リトルベビーハンドブック作成に係る座談会を実施しました。

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更新日:2023年12月13日

中野区では低出生体重で生まれたお子様の保護者やご家族の不安に寄り添い、子育てを支援するため、「なかのリトルベビーハンドブック」の作成を進めております。作成にあたっては、皆様方の声を可能な限り反映させていきたいと考えているため、低出生体重で生まれたお子様を育てられている皆様との座談会を開催いたしました。

実施内容

日時

 令和5(2023)年11月11日(土曜日)10時~11時30分

会場

 南部すこやか福祉センター(東京都中野区弥生町五丁目11番26号 )

参加人数

 参加人数 8家族(19人)

内容

 はじめに区から「リトルベビーハンドブック」の作成について概要の説明を行い、その後懇談、意見交換をしました。参加者同士でお互いに話をしていただく中で、これまでの体験談や抱えてきた思い、早産に対してまた低出生体重児やその家族への支援について等、様々なご意見を伺うことができました。

<体験から>

  • 早産になるなんて想像もしていなかった。思いがけない早産で知識もなく、色々調べていくと不安ばかりが募った。
  • NICUと家との往復の生活、誰にも会いたくなかった。孤独感が大きく辛かった。助産院に駆け込んで支援してもらった。
  • 区のサービスが使えるのかもわからず、断られたらと思うと連絡できなかった。
  • 同じ境遇の人たちと話をしたかった。
  • 精神的に不安定になって、涙がぼろぼろ出た。
  • 長い入院の後、退院したら普通の新生児として迎えられると思っていたのに、医療的ケアで訪問看護の利用となった。
  • 小さく生まれただけでなく、医ケア児でもあることがショックだった。医ケアがあることで施設の利用に躊躇したり、サービスが利用できるのかわからないことも。
  • 突然の出産で妊娠期の面談が受けられず、こども商品券がもらえなかった。区の適切な対応もなくつらかった。
  • 相談をしても、早産への知識が不十分で何も教えてもらえなかった。
  • 地区の保健師さんが訪問してくれていつでも相談してといってくれたことで、サポートが続く安心感があった。
  • 訪問看護の人に助けられた。

<支援に求めること ~ハンドブックに反映させてほしいことなど~>

  • 同じ立場の人とつながる場がほしい。区でもサポートしてほしい。
  • 早産に対して理解を深め、もっと適切な相談・支援ができるようにしてほしい。
  • 地域の利用できるサービスの情報が知りたい。
  • 修正月齢での利用が可能なサービスの明記をはっきりしてほしい。
  • 面会時の楽しみ方、入院中の過ごし方などの前向きになるような内容があってもよいのでは。
  • 母や家族の不安や孤独感などに対して、メンタル面のサポートをしてほしい。
  • リトルベビーハンドブックを作成して終わりと思ってほしくない。必要なのは寄り添う支援や共感できる場を作ること。
  • 次の支援にもつながっていくような、寄り添った声掛けやサポートをしてほしい。

 区としては、座談会でのこれらのご意見を踏まえ、リトルベビーハンドブックの作成を引き続き進めていきます。そして、ご意見にあったように、リトルベビーハンドブックを作成するに留まること無く、皆様に寄り添った相談対応、適切な支援ができるように今後も努めて参ります。
座談会の様子

当日の様子
 
なお、今回座談会に参加されなかった方からも、リトルベビーハンドブックに盛り込む内容のご意見や、応援メッセージをいただきましたことに感謝いたします。
 またご意見の中で、ご自身の育児経験を踏まえ“リトルベビー”として区分する必要性に懐疑的なお声もいただきましたが、ご意見として真摯に受けとめ、あらためてリトルベビーハンドブックの作成の中で活かして参りたいと思います。
なかのリトルベビーハンドブックは令和6年3月に完成予定となっております。 完成しましたら別途HPにてお知らせいたします。

お問い合わせ

このページは地域支えあい推進部 地域包括ケア推進課が担当しています。

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