江古田の森整備
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更新日:2023年8月3日
江古田の森整備の概要
江古田三丁目の旧国立療養所中野病院は、胸部疾患を主な対象とする病床数690余の国立病院でしたが、昭和61(1986)年1月に発表された厚生労働省の国立病院・療養所の再編計画により、新宿区の国立国際医療センターに統合されました。
中野区では、この病院跡地の有効利用をまちづくりの大きな課題として捉え、平成4(1992)年度に「江古田三丁目地域現況調査」を実施、周辺地域を含め跡地の現況とその利用に際しての課題を整理し、総合的な保健・福祉施設を立地させることを基本に土地利用計画案の検討を行いました。
その後、平成8(1996)年3月8日、中野区、厚生労働省、自警会の三者は、広域避難場所の確保や都市計画公園の整備、道路の整備等を行いながら、それぞれの施設を立地させることで基本的に合意し、「旧国立療養所中野病院跡地の利用に関する協定」を締結するに至りました。
平成10(1998)年2月には、この協定書に掲げる跡地利用の施設整備にあたっては、歴史や地域特性を踏まえるとともに、環境、景観、福祉、防災のまちづくり等を考え、江古田の森として一体的に捉え、相互に協力すべく「江古田の森」整備の方向性について申し合わせを行いました。
さらに、平成15年(2003)年5月、「江古田の森」整備の方向性についての申し合わせに基づき、江古田の森全体がひとつのまとまった空間として、景観を構成するための「江古田の森」整備に関する基本方針を三者で確認しました。
土地利用計画
- 対象区域のうち、厚生労働省宿舎用地1.1ヘクタール、自警会用地1.3ヘクタール、中野区用地1.0ヘクタール、公園用地6.0ヘクタール及び道路用地等として0.6ヘクタールとします。
- 導入施設として、自警会は看護専門学校及び同学生寄宿舎を、厚生労働省は職員宿舎を、中野区はPFI手法により介護老人保健施設、(老人保健施設)、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、小規模身体障害者療護施設、知的障害者入所更生施設などを予定しています。
都市計画公園
- 平成10(1998)年3月、都市計画決定されている江古田公園(面積3.4ヘクタール)を廃止し、新たに北江古田公園(面積6.0ヘクタール)として都市計画決定をしました。
- 跡地内の緑は、江古田地域の貴重な資源であり可能な限り保存をしていきます。また、公園機能の向上とともに防災都市づくりを進める上で、広域避難場所機能の充実を図ります。
道路整備計画
地区内内幹線道路は、ゆとりをもって行き来ができるよう配慮し、幅員12メートル(歩道幅員2.5メートル)、車道2車線の道路として整備をすすめ、平成13年6月に供用開始をしました。
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