糖尿病

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更新日:2023年8月3日

糖尿病とは

私たちが普段食べているものに含まれる糖質は、体内で分解されてブドウ糖となり、血液を介して全身に運ばれて脳や筋肉など各組織でエネルギーとして使用されます。また、血液中にある余分なブドウ糖は肝臓でグリコーゲンとして貯蔵され、必要に応じてエネルギーとして利用されます。

血液中のブドウ糖を「血糖」、また血液中のブドウ糖の量を「血糖値」と呼んでいますが、血糖値は食物を摂取することで上昇します。その後、徐々に減少し、一日の中で変動を繰り返しています。この血糖値のコントロールに不可欠なのが、すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。

食後は誰もが血糖値が上昇しますが、インスリンの働きで一定の幅で変動するようコントロールされています。インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンであるため、その働きが弱かったり分泌量が少なかったりすると、ブドウ糖がエネルギーとして利用・貯蓄されないため、血糖値が増加してしまいます。こうして血糖値が高い状態が続くと、ますますインスリンの働きが低下するという悪循環に陥ってしまいます。そして、この状態が長く続くと「糖尿病」へと移行してしまいます。

糖尿病についてもっと詳しく知りたい方はこちらへ。

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糖尿病と診断されたら

上述の通り、糖尿病はインスリンの分泌が低下すること等により引き起こされる病気です。インスリンの働きや分泌能力を改善するためには、何よりも食事や運動などの生活習慣を改善していくことが重要です。

食事療法では、適正なエネルギー量の範囲で、いろいろな栄養素をバランスよくとることが必要です。量や内容、味付け、食事回数の管理が不可欠となり、これまでの食生活を基本から改善する必要がありますが、糖尿病だからといって食べられない食品はありません。食事の基本事項を守れば、今まで通りの食品を食べることができます。

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食事療法と併せて重要なのが運動療法です。運動は糖尿病の温床となる肥満の解消をはじめ、インスリンの分泌能力を改善させ、ブドウ糖の働きを促す効果があります。運動といってもスポーツだけに限定せず、階段昇降やウォーキングなど軽めのアクティビティを日常生活に取り入れていき、こまめに体を動かす習慣をつけることが大切です。

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糖尿病を予防しましょう

糖尿病予防対策事業

中野区内の医療機関で特定健診を受診された方の中で、中野区の定める基準にすべて該当し糖尿病のリスクが心配される方は、運動実技指導(栄養指導含む)が受けられます。 平成30年3月31日の時点で、35歳から64歳までの中野区在住の方が対象です。

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働き盛り世代に対して、糖尿病予防を勧めるための啓発動画です。

お問い合わせ

このページは健康福祉部 保健企画課(中野区保健所)が担当しています。

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