中野区の自殺対策について~つながるまち なかの絆プラン~
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更新日:2024年4月1日
自殺者数と自殺死亡率の年次推移
中野区の自殺者数は、平均すると毎年60名前後となり、女性より男性が多い傾向にありました。しかし、ここ数年は女性と男性の差が縮まり、令和4年はほぼ半数ずつとなりました。
中野区の自殺死亡率(人口10万人対)は、国や東京都と比べ母数となる人口が少ないこともあり、毎年大きく変動を繰り返しながら推移しています。
令和2年に急増しましたが、令和3年以降は減少傾向となりつつあります。
棒グラフは自殺者数で、グラフ横の太字の数字は、男性と女性を合わせた総数です。折れ線グラフは自殺死亡率(人口10万人対)で中野区の数値を表記しています。
資料:厚生労働省ホームページ「地域における自殺の基礎資料【自殺日・住居地】をもとに作成」
自殺死亡者の年代別割合
令和4年の自殺死亡者の年代別割合を男女別にみると、女性の20歳代、次いで男性の50歳代の割合が目立ちます。
資料:厚生労働省ホームページ「地域における自殺の基礎資料【自殺日・住居地】をもとに作成」
中野区では、令和元年10月に「中野区自殺対策計画~いのちを守り、つまずいても再出発できるまち中野~」を策定し、事業を推進してきました。令和2年度以降に猛威を振るった新型コロナウイルス感染症とその後の影響や、新たな課題に対応した新たな計画を令和6年4月「第2期中野区自殺対策計画~つながるまち なかの絆プラン~」に策定いたしました。本計画に基づいて、自殺対策にかかわる事業を推進しています。
「中野区自殺対策計画~つながるまち なかの絆プラン~」を策定しました
こころとからだの相談、法律問題、男女関係、仕事や生活の相談、不登校・いじめ等子どもや若者の相談、子どもの養育や虐待等子育ての相談等、様々な問題や相談に対応する窓口を、まとめてご紹介しています。ご本人だけでなく、家族、友人、同僚の方からの相談も受け付けています。
「自分は何もできなかった」「自分も死んでしまいたい」「自死(自殺)のことを誰にも言えない、知られたくない」「亡くなったことが現実だと思えない」・・・つらい思い、おひとりで抱えていませんか。話すことが決まっていなくても、今の思いを伺う場や分かち合う場があります。
ゲートキーパー研修
区民、地域関係者、介護事業者、職員を対象に、自殺予防のために求められる理解と援助について、知識の普及を行っています。「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応を図ることができる人のことです。悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守りを行います。
また、気軽にゲートキーパー研修が受講できるよう、YouTube中野区公式チャンネルにて動画を配信しています。
普及啓発
9月と3月の自殺対策強化月間を中心に、普及啓発を実施しています。
区役所本庁舎でのパネル展示、図書館での特別企画展示等を行っています。
また、若者をターゲットにしたミュージカル公演やDVDの配布を行いました。
メール相談事業
自殺関連用語の検索に連動した広告を活用して、自殺ハイリスク者に対してメールによる相談を実施しています。
SOSの出し方に関する教育
区立小学校、区立中学校において、教育課程に位置づけて実施しています。
中野区自殺対策審議会条例に基づき、区長の附属機関として設置されています。自殺対策計画の策定及び変更、自殺対策に係る施策の推進に関する事項について、区長の諮問に応じ、審議及び答申を行っています。
地域における保健医療連携のあり方について、協議する場を設置するなど体制整備を図ります。
関連情報
お問い合わせ
このページは健康福祉部 保健予防課(中野区保健所)が担当しています。