区民の日常を支えるバス運転士について

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更新日:2025年3月3日

路線バスのサービス水準

 中野区の南北移動を支えている路線バスの維持が、難しくなりつつあります。区の交通の便の満足度は、10年以上、90%を超えている(区民意識・実態調査の満足、概ね満足の回答率)一方で、現在、中野区内においても利用状況が芳しくない路線を主に、減便や改廃が生じています。
 
 バス運転士不足の加速が見込まれる状況は、今後、更なるサービス水準の低下が危惧され、既存の路線バスネットワークが維持できなくなる可能性があります。また、サービス水準の低下を予防するためには、区民の積極的な公共交通の利用も不可欠になります。

バス運転士の仕事

 バスをはじめとする地域公共交通は、子どもから高齢者まで様々な方が利用する区民の暮らしや地域の発展に欠かせない移動手段です。

 路線バスは、普通の自動車免許では運転できません。自動車免許の最上位に位置する「大型二種免許」という特別な免許を持った方が大きなバスを運転しています。
 
 そのため、普段の移動で安全に目的地へたどり着くための、大きな役割を持っています。

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。(PDF形式:7,318KB)

新規ウインドウで開きます。出典:バス運転士就職支援ガイド(公益社団法人日本バス協会)(外部サイト)

バス運転士の働き方改革("2024年問題")

 バス運転士の働く環境を改善するため、長時間の運転に制限をかけることや休息時間を長くするなど、働き方改革により規定が変わりました(新規ウインドウで開きます。バス運転者の改善基準告示(外部サイト))。

 全国でバス運転士が減少する中、業務時間が見直されたことにより、今後この傾向が続いていくと、令和12年(2030年)に必要人員の30%、バス運転士が不足すると見込まれています新規ウインドウで開きます。国土幹線道路部会資料(外部サイト))。

 中野区内を運行しているバス事業者では、運転士を募集しています。ご興味がある方は、各事業者のホームページをご確認ください。

中野区を運行しているバス事業者

中野区の取組

 区の公共交通サービスが充実している一方、近年路線バスの減便・改変が中野区内でも散見され始めています。利用率低下によるサービス水準の低下を予防するため、既存公共交通の維持を目的に、モビリティ・マネジメントに取り組んでいます。また、モビリティ・マネジメントを中心とし、関連する交通施策について、地域活性や健康増進、まちづくりの視点を加え、戦略的に推進することを検討しております。

新規ウインドウで開きます。中野区地域公共交通マネジメント戦略(案)

中野区地域公共交通計画の策定

 区は、誰もが利用しやすく円滑に移動できる交通環境が整ったまちの実現に向け、令和4年3月に「新規ウインドウで開きます。中野区交通政策基本方針」を策定しました。本方針に示す取組を具体化し、地域特性を踏まえながら、各主体の相互協力に基づく持続可能な地域公共交通環境の向上を図ることを目的に、令和6年3月に「中野区地域公共交通計画」を策定し、施策を推進しています。

新規ウインドウで開きます。中野区地域公共交通計画

中野区交通政策推進協議会

 交通に関する施策の総合的かつ計画的な実施に向け、地域の実情及びまちづくり等の視点を踏まえながら、中野区の公共交通のあり方や取組に関し、必要な事項を協議する場として設置しています。令和4年7月より、中野区交通政策推進協議会条例に基づく区長の附属機関となりました。

中野区交通政策推進協議会

お問い合わせ

このページは都市基盤部 交通政策課が担当しています。

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