【令和4年全国広報コンクール初入選】事業者・団体、区民と中野区の協働・協創 「中野ミューラルプロジェクト」が広報企画部門で入選
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更新日:2023年8月3日
令和4年全国広報コンクール(広報企画部門)で、中野区の「中野ミューラルプロジェクト」が入選しました。本企画は、民間事業者と区の連携によるアートを通じたプロモーションです。全国広報コンクールへの入選は、中野区では初となります。
1 中野ミューラルプロジェクト
中野区は、民間事業者や団体、区民とのつながりや絆づくりに焦点を当て、協働・協創を中核としたプロモーションを進めています。ナカノミライプロジェクト(区内事業者の若手社員が参加し、中野を元気にする活動をPRするワークショップなど)やシティプロモーション助成事業(区民団体や企業が主体的に実施する中野の魅力発信につながる事業への助成)で築いたつながりをきっかけに、中野区内で壁画(ミューラル)を制作する「中野ミューラルプロジェクト」が生まれました。
壁画の制作には、廃材塗料を使用しています(ヌリーズ株式会社が提供)。
(1)中野区立鷺宮小学校体育館
鷺宮小学校140周年記念行事の一環として、同校の歴史と伝統を壁画にして残そうと、鷺宮小学校開校140周年実行委員会が企画。区内事業者(ヌリーズ株式会社)、アーティスト(小田祐二さんと鷺宮小学校の児童)、ディレクター(大黒健嗣さん、ショウノモエさん)、卒業生、中野区立鷺宮小学校と中野区が連携して制作しました。制作経費は鷺宮小学校PTAと鷺宮小学校が負担しました。
壁の上部には、鷺宮小学校の顔とも言える水車や鷺宮盆踊りなど鷺宮の今と昔を表すデザインがアーティストの手で描かれています。壁の下部は、児童自らがお気に入りの詩から連想した絵を描きました。制作の様子は中村岳史さんが撮影し、ミューラルの紹介動画として140周年記念式典で流れました。
(中野区立鷺宮小学校体育館)
(2)中野駅前北口広場
「身近に親しめるミューラルを制作したい」というJR中野駅の壁面提供をきっかけに、ミューラルを制作しました。制作経費はすべてクラウドファンディングの活用により確保しています。
区内事業者(ヌリーズ株式会社)が廃材塗料の提供と壁面の下地塗装を担い、デザインは、中野の資源をモチーフに、アーティスト(WHOLE9)がJR中野駅、区内事業者(ヌリーズ株式会社)、中野区と協議。中野のまちと対話をしながら描いたこの壁画は、しいのき(中野区の木)やツツジ(中野区の花)の四季折々の彩りをはじめ、中野サンプラザなど中野の風景が盛り込まれています。タイトルは「Color Your Community」。
(中野駅前北口広場)
(3)さらなる展開へ
制作した2つのミューラルは、新たな地域資源として、「中野のイメージにぴったり」と評判に。中野区内で新たなミューラル制作を希望する声や寄付による事業展開の提案などが中野区に寄せられました。これらにより、令和4~5年度に規模を拡大し、さらに区民や区内事業者の参画を得て、中野区内でミューラル制作を実施する予定です。
2 令和4年全国広報コンクール
地方自治体等の広報活動の向上に寄与することを目的に、各種広報作品について審査を行い、優秀団体を表彰するものです。公益社団法人日本広報協会が主催し、1964年から実施しています。
【対象】広報企画部門:86点 うち、特選1点・入選6点(都内自治体の入選は2点)
コンクールの詳細は、日本広報協会ホームページ(外部サイト)をご覧ください。
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