ(外部サイト)」をご覧ください。

AEDとは

AEDは、心停止を起こした場合に、電気ショックを与え、平常の心機能を回復させる医療機器です。


AED(自動対外式除細動器)本体

電源を入れ、電極を対象者へ張りつけると、自動的に機器が心電図を解析し、必要な除細動(電気ショック)を与えます。
すべての操作は音声ガイダンスにより救助者に指示をし、除細動が不要な人に対しては、電気ショックが実行されないようプログラムされており、だれでも使えるように安全性が確保されています。
従前は、医療従事者及び救急救命士のみに使用が許されていましたが、平成16年7月から、一般の方にも使用が認められました。


白いケースに収納されているAED
白色のケースに収納されているAED

AEDは、およそ6歳までのお子さんには、小児用電極パッドかスイッチで電力を下げる機種を使用します。これらがない場合は、成人用で代用します。
(AEDとはAutomated(自動)・External(体外式)・Defibrillator(除細動器)の略)


1分でも早い救命行為が有効です

病院外での突然の心停止の件数は、全国で年間2万人から3万人と推定されています。心停止の場合、1分経過するごとに生存率が7から10パーセント減少するとされており、119番通報から救急隊が到着するまでの間(平均6、7分)のAEDなどによる心肺蘇生処置が救命に有効です。

心肺蘇生法の手順・あなたの行動で救える命があります

心肺蘇生の手順をイラストでご案内しています

新規ウインドウで開きます。【イラストで紹介】応急手当の手順(東京消防庁)(外部サイト)

迅速な119番通報

  1. 意識の確認
    「大丈夫ですか」など、肩などを叩きながら大きな声で呼びかける。
  2. 周囲への応援要請と救急車(119番通報)、AEDの搬入依頼
    周りに協力者がいる場合は、その人に119番通報をするように依頼する。また、近くにAEDがあれば、それを持ってくるように頼む。
    できれば「あなたは119番通報をしてください」「あなたはAEDを持ってきてください」などと、具体的に依頼するのがよい。
    周りに協力者がいない場合は、心肺蘇生を始める前に119番通報し、すぐ近くにAEDがあることがわかっていればAEDの手配を自分で行う。
  3. 呼吸の確認
    胸と腹部の動きをみて、正常な(普段通りの)呼吸をしているか確認を行う。

迅速な人工呼吸と心臓マッサージ

  1. 心臓マッサージ、人工呼吸

呼吸がない、または正常な呼吸がなければ心臓マッサージ(強く、速く、絶え間なく
「強く」とは、成人は少なくとも5センチ、小児は胸の厚さ約3分の1を目安に
「速く」とは、少なくとも1分間に100回のペースで
「絶え間なく」とは、交代で行う場合などの中断は最小限で

人工呼吸ができる場合、気道を確保し心臓マッサージ30回と人工呼吸2回を行う。
人工呼吸できない場合、心臓マッサージのみを続ける。

AEDが到着するまで、継続的に行う。

迅速な除細動(AEDで電気ショック)

  1. AEDが到着しだい、AEDを使用
  • ふたを開ける。(電源を入れて音声ガイダンスに従う)
  • 成人用パッド・小児用パッドの区別を確認し、電極パッドを張る。(右の鎖骨の下と左の脇腹)
  • 電気ショックが必要な場合は、放電ボタンを押す。
  • 迅速に病院へ搬送。
    パッドは着けたまま心臓マッサージから再開。救急隊に引き継ぐか、呼吸や意識が戻るまで心臓マッサージ・人工呼吸とAEDを続ける。

救急救命講習の受講を

こうした行動を身につけるための救急救命講習会が、地域の消防署で実施されています。
いざというときに備え、講習会に積極的に参加しましょう。
講習会のお問合せ
公益財団法人 東京防災救急協会(電話番号 03-5276-0995)
ホームページ 新規ウインドウで開きます。公益財団法人 東京防災救急協会へ(外部サイト)

お問い合わせ

このページは健康福祉部 福祉推進課が担当しています。

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