中野区の学校給食について

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更新日:2024年3月29日

 学校給食は「学校給食法」に基づいて行われています。
 成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のために、適切な栄養が摂取できる食事を提供することはもちろんのこと、実際の食事という“生きた教材”を通して、食に関して正しい理解を深め望ましい食習慣を養うこと、好ましい人間関係を育てるなど、多様で豊かなねらいをもち、教育活動の一環となっています。

中野区立小中学校の給食について

  • 給食の実施方式
     中野区は、全校自校調理方式とし各学校に調理室を設けています。各学校ごとに発注・納品された食材を、各学校で調理し、児童生徒へ提供しています。
     給食調理については、平成10年9月から調理業務委託を順次導入し、平成23年度以降は全校調理業務委託で行っています。
     また、全校に栄養士を配置し、栄養教諭ならびに学校栄養職員の配置されていない学校には、平成16年度から栄養業務委託により栄養士を配置しています。
  • 献立の作成
     
    栄養教諭ならびに学校栄養職員が配置されている学校は、学校ごとに献立を作成しています。
     業務委託により栄養士を配置している学校は、教育委員会が発行する標準献立を使用しています。

 令和6年度小学校の標準献立表

 令和6年度中学校の標準献立表

  • 特色ある給食活動
     
    給食時間を中心とした食に関する指導(学級活動)とともに、学校行事として次のような給食活動を行っています。 実施内容は各学校によって異なります。
    ・特色ある給食活動の例
     縦割り班による青空弁当給食、卒業バイキング、招待給食、セレクト給食
     学校と家庭との連携による給食試食会等
    ・行事食の例
     入学や卒業のお祝い献立、七夕献立、お月見献立、正月献立、節分献立等
    ・食育活動とタイアップした例
     東京都産の食材を使用した料理、国産小麦粉使用パンの活用
     カミカミ献立(よく噛むことを促す料理) 等
  • 給食用食材の購入
     
    牛乳・パン・麺等の基幹物資は、東京都等の指定業者から購入しています。それ以外のものは、学校ごとに、地元を中心とした食材業者と契約し、品質が良く安価なものを購入しています。
  • 給食費
    中野区では区立小・中学校全校共通の1食単価を定め、各学校ごとに給食回数に応じた金額を保護者負担としています。
    なお、令和6年度は、保護者負担軽減のため、区が中野区立小・中学校に在籍する児童・生徒の保護者に対し、保護者が支払う学校給食費を補助しています。
     【令和6年度1食単価】 小学校低学年285円、中学年310円、高学年335円 / 中学校375円

おいしく安全安心な給食をめざして

 学校独自献立及び標準献立とも、「新規ウインドウで開きます。学校給食の児童又は生徒1人1回あたりの学校給食摂取基準(外部サイト)(PDF形式)」(文部科学省)に基づき、栄養士が作成しています。各学校とも献立作成から調理まで、給食の提供にあたっては、次のことに留意しています。

  • 献立内容
    児童生徒が学校給食を通して望ましい食習慣や食文化を体得でき、かつ児童生徒や家庭における食事のモデルとしての役割を持ち、児童生徒の将来の食事作りに資する献立内容を作成しています。
    ・日本型食生活の実践や我が国の伝統的な食文化の継承について配慮した献立を作成しています。
  • 発注・納品
    ・できる限り地産地消(関東近県)や国産の旬の食材料を使用し、良質で新鮮なものを選定するよう配慮しています。
     ※食材の端境期や市場価格の動向、さらには放射性物質検査数値を考慮した安全確認により、国内産だけでは賄いきれない場合は、やむを得ず外国産を使用することも考えらます。但し外国産を用いる場合には、品質を十分確認(例えば、検査成績書を確認する等)します。
    ・不必要な食品添加物(着色料、漂白剤、発色剤等)を使用した食品や遺伝子組み換え食品の使用は可能な限り避けています。さらに残留農薬についても配慮しています。
    ・食材料は、缶詰・乾物・調味料等常温で保存可能なものと牛乳を除いては、その日使用する量を当日の朝納品することとしています。
    ・食材料納品時には調理業務員が立会い、数量や品温・鮮度等品質の確認を行っています。
  • 調理
    ・料理は、素材を用いて手作りし、原則として調理加工食品類は使用しません(ハンバーグ・グラタン・しゅうまい・プリンなど)。ホワイトルーやカレールーも給食室で手作りし、既製品は使用しません。
    ・出し汁は、削り節・昆布・豚骨・鶏ガラを用いて抽出し、顆粒や濃縮等加工だしは使用しません。
  • 衛生管理
     学校給食法第9条に基づく新規ウインドウで開きます。学校給食衛生管理基準(文部科学省)(外部サイト)に従い、さらに東京都教育委員会からの通知のほか、中野区としても区立小中学校給食室の施設設備に合わせた衛生管理の詳細を定め、衛生的で安全な給食が提供できるよう徹底を図っています。
     調理過程での衛生管理の例としては次のようなものがあります。
    ・加熱調理するものは中心温度5点以上を確認し記録する
    ・トマト以外の野菜は全て加熱処理をする
    ・生食する果物・トマトは流水で3回以上洗浄し手袋を着用して取り扱う 等
  • 食物アレルギーへの対応
     中野区では、医師の診断に基づいて除去食による対応を行っています。当日の使用食材と調理工程の範囲で対応するため、作業工程や施設の対応能力を超える場合、除去の難しい場合、食物アレルゲンの種類によっては、弁当の持参をお願いするケースもあります。
     食物アレルギー対応のお申し出は、直接学校でお受けします。「除去給食申請書」と 医師記入の「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」等を学校へご提出いただき、それをもとに学校関係職員が保護者の方から詳しい状況をお伺いします。そのうえで、学校内で協議し安全性が十分に確保される対応方法を決定します。
  • 放射性物質に関する学校給食食材の対応
     
    福島第一原子力発電所事故に伴う区立学校プール・給食の対応について

関連情報

お問い合わせ

このページは教育委員会事務局 学務課が担当しています。

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