ペットの災害対策、災害から愛するペットを守るために
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更新日:2023年8月3日
災害時におけるペットとの同行避難について
地震などの災害が発生すると、自宅での生活が困難になることがあります。
「中野区地域防災計画」では、飼い主が被災し避難所で生活する際のペット(小動物)の同行避難を受け入れ、校庭等の一部スペースをペットの避難所として確保することを定めています。
避難所で受け入れるペット同行避難には、次の取り決めがあります。
- 受入動物は、小動物(犬・猫・鳥等)のみです。
- 受入動物は、ケージの中に入れてください。
- 受入場所は屋外です。
- 避難中のペットフード、ケージ、トイレ用品、常備薬等は飼い主が準備してください。
(詳細は、避難所ごとにルールが異なる場合があります。)
同行避難訓練
区では、年に一度、公益社団法人東京都獣医師会中野支部と共催で、区立小中学校を会場とする「総合防災訓練」において、犬の同行避難訓練を実施しています。
実施にあたっては、区報及び区ホームページでお知らせしています。
日頃からの備え
ペットの健康管理
避難所でペットが体調を崩さないよう、日頃から体調管理に気を配りましょう。
- 狂犬病予防注射(犬)、伝染病ワクチン等の予防接種を行う。
- ノミ・ダニを駆除し、体を清潔に保つ。
- ふん尿の処理を衛生的に行う。
ペット用品の準備
災害発生時には、ペット用品も入手困難になることがあります。それぞれの飼い主が用意することが原則ですので準備しておきましょう。
- ペットフード及び水(最低3日できれば7日分)
- おやつ(ペットのストレス解消に)
- ペットの食器 (フード用と水用)
- 首輪と伸びないリード (首輪には迷子札をつける)
- トイレ用品(トイレシート、猫砂など)
- ケージ、キャリーバッグ
- 常備薬、療法食
身元表示
突然の災害により、飼っていたペットが驚いて逃げてしまうことがあります。どこかで保護されてもすぐに飼い主がわかるよう、準備しておきましょう。
- 首輪、鑑札(犬)、狂犬病予防注射済票(犬)、迷子札の装着
- マイクロチップの登録と装着(マイクロチップについては、動物病院へご相談ください。)
- ペットの写真(飼い主とペットが一緒に写っていると、保護されたときなど飼い主の特定に役立ちます。)
しつけ
避難所でペットが他の人の迷惑とならないよう、必要最低限のしつけをしておきましょう。
- 嫌がらずに移動用ケージやキャリーバッグに入るようにする。(日常的にペットから見える場所にキャリーバッグを置いておくなど)
- 普段から家族以外の人や動物に接するなどして慣れさせておく。
- トイレは決められた場所でできるようにする。
- 飼い犬については、「待て」「伏せ」などの命令に従う。
避難所での注意点
避難所は、動物の好きな人、苦手な人、アレルギーを持った人など、様々な人との共同生活となります。飼い主以外の人とも上手にコミュニケーションをとり、動物が受け入れられやすい環境をつくりましょう。
避難所におけるペットの世話は飼い主が責任をもって行わなければなりません。排泄物の始末をはじめ、飼育環境を清潔に保つようにしましょう。
避難所での生活は、人と同じように動物もストレスや不安を感じるはずです。体調に気を配り、不安を取り除くよう心がけましょう。飼い主同士が動物について話し合い、協力し合うことも大切です。
お問い合わせ
このページは健康福祉部 生活衛生課(中野区保健所)が担当しています。