手軽にできる寄せ植えを楽しむ
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更新日:2023年8月3日
園芸店には様々な種類の苗が並んでいます。手軽に楽しく緑に親しむことのできる寄せ植えのポイントをご紹介します。
苗のえらび方
次のことに注意して選びましょう。
- 葉色や花色がきれいで、葉がみずみずしいもの
- 茎がしっかりして、葉の付け根と付け根の間(節間)が短いもの
- 葉や花に虫食い跡など病虫害の被害のないもの
- 下葉が落ちたり、黄色くなっていないもの
一見してひ弱なイメージの苗は避けます。同じ種類の草花をたくさん育てるときは、苗の段階で同じ背丈のものを選ぶと、均一に成長して見映えがします。
用土の決め方
市販の培養土をそのまま使うのが一番簡単です。
ご自分でブレンドする場合は、「赤玉土(小粒)6 対 腐葉土4」で混ぜてください。
いずれも鉢底に虫よけの網とゴロ土(大粒の赤玉土等)を入れてください。
ワンポイント 古い土のリサイクル
使い終わった土は、異物を取り除いて消毒し、腐葉土を混ぜるなどすれば、もう一度使えます。
土の消毒方法 湿り気を与えて黒いポリ袋に入れ直射日光に当てて1日1回動かして混ぜて3日ほど。他に熱湯をかける、布袋に入れて蒸す、直火で15分~30分程度焼く、煮沸する、寒風にさらすなどの方法もあります。
鉢の選び方
鉢は、プラスチック鉢と素焼き鉢が主流です。植える苗の根の周りについている土(根鉢)よりひと回り大きいサイズを選びます。
- プラスチック鉢:長所 軽い・丈夫、短所 過湿になりやすい・土の温度変化が大きい
- 素焼き鉢:長所 通気性や排水性がよい・根腐れしにくい・土の温度が変化しにくい、短所 重い・壊れやすい。
なお、もっと簡単に空きペットボトルを活用する方法もあります。
詳しくは、「「ペットボトル菜園」はじめませんか?」のページをご覧ください。
肥料(植え付け時)
元肥として緩効性肥料を土とよく混ぜ合わせて施します。
植え付け
ビニールポットから苗を抜いて、角を取るよう周りの土を軽くほぐしてから、根鉢に合わせて植え付けてください。
まずポットに入ったままの苗をあらかじめ鉢に置いてみて全体のバランスを考えましょう。
もし、根が伸びすぎて鉢いっぱいになっていた場合は底の根を少し切ってください。
鉢の縁から1.5センチメートルほど下に土の表面がくるように、組み合わせて寄せ植えする場合も土の表面が凸凹にならないようにしましょう。すき間に土を入れ、割りばしなどの棒でよくつついて土を固めます。
植え付けた後は、鉢底から水が出てくるまでたっぷり水をかけて、根を落ち着かせます。
ワンポイント 寄せ植えのデザイン
寄せ植えの場合、デザイン面からは3つのタイプの草花を組み合わせるとうまくいきます。
・上に伸びるタイプで高さを出す コニファーなどの小樹木 中心付近
・まるく茂るタイプでボリュームを出す 一年草、宿根草 中心と縁の間
・垂れるタイプですそ回りを飾る アイビーなどつる性植物 鉢の縁まわり
水やり
鉢の表土が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりしてください。鉢皿には水をためないようにします。
土が乾かないうちに何度も水やりすると根腐れの原因になります。葉や花の上からかけると草花を傷めるので土に近い部分から、午前中に水やりします。
夏場は様子をみて夕方にもう一度水やりしても良いでしょう。
但し、冬場夕方の水やりは残った水が凍り根を傷める場合があるので避けてください。
日当たり
できるだけよく日に当てましょう。一日中日の当たる場所がベストですが、草花の種類によっては真夏の直射日光は避けます。木漏れ日が一日中当たる場所、半日程度は日の当たる場所なら、草花は育てられます。
花がら摘み
次々と花を咲かせるためには、こまめに咲き終わった花を摘み取ることが大切です。
放置すると株は体力を消耗してしまいます。
- パンジー等(花茎をのばして花をつけるもの) 花茎の下部を切り取ります
- サルビア等(穂をつくるもの) 穂の花がすべて終わってから穂の下を切り取ります
- マーガレット、チューリップ等 花のすぐ下を切り取ります。チューリップは花弁が散る前に
肥料(追肥)
花が咲く時期の成長期は、効果が早く表れる速効性の液体肥料を指定濃度に薄め、7~10日に1回水やりと一緒に施します。
病虫害防除
早期発見すれば、ある程度被害を食い止めることができます。
水やりは観察しながら行い、園芸用の薬剤を指定の濃度で噴霧等散布します。
区ではみどりに関する知識や技術、自然や環境への理解を深めていただくために、年1回「みどりの教室」を開催しています。
詳しくは、「みどりの教室」のページをご覧ください。
また、花と緑の祭典のなかでも「寄せ植え教室」はじめ、さまざまな教室を開催しております。
なお、区役所1階ホールでは定期的に「園芸緑化相談」を開いています。
お気軽にご相談ください。
詳しくは、「園芸緑化相談について」のページをご覧ください。
寄せ植えの見本
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