乳幼児期の子どもへヒアリングしました
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更新日:2024年3月4日
令和4(2022)年12月9日(月曜日)、陽だまりの丘保育園(東中野5-17-3)で、乳幼児期の子どもへのヒアリングを実施しました。
実施の経緯
第1期子どもの権利委員会では、「誰一人取り残さない」という観点から、既存のアンケート調査だけでは把握しにくい子どもを対象にヒアリングを実施することとしました。
なかでも、乳幼児期の子どもの意見の尊重については、これまで自治体の調査等において、乳幼児を、直接意見を聴いて反映する対象としてはみなさず、乳幼児期の子どもをもつ保護者への意見聴取という形でしか実施されていませんでした。
このような問題意識から、中野区内で日常的に子どもの話し合いの場を設けてきた陽だまりの丘保育園の協力により、保育園児へのヒアリングを実施しました。
実施内容
日時
令和4(2022)年12月9日(月曜日)
対象
3~5歳の異年齢グループ3グループ(子どもの人数:1グループにつき20人前後)
内容
「何をしている時が一番楽しいか」、「中野にあったらうれしいもの・場所」について、各グループごとに、園の先生が園児へヒアリングを行いました。
先生がファシリテーター役となり、会話のキャッチボールをしながら、子どもたちのさまざまな考え・つぶやきを受け止めました。
まとめ
「何をしている時が一番楽しいか」という問いに対しては、「自分の好きな遊びをしているとき」、「友達や家族と出かけるとき」という回答が多くありました。
「中野にあったらうれしいもの・場所」については、自分の好きなことができる場所(広いプール、遊園地、大きな球場など)や、自分の好きなもの(花、洋服、本、お菓子屋など)がたくさん揃っている場所を求める声が多くありました。
このような声から、子どもたちが何に興味があるのか、どのようなことを楽しいと感じているのか、どのようなことをまちでしたいのかを理解し、誰一人取り残すことなく、子どもたちの思いや願いを実現するまちになっているかを検証していく必要があります。
子どもの意見の尊重
子どもの権利条約は、まだ言葉を話さない子どもも、さまざまな方法で自分の気持ちや考え、望みを大人に伝えていることを前提としています。したがって、乳幼児期の子どもはもちろん、意見を表明することが苦手な子どもや、障害や日本語能力など、さまざまな理由から意見を伝えることが難しい子どもの気持ちや思いも十分に聴き、反映することが大人には求められています。
ヒアリングの様子や、子どもの意見の尊重に関して動画にまとめましたので、ぜひご覧ください。
画像をクリックすると動画を見ることができます。
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このページは子ども教育部 子ども・教育政策課(子)が担当しています。