第2回 第一中学校・中野富士見中学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

 開催日時 平成19年6月15日(金曜日) 午後7時~午後9時
 開催場所 南中野地域センター 洋室1・2号
出席者委員吉成武男、相田琢磨、河原井守、渡部金雄、倉持敬緯子、宮沢久之、田中晴美、森田真理、秋元宏之、川島美奈子、道林京子、赤津知子、飯原俊行、髙橋麻美、矢沢淑子、花見勝一郎、安藤洋子、田中節子、牧井直文、田代雅規、池田浩二、青山敬一郎
(敬称略、順不同)
その他豊川財産管理担当課長、岡山主査、深谷主事
内野学校施設担当係長
事務局教育改革担当
 会議次第
【議事】
1 統合新校開校に向けた校舎の改修工事について
2 統合新校の校名の検討方法について
3 統合新校のあり方について
4 その他

1 議事

◆議事(1)統合新校開校に向けた校舎の改修工事について

委員長
 統合新校開校に向けた校舎の改修工事ついて、財産管理担当課長より説明いただく。その前に、一中の現状や、先行している十一中の整備前後の状況をスライドにまとめたものがあるので、それを先にご覧いただきたい。

(スライド映写)

委員長
 続いて、改修工事の内容について、財産管理担当課長の豊川さんからご説明いただく。
区担当
 今回、第一中学校を統合新校として整備するに当たっては、建物の状態の悪い部分を改修して使うといった方針で整備する。校舎を新築するのと違い、現在、学校として運営しているものを改修工事するという関係から、どうしても工事期間が夏休み中に限られるので、整備の内容も1年度で終わるのではなく、基本的には2カ年プラスアルファで改修工事完了という形になる。本日は、この第一期工事を中心にご説明をしたい。本年度の工事は、基本的には校舎外部を主に改修する。

1)校舎棟
 1屋上防水改修(全面)
 2フェンス改修(全面)
 3外壁改修(全面)
 4アルミサッシ改修(60mmから70mm)
 古い60ミリサッシを70ミリに取り替える。
 5床改修(2F普通教室、第二理科室、第二家庭科室、保健室、職員室)
 保健室、職員室については、床とあわせて内装も改修する。教室に関しては、腰壁についても改修する。
 6冷房機器取替及び新設(図書室、コンピューター室、第1、2音楽室、第1、2家庭科室、保健室)
2)体育館棟
 1屋上防水改修
 2外壁防水改修
 3アルミサッシ改修(60mmから70mm)
 4耐震補強
 若干耐震性能が不足しているので、あわせて耐震補強も行う。

 第二期工事は、主に校舎棟の内部を改修する。この工事の内容については、今後教育委員会と具体的に打ち合わせをしながら決定していきたい。
1)校舎棟 
 1床改修(普通教室、特別教室等)
 2バリアフリー化
 3照明器具等の取替
 4冷暖房機器の取替及び新設
 5トイレ改修
2)体育館棟
 1体育館床改修
 2照明機器取替え

委員長
 それでは、内容についてのご質問やご意見があればどうぞ。

委員

 プールの改修についての内容が入っていない。新しい学校をつくるということで、集中的にいい学校にするという話が前提にある中で、問題のあるプールの改修を行わないのはおかしいのではないか。この近辺だと、親も含めて皆が二中と比較してしまう。施設面でもいい学校にならないと、子どもを二中にやりたいという親心が出ると思う。一中も二中も変わらない状況であるというところを見せられないと、おかしいのではないか。

区担当

 今回の工事に関しては、夏休み期間中に行う工事を中心に説明をした。夏休み期間中にプールの工事をするというのは難しい。

区担当
 教育委員会としても、プールが今のままでよいとは思っていない。ただ、これからの改修に先立って、今日は、今年度と来年度のある程度が予測できる工事を示している。プールについては、今後検討していかなければいけないと考えている。

委員

 いつごろ具体化された話が出るのか。

区担当
 時期は決まっていない。

委員

 遅くとも二期工事の中で具体的な話が出てこないと、間に合わない。できれば、今回、その下話ぐらいはあってしかるべきではないか。

委員長
 今日の説明は19年度、20年度の夏休み期間中に行う工事内容を示したもので、プールに関してはまた別項目で考えるということか。

区担当

 プールについては、今後、工事全体の中で考えていきたい。今、いつ皆さんにお知らせできるかということはお示しできないが、持ち帰って検討したい。本日出された皆さんからの意見は伝える。

事務局

 プールに関しては、この統合委員会を立ち上げる前からご要望がいろいろ出ていることは、私ども事務局でも承知している。また、教育委員会の事務局のトップのほうでも問題認識はもっており、どういう方法で改修できるか、あるいは、そのやり方によってどのぐらいの経費がかかるのか検討するように指示を受けている。

委員長
 今、説明があったが、検討することにはなっているけれども、時期は示せないということでよいか。

委員

 検討いただくのはありがたいが、いつ示せるかわからないというのは困る。いつまでにそれに対する回答を持ってくるか示して欲しい。

事務局

 できる限り早く、方針は示したい。

委員
 プールは、今4コースしかないので、当然新しくつくり直すという方向で検討していただきたい。また、今現在の更衣室が多目的室の一番端にあり、濡れた体で出入りしている。更衣室を含めて、新しくつくるというような方向で検討してもらいたい。

委員

 今は、6コース以上あるのが当たり前なので、新校になるに当たって、6コースのプールをつくるということは当たり前と考えている。それに伴う附帯設備として、更衣室は、プールのそばに付けるようにしていただきたい。それから、周りにかなり高い建物があるので、目隠しを兼ね、フェンスをかなり高い形でつくっていただきたい。普通の学校ということで考えれば、今私の言っていることは当たり前のことであって、新校になる前に具体化していただきたい。今は予算がついてないということだろうが、まだ統合までに2年ぐらいある。それから、夏休みが二回あって、冬休みが二回あるので、その中での時期的な部分と予算配分ということを要望していきたいと思うので、是非とも実現をしていただきたい。

委員

 プールに関しての予算というのは一体どれぐらいかけられるのか。またどれぐらいしかかけられないのかを教えていただきたい。

区担当
 配置を見てもわかるように、現状の中では、6コースをとれる状況ではない。一方、グラウンドもある程度は確保しなければいけないし、体育館を全部壊して建て替えるのも今の時点では不可能ではないかと思う。そうすると、川の側なので地盤もかなり緩いということもあるので、十分精査をして検討させてもらい、ご返事させていただきたい。

委員

 現在地がだめだったら、他の場所に中学をつくるということもあり得るのではないか。そういう考えも一つ頭の中に入れてもらってもいいのではないかと思う。

委員長

 統合の話がここまで進んでいる段階なので、その話は難しい。

委員

 最初にいただいた予定表の中の「施設の検討」というのは、6月、7月の間となっている。6月、7月で検討した内容が来年度の予算に反映されるのでこの時期に検討するということだったと思う。

事務局
 言われるとおりである。プールの話も、委員の意見を、次回までに事務局のほうで文書にしたものにまとめて、次回それを見ていただき、この統合委員会として、教育委員会に対して新しい学校の来年度以降の施設改修の意見として出していただく形になる。先ほどお話ししたとおり、プールに関しては前々から問題意識もあったので、先行して検討も始めているが、形としては、今回と次回で委員の要望をまとめ、それを教育委員会に出していく形になる。それを予算の要望として出していき、反映させるべく努力していく。

委員
 プールの話が先に出てしまったが、話を戻したい。第一期工事の中で、屋上の防水、フェンスの改修を行うのはわかったが、屋上を緑化できないか。3階に熱が伝わってこないような形をとったほうがよいのではないか。あと、教室と廊下の仕切り壁の上部にガラス戸が入っているが、かなり古い。耐震補強をいろいろやるのだろうが、大変危険なので、早目に直したほうがいいのではないか。

区担当

 まず、教室と廊下の仕切り壁だが、現在、木製の壁に非常に薄いガラス戸が入っている。かなりがたついたりもしており、地震等があれば建物躯体が若干変形するので、それについていけない可能性もある。それに関しては、来年度内部の改修内容を詰める際の一つの検討事項とさせていただきたい。それから、屋上緑化だが、とりあえず今回は防水が劣化しているということから防水を行うが、例えばエコスクールという考えの中には、屋上緑化や校庭の芝生化、壁面緑化など様々ある。そういった様々な環境負荷低減の方策の一つとして今後の検討材料ではないかと考えている。ただ、屋上緑化となると、例えば重量が増したり、緑化した後のメンテナンスの問題、あるいは、風の関係で、なかなか種等が根付かないという状況もあるので、そのあたりも含めて検討を要すると考えている。

委員

 屋上緑化というのは東京都の方針ではないのか。

区担当

 義務付けではない。例えば屋上緑化や校庭芝生化等も含めて、学校全体として環境負荷を低減するような方策をとっていくという姿勢だと思う。

委員

 3階が暑くなってしまうから、その部分で、何らかのいい方向をと思っている。上にプランターを置くなり、様々な方法もあるだろう。今でなくても結構だが、何らかの対応ができるという回答が欲しい。

区担当
 教育委員会に要望をお伝えして、検討したいと考える。

委員長

 検討していただくということで、よろしくお願いしたい。

委員

 この施設改修に関しては、我々よりも、日常学校に一番関係する先生方から具体的な要望があるのではないか。教育委員会とのすり合わせはできているのか。

区担当

 整備内容については、当然、工事をする関係もあるので、学校側と打ち合わせをして進めている。

委員

 区長との対話の中で、ソーラー施設を普及したいという話があった。公共施設、例えば学校などにそれを付けたいという話が出た。いい機会だから、一中にもソーラーをつければいいのではないか。最初には予算がかかるだろうが、長い目で見ればかえって安上がりになるのではないかと思うので、この際、ソーラーの設置も検討してみてはどうだろうか。

委員
 緑化をできないなら、逆に、ソーラーパネルで屋上を覆ってしまうとか、それで発電したものを体育館の冷暖房に使用するとか、そういうような前向きな方法もあるのではないか。

区担当

 要望としてもち帰り、検討事項ということにさせていただきたい。

委員

 前向きに検討して欲しい。

区担当

 屋上緑化とソーラーは当然バッティングするので、どういうものがいいか、あるいはまた別の方法があるか、今後、第二期、第三期の検討を行う際、考えていくことだと思う。

委員

 ソーラーがあってもなくても、冷暖房装置の付いた新しい体育館をつくってもらえるといいと考えている。二期、三期でもよいので。

委員

 実際に屋上にビオト―プをつくっている学校もあるし、風力、ソーラーをやっている学校もある。検討の方向で考えていただければ、それは難しいことではないと思う。メンテナンスも、子どもたちの理科の授業を使ってうまくやっているという話もあるし、土の問題も、普通の土だと重いので軽い土を使っているという話も聞いている。

委員
 場所が同じだと、全部入れるということができないものもある。この統合委員会として何が一番いいのか意見を取りまとめていきたい。なお、屋上緑化に関しては、管理の部分でかなり難しいところがあると聞いているが、学校は管理者としてどう考えているか。

委員

 芝生が屋上の全面にひかれたとしたら、スプリンクラーみたいなものがちゃんとついていないと管理は難しいと考えている。今、いろいろな方のお話を聞いていると、本当にエコに関する何かができたら良いと思っている。二中では、ビオトープをやっていると聞いている。

区担当
 二中の屋上のビオトープは、あまり大きいものではないが、それでも屋上まで水を上げて、それをまくというのは結構な手間になっているようだ。そういった点も考慮しながら考えていかなければいけないと思う。

委員

 屋上がどうしても無理だったら、壁面緑化という考えもある。壁面緑化も相当涼しくなる。それだったら、地面からなので、水やりも自由にできる。

委員

 学校としてはその方がよいのではないか。

委員
 緑化の意味は、屋上が熱くならないようにということである。屋上の上に空間があれば、直射日光が遮断される。そこの遮断された上にソーラーパネルを置いてもよい。本来だったら、私はどちらかと言えば、グラウンドが広ければ、南側、西側には木を植えるべきだと思う。だがその辺は理想の形でしかないので、とりあえず熱がこもらないような形で、可能な限りのものを入れていただきたい。

委員長

 そのほかに何かあれば。もし今日出なければ、後でまた区のほうに連絡していただいて、それをまた取りまとめて、次回、また考えていきたい。プールについては、フェンスを高くするという話と、もう一つ、周りにマンションが多いので、囲ってしまおうではないか、ドームにしようではないかという話も出たので、そのあたりも含めて考えていただければありがたい。では、施設に関してはよろしいか。また何かあれば、区役所の方に連絡していただき、それをまとめて次回出していただくこととしたい。

委員

 体育館の問題だが、クーラーのことが出ていたが、最近の体育館は小・中学生だけが使うのではなく、違う目的で使う部分がかなり多い。そういう意味では、クーラーというか、冷暖房の設備を入れた方ほうが良いのではないかと思っている。

委員

 私も賛成だ。夏はとてもではないけれども暑くていられない。

区担当

 この辺、非常に議論になるところだが、ソーラーパネルをつけるとか、それから、屋上緑化をするという話と、クーラーを増やすというのは、本来、相矛盾する話になる。学校トータルとして考えてその快適環境をつくるにはどうしたらよいかということを考えなければいけないと思う。確かに、個別ではクーラーがあったほうが涼しいとか、屋上緑化があればという話があるが、全部まとめて見た場合、どうするかというのは一つの課題であるという気がしている。

委員

 いろいろな意見が出ている。それの取捨選択するのはやはり学校であり行政だと思う。いきなり否定しないで、とりあえず聞いてもらいたい。

委員

 実際に体育館を使っている子どもたちだとか、そういうところの意見を取り入れてもいいと思う。夏の暑いときには本当に大変だ。是非学校にそういう時期に行って検討していただきたい。汗だくになってやっているときも、寒くて震えながらやっているときもある。もちろんエコは大事だと思うし、環境も大事だと思うが、健康で学校に通えるような状態であることが大事なのではないかと思っている。

委員長

 ほかに何かあるか。

委員

 第二期工事のバリアフリー化の中で、段差をなくすという話があったが、それ以外に、例えばエレベーターを設置するとか、そういう可能性はあるか。

区担当

 今のところエレベーターの予定はない。

委員

 いろいろな方が入ってくる可能性はあると思うが。

区担当

 来年度工事でどういうバリアフリー化を図るかというのは具体的に細かく決まっているわけではない。よくある段差解消にしても、あるいは視覚障害者の方のための色分けなどを含めて、どのような整備をすればバリアフリーに一番効果があるか、少し検討する必要がある。ただ、エレベーターをつくるとなると、どこか広いホールがあればその床に穴をあけてつくれるが、それがないと、エレベーター部分を増築する形になってしまう。そうすると、いろいろな法律の規制の関係があって難しい場合もある。必要性と実際の実現性の度合いを加味しながら、また、ほかのバリアフリー整備の内容等を含めながら、トータルとして検討していくということになると思う。具体的に今考えているバリアフリー化の工事は、例えば入り口に少し段差があるが、その段差解消だとか、中をずっと歩いているとき、実際段差のある部分は積極的に解消する。そういった内容だと思う。

区担当

 昇降口については、第一期工事の中で少しずつやれるところからやっていこうと考えている。

区担当

 教育委員会でも、エレベーターは別にして、バリアフリー化を図っていかなければいけないということで、昨年度から、各学校の1階についてはバリアフリー化が図られるよう検討を行っている。

委員

 特別教室も含めて全く冷房がない部屋というのが、今回の改修の後に残るのか。

区担当

 基本的には工事完了後は、物置などは別として、全部の部屋に入る予定となっている。

区担当

 今のところは、実際に普通教室で使っているところには入っている。普通教室で実際に教室になっていないところというのは、現在冷房が入っていないところもあるが、そこも入れる予定である。

委員

 美術室、理科室には冷暖房装置をつけないことになっているが。

区担当

 第一期工事では家庭科室に冷房を設置する。二期工事では、そのほかの特別教室も設置する予定である。また、図書室、音楽室等はもう既についているところも含めて、傷んだものは取り替えることを考えている。

委員長
 それでは、次回の統合委員会に、事務局のほうで意見をまとめていただくということにしたいが、まだ、その他にご意見があれば。

委員

 二期工事のときには、またこうした検討の機会を設けるのか。

区担当

 二期工事については、これから皆さんのご意見も出てくると思ので、そのあたりも考慮した上で、また来年もこういう説明会を開かせていただこうと思っている。

委員

 施設の問題については、今日だけでは皆さん意見を出し切れないだろう。今後、いろいろな話が出る中で、少しずつ話がまとまって出てくるのだろうから、それは二期工事の中で受け入れて欲しいと考えている。

委員

 施設整備の話だけやっていても前に進まない。今日要望を出したものを、できるだけ早く具体化してもらい、また、別なときに次の話を出していただければいいのではないか。諸課題もあるので、並行してやっていくべきだ。

委員長
 今、皆さんが出した要望を事務局に取りまとめてもらい、また次回皆さんと話し合っていきたい。

― 異議なし ―

委員長
 他に質問がなければ、工事担当者からの説明については終了とする。

― 工事担当者退席 ―

◆議事(2)統合新校の校名の検討方法について

委員長
 続いて、2番目の「統合新校の校名の検討方法について」だが、その後に「統合新校のあり方」が議題としてある。「統合新校のあり方」については、後ほど検討の時間を取るので、まず、新校の校名の検討方法ということで進めたいと思う。
 前回の検討の中で、子どもや保護者の中から校名を募集したほうがいいのではないかというような意見があったと思うので、確認したい。もし校名を募集するということであれば、事務局に説明させることにしたい。そのような方向でよろしいか。

― 異議なし ―

委員長
 では、事務局から説明してもらいたい。

事務局
 校名の検討方法、校名の募集方法について事務局から説明。

(概要)
○意見募集の方法
 1統合委員会で案を幾つかつくってそれに応募してもらう
 2案を全く示さないで意見を聞いてそれをもとに絞り込みをかけて最終的に一つの校名を決めていく
○集計の方法
 1応募で上がったすべての校名について明らかにし、かつ、応募数もすべて明らかにする
 (メリット)
 ・応募のあったすべての校名を検討することができる
 ・応募の状況の詳細を把握することができる
 (デメリット)
 ・検討する際に応募数に左右されてくることになる
 2上位50ぐらいなど、ある程度校名に絞り込みをかけてから、かつ応募数はその中で明らかにする
 (メリット)
 ・効果的に検討することができる
 ・応募の状況の詳細を把握することがでる
 (デメリット)
 ・少数意見を検討することが難しくなる。
 3ある程度絞り込みはかけるが、応募数を明らかにしない
 (メリット)
 ・2と同じ
 ・統合委員会が主体的に検討することができるようになる
 (デメリット)
 ・少数意見を検討するのが難しくなる
 ・応募の詳細を把握しないで検討することになってしまう
 4すべての校名を明らかにするが、応募数についてはすべて明らかにしない
 (メリット)
 ・応募のあったすべての校名を検討することができる
 ・統合委員会が主体的に検討することができる
 (デメリット)
 ・応募数が多かった場合は検討が困難になる
 ・応募の詳細を把握しないで検討することになる
 ただ、六中・十一中では、4をアレンジして、応募数で上位20位だけは明らかにして、その上の部分と下の部分で分けた。ただし、全部の校名は皆さんに見ていただくような形で検討した。
○統合委員会での協議
 1集計の方法の1と2をとった場合には、応募された校名及び応募数をもとにして、協議することになる
 2集計の方法の3と4を選択した場合には、数は伏せるので、応募された校名をもとにして協議することになる。
○校名の募集方法(六中・十一中統合委員会での先行事例)
 1募集範囲
 ・統合新校の区域内を基本にして募集した。
 ・範囲は、「統合委員会ニュース」を配付している範囲とした。
 2募集対象
 ・統合新校に関係する小・中学校の児童・生徒とその関係者、それに地域の関係者としたが、応募箱を地域に設置して、そこに応募できる方を対象にした。
 3募集方法
 ・学校で児童・生徒に配付する「統合委員会ニュース」には応募用紙をつけて、最終的に担任に提出できることとしたが、町会に回覧する「ニュース」と教育委員会のホームページについては、関係中学校と地域センターに応募用紙と応募箱を置くことを明記し、応募用紙を添付しないという方法をとった。
 ・応募数には基本的に制限を設けないというような応募方法をとっているが、「応募数が多かった校名について決まるわけではない」というような注釈をつけている。
 4募集期間
 ・夏休み期間中とした。
 5制限事項
 ・使用できる文字については、漢字または平仮名、及びその併用とし、その他、現在区立の学校名として使用している学校名については使用しない制限事項をつけている。
 6検討方法、集計方法、協議方法他
 ・委員会の案を示さずに募集し、委員会の中で校名候補を一つに絞ることとして募集している。また、応募された校名については、20位程度までのものを示すが、それ以外についても全部報告をして、ただし応募数については明らかにしないという形とした。

委員長
 今、事務局から説明を受けたが、募集範囲と募集対象について、ご意見があれば。

委員
 先行事例では、応募数はどれぐらいだったか。

事務局
 六中・十一中は、212件の応募があり、115の校名が上がっている。ほとんど同じような形で行った桃三小・仲町小・桃丘小は、171件の応募があり、91の校名があった。

委員長
 募集範囲とか募集対象について、皆さんご意見があれば。どのような募集範囲がいいか。募集対象はどのようにしたらいいか。

委員
 対象は、新校に関係する小・中学校の児童・生徒やその保護者及び卒業生とすべきだ。範囲は、結局区域内ということになると思う。

委員
 やはり、これから入ってくる子どもたちの意見や、地域の人たちの意見が必要だ。卒業生は地域にいるかもしれないということで、小・中学校の生徒、関係者と地域の方々というのがいいのではないかと思う。

委員長
 範囲はどうか。区内全域にするのか、この南の地域だけにするのか、あるいは日本全国にするのか。

委員
 統合新校の区域内がよいと思う。

委員
 私は六中・十一中の先行事例のままで結構だと思う。募集方法もこのまま、募集対象もこのままのとおりでよい。

委員
 先行して六中と十一中はこれを決めるのにもかなり時間をかけてこの形になったのだと思う。それを生かさない手はないと思うし、このやり方はいいのではないかと思う。

委員長
 ほかにご意見はあるか。なければ、募集範囲については、「統合新校の区域内を基本とする」、「統合委員会ニュースを配付している範囲とする」。募集対象については、「統合新校に関係する小・中学校の児童・生徒とその関係者」、「地域関係者」とし、関係者を限定することは難しいので、「応募箱に投函できる方とする」ということで、よろしいか。

― 異議なし ―

委員長
 では、募集範囲と募集対象はそのようにさせていただきたいと思う。続いて、応募方法はどうか。

委員
 これもまた先行事例のままでいいのではないかと思う。これもいろいろと議論があって、かなり練った結果でそうなっているのではないかと思うので、私は「募集時期」「制限事項」、「検討方法・集計方法・協議方法他」、全部これでいいのではないかと思っている。

委員
 先行事例では、応募用紙の配布を「関係中学校」と「関係地域センター」で行っているが、応募してくる応募箱もそこだということか。

事務局
 そのようにしている。

委員
 ただ、小学校で配ったものも中学校へ持っていくのか。

事務局
 学校で配ったものに関しては担任に出せる形にしている。

委員
 町会回覧するニュースと教育委員会ホームページの扱いをもう一度説明してもらいたい。

事務局
 基本的には、子どもさん、学校を通じて配るものに関しては、「ニュース」をA3版にして応募用紙をつけたものを学校から配付する。町会に回覧をお願いする「ニュース」については、そこに全部応募用紙をつけると、結局すごい数を回覧することになるので、興味があって、自分は校名を応募したいという方に関しては、応募用紙と応募箱の場所を明記するので、そこへ行って書いて、箱に入れてくださいという案内をするということになる。

委員長
 ほかにご意見は。

委員
 募集時期、期間について、夏休み期間中とするとあるが、夏休みだけに限ってしまうと、山へ行ったり、海へ行ったり、頭が学校から離れてしまうのではないかなと思うので、もうちょっと延ばしてもいいのではないかと思う。

事務局
 来月の20日から夏休みに入るので、それまでに学校に配って、夏休み期間が終わってから何日か余裕を持って締切としたいと考えている。延ばせば延ばすほど集まるというものでもないので、ある程度期限は限定したいと考えている。

委員
 アンケートの集計のテクニックとしては、そういうテクニックが使われている。余り長くすると、ごみにされてしまう。

事務局
 夏休みの宿題として、ただペーパーを渡すだけでは、なかなか集まらないので、ある程度学校のほうからアナウンスをやってもらうようお願いをしようと思っている。

委員
 親子で考えてもらうというのはすごくいいと思う。卒業生のお父さん、お母さんもいらっしゃると思うので、是非学校でそういうことをアピールしてもらって、決まったら、運営委員会などで、親御さんのほうにも「ぜひこういうのがあるので一緒に考えてみてください」という形で言っていただけたらと思う。

委員
 運営委員会で話すとなると、早く決めてもらったほうがいい。

委員長
 今皆さんのお話を聞いていると、応募方法、募集時期、制限事項、検討方法・集計方法・協議方法など、先行事例のとおりでいいのではないかということだと思うが、それで、よろしいか。

委員
 子どもの意見を聞くということも大事だと思うが、先生が主旨を十分説明して子どもたちに渡さないと、応募のあったものの中には、これはとても使えないというのがあると思う。そういうものの中から選ぶのかということもある。統合委員会として慎重に議論を深めることも大事なのではないかなと思う。募集したら、その中から選ぶのか、もし本当にいいものがなかったら、統合委員会の中で決めていくのか、議論しておく必要がある。

委員
 確かにアンケートのとり方の難しさはある。出されたものに縛られてしまうのかどうかということはあると思う。それは説明の仕方で大分変わってしまうから。そこのところが公募の難しさで、私は、参考でいいと思う。

委員長
 今の地域においても、多田町会は、田んぼがたくさんあったところだ。この辺はもともと川がたくさんあったところで、私の子どものころは、一中の脇も小さい小川がずっと通っていた。一中の西側のほうは雑色町と昔は言っていて、林みたいな、そういうところだった。それが今は南台五丁目町会となって、歴史がなくなってしまっている。我々の中ではやはりそういうのがあるといいという話をしている。応募されたものを皆さんとどこまで討論をしていくか、それはまた出てきた中で皆で考えるのか、その仕方をどうするかということだと思う。

委員
 一中にしても、富士見中にしても、40年も50年もその名前を言い続けることによってみんなの心の中に母校の名前として残ってくる。とりあえず皆さんからアンケートをもらっていろいろな名前が出てくる中で、最終的には、統合委員会の中で検討して決めるのだとすればよいのではないか。だから、応募の数も言わない。名前も、皆さんがその中で振り分けた名前だけは発表するという形をとって、その中で選んだこととする。その中で間に合わなければ、もう1回みんなでやればいい。そんなに時間がないわけではないのだから、それでいいのではないか。

委員
 募集するが、「参考にして」という文章をつけておけばいいのではないか。「雑色中学」なんていうのになれば、例えば回りにあれば、多分、上に「中野」をつけなければだめだと思う。都内にある場合には、「中野雑色中学」という名前にしなければいけないらしい。「神明小学校」は、港区で「神明」という小学校がなくなってしまったから、本当は中野をとってしまっていいと思う。そういうこともあるので、「参考にして」という条件をつけておけばいいのではないか。

委員
 あとは、せっかく募集したのに、応募した中から選ばれなかったなどという話があった場合のことを考えると、委員は応募資格は十分あるわけなので、統合委員の皆さんも応募したらいいと思う。

委員
 各委員から応募してもらってはどうか。協議するときは、統合委員会の委員からの応募と一般のということで分ければいいのではないか。そうすれば、大人の考え、子どもたちの考え、父兄から出てくる中学への期待などの傾向が見えてくるのではないか。両方精査して、両方の意見を総合するという形で選べればいい。

委員
 まず統合委員会の中で話し合い、その中で出た校名を応募用紙に記載し、それ以外で考えている校名があればそれを書いてもらったり、統合委員会から出た校名を選んでもらったりしてもよいのではないか。

委員
 その話をすると、振り出しに戻ってしまう。

委員
 応募で出てきたのは、あくまでもこの委員会の検討材料であって、それを材料にして、ここで検討して決めればいいのではないか。

委員
 応募だけで決めてしまうと、組織票が出る可能性もある。そうすると、当然、こっちの意図するものではない名前に決まってしまうという可能性がある。募集するのはやはりあくまでも検討材料であるということとした方がよろしいのではないか。

事務局
 もし先行事例のとおりとした場合、組織票を回避するため、応募用紙の中に「数では決めない」ということを書き、かつ、集計するときにも数は示さずに検討していただくことを考えている。校名を募集する場合、出てきた校名の2つを合わせることなども考えられるので、応募のあった校名を検討材料としていくことになるが、白紙で考えてしまうのはいかがかと考える。

委員
 児童・生徒の全員に配るのであれば、関心のあるなしの差もあるので、白紙でもよいという取扱いとすべきではないか。そうでないと、自分の考えが及ばない人は、横のつながりで、同じ学校名を書く子どもがずらっと出る。それが結局、組織票になってしまう。それがいい名前だったらいいが。

委員
 数字こだわらず「参考にして統合委員会で決めます」というのをわかりやすいように応募用紙に入れてくれればいいのではないか。

委員長
 それでは、先行事例と同様にするが、応募用紙には「参考にして統合委員会で決める」ということを入れるということでよろしいか。

― 異議なし ―

委員長
 それでは、今の内容をまとめたものを次回確認したいと思うので、事務局のほうに作業をお願いする。また、次回は応募用紙について検討したいと思うが、検討時間の短縮を図るために、「統合委員会ニュース」の内容確認を次回開催までの間に各委員さんにお願いするので、そのタイミングに合わせて事前に応募用紙を送付し、各委員から事前にご指摘いただく。次回の資料としては、委員からの指摘を踏まえたものを提出するということでよろしいか。

― 異議なし ―

委員
 PTAの運営委員会が、来週か再来週にある。そこで、この話をしていいか。多分、今学期中はこれが最後の運営委員会になると思うので、そこで話せないと、説明をする場面がなくなってしまう。その後は、保護者会で先生のほうから説明するような形でしか説明の方法がなくなってしまう。

委員
 夏休み期間中に公募をしますよというぐらいの内容であれば、話をしても構わないのではないか。

委員長
 公募をするのでその節はよろしくお願いします、ということをお話しいただくということでよろしいか。

― 異議なし ―

 

◆議事(3)統合新校のあり方について

委員長
 時間が押してしまっているが、「統合新校のあり方について」ということで、事務局から説明する。

事務局
 統合新校のあり方について事務局から説明。

(概要)
○教育課程の構成について
 一中と富士見中の19年度の教育課程の構成
○先行している統合委員会の議論
 1第六中・第十一中((仮称)緑野中)・・・目指す学校像(案)
 ・教育目標(2案提示)
 ・目指す学校のイメージ
 2桃三小・仲町小・桃丘小((仮称)桃花小)・・・学校間での話合いの途中経過
 ・教育目標(3校の特色を組み入れた3本の柱)
 ・教育活動の重点計画(柱の1つについて)
 3他区事例(豊島区)
 ※「統合新校に期待することについて」を議題とし協議。
 ・各委員から「どのような学校にしたいか」意見聴取
 ・学校から統合新校の教育方針・教育目標について説明し、協議
○検討スケジュール(案)
 1夏休み期間中
 「統合新校に期待すること」に関するアンケート調査の実施(校名募集を行う場合には、一体として実施)
 2統合委員会(9月)
 事務局でアンケート内容を整理。資料として提出し、統合委員会で協議
 39月~11月
 両校において、アンケート結果及び協議結果をもとに「統合新校における教育目標等」を作成
 4統合委員会(11月)
 統合委員会において協議。校名等の検討に反映。
 ※最終的には、統合委員会での協議内容を最大限尊重し、両学校長が協議のうえ決定する。

委員長
 スケジュール的にこのようなスケジュールで進めていきたいと思うがどうか。

委員
 募集により校名案が200件近く集まる。その中に校名の理由というのももちろん書くと思うが、それと別に、「こういう学校にしたい」「こういう子を育てたい」ということを入れてもらえれば、それが十分に名前を検討する一つの材料にもなってくると思う。こういう子にしたい、こういう学校にしたいからこういう名前なのだ、というふうにもつながっていくと思うので、そういう材料をたくさんいただくことはすごく大事なことではないかと思う。校名募集の用紙のいずれかに、「こういう学校にしたい」などの設問を入れていただくということを是非お願いしたい。

委員長
 校名の募集と一緒にあり方の意見も募集するということか。

委員
 アンケートを別にとるかどうかはわからないが、名前と一緒にいただくのも一つの形だと思う。

委員長
 そのほかにあるか。

委員
 このアンケートは子どもたちも書くので、「統合新校に期待すること」というと書きにくくなってしまう子もいる。子ども向けにもうちょっと易しい表現としたらどうか。

委員長
 今言われたことも含めてアンケートをとっていただくということでよろしいか。また、このスケジュール(案)もよろしいか。

― 異議なし ―

委員長
 今日はこれで終了する。次回は7月11日水曜日の7時からこの会場で開催するので、よろしくお願いする。

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