【12月21・22日開催分】「区民と区長のタウンミーティング」でいただいたご意見の反映状況

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更新日:2023年10月17日

主なご意見と中野区の反映状況 (開催テーマ:令和5年度予算で検討中の主な取り組み(案) )

開催当日は、ご参加の皆さんから多くのご意見をいただきました。ご意見に対する、中野区の取り組みへの反映状況や考え方は以下のとおりです。
今後もタウンミーティングを開催していきますので、ご参加いただき、皆さんの思いや考えをお聞かせください。

主なご意見と反映状況
目次
子育て先進区の実現に向けた取り組みに対する意見
安全・安心なまちの実現に向けた取り組みに対する意見
区内各エリアのまちづくりに対する意見
新庁舎への移転に向けた取り組みに対する意見
子育て先進区の実現に向けた取り組みに対する意見
主な意見反映状況 区の考え方
入学後の新しい環境に馴染めず、「学校生活が怖い」と感じて不登校になる児童や生徒が増えているように思う。保護者は子どもたちの学校での様子を心配している。子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、子どもたちの自主性が尊重される授業や環境を、学校が地域や保護者と一緒に考えてほしい。中野区は保幼小中連携教育を推進してきた。その中で児童・生徒が新しい環境で安心して学校生活を過ごせるように、アプローチカリキュラムやスタートカリキュラム、乗り入れ指導、オープンキャンパスなどに取り組んでいる。令和5年度は、小学校低学年に支援員を配置し支援を充実していく予定である。
また、これまで学校は地域や保護者の方からのご意見を基に改善を図ってきた。今後、学校が地域や保護者の方と同じ目標に向けて協働するコミュニティ・スクールを整備していく。
学校に居場所がない子どもたちへの支援として、メタバースを活用した授業を行う団体がある。中野区でもそういった取り組みを進めてほしい。東京都では、不登校や外国籍の児童・生徒への支援の1つとしてメタバースを活用した居場所づくりを進めている。中野区も参加に向けて現在準備している。また、メタバースを活用した民間団体との連携も検討している。
自分の子どもが通っている学校のクラスでは授業がうまく進んでいない。保護者が授業中の子どもたちの見守りに協力しているが、状況が改善しているように見えない。これは子どもたちが不登校になってしまう原因になると思う。事態の解消のため、学級支援員などの人員を増やしてほしい。現在、小学校の支援員を増員する方向で検討している。授業中の見守りをはじめ、学習・生活の補助や子どもからの相談対応など一人ひとりに合った支援を行うことで、子ども達が安心して通える学校づくりに努めていく。
子どもの健康面や精神面に良い影響があると聞いているので、学校給食にオーガニック(有機栽培)の食材を使ってほしい。食材費が高騰している中で難しいと思うが、検討してほしい。有機農産物は、化学的に合成された肥料や農薬を使用していないことから、安全性が高いとされていることは認識している。給食の食材は各学校で調達しており、一部有機農産物を給食に使用している学校もある。
新型コロナウイルス感染拡大の中、遠足や校外学習などの中止の判断基準が、学校ごとにばらつきがあると感じている。区立の学校全体で、判断基準を統一すべきだと思う。中野区では新型コロナウイルス感染症による欠席や、学級閉鎖、学年閉鎖等について基準を統一している。その中で遠足や校外学習などの実施の判断については、感染を拡大させないように児童・生徒数や交通手段、行き先の混雑状況等を鑑み、各学校が実施の判断を行っている。
発達に課題を抱えた子どもたちへの支援が不足しているように感じる。教員や専門家を増員するなど、支援を充実してほしい。全般的な知的発達に遅れがなく、通常の学級の生活や学習に概ね参加できるが発達の特性により支援を必要とする子どものために、小・中学校全校で特別支援教室を設置し、児童・生徒に必要な支援(巡回指導)を行っている。また、障害のある幼児・児童・生徒の介助業務(教員の補助、活動における補助等)を行う支援員の配置を行っている。
保育園や学校、学童クラブなどで人材不足が発生している。正規職員を確保し、長く勤められるような環境作りをしてほしい。安全で質の高い保育を行ううえで、保育士の十分な確保と適切な配置が重要であると考えている。今後も、保育士の確保・配置について研究していくとともに、必要に応じ、国や都に対して保育士の配置基準の見直しを要望していく。

 中野区立学校の教員採用に当たっては、任命権者である東京都教育委員会に対して、必要な教員数の確保を要望していく。また、「中野区立学校働き方改革推進プラン」で掲げる取組みを進めることで、教員が働きやすい環境作りをしていく。
 区立学童クラブは、運営を事業者に委託しており、適切な職員体制で運営することとしている。

子どもの権利委員会が発足し、子どもたちの権利を守るために議論がされていることは、素晴らしい取り組みだと思う。子どもたちの意見が尊重され、子どもたちが健やかに成長できるような取り組みを実現してほしい。子どもの意見、考え、思いを大人が適切な配慮を持って受け止め、尊重していくことが大切であると考えている。全ての子どもが、様々な方法で多様な意見を表明し、積極的に参加できるよう、その仕組みづくりや機会の確保に向けた取り組みを実施していく。
先日、子ども相談室に行ったところ、施設が古く、暗い印象を受けた。相談しやすい雰囲気になることを期待している。また、施設内でイベントや一時保育、子育て広場を実施するなど、親子にとって親しみを持てる施設にしてほしい。子ども相談室では、面談室の什器の整備等を行うほか、子どもたちがワークショップなどの活動を行うことができる机等の整備など、相談しやすく、親しみを持てる子ども相談室を目指していく。
子育てに関する情報をまとめた冊子を発行してもらえるのはうれしい。母親だけでなく、父親の意見も取り入れるなど、子育て世帯と一緒に冊子に載せる内容を検討してほしい。また、子育て世帯の活躍の場を増やすためにも、区有施設の利用方法などの幅広い情報を載せてほしい。お母さんの妊娠・出産期からお子さんの中学校卒業までの期間の中野区の子育て支援サービス情報を網羅し、掲載する。そのなかで、子育て関連施設や仲間づくりの場も掲載する。

安全・安心なまちの実現に向けた取り組みに対する意見

安全・安心なまちの実現に向けた取り組みに対する意見
主な意見

反映状況 区の考え方

公園再整備のワークショップに参加している。公園の改修内容や利用ルールについて、区と直接議論できる場があり、嬉しい。しかし、参加者から出た様々な意見に対して、区から後ろ向きな回答をされてしまい、残念だった。より良い公園づくりのため、職員と前向きな議論をしていきたい。ワークショップで提案されたことがどのように実現できるのか、関係法令や他の事例等を紹介しながら、建設的な議論ができるよう改善していきたい。
紅葉山公園内に防犯カメラが設置されているが、カメラに死角があり、防犯上不安がある。公園への防犯カメラの設置を拡充してほしい。公園に防犯カメラを設置する際のカメラの設置箇所及び向きについては、公園の出入口や人が多く集まるところ、トイレの入口など、防犯を考慮するほか、プライバシーにも配慮して設置している。
紅葉山公園においてはこれらの観点から、利用者が多い広場側に向けて設置しているところである。今後再整備等の機会をとらえて検討していく。
区内で犬の散歩をしていると、中野区の公園はペットに非常に厳しいと感じる。ペットは公園に一切入れない、または入れるスペースが限られている。新宿区の落合公園は、ドッグランがあり、多くの人とペットで賑わっている。中野区でもペットを飼う家庭にもやさしい公園の整備を検討してほしい。区内には、平和の森公園内に犬の広場(ドッグラン)が設置されている。また、犬の散歩ができる公園は、遊具から一定程度離れている園路がある公園を基本として、整備等の機会をとらえた地域との話し合いによって増やしてきたところである。
犬の同行入園については、公園の特性や周辺環境を考慮する必要があることや、地域や利用者からの理解が得られる必要がある。
今後も公園整備の機会をとらえて地域の意見に耳を傾けるとともに、広く地域の声を集約できる町会などから犬の同行入園の要望がある場合には、ルールの見直しを検討していく。
若宮・大和町地域を走る巡回バスを見ると、いつも人が乗ってない。野方駅近くまで行ってほしいという意見を多く聞くので、野方駅を巡回ルートに加えるなど、多くの人が利用しやすくなるように、改善してほしい。実証実験の運行ルートは、地元要望等を踏まえ鉄道駅に接続するなど様々な案を地域の方とともに検討したが、交通規制や道路が狭いなどといった問題により、関係機関や地域と調整を行う中で、車両走行や停留所の設置ができない箇所があり、現在のルートでの運行としている。
今後も運行ルートをはじめとした実証実験内容の改善に向けて、実証実験の分析・効果検証を踏まえながら検討をしていく。
区内に空き家が増えていて、もったいないと感じる。区として空き家の有効活用を考えてほしい。民間団体等と連携し、空き家の所有者等が区内の土地建物等の専門家に相談できる体制を整え、空き家の有効的な利活用等を推進している。
「太陽光発電システムの設置に対する補助の創設」とあるが、太陽光パネルは、使い終わったあとの廃棄物や、地震や風水害で破損するなど、デメリットが顕在化してきている。区としてどう考えているか。区として、脱炭素社会の実現に向けて実施する取組である。二酸化炭素の排出削減により脱炭素に資する一方で、廃棄方法や災害時における破損等への対応等の課題もある。実施にあたり、課題への対応についても検討する。

区内各エリアのまちづくりに対する意見

区内各エリアのまちづくりに対する意見
主な意見反映状況 区の考え方
中野は子育て世帯の転出が目立っている。特に野方駅・都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺のまちにはファミリー層が少なく、活気がないように感じる。大きい分譲住宅やマンションを増やせるようにし、子育て世帯が住みやすいまちづくりを進めてほしい。中野区の課題は用途地域にあり、中野区の権限では変えられない。都市計画事業を含めたまちづくりを進める必要がある。その契機の一つが連続立体交差事業である。このチャンスを逃さずに、沿線の整備を進めて行きたい。
また、区として集合住宅の条例を作っている。戸数が多いものは、一定の規制により広さを担保している。住環境を保全すべき箇所は保全を進めて行く。
一方で、駅の近接地は、連続立体交差事業に合わせて道路を整備し、駅周辺を活用しやすく整備していく。同じ地域のなかでも、地区ごとに整備内容にメリハリを付けて進めて行きたい。
東中野4丁目・5丁目は、行政手続きができる施設がなく、行政サービスが空白化している。東中野区民活動センターで、住民票の発行をはじめとした手続きができるようにしてほしい。
また、東中野図書館の閉館により、図書館サービスも空白化している。親子で本を読める場所や、図書の返却ができるような図書館支所を作っていほしい。
将来的には、窓口に行かなくても、各種の届出ができたり、子育てや福祉に関する相談などの行政サービスが受けられるようにしていく考えであるが、地域ニーズの把握に努めていく。
また図書館については、「今後の区立図書館のサービス・配置のあり方の基本的な考え方(素案)」により、令和5年5月に区民意見交換会を実施し、10月に計画策定の予定である。それを踏まえ、具体的な検討を行う。
子どもたちが、東中野4丁目・5丁目から白桜小学校や塔山小学校まで通学している。小学校までの距離が遠いうえ、通学路に幹線道路があり危険である。新宿区の小学校に通学すれば距離が近く、かつ安全だと思う。このように、区をまたいだ通学ができるよう、近隣区と調整してもらいたい。東中野五丁目及び四丁目から白桜小学校へ通う児童の安全を確保する重要性は認識している。他区からの区域外就学について、新宿区教育委員会は35人学級の導入に伴い受入れ条件を見直し、距離が近いという理由では一律受入れを不可としており、区外からの通学をお願いすることは難しい状況である。
当区では、令和5年度通学路児童見守り交通安全指導員の配置時間を増やすとともに、今後も安心して通学できるよう通学路安全合同点検等を含め警察署等と連携し、一層通学路安全対策に取り組んでいく。
旧中野刑務所正門の移築にあたっては、区民の意見を聴き、よりよい活用方法を検討してほしい。旧中野刑務所正門の移築・修復に係る基本設計の過程で、令和5年2月から3月にかけて、正門の保存と活用について区民から意見をった。
新庁舎への移転に向けた取り組みに対する意見
主な意見反映状況 区の考え方
新庁舎への移転に伴うペーパーレスの取り組みは、現時点でどのくらい進んでいるのか。新庁舎移転時には、令和3年2月に調査した現庁舎の組織文書約9,000fmを60%削減することを目標としている。
 この目標を達成するため、ペーパーレス推進本部を立ち上げ、全庁で文書削減活動を行った結果、令和3年度末には、約30%削減することができた。
 新庁舎移転までの間、引き続き文書の電子化等を図り、紙文書の削減を推進していく。
新庁舎の窓口業務は、「来ない、来たとしても迷わない」ことを目指していると聞いている。しかし、この目標を全ての区職員が理解して、新庁舎移転に向けた取り組みをしているのか疑問である。また、区の業務のデジタル化に全ての職員が対応できるのか。新庁舎への移転を契機に窓口業務の改善に向け、新たな窓口サービスを検討し、推進する組織を設置しており、そこで検討した結果については、全庁で情報共有を図りながら進めている。
 区の業務のデジタル化については、全ての職員が対応できるよう、区職員の意識やリテラシー向上のための研修を実施するとともに、全庁で活用を図るICTツールについては、先行導入や段階的導入を行うなど、円滑なデジタル化に取り組んでいく。

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