清掃職の仕事「エッセンシャルワーカーとしての魅力とやりがい」

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更新日:2024年6月7日

令和5年度入区(清掃)
清掃事務所
(所属部署は取材当時のものです)

インタビュー項目

中野区を志望した理由を教えてください

ゲームやアニメが好きな私にとって、サブカルチャーとして有名な中野には憧れがありました。『鬼滅の刃』で有名なufotableが運営するufotable Cafe Tokyo、『名探偵コナン』のトムス・エンタテイメントなどのアニメ制作会社、漫画の宝庫「まんだらけ」がある中野はとても魅力的です。
そして近年、大学や企業が移転してくるなど駅前の再開発も進められており、今後もますますアップデートしていく中野の街で、少しでも関わりながら働きたいという思いがありました。

現在の仕事のやりがいや魅力について教えてください。

区民の方と直接、触れ合うことができるところです。収集作業中に「ご苦労様」「ありがとうございます」と区民の方からよく声をかけられます。また、街中を走る「働く車」である清掃車は小さい子どもに人気があり、笑顔で手を振り「がんばれ」と声援を送ってくれます。ずっしりと重いごみや、きつい臭いを発しているごみに心が折れそうになりますが、区民の方からの感謝の声を聞くと力が湧いてきます。初期に新型コロナウイルスが流行した時は、ごみ袋に「コロナに負けないで頑張ってください」「いつもありがとうございます」などの手紙が添えてあったと聞きました。今でも清掃事務所に、当時の手紙が大切に保管されています。
ごみ収集の仕事は、3K(きつい・汚い・危険)と言われています。実際に重いごみを収集して腰や膝を痛める、ガラスの破片で手足を切る、時には捨てられた注射針が刺さってしまう事故があります。それでも、ごみの収集を通して、中野区の街を綺麗に保つ、環境衛生の一端を担うことができ、しかも区民の方と直接触れ合うことのできる「清掃事務所の仕事」は、とても魅力的だと実感しています。

1日の流れを教えてください。

1日のスケジュール
時間 業務内容
7時40分~8時00分 出勤、着替え、収集ルート確認(新規集積所・通行止めエリア)、ミーティング、腰痛予防体操
8時00分~11時30分 燃やすごみ収集作業 (清掃車4台分 ごみの処理量 約6 t)、作業報告書の作成
11時30分~12時30分

昼休み

12時30分~13時00分 収集ルート確認、午後作業準備(ヘルメット・安全靴・ゴム手袋・腰痛予防ベルト等)
13時00分~14時30分 燃やすごみ収集作業 (清掃車2台分 ごみの処理量 約3 t)、作業報告書の作成
14時30分~16時25分 収集ルート見直し(調整)、地図作成、危険箇所の精査、明日の収集ルート確認、着替え
16時25分 退勤

働いてみて大変だったことを教えてください。

一つ目は「夏の暑さ」です。ごみ収集の仕事は体力勝負だと聞いていましたが、高校までサッカーをやっていたので体力には自信がありました。実際に作業をしてみると、真夏の暑さは想像を超えるものでした。昨年は6月下旬から猛暑が続き、夏日が140日を記録するなど異常な暑さでした。ごみ収集を行う際、安全に配慮して「ヘルメット」「長袖の作業着」、割れたガラスなどで手を切らないように「厚手のゴム手袋」、足元を守る「ハイカットの安全靴」を装備して作業しています。その結果、身体から出る熱の逃げ場がなく、体調を整え、しっかり水分補給をしないと熱中症になってしまいます。実際に私の職場では、熱中症にかかり救急車で運ばれる職員もいます。自分の体力に過信せず、睡眠や食事など、体調維持に気をつけていきたいと思っています。
二つ目は「ごみの飛散」です。朝8時から始まる収集作業は、通勤・通学する人や自転車が真横を通過し、常に接触する危険と隣り合わせです。実際に人混みの中で、ごみ袋が破裂して中身が道路に飛散してしまい、通行人や建物にかかってしまう事故が起きています。飛散事故を未然に防ぐため、清掃車の運転手・一緒に作業する作業員と連携を取りながら、ごみの中身(液体や危険物)に注意を向け、かつ周りの状況に気を配りながら作業することは、想像以上に大変でした。

受験者へのメッセージ・エールをお願いします。

清掃事務所の仕事はエッセンシャルワーカー(日常生活を維持するために不可欠な職業のこと)と言われています。 台風や降雪など天候に左右され、時には公務災害(公務中に発生した怪我や病気)となってしまうケースもありますが、 区民の方から感謝いただける大変やりがいのある仕事です。そして、体を動かすことが多く、エネルギーを消費しますので、お昼ごはんが美味しいですよ。ぜひチャレンジしてみてください !

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このページは総務部 職員課が担当しています。

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