2020年6月18日 区長定例記者会見を行いました
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更新日:2023年8月3日
6月区長定例記者会見
6月18日(木曜日)に、中野区長の定例記者会見を行いました。配付した資料は、こちら(PDF形式:3,935KB)をご覧下さい。また、記者会見の動画はこちらをご覧ください。(外部サイト)
定例記者会見の内容
- 新型コロナウイルス感染症に係る対策及び当面の区政運営について
- 中野区いじめ防止基本方針の改定及びいじめ防止対策の条例化について
- 「中野大好きナカノさん」オリジナル商品について
記者会見の概要
会見の概要は以下のとおりです。質疑応答は主なものを掲載しています。
新型コロナウイルス感染症対策と当面の区政運営について
中野区では、新型コロナウイルス感染症対策について、5月に1回、6月に2回補正予算を組むとともに、緊急性の高い取組は、予備費を充当して対応してきたところである。今後も、継続的な生活支援や経済対策、第2波・第3波に備えた対策を講じていく。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う区財政の影響に対して、リーマンショック時を上回る対応が必要であり、令和3年度以降の予算編成に向けて、事業の規模や時期、方法を抜本的に見直していく。
また、この危機を乗り越えるために、区政運営の基本的な考え方である「中野区の新たな区政運営方針」について、今般の社会経済状況の変化を踏まえ、弾力的に運営していく。中野区では、10年後の将来像を描く新しい中野区基本構想と、その将来像を実現するための基本計画の策定に取り組んできた。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による区民生活や経済活動等の影響を踏まえ、スケジュールなどを変更することとした。
基本構想は、将来像など内容の一部を見直し、基本計画及び区有施設整備計画は、当面、新型コロナウイルス感染症への対応に注力するとともに、今後の区財政への影響を想定して、社会経済状況の変化に対応した施策展開の検討を深めるため、策定時期を令和3年3月から令和3年8月に変更する。
質疑応答
・新型コロナウイルス感染症対策で中野区独自の取組みはあるのか。
区独自の取組みはないが、子育て家庭への配食事業、デリバリーやテイクアウトの支援事業、すこやか福祉センター等のオンライン相談などが特徴的な事業であると考えている。
・子育て家庭への配食事業はどのくらいの世帯数を想定しているのか。
想定している対象世帯数は、15世帯である。
・中野区独自の給付金を支給することは検討しているのか。
現時点で給付金を支給することは、具体的には考えていない。
中野区いじめ防止基本方針の改定及びいじめ防止対策の条例化について
SNSなど情報化の進展、一層の利用拡大をはじめ、いじめ問題の背景や態様は、さらに複雑化・多様化しており、残念ながら深刻な事案も相次いで発生している。
こうした状況を深刻に受け止め、いじめ問題を克服するために、教育委員会、区、学校、家庭、地域その他の関係機関の相互連携が一層必要であり、また、いじめ防止対策を迅速かつ適切に進めるためには、基本理念や区の責務などを広く区内外に明らかにするとともに、組織横断な検討体制が必要であるとの強い認識から、中野区いじめ防止基本方針を改定し、また、いじめ防止対策の条例を策定することとした。
質疑応答
・他自治体でいじめ対策防止の条例化はされているのか。また、条例を策定する経緯は。
23区中9区で条例化されている。条例化に至った理由は、児童等に対するいじめの防止等に係る基本理念や、区や区立学校等の責務等を区内外に明らかにすることが、いじめ防止の観点から大切であると考えたからである。
・いじめ防止対策の条例で特徴的なところはなにか。
いじめ防止基本方針では、いじめ防止等に係る組織の明確化、区独自のいじめ解消の判断の明記、法などで義務付けられている取組や必ず実施するよう求められている取組を具体的に示したことが特徴である。一方、条例については、どこの区市でもいじめ防止対策推進法や国や都の基本方針の骨子にしたがって作成していくので大きな差異はないが、今後様々な意見を聞いて作成していこうと考えている。
「中野大好きナカノさん」オリジナル商品について
「中野大好きナカノさん」は、中野区のシティプロモーションのキャラクターで、中野区では、このナカノさんを活用したシティプロモーション事業を行っている。また、区が定めたガイドラインに基づくとともに、申請する必要はあるが、基本的にナカノさんを使って自由に商品を開発することができる。
ナカノさんのオリジナル商品は、現在6商品あり、そのうち3商品は、中野区の補助金を受けずに商品化されている。商品は各事業者の店舗などで販売されており、今後もエコバックなど続々と新たな商品が発売される予定である。
質疑応答
特になし
その他
・中野区町会連合会との協働によるまちづくりパートナーシップ協定締結式について
中野区と中野区町会連合会との間で、まちづくりパートナーシップ協定を6月25日(木曜日)に締結する。この協定は、「まちの仲間との支えあい、まちの仲間とのふれあい、まちの仲間との安心安全」を実現するため、相互の立場を尊重しながら、地域のさまざまな課題の解決を図る取組を連携・協働して進めていくことを目的とするものである。
・中野区立小中学校における夏季休業日の変更等について
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、学校を臨時休業したことにより、令和2年度の小・中学校の授業時間数が著しく不足する事態となっている。これを踏まえて本年度に限り、区立小中学校の夏季休業日を8月8日から8月31日までに短縮する。
また、これ以外での授業時数の確保策として、全区立小中学校で、8月を除く6月から来年の3月において、土曜授業を月2回実施する。
・新型コロナウイルス対策支援 中野区お持ち帰り&出前店舗紹介
新型コロナウイルス感染症対策支援の一環として、中野区の飲食店を応援するために、「中野区お持ち帰り&出前店舗紹介」リーフレットを作成した。
質疑応答
・区立小中学校の夏季休業日の変更について、教育委員会で決定したのはいつか。
5月22日の教育委員会で承認を得て、決定した。
会見項目以外の質疑応答
・基本計画及び区有施設整備計画の策定が5か月ほど遅れるということだが、中野サンプラザの整備計画も同様に遅れるのか。
事業者の選定時期を令和2年10月から令和3年1月以降に変更する。現時点で、解体の開始時期や新施設の完成時期に変更はない。
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