第2回 第一中学校・中野富士見中学校統合委員会標準服検討部会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

 開催日時 平成19年11月29日(木曜日) 午後7時5分~午後9時25分
 開催場所 南中野地域センター 洋室1・2号
 出席者委員秋元宏之、宮沢久之、田中晴美、森田真理、川島美奈子、道林京子、赤津知子、髙橋麻美、矢沢淑子、田代雅規、池田浩二
(敬称略、順不同)
事務局教育改革担当
傍聴者2人
 会議次第
【議事】
1 デザイン等提案の実施について
2 コンセプト等について
3 今後のスケジュールについて
4 その他

1 議事

◆議事(1)デザイン等提案の実施について

 デザイン等提案の実施について事務局から説明。

(概要)

○平成19年12月3日(月曜日)付でメーカーに実施通知を出したい。12月7日(金曜日)までに参加意向を提出してもらい、参加の意向のある会社については、12月25日(火曜日)までに必要な書類を整えて、区のほうへ郵送でデザイン等の提案を提出してもらうスケジュールとなっている。
○1月の統合委員会の前に部会を開催し、この各社からの提案を部会で審査いただき、標準服を作成する事業者を1社に絞りたいと考えている。

※部会長が開会時不在のため、副部会長が司会を代行。

副部会長
 今の事務局の説明で何か質問等はあるか。

委員

 確認だが、年末までにデザイン画などが参加意向を示したメーカーから教育委員会へ送られてくるのか。

事務局
 そのとおりである。

委員
 デザイン画などを審査し、標準服を作成する事業者を1社に決めるのか。

事務局
 作成事業者を先に決め、その後の調整を進めやすくするという部会の意見を踏まえたスケジュールとした。事業者からの提案のあったデザイン画などを、年末には各委員に送付するので、年末、年始の間に内容をご検討いただきたい。年明けの部会では、皆さんに採点をいただき、標準服を作成する事業者を1社に絞りたいと考えている。

委員
 第3回の部会で提案を審査し、標準服を作成する事業者を1社に絞り、その事業者でよいか、その後の統合委員会に諮るということでよいか。

事務局
 そのとおりである。

副部会長
 デザイン等の提案の実施については、事務局案のとおりでよいか。

― 異議なし ―

 


◆議事(2)コンセプト等について

 事業者にデザイン等の提案を求めるための「標準服に関するコンセプト等」について事務局から説明。

(概要)
○提出物
 [提案書]
 ア.会社概要、生産・販売体制(継続的・安定的に納品可能なことを示すこと)
 イ.標準服づくりにあたっての姿勢・特徴
 ウ.提案にあたっての企画コンセプト
 エ.販売に関する考え方
 オ.一定程度の体格の向上に対応した簡易な補修等の方法、アフターサービス体制
 カ.洗濯方法、素材に関するアレルギーへの対応(アレルギーは提案できる場合)
 キ.素材・縫製・加工など、コンセプトを超える提案
 ク.男女別、形式別、冬服上下・ネクタイ・リボン等の小売想定価格(夏服のズボン(男子用・女子用)、スカートの小売想定価格含む)
 [デザイン画(A4サイズ縦)]
 ア.男女別、形式別にデザイン画を提案する(女子のズボン仕様を含め、女子4種類・男子3種類の計7種類)。
 イ.女子のズボンについては、女子の形式のうちから、1つの形式を選択し提案する。
 ウ.各デザイン画ともに正面画と背面画を描くこと。
 エ.各デザイン画の下欄に、上着、ズボン、スカート、ネクタイ・リボン等の別に素材、特徴等を記載する。また、各デザイン画に描かれた、上着、ズボン、スカートの素材として想定される生地見本を裏面又は別紙に貼付すること。
 オ.提案する各デザイン画の素材、特徴等が同様の場合は、その旨を記載し、上記エについては、1枚目のデザイン画のみに記載及び貼付を行い、2枚目以降は省略できるものとする。
 カ.コンセプトを超える事項については、デザイン画の中で適宜提案を受けるものとする。
○提出
 区役所教育改革担当に郵送で30部提出する
○標準服に関するコンセプト
 [基本的コンセプト]
 統合新校にふさわしい、学校に誇りが持てる、子どもたちにとって魅力的なものとする。
 [提案に求める形式]
 <女子>
 (1)上着の種類(以下のいずれも提案すること)
 ア.襟なしの上着
 イ.襟なしの上着にセーラーカラーのシャツをあわせたもの
 ウ.ブレザー
 (2)上着の色はダークトーンのものとする。
 (3)スカートは、チェック柄のものとする。
 (4)シャツにはリボン・ネクタイ等をつけ、バリエーションを楽しめるものとする。
 (5)ズボンも選べるようにする(デザイン画は、1ア~ウのいずれか1つの上着と組み合わせる)。
 <男子>
 (1)上着の種類(以下のいずれも提案すること)
 ア.マオカラー
 イ.ブレザー
 ウ.襟なしの上着
 (2)上着の色はダークトーンのものとする。
 (3)マオカラーを除き、ネクタイ等を着用し、バリエーションを楽しめるものとする。
 <男女共通>
 (1)シャツは白を基本とし、形(ポロシャツ、ボタンダウンシャツなど)は提案とする。
 (2)リボン・ネクタイ等のバリエーションについては、デザイン画の中で提案する。
 (3)夏服のズボン、スカートは、冬服と共通のデザインとする。
 [その他の仕様]
 (1)家庭の洗濯機で洗濯ができるものとする。
 (2)素材について、アレルギーへの対応を考慮したものがあれば提案する。
 (3)一定程度の体格の向上には簡易な補修で対応できるようにする。簡易な補修等の方法その他アフターサービスの内容については、提案による。
 (4)保護者の購入価格が冬服上下(ネクタイ・リボン込み)で25,000円(消費税込み)前後とする。なお、夏服のズボン(男子用・女子用)、スカートの価格を提示すること。
 [販売等について]
 保護者が標準服を購入する際、少なくとも、統合新校の通学区域内若しくはその近傍等で購入できるようにする。なお、新入学時及びその他の時期のそれぞれにおける販売方法の考え方を示すこと。
 [その他]
 統合新校開校時の2~3年生(220名程度)については、区が公費で標準服を購入する予定である。その際は、中野区の入札参加資格者(物品)から購入するため、当該参加資格者が取り扱えることを要する。
○今後のスケジュール(現時点での予定)
 ・事業者の仮選定及び選定
 1月中旬開催予定の標準服検討部会において協議を経て事業者の仮選定を行い、1月22日開催予定の第一中学校・中野富士見中学校統合委員会において、事業者1社を選定する。
 ・展示見本の制作
 選定された事業者は、生徒・保護者等からの意見聴取に対応できるよう、デザイン提案したもの全てについて展示見本を制作すること。
 ・生徒・保護者等の意見聴取
 統合する第一中学校及び中野富士見中学校等に、標準服見本品等を展示(2月中旬以降)し、生徒や保護者等に意見を求める。なお、この際、必要な説明員を派遣すること。
 ・標準服仕様の細部の調整・決定
 標準服仕様の細部については、平成20年6月頃に仕様を決定する。
 ・学校説明会等での展示
 統合新校の学校説明会の開催にあたり、必要に応じて決定された標準服の展示を行う。

事務局
 前回の部会では、セーラーカラーに関する形式について、上着についた形の「セーラージャケット」タイプとするか、「襟なしの上着にセーラーカラーのシャツをあわせた」タイプとするかの議論が煮詰まっていなかった。本日示したコンセプトの中では、「襟なしの上着にセーラーカラーのシャツをあわせた」ものとしてある。前回お話したとおり、セーラーのカラーがついたシャツは公費負担の対象とならず、ジャケットにセーラーカラーがついているものは上着として扱い公費負担の対象となる。この点を踏まえ、どちらの形式をコンセプトとするかの協議をいただきたい。もう1点、1月22日の統合委員会で協議し、標準服を作成する事業者を最終的に決定する予定となっている。その後、選ばれた事業者の提案から、例えば3つの形式を選ぶなど、絞り込みをかける作業を行った場合、展示見本の制作が遅れ、当初予定していたスケジュールが遅れる恐れがある。このため、この際、今回事業者に提案を求める7つ形式全てについて展示見本を作成し、それを子どもや保護者の方に見ていただくというスケジュールとなっているが、この点についてもご協議いただきたい。

委員
 ジャケットにセーラーカラーがついたものにするとバリエーションがなくなり、セーラーカラーのシャツとすると保護者の負担が大きくなってしまう。セーラーの襟だけをブレザーにつけられるようなものにすればどうだろうか。

委員

 襟なしの上着にボタンでセーラーカラーをつけるものは他の学校にもある。

委員
 そのような形式にすると、女子に関してはセーラーカラーの子どももいれば、襟なしの上着の子どももいる形となってしまうがよいか。

委員
 学校として、そういった形式となった場合、問題はないのか。

委員
 ある程度統一されていたほうがよいのではないかと思う。

委員
 組み合わせるタイプのものとした場合は、受ける印象もいろいろ考える必要がある。また、襟の下にリボンをつけることなどもできると思う。ただ、ワイシャツでリボンをつけると、まったく違う制服に見えるので、やはり統一したほうがよい。反対に夏はポロシャツになるので、ポロシャツにリボンをつけるのも良いのではないかと思う。

委員
 あまりにもバリエーションがあり過ぎるといかがなものかと思う。ある程度そろっていたほうがよいのではないか。

委員
 ブレザーの標準服が多いので、新しい標準服という観点で考えれば、セーラーの襟を取り外しできるタイプのものならば、目玉になるのではないか。

委員
 小学6年生、中学1年生やその保護者に聞いたところ、ブレザーがよいという声が多かった。標準服の見本を展示し、最終的に子どもたちや保護者に意見を聞いたときに、セーラーカラーが選ばれない可能性もある。

副部会長
 選定された事業者が制作する7種類の見本の中にはブレザーも入っているので、それに対する子どもたちの意見も出てくると思う。

委員
 セーラーカラーのシャツとするか、上着にセーラーカラーをつけたものにするかを決めなければならない。

委員
 問題は公費が出るか出ないかだろう。

委員
 セーラーカラーのシャツとなった場合、1枚だけでは困るので何枚か買わなければならない。そうなると、かなり負担が増えると思う。

委員
 ジャケットに、取り外しができるタイプのほうがよいのではないか。

委員
 セーラーカラーは、ボタンで取り付け、取り外しできるよう指定するのか。他に何か方法があるか。また、事業者の提案に任せる方法もある。

副部会長
 上着にセーラーカラーをつけるタイプということで提案を受けることとすれば、ボタンにするかどうかは提案側で一生懸命考えてくると思う。現在の内容を「上着に取り外しのできるセーラーカラーをつけたものを提案すること」と変更してよいか。

― 異議なし ―

副部会長
 1月の統合委員会で選定された事業者に、展示見本を7種類全てつくってもらうことになっているが、展示会はいつごろになるのか。

事務局
 コンセプト案では、2月中旬ぐらいまでに7種類のデザイン画全てについての展示見本を制作することになっており、これに対応できることが、今回のデザイン等提案に参加できる要件となっている。

委員
 新1年生の説明会が2月にあるが。

委員
 富士見中が2月8日、一中が2月22日だ。

副部会長
 富士見中の説明会に展示見本の制作が間に合わないのなら、とりあえずポスターだけでも貼って、何月何日以降に富士見中で展示を行うといったPRをしてはどうか。

委員
 さすがに1月22日の統合委員会で事業者が決定されてから2週間では、事業者も見本を制作するのは無理と思うが、提案の中にあるデザイン画なら掲示できるのではないかと考えている。

委員
 両校の説明会に来る子どもたちは、来年度、一中、富士見中に来る子どもたちであり、学校の選択に迷っているわけではないので、まずは、現物が見せられなくてもデザイン画でもよいのではないかと思う。

副部会長
 標準服を早期に決めたいのは、新校のイメージを固め、開校に向けて盛り上がっていきたいと考えているからである。標準服がある程度決まったところで、富士見中や一中の生徒に着てもらい、大きいポスターにして、町会や商店街などに貼ってもらうなど、いろいろな意味で新校のアピールをしていきたいと考えている。

委員
 ポスターを貼るなどの大々的なPRは4月からでよいのではないか。2月にそれを見てよいと思った子どもたちも、今年は一中や富士見中の制服を買わなければいけない。写真でどんな感じなのだろうというイメージを抱いていることはとても夢があってよいが、PRは4月以降でもよいと思う。そうすると、なおうれしいのではないか。

委員
 富士見中の説明会の日までには、現実問題として展示見本の制作は無理だと思う。現物が間に合えばそれにこしたことはないが、子どもたちの意識を上げていくということがねらいであれば、デザイン画の展示でもよいと思う。

事務局
 2月8日までに展示見本を制作するのは難しいと思うので、デザイン画の展示といった対応をしていただければ大変ありがたい。なお、標準服の形式については、生徒や保護者などに投票をいただき、最終的に絞っていかないと決定できないと考えている。2月中・下旬にはある程度の期間をもって中学校両校で見本の展示を行い、中学校の生徒だけでなく、地域の小学校にも声をかけ、児童やその保護者の方にも投票してもらえるようにしたい。例えば、休みの日を期間の中に入れるなどして、なるべく多くの方に投票していただき、その中から標準服の形式を最終的に決めていければと思っている。

委員
 見本の展示を中学校で行うのはわかるが、小学生やその保護者に中学校へ来てもらうのではなく、積極的にアピールしていくため、是非、多田小、新山小、中野神明小を回って見本の展示を行ってほしい。

委員
 そのことについては、学校からもお願いしようと思っていた。小学校へこちらから出向いて行き、今の小学校5・6年生にアピールしていくことは、この部会のねらいの一つだと思う。実は、富士見中の1年生の保護者から、小学校の5・6年生を対象として標準服に関するアンケートを行い、富士見中や新校への関心を高めるようなことはできないかといった提案を受けており、本日、議題のその他の部分でお願いしようと思っていた。実際の見本が小学校を回り、子どもたちに意見を聞く機会をつくってもらえるのならば、それにこしたことはなく、非常にありがたいと思っている。

委員
 制服を変えて生徒数が増えたという、他の学校での実績もある。新しい標準服を着たいので、新校へ行きたいとなったらすばらしい。

※部会長が到着したため、司会を副部会長から部会長に交代。

部会長
 各小学校でも見本の展示が行えるよう、事務局で日程を調整してもらいたい。なお、コンセプトの中に、事業者から展示の際に必要な説明員を派遣することとなっているが、期間が長くなるため対応は難しいと思うので、この部分は修正する。実際に標準服の候補が小学校を回り、PRできることが大事だと思う。説明については、PTAやこの部会員でもできないことはないと思うので、その部分は皆さんでケアするということでよろしいか。

― 異議なし ―

委員
 もう一つお願いがある。2月中旬より早い時期に、見本の制作を行うことが難しいのは理解できる。しかし、2月中旬には、ほとんどの小学6年生は進学先を決定している。その決定前のもう少し早い時期に、デザイン画を展示できれば、子どもたちの意識が富士見中や一中のほうへ向いてくれるのではと思う。デザイン画なら、いつから展示できるのか。

委員
 1月22日に標準服を作成する事業者が決まるので、その事業者の提案したデザイン画を使用させてもらえるのではないか。

委員
 一つの形として、ここまででき上がっている状況を提示するのはよいことだと思う。ある程度目に見える形で示せば、保護者や子どもにも期待感が出てくるのではないか。是非、行うべきだと思う。

委員
 統合委員会ニュースの号外をつくり、制服の検討状況を広報できないか。

事務局
 ニュースをつくるのには時間もかかるので、例えば1月22日の事業者決定以降、早い時期にデザイン画を関係小・中学校5校に貼り出すことではどうか。

委員
 それが可能であれば一番よいと思う。

部会長
 1月22日の事業者決定後、デザイン画を提供することをコンセプトの中に入れる。また、事業者からの提供を受け、デザイン画を小学校3校、中学校2校で貼り出すこととしたいがどうか。

― 異議なし ―

事務局
 本日の協議を踏まえ、修正する内容などを確認させていただく。
○標準服に関するコンセプト
 ・「・・上着にセーラーカラーのシャツをあわせたもの」の部分を「・・上着に取り外しのできるセーラーカラーをつけたもの」に修正する。
○今後のスケジュール(現時点での予定)
 ・「統合する第一中学校及び中野富士見中学校等に展示見本を展示し」の部分に小学校名を入れるか検討する。
 ・標準服の展示見本を校数分制作するのは困難なため、各校を回って展示を行う旨、明示する。
 ・見本展示に伴い、「必要な説明員を派遣すること」としている部分を「説明員の派遣は任意とする」と修正する。
 ・1月22日の標準服作成事業者決定の後、小・中学校5校に、決定された事業者が提案したデザイン画を貼り出すので、その提供を行うことをコンセプトの条件に入れる。
 最終的には、部会長と副部会長に確認をいただき、各事業者へ送付させていただく。

部会長
 ただいまの事務局の説明でよろしいか。

― 異議なし ―

部会長
 次に事業者からの提案の評価方法等について事務局から説明する。

事務局
 事業者からのデザイン等の提案の評価については、評価項目ごとに採点をいただきたいと考えている。付点については、10点満点方式の場合、6・7点といった平均的な点数がつけられることが多く差がつきにくいため、よいと思われる提案を1位から3位まで選び、1位に3点、2位に2点、3位に1点を付点していくことでどうかと考えている。総合計点で評価をし、最終的に標準服を作成する事業者を1社に絞る作業を1月の部会で行いたい。また、年末には、事業者からの提案書を部会員へ送付する際、評価表も同封するので、次回の部会までに内容の検討をお願いしたい。なお、次回部会の結果については、提案に参加した全社に仮選定の可否について通知をすることを予定している。

部会長
 何かご意見があればお願いしたい。

委員
 評価項目によっては、差がつかない項目もあるのではないか。無理に3、2、1と点差をつけるのは難しいので、例えば5点満点にしたほうがよいのではないか。

委員
 上位3位のみに点数をつけると、評価がされていないような形に見えるので、必ず点数を入れたほうがよいのではないか。5点が二つあっても、こことここはすごくよいのだなというような形の評価のほうがまだよいのではないか。

委員
 甲乙つけがたい場合もあるので、上限を5点にしておいて、5点が2つあっても、4点が2つあっても構わないのではないか。

委員
 5点でいけなければ、3点、2点、1点のいずれかの点数をつけるということでどうか。

委員
 評価項目ごとでは大差がつかない提案を各社してくるだろうし、素人が見て、すぐわかると思わない。1、2、3位というのは難しいのではないか。

事務局
 5点満点、10点満点としても、集計はさほど難しくないが、1社を選ぶということを前提にしているので、差がつかなかった場合どのようにするのかといったことも検討しておかないといけないと思っている。

委員
 同点が2つあった場合ということか。

事務局
 数社の得点が、1点、2点や3~4点と僅差だった場合、それをどう評価するのかを決めておかないと、最後の1社に絞れなくなる。

委員
 提案したい。各委員が評価項目をもとに提案を全体的に評価し、最後の総合点のみをつければよいのではないか。その総合点だけを集計してもらえばよいと思う。

委員
 その場合、提案のあった全社に点数をつけるのか。

委員
 全社に点数をつけたほうがよいのではないか。

委員
 得点をつけるより、例えば5社から提案があった場合、1位から5位までの順位づけをしたほうがよいのではないか。

部会長
 各評価項目にも順位づけを行うのか。

委員
 各部会員の中での採点項目として使用してもらえばよいのではないか。総合的な判定のみでよいと思う。

委員
 各人が行う総合判定を、順位にするのか、点数にするのかがよくわからない。

部会長
 六中・十一中では、展示見本によるプレゼンテーションを受け、最も優れていると思われる提案に二重マルを、2位にはマルをつけるという方法をとった。また、選択でふさわしくない提案にはバツをつけられるようにしたようだ。プレゼンテーションの内容を総合的に判定するというのは、今出ている話と同じである。

委員
 判定は、点数で行ったのか、順位で行ったのか。

事務局
 六中・十一中の場合は、二重マルに2点、マルに1点、バツはマイナス1点として集計し、点数により判定を行った。

部会長
 異論がなければ、同様の判定方式をとることはできるかと思うがどうか。

事務局
 まんべんなく点数をつけるのではなく、総合判定による採点で構わないが、上位何社かを選ぶほうが差がついてくると思う。まんべんなく点をつけると、平均的に点数をつけてしまい、合計すると差が出ないという可能性がある。

委員
 六中・十一中ではプレゼンテーションに何社が参加したのか。

事務局
 6社である。見本を展示し、1社12分でプレゼンテーションを行ってもらった。

委員
 この部会で検討しているコンセプトは、六中・十一中に比べ内容的に大変なので、提案に参加する事業者は少ないのではないか。

事務局
 デザイン画等による提案なので、事業者としてどこまで大変なのかはよくわからない。

委員
 今回は、デザイン画などを提案してもらい、まず標準服を作成する事業者を選定するということであり、事業者が決定してから、見本展示などにより小学生や中学生の意見を聞いたり、部会や学校側の意見などが入ったりして、細かい部分は決めていくということでよいか。

事務局
 そのように考えている。

委員
 事業者が決定された後で、例えば女子はこちらがよいが、男子はこちらがよいというような手直しを行うことができるのか。

事務局
 コンセプトでは、提案してもらう7種類のデザインについて全て見本をつくってもらうこととしている。このため、展示見本を事業者が制作するにあたって、多少の要望はできるかもしれないが、全てのデザインについて手直しを要望することは、時間的に難しいと考えている。また、見本の展示の際には、生徒や保護者にどの形式が望ましいかといった意見を聞く予定なので、その後、意見の多かったもの以外の形式を標準服としたり、見本と全く違うものにつくりかえてしまったりすることも難しいと考えている。

委員
 例えば、色を全く変えるなどは無理だと思うが、リボンの形態を違えたり、小物や丈の調節をしたりすることについての意見は言えるのではないか。

委員
 1月22日に1社に決める。その後に小学校や中学校にデザイン画を掲示するとしたが、それは手直しする前のものを掲示するのか。

委員
 プレゼンしてもらったものだろう。

委員
 子どもたちに意見を聞いて、手直ししていくということか。いつ手直しするのか。

事務局
 見本の展示を行うのは、児童・生徒や保護者の方に形式を絞るための意見を聞くためであり、見本を前提に児童・生徒や保護者の方の意見を聞いた後で、全く違う形式を選択することは難しいと考えているが、形式が決まった段階で、多少の手直しはできると考えている。なお、小・中学校に掲示するデザイン画は、途中経過をお見せすることが前提である。

部会長
 まず評価方法について確認したい。総合点だけを出すのがよいという意見は皆さん一致しているので採用したい。採点については、5社あれば1点から5点まで入れるという意見や、上位の1位に二重マルを、2位にマルをつけるという意見が出ているが、どうするのか。

委員
 1月22日の統合委員会には、部会で選んだ上位3社を上げていくのか。

部会長
 部会で1社に絞り、統合委員会で承認いただくという形を考えている。

委員
 業者の順位づけを自分の中でつくってくればよいのではないか。

委員
 集計方法を決めておかなければいけない。

部会長
 提案のあった全ての事業者に点数を入れていくと、部会員全員の点数を合計した際、あまり差が出なくなることが危惧されているので、3位までに点数をつけたほうが事業者を決めやすいのではないか。

事務局
 六中・十一中では、二重マル1個、マル1個、バツが1個以内で、二重マルが2点、マルが1点、バツがマイナス1点で集計した。バツは、なければ書かなくてよくて、二重マルとマルは必ず1個ずつつけることとした。

委員
 バツをつけるのはどうか思う。普通、スポーツでも新人王などを1人決めるときは、大体3位までを投票する。1位に5点、2位に3点、3位に1点をつけ、それで一番点数の多い人に決めていく。提案の内容が僅差であっても、責任をもって自分たちが選ばなければいけないのだから、同点などはやめて、持ち寄った結果を次回集計し、一番点数の多い事業者に決定することでよいと思う。

委員
 それでよいと思う。責任をもって自分が選ばないとだめだと思う。

部会長
 提案の評価については、評価項目を用い総合的に判定し、総合点のみをつけることとする。点数は、1位に5点、2位に3点、3位に1点とし、マイナス点はつけない。年末、年始の間に各自点数をつけ、次回の部会に持ち寄ることでよろしいか。

― 異議なし ―

 


◆議事(3)今後のスケジュールについて

事務局
 今までの議題の中で、スケジュールについては確認いただいたので、説明は省略する。なお、本日決まった内容として、1月22日の統合委員会における標準服作成事業者の決定後、早い時期にデザイン画を関係小・中学校5校に掲示し、PRを進めていくことになった。その日程は、事務局で調整を行い、次回部会で皆さんに提示できるようにしていきたい。

部会長
 スケジュールについてはよろしいか。

― 異議なし ―

委員
 1月22日に統合委員会を開くので、その前に部会をやらなければいけない。

部会長

 次回部会は、1月11日(金曜日)ということでよろしいか。

― 異議なし ―

部会長
 次回部会は、1月11日(金曜日)に開催するので、そこまでに提案を採点して持参するようお願いする。

 


◆議事(4)プレゼンテーションについて

部会長
 その他に何かあればお願いしたい。

委員

 緑野中のリーフレットをお配りする。また、四中、五中の標準服の写真を回覧するので参考として見ていただきたい。

― 資料配布 ―

事務局
 四中はネクタイ・リボンを設定していない。五中と緑野中は、通常ネクタイの着用はしなくてよく、儀式的行事のときは着用することになっている。

委員
 女子のスラックスは、この先、性同一性障害の子がもしもいた場合など、そういうことも踏まえてのものか。

委員
 前任の中高一貫校の説明会でも、女子のスラックスはあるのかという質問は出たが、結局買った人はだれもいなかった。

事務局
 緑野中も性同一性障害の話が出た。ほかの学校の事例を見ても、ほとんど売れている実績はないが、やはり姿勢として用意したほうがよいだろうということになった。ただ、上着は同じなので、スラックスにすると上着の丈がちょっと短く見えるかもしれない。そういうことがあるが、それはやむを得ないことにしている。

委員
 性同一性障害のことはあるが、女子と男子が同じ格好をすることに違和感がある。

委員
 高校になると女子でもスラックスの子どもが、学年に3~4人はいる。

委員
 女子の制服に関しては、非常に熱く語られた割に男子の制服があまり語られていない。例えば運動靴に合うチノパンのような仕様のものを提案してもらうことはできないだろうか。

委員
 例えば夏場などは、ポロシャツに下がスラックスではなく、簡単なチノパン的なもののほうが、クリーニングに出す必要もないので、楽なのではないかと考えた。そういうものを標準服にしているところはないと思うし、低価格で手に入るだろう。夏、白いポロシャツとチノパンの組み合わせはさわやかではないかと思う。中学生は給食をこぼしたりするが、洗濯ができれば何とかなるのではないか。提案をしてもらってもよいのではないか。

部会長
 コンセプトに入れて提案してもらうか。デザイン画が増えることになるが。

委員
 夏服ということで提案を受けるのか。

委員
 マオカラーではおかしいと思うが、ブレザーであれば合うのではないか。別に組み合わせなくても、ただポロシャツとそれだけというデザイン画でもよいのではないかと思う。

委員
 チノパンは、洗いやすいが、たぶん相当味が出てしまう。わざとジーンズのようにストーンウオッシュみたいにして着るだろう。汚して何度も洗って、色がちょっと落ちたほうが格好がよいので、そうすると思う。

部会長
 コンセプトに入れるとすれば、どのような文章となるか。

委員
 「男子の夏のズボンに関しては、綿素材も考えられるものとする」ではどうか。

事務局
 どちらでもよいという表現は使わないほうがよいと思う。デザイン画を提案させるのであれば、はっきり書かないと、提案する事業者としない事業者が出てしまう。

委員
 ズボンは、夏用のズボン、冬用のズボンとも公費支出があるのか。

事務局
 公費支出はある。コンセプトとしては、もう1つパターンを加え、8種類で提案させるということになる。また、「夏のズボンは冬服と共通のデザインとする」という部分は削除することになる。現在のコンセプトでは、基本的にデザイン画の中で、夏服のデザインまで提案することとはなっていない。

事務局
 また、夏服は、冬服ほど売れないらしい。つまり、どの程度の人かはわからないが、夏も冬服で通している人がいるらしい。そのため、六中・十一中では夏冬のデザインを変えないほうが、実際使う身になったらよいのではないかと考え、共通のデザインとした。夏のデザインを変えてしまうと、必ず買わなければいけなくなる。

部会長
 時間も押しているので、決をとりたい。それでは、男子の夏服としてコットンパンツを事業者に提案させるのに賛成の方は挙手願いたい。

― 挙手少数 ―

部会長
 それでは、コンセプトについては、修正しないこととする。

部会長
 先ほど話が出たようだが、富士見中の1年生の保護者から、小学校の5・6年生を対象として標準服に関するアンケートを行いたいという提案があったようだが、それについてはここで話をしなくてもよいのか。

委員
 先ほど、標準服を作成する事業者が決まった後、デザイン画の展示を小・中学校5校で行うとなったが、そういう形でしかできないのではないかと思った。本当は、もう少し早い時期に、標準服の形式、柄や色に関するアンケートが12月中に行えればよいと考えていたが、現物が見えないとなかなか答えるのも難しいと思う。

部会長
 富士見中の子どもたちが書いてくれたデザインがある。このデザインや、子どもたちからどんなものがよいのかということを聞いて、それを参考に、本日話しているコンセプトができるタイミングであれば、アンケートをとることもできるのではないかと思っていたが、ここまで進んでしまっている。ここでアンケートをとって、それからデザインをもう一度検討するというのは、無理な段階に来ていることは理解してもらうしかないのではないか。後は、コンセプトに沿ってできて来た標準服の見本を見てもらう段階で、意見を出してもらえればよいのではないかと思っている。

委員
 小学校5年生の子どもに聞くと、セーラーカラーは絶対嫌だという声が結構多く、意外に思った。もしセーラーカラーになった場合、そこへは行かないと言われショックだった。

委員
 子どもはセーラーカラーとセーラー服の境目がわかっていないと思う。今私たちが提案しているのは、ブレザーにセーラーがつく、両方のよい形を合わせたもので、ほかにはたぶんないという感じだと思う。リボンがしたいのであれば、セーラーにリボンをつけることは子どもでは思いつかないし、一中はスカーフだが、セーラーカラーの場合、オプションでつけようと思えば、カラーの下にリボンをつけることもデザイン的には可能である。どうしてもブレザーがよいといっても、現物にそのセーラーの形がよければ、そこで考えが変わるかもしれない。

委員
 近日中(12月)に富士見中の生徒会の子どもたちが、小学校を回り中学校の紹介を行うことになっている。その際、1月の末には、標準服のデザイン画が小学校に展示される予告ができると思う。

部会長
 最後に日程等の確認を事務局からお願いする。

事務局
 次回の日程が1月11日の金曜日になる。なるべく今日と同じ会場をとりたいが、もし難しいようなら、別の会場も確保させていただきたい。なお、コンセプトは、数か所直すことになったので、明日中に事務局で修正し、部会長、副部会長に確認いただいた後、12月3日(月曜日)中には各事業者へデザイン等提案への参加募集を郵送したいと思っている。

部会長

 次回は、1月11日(金曜日)に開催する。会場は開催通知で連絡する。本日は、これをもって終了する。

お問い合わせ

このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

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