第1回 第一中学校・中野富士見中学校統合委員会標準服検討部会 要点記録
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更新日:2023年8月3日
開催日時 | 平成19年10月22日(月曜日) 午後7時~午後9時 | |
開催場所 | 南中野地域センター 洋室3号 | |
出席者 | 委員 | 宮沢久之、田中晴美、秋元宏之、川島美奈子、道林京子、赤津知子、髙橋麻美、矢沢淑子、花見勝一郎、田代雅規、池田浩二 (敬称略、順不同) |
事務局 | 教育改革担当 | |
傍聴者 | 1人 | |
会議次第 | 【議事】 1 部会長・副部会長の選出について 2 標準服検討の進め方について 3 標準服のコンセプトについて 4 プレゼンテーションについて 5 その他 |
1 議事
委員の互選により、部会長・副部会長を選出
○部会長 秋元委員
○副部会長 宮沢委員
標準服の検討の進め方などについて事務局から説明。
(概要)
○標準服検討の進め方
「部会と標準服の事業者との関係」、「事業者の条件」、「事業者の決定と区が行う契約」について確認。
・部会として、最終的に1社に事業者が選定されるまで、特定の事業者との個別調整はできない。
・事業者の条件は、同じ規格の標準服を安定的に納品できることやある程度のサイズ直しへの対応が可能など、アフターフォローもできることが条件となる。
・コンセプト以外の内容について事業者に提案を求めるのは難しい。
・事業者の最終選定は統合委員会が行う。標準服の支給にかかる契約は、区が選定された事業者(メーカー)が提案する製品の内容を指定し入札を行う。事業者(メーカー)は、落札した納入業者(販売店等)に納品することになる。
○スケジュール等
・10/22 第1回部会
検討の進め方について/コンセプトについて/プレゼンテーションについて
・11/中旬 第5回統合委員会
部会検討経過報告(部会長から)
・11/下旬 第2回部会
コンセプトについて(内容確定)/プレゼンテーションについて(内容確定)
・12/下旬 第3回部会
標準服事業者によるプレゼンテーションの実施 ※第1次選定:2~3社(提案)を選定
・ 1/中旬 第6回統合委員会
部会検討経過(プレゼンの状況など)報告(部会長から)
・~2/下旬(事務局)
標準服の展示会の開催(第一中学校・中野富士見中学校) ※新入生、在校生、保護者・先生からのアンケート調査
・ 3/中旬 第4回部会
標準服の仮選定(1社(提案)に絞り込み)
・ 3/下旬 第7回統合委員会
標準服の選定 ※第2次選定:1社(提案)に選定
・~5/下旬(両校)
細部(シャツ、靴下、ネクタイ、リボン、ボタンなど)などの検討・決定
・6/上旬~(両校)
標準服の公表
部会長
標準服検討の進め方について何か質問はあるか。
委員
統合時に区から支給するものについては、メーカーから直接購入するのではなく、部会で検討を行い、統合委員会で選定した製品を区が指定し、販売事業者が入札するということか。
事務局
そのとおりである。
委員
民間では、入札ではなく、同じ商品を扱う3・4社を呼び、一番値段を安くする事業者と契約するが、行政ではそうはならないということか。
事務局
入札方式が基本となる。
委員
ある程度、値段を意識しながら選定していかないと落札されない可能性があるということか。入札を行うので、金額の部分でのメーカーとの話し合いというのはできにくい感じだ。
委員
統合時の2・3年生へ支給する標準服の購入に関しては入札になるということか。
事務局
そのとおりである。
委員
1年生の扱いはどうなるのか。
事務局
1年生は統合にかかわらず、標準服を購入するので、ご自身で負担いただくことになる。
委員
区が負担するから入札となるということで、区が負担しない分の標準服の価格については、私たちが考えていくということか。
事務局
六中・十一中の検討では、コンセプトの中に「冬服上下(ネクタイ・リボン込み)で25,000円(消費税込み)以内とする」という条件をつけ、これをプレゼンテーションに参加する条件とした。また、少なくとも、「統合新校の通学区域内又はその近傍で購入できるようにする」ことも条件とした。
委員
価格設定をどの程度にしていくかが問題だ。
委員
定価25,000円で売られている標準服を区が入札し17,800円になった場合でも、販売店でその後購入する場合は、同じものをその値段で買うことは難しいのか。
事務局
ある程度大量に購入するものを入札にかけるので、定価より安くなる場合もあると思う。
委員
入札した価格は公表するのか。
委員
普通公表しないのではないか。
委員
例えば、安価で落札できて、一中・富士見中の2・3年の標準服購入代金が抑えられればそれはすばらしいことなので、公表してもよいのではないか。次の統合の時にも前回の価格がこのぐらいだったからもう少し安くしてもらうという交渉項目になってくると思う。
委員
六中・十一中では、2・3年生には1人50,000円程度の補助を行うための予算を計上したと聞いているが、それは本当か。
事務局
標準服、体操着が学校指定品となった場合、その支給のための予算として50,000円を計上している。2・3年生は既に指定品を購入しているので、負担軽減のための経費である。
委員
当初は、標準服と体操着のほかに部活動のユニフォーム等学校名が入っているものを対象に要求していたが、最終的に標準服と体操着の支給ということで50,000円となったらしい。もし標準服を入札した結果、予算に余裕が生じた場合、共通で使うものに予算を回してもらってもよいのではないか。
事務局
予算の執行上制約がある。予算は一人あたり50,000円で品目は限定されており、一つの品目が安く購入できてもほかへ回すことはできない。六中・十一中で区が支給する物は、標準服の冬服の上下と夏服のズボン又はスカート、それに、ネクタイ・リボン・バッジである。また、体操着は半袖のシャツと短パン、トレーニングウエアの上下である。これらの支給品は、統合後には保護者の負担で購入することになるので、そのことも考慮して考えていく必要がある。
委員
計上された予算では一人当たりの金額上限と支給品目の縛りがあるということだが、在校生への支給に縛りがあるだけで、新校に入ってくる新1年生にも標準服は25,000円までという縛りはあるのか。
事務局
教育委員会としては、限度額はあるものの、統合委員会で意見を取りまとめた標準服を購入していく。統合委員会で考えていただくこととしては、統合後、標準服を購入するにあたり、保護者の負担をどの程度としていくかだと思う
委員
実際に購入していく保護者の方たちが25,000円ぐらいで買えるところで抑えておかないとだめということだと思う。区の予算で支給されるからといって、予算の上限までの定価としては、実際に購入する1年生は、かなり高いものを購入しなければならないことになる。
事務局
現在の標準服は大体どれぐらいの価格かということを踏まえ、新しい標準服の価格はどの程度の価格設定がよいのかの協議になると思う。
部会長
予算については共通の認識が得られただろうか。検討の進め方とスケジュールについては説明された内容で確認いただけたか。質問などなければ、これを踏まえて進めていきたいと思うがよろしいか。
― 異議なし ―
標準服のコンセプトについての検討を行うため、六中・十一中で標準服を検討した際のコンセプトと、当部会を設置する前に勉強会として検討した内容について事務局から説明。
(概要)
○標準服の制定についての(基本的な)考え方
〈六中・十一中コンセプト〉
・標準服は、学校にとって一つのシンボルであり、その学校に対して誇りが持てるようなもの、愛校心が芽生えるようなものとして子どもたちにとって魅力的なものが望ましい。
・公立校で定める標準服は、魅力的なものということだけではなく、経済的なことも含め、バランスを考える必要がある。
・社会の一員としての資質を身につけることも教育の大きなねらいの一つである。社会で通用するような服装感覚や、それに対してのマナー、TPOをわきまえることなどを、中学生、高校生のうちに身につけることが望ましい。
〈勉強会検討内容〉※は事務局からの提案内容
・未検討
※前回の協議で意見として出されていた「冠婚葬祭などにも利用できる」標準服とするか。
○標準服に関する基本コンセプト
〈六中・十一中コンセプト〉
・統合新校にふさわしい、学校に誇りが持てる、子どもたちにとって魅力的なものとする。
〈勉強会検討内容〉
・未検討
○形式
〈六中・十一中コンセプト〉
・男女とも、ブレザー若しくはスーツタイプとする。
・女子については、ズボンも選べるようにする。
・儀式的行事の際にネクタイ・リボンを着用することとする。
・価格は、冬服上下(ネクタイ・リボン込み)で25,000円(消費税込み)以内とする。また、夏服のズボン(男子用・女子用)、スカートの価格を提示する。
・夏服のズボン、スカートは、冬服と共通のデザインとする。
〈勉強会検討内容〉
(女子)
・上着は襟なしの上着又はブレザーとし、色はチャコールとする。
・スカートは、赤系の色の下地にグレー又は紺のラインの入ったチェック柄とする。
・冬服のシャツは白を基本とし、セーラーカラーのついたもの(カラー及び袖の部分の色は、スカートの下地の色と同系色とする)又はボタンダウンとする。
・セーラーカラーのシャツにはリボンを、ボタンダウンのシャツにはワンタッチのネクタイを着用する。
・ズボンも選べるようにする。
(男子)
・上着はマオカラー、ブレザー又は襟なしの上着とし、色は提案による。
・冬服のシャツはボタンダウンとする。
・ワンタッチのネクタイを着用する(しない場合もある)。
(男女共通)
・夏服は、白の半そでワイシャツ(ボタンダウン・男子は開襟シャツを含む)を基本とし、白のポロシャツも可とする。
○その他の仕様
〈六中・十一中コンセプト〉
・家庭の洗濯機で洗濯ができるものとする。
・ペットボトルのリサイクル素材を使用する。ペットボトル以外のリサイクル素材の提案も可とする。
・一定程度の体格の向上には簡易な補修で対応できるようにする。簡易な補修等の方法その他アフターサービスの内容については、提案による。
〈勉強会検討内容〉※は事務局からの提案内容
・未検討
※着崩し防止の対策を講じることをコンセプトの一つとして入れていくか。
○販売等
〈六中・十一中コンセプト〉
・少なくとも統合新校の通学区域若しくはその近傍で購入できることとする。新入学時及びその他の時期のそれぞれにおける販売方法の考え方を示す。
〈勉強会検討内容〉
・未検討
○その他
〈六中・十一中コンセプト〉
・統合新校開校時の2・3年生については、区が公費で標準服を購入する予定であり、その際、中野区の入札参加資格者(物品)から購入するため、当該参加資格者が取り扱えることを要する。
〈勉強会検討内容〉
・未検討
部会長
標準服のコンセプトについて勉強会で検討したものと、六中・十一中がコンセプトとして取りまとめた内容を、項目ごとに比較して説明いただいた。コンセプトについて意見があればお願いしたい。
委員
六中・十一中のコンセプトに「ペットボトルのリサイクル素材を使用する」とあるが、これはどういう状況で出てきたものか。
事務局
現在の標準服の事情について、六中と十一中の標準服の取り扱い事業者から説明を受けた際、エコ素材についての説明があった。現在、ペットボトルから取れたカレットから繊維を取り出して生地に加工するものがあり、若干価格は高くなるようである。
委員
確かに割高となるだろう。
事務局
設定した価格内で対応が可能かどうか、コンセプトの項目に入れたものである。また、プレゼンテーションでは、ペットボトルを素材とした提案がいくつかあったと記憶している。
部会長
「標準服の制定についての基本的な考え方」の部分で、意見があればお願いしたい。
委員
六中・十一中で検討された内容でよいのではないか。
部会長
事務局からの提案である「冠婚葬祭などについても利用できるものとする」については、自分が通っている学校の標準服をきちんと着ていれば、よほど派手なデザインでない限り、ダークな色でなければいけないといったこともないと思うが、このことについてはいかがか。
委員
女子のスカートは赤系でという話が勉強会でも出ていたが、お祝いの場ではよいと思うが、葬儀の場面で着用してもよいのだろうか。
委員
同じ赤系でも明るい赤でなく少し暗めのものであればよいと思う。
委員
少しトーンが暗めのものであれば大丈夫だろうか。
部会長
このことについて、学校ではどう考えているか。
委員
生徒に「赤系の色の標準服は無理なのか」と尋ねられたこともある。確かに派手過ぎるものは、いろいろな場面での着こなしが大変なのではないかとも思うが、例えば標準服がブレザーで金ボタンの場合、お葬式であっても金ボタンで行くので、赤系のものでもよいのではないか。
委員
先ほど部会長の発言にあったとおり、標準服をきちんと着ているのであれば問題はないと思う。赤だから絶対だめだというような感覚はない。
委員
標準服であれば問題はないのではないか。色見本を見てしまうと、「ちょっと赤は」というふうに思われる方も多いのかもしれないが、実際、仏事のときに標準服で出席していれば、「この子の学校はこういう標準服なのか」で済むと思う。
委員
赤と緑の反対色などは目立つ。配色によって標準服として馴染まないものもあることを気にしたほうがよいと思う。赤系統でもえんじ色や、格子も小さいものにすれば赤でもかわいいのではないかと思う。
委員
あまりない標準服になるので、逆にアピールになると思う。
部会長
今までの意見をまとめさせていただくと、冠婚葬祭に利用できるというような項目を入れなくてもよいのではないか。項目に入れてしまうと逆にダークな黒とか、濃い紺色ぐらいにしかならないので、冠婚葬祭でも着用できるものという意識はもって選定していくこととし、項目としてコンセプトの中には入れないということでよろしいか。
― 異議なし ―
部会長
それでは、「標準服制定についての基本的な考え方」と「基本コンセプト」については、六中・十一中の内容でいきたいと思うがよいか。
委員
先ほど意見もあったが、標準服制定についての基本的な考え方の2番目に「魅力的なものということだけではなく」という記述があるが、部会では標準服を魅力的なものにしたいと考えているので、この記述では違うと思う。
委員
「魅力的なもので、かつ経済的」という表現がよいのではないか。
部会長
「魅力的なもの、かつ経済的なことも含め、バランスを考える必要がある」という記述にしていく。
― 異議なし ―
部会長
標準服に関する基本コンセプトのところまで確認した。次に形式について確認していきたい。価格については、中野区標準ではおよそ25,000円程度ということは聞いているが、これについては一中・富士見中の統合新校も超えない設定でよいか。実際に支給される予算の上限もあり、体操服なども合わせてこの範囲で考えることになると、標準服だけを高くすることはできない。今後入学する子どもたちの負担にもなってくることも考え、金額設定は現行価格程度としたほうがよいか。
委員
エコ素材については、手間がかかる分若干値段が高くなってくるので、賛否両論があると思う。
委員
ペットボトルを利用する利用しないにかかわらず、価格をもっと安くできるなら、できる限り安くしていく交渉を民間では行う。
委員
25,000円というのは、中野区の標準服の標準価格だと思う。公立なので、学校間の差がでないよう25,000円を標準としているのではないかと思う。恐らく、販売事業者の中には23,000円でもよいというところも出てくると思うが、安価かどうかにこだわるよりも、中野区の標準的な価格を前提に考えたほうがよいのではないか。
委員
25,000円でなければいけないというわけでもないと思う。
委員
品質の良いものを安くしてもらうことについて事業者と話し合う場をもつことは大事だと思う。
事務局
価格に関しては入札の件と別に考えていただき、今後、公立校として、統合新校の保護者の方がどこまで負担することが許容できるのかという点について、部会としてどう考えていくのかという協議となるのではないかと思う。絶対この価格でなければいけないということではない。
部会長
価格の話も大事だと思うが、標準服に関するコンセプト項目の形式についてもう少し話をしていきたい。コンセプトの内容を限定し過ぎると、事業者としてもそれ以外の提案ができなくなるという状況になると思う。六中・十一中の形式は大まかなもので業者が幅広く提案できるような内容としているようだ。形式をどこまで示していくか、内容によっては25,000円では卸せないということもあるかもしれない。
委員
最初から価格の縛りをかけてしまうと制約されてしまう。標準価格よりも高いものと安いもののどちらをとるかといったときに、長い目で考えた場合に、2,000円高くても高いもののほうがよいと判断することも考えられる。金額の条件を強く入れるのではなく、もう少し金額に幅があったほうがよい。
部会長
他に家庭で洗濯できるのか、クリーニングに出さなければいけないのかでも価格は違ってくるだろう。
委員
上着の色はチャコール色と決めるのか。
部会長
勉強会で検討した内容として「襟なしの上着またはブレザーとし、色はチャコールとする」とあるが、勉強会での検討では灰色系、紺色系、茶色系などが出され限定していなかったので、特に色については縛らなくてもよいのではないかと思う。ダークトーンで汚れが目立たないようなものとすればよいだろうか。
部会長
女子の形式については、「上着は襟なしの上着またはブレザーとし、色はチャコールとする」の色を、「ダークトーンのものとする」に修正することでよいか。
― 異議なし ―
部会長
2番目、「スカートは赤系の色の下地にグレーまたは紺のラインの入ったチェック柄とする」についてはどうか。
委員
赤とするときつい色になってしまうので、ワインカラーのほうがよいと思う。
委員
少しピンク色が入った落ち着いた感じのワイン色がイメージだ。
委員
カタログにもあるようにボルドー色とするほうが良いと思う。「赤」とすると真っ赤をイメージしてしまう。
委員
勉強会の報告として添付したイラストは、たまたま赤を一つのイメージ例として委員が描いてくれたものだ。色については、事業者に提案させるほうがよいのではないか。
委員
周りの学校にない標準服はどんな色のものか考え、赤系のものがないと思ったのでイメージをイラストにして提案した。
部会長
上着と同じように色の指定はせず、ダークトーンというような言い方のほうが無難なのか。それとも新校の標準服としてはワイン系がよいのか。
委員
先ほど、生徒から「赤はだめなのか」と聞かれたという話があったが、赤を要望しているということか。
委員
要望しているのではなく、「標準服に赤は使われないのか」というような意味合いだった。そういう縛りはなく、統合委員会ではゼロからスタートして話し合いを進めているという話をした。
委員
落ち着いた赤、例えばボルドーやワイン色のような色は、標準服にはあまりないのでそれがよいと思ったのかもしれない。しかし、今では性別で色を特定して好むことも少なくなった。男の子もワイン系のチェックにしてもよいのかもしれない。
委員
六中・十一中ではコンセプトの中で色は示していないので、標準服を詰め襟にするのかブレザーにするのかといったパターンについて決めておけばよいのではないのか。色については、事業者が決まってから詳細を詰めればよいのではないか。
委員
スケジュールを見ると、今後、各校に標準服を展示してアンケートをとることも予定されているようだ。つい最近、土曜日に学校公開を行った際、来校していた小学生や在校生に、たまたまきていた標準服のメーカーからのアンケートに答えてもらったが、子どもの関心が高く、様々な意見が出されていた。学校としては、アンケートなどを通して、子どもたちの意見を聞き、参加させるなどして学校の雰囲気を盛り上げていければよいと考えている。
委員
子どもたちに選べる余地を残しておくということか。
委員
チェック柄であるといった程度に抑えてはどうか。
部会長
ただいまの検討箇所は「スカートはチェック柄とする。」に修正する。
― 異議なし ―
部会長
次に「冬服のシャツは白を基本とし、セーラーカラーのついたもの又はボタンダウンとする」の部分についてはいかがか。コンセプトとしてあってもよいとは思うが、事業者から提案してもらうことを考えると、幅をもたせるためあまり細かく決めないほうがよいか。「セーラーカラーのシャツにはリボン、ボタンダウンのシャツにはワンタッチのネクタイを着用する」という項目についても、そうでなければいけないということではないと思う。このあたりは幅をもたせる言い方でよいか。
委員
コンセプトの幅をもたせ過ぎてしまうと、事業者側からはセーラーカラーを提案してこないと思う。セーラーカラーも見てみたいので、コンセプトにあったほうがよい。
委員
このコンセプトを元に提案して欲しいということで事業者に示すのか。
部会長
そうである。
委員
勉強会でまとめた内容を検討し部分的に修正していくと、我々が最初に思い描いていたようなものとは違ったものにならないか。この内容のコンセプトを事業者に示した場合、公立の標準服ならこの程度で、価格も25,000円ぐらいでと、安易に提案される恐れがあるのではないか。
委員
逆に、あまり固まったものを出してしまうと、プレゼンテーションをしにくいのではないかと思う。
委員
ここまで話し合ったものが作れないと言うなら、それでよいと思う。今はまだ現実も何もよくわからない状況なので、この内容ではつくることができないという現実を知ることができる。
委員
「セーラーカラーのついたもの(カラー及び袖の部分の色は、スカートの下地の色と同系色とする)」の部分は要らないと思う。そこまで指定しないほうがよいのではないか。また、「セーラーカラーのシャツにはリボン」と限定しないで、「リボンやネクタイでバリエーションが楽しめる標準服にする」としたほうがよい。別にセーラーカラーにネクタイをしてもよいし、シャツにリボンでもよいので、幅をもたせて子どもたちが楽しめる標準服にしたほうがよいと思う。
部会長
バリエーションが楽しめる、いろいろな着こなしができるものをよしとするという意見が出されたがいかがか。標準服だからこれでなければという考え方の人もいるかもしれないが、そういう示し方もよいのではないか。
委員
六中・十一中のコンセプトには「儀式的行事のときにネクタイ・リボンを着用する」といった内容があるが、このような内容は後から決めてもよいのか。
委員
常にネクタイをさせるとか、夏場は大変だから着用しないで儀式のときだけ着用させるといったことは、学校側の指導の中で考えればよいのではないか。
部会長
ある公立高校は、赤・緑・青とネクタイにバリエーションがあり、儀式のときには必ず青のネクタイをし、シャツも高校のマーク入りのブルーのシャツを着用しなければいけないということが決まっている。普段のときには淡い色のシャツであれば何でもよく、リボンもネクタイも自由に選べるとしている。この場で儀式のときを想定して着用の有無を決めなくてもよいのではないか。
委員
ある意味、公立なので自由がきくと思う。私立では、制服が学校の顔となるので違えず着なければいけないが、公立ではバリエーションがあり、着崩ししない程度に着用できるというところが魅力だと思う。
部会長
シャツ(セーラーカラーを含む)には、リボンやネクタイでも合わせられるとしていくということでよいか。また、夏はポロシャツがよいという意見が以前出されていたがどうか。
委員
ポロシャツは毎日洗え、量販店などで2枚買っても大した値段にはならない。体操着のようにこの販売店で買ったものでなければいけないとなると、わざわざ買いに行かなければいけないが、ポロシャツは経済的でどこでも購入できる。
部会長
そのあたりは学校側がどこまで許可していくかということだろうが、コンセプトには幅を持たせる形で示していく。この他に、女子の「ズボンも選べるようにする」については項目として入れておいてよいか。異議がなければ項目とする。
事務局
セーラーカラーのシャツについて意見が出されていたが、公費での支給対象となるのは標準服の上下なので、上着とセーラー襟が一体となっているものは支給対象となるが、上着とセーラーカラーシャツが別々のものの場合、シャツの部分は公費負担の対象とならないのでご注意いただきたい。
委員
ポロシャツと同じ扱いということか。
事務局
そうである。上着に襟がついていなくて、シャツの襟を出すタイプでは、公費を支出する対象とならない。
委員
上着があって、襟がボタンでついている形であればシャツではないのでよいということか。シャツが上着と別であればブラウスの部分は各人が購入するということか。
事務局
そのとおりである。
委員
シャツが水色になった場合はどうなるのか。
委員
水色のシャツと決まっても、以前のものも着用できるようにするということではないか。
事務局
ワイシャツやブラウスについては公費負担で支給する対象となっていない。上着と一体でないセーラーカラーのシャツは各人が購入してもらうことになるので、考慮の上検討いただければと思う。
部会長
今の標準服の支給条件については了解いただけたか。
― 異議なし ―
委員
そうなるとデザインにかなり縛りがかかる。
委員
上着がセーラーなのか、ブラウスと一体としてセーラーに見せるのかによって全然違う。
委員
在校生に対しては、標準服は支給するがブラウスが必要な場合は各人で購入するということで、新入生はどこに入学しても必要なものなので全部購入するということだ。
部会長
それらを踏まえて、プレゼンテーションも聞かなければいけないのではないか。
委員
白い襟にこだわるのだったら、上着の襟に付け替えできるタイプも考えられるのではないか。ブラウスではないので上着扱いとなるのではないか。襟は取りかえれば洗い替えが利くし、かわいくするのであればリボンもつけることもできるのではないか。
委員
上着本体に襟を付けるか、ブラウスにするかだ。
委員
本当はブラウスにしたいが公費負担にはならないので、それをよしとするかどうかだ。
委員
ブラウスが夏服になっている学校に対しては、夏服としてそれが公費支給となるのか。
委員
夏服に関してはスカート、ズボンが公費負担となり、それ以外は対象とならない。
委員
標準服の上下はセットだから公費で負担するが、シャツなどに関しては、公立は幅をある程度もたせているので支給しないという考え方だと思う。
委員
制服じゃないということだからか。
部会長
時間もかなり押してきているのでまとめていきたい。コンセプトの内容を詳細に固め、その内容で受けることのできる事業者を募るのか、六中・十一中のようにコンセプトに幅をもたせ事業者に提案してもらった中から選定していくのか2種類の意見が出されていたが、判断していかなければいけない。
委員
一中や富士見中の生徒が着用しているシャツなどは、当面使えるようにしようという話があったが、勉強会では、他の学校にないような新しい雰囲気のものにしていこうという確認をしていたので、それに相反しているような気がする。また、一中はボタンダウンのシャツやポロシャツは不可としているので、可とした場合は購入する必要が生じる。そのあたりのところも整理したほうがよいと思う。
部会長
新校で今まで着用していたシャツ等を着用できる、使えるものは使うという話は初めて聞いた。
委員
それは2・3年生についてだけではないか。
委員
1年生についてもではないか。
事務局
公費負担ができる範囲は決められているので、それ以外のものを保護者にどれだけ負担を求めるかという話の中で、負担を掛けないで済む手段として、2年間だけ経過措置を作って対応していくことが考えられる。また、上履きなども公費負担になっていないので、そのまま履けるような経過措置が必要になることも考えられる。
委員
それは2・3年生だけの話ということでよいか。
委員
白いワイシャツを着たらちょっとおかしいなと思っても着用するということか。
委員
そういうことではないか。
委員
からかわれたりするのではないか。
委員
そういうことは儀式的な場合のリボン・ネクタイの着用と同様に学校側で考えていけばよいと思う。また、形式の中の男女共通部分のコンセプトとして「夏服は白い半そでのワイシャツ(ボタンダウン・男子は開襟シャツを含む)を基本とし、白のポロシャツも可とする」とあるが、ボタンダウンや開襟シャツの部分を除き、「白シャツとして、ポロシャツも可とする」としたほうがコンセプトとして提示するにはよいと思うがいかがか。そうすれば、あとになって2・3年生が着る場合にも対応できるようなシャツになってくるのではないか。
委員
2・3年生のことは考えないほうがよいような気がする。
委員
そのあたりは経過措置の扱いとなるのではないか。
委員
おかしかったら購入するのではないか。
委員
どうしてもこの形でなければいけないというものではない。
部会長
統合時の2・3年生については、経過措置を考えていただくこともあると思う。また、使えなくなるぐらい着ていれば、新しく購入するということも当然あると思う。
委員
体が大きくなれば幾ら着たくても着られないこともある。あと1年、半年でもきつくなった物をそのまま着るわけにいかない場合も考えられる。
部会長
ただいまの協議を頭に入れておいていただき、実際に具体的な検討をするところで詳細をつめていきたいと思う。引き続き、形式の中の男子のコンセプトとして「上着はマオカラー、ブレザー又は襟なしの上着とし、色は提案による」「冬服のシャツはボタンダウンとする」「ワンタッチのネクタイを着用する(しない場合もある)」としているが、シャツについては先ほどの検討にあったように「白いシャツとする」と修正する。また、「ワンタッチネクタイを着用する」と限定しているがどうするか。
委員
ワンタッチに限定しなくてもよいのではないか。女子の項目にもワンタッチと入っているが、これも抜いたほうがよい。
部会長
男女ともリボン・ネクタイについてはつけられるという表現でよいのでは。
委員
ポロシャツについてはどうするのか。
委員
以前いた中学校では、ポロシャツの着用も可としたら子どもにも保護者にも評判がよかった。ワイシャツを着てきている子もいたし、ポロシャツを着てきている子もいた。どちらかに決めると指導をしなければいけないが、ある程度幅をもたせておいても問題はなかった。
事務局
六中・十一中の統合委員会で実施したプレゼンテーションでは、シャツの色については自由に提案が行われていた。シャツ等の公費負担がなされない部分については、標準服の上下が決まった段階で、現在使用しているものを含め学校で合うものを決めていけばよいのではないか。また、ネクタイ・リボンの使い方についても、儀式の際や夏など暑い時期の扱いについては、標準服の上下が決まってきた段階で指導上の面も含め学校が運用を決めて行けばよく、プレゼンテーションの段階では限定しなくてもよいのではないか。
部会長
事務局の話のとおり、ネクタイ・リボンやシャツの扱いについてはプレゼンテーションの段階では限定せず事業者の提案を受けながら運用等を決めて行くとしていきたい。次にその他の仕様の項目を確認していく。「家庭の洗濯機で洗濯ができるもの」については勉強会でも出ていたのでこのままとしたい。リサイクル素材の使用について入れる必要があるかどうか確認したい。
委員
リサイクル素材の使用についてはよいと思うが、アレルギーの子どももいるので、それの対応ができるような素材というような形で事業者から提案いただければと思う。素材によって価格の上下はあると思うが、アレルギーで困っている子はいると思うので配慮したほうがよい。
部会長
「アレルギーに対応できる素材を使用したもの」と修正するのか。
委員
アレルギー、アトピーの子どもにもやさしい素材のものとしたい。
部会長
ペットボトル素材については削除してよいか。
委員
要らないと思う。
委員
値段の問題もあるので、あえてそこにこだわらなくてもよいのではないか。
部会長
この項目ではペットボトル素材については削除し、「アレルギーへの対応策について提案」と修正していく。また、簡易な補修で体格の向上に対応することについてはいかがか。
部会長
この項目については通常で対応できているということであれば、削除してよいか。
委員
あえて消す必要はないと思う。
部会長
この項目についてはこのままとする。
部会長
販売等の項目については記述どおりでよいと思う。その他の項目については、公費で負担してもらうということを考えるのであれば入れておいたほうがよいものと思う。標準服のコンセプトについて一通り確認した。各項目について協議のとおり修正することとしてよいか。
― 異議なし ―
事務局
標準服の価格について、結論が出ていないので協議いただきたい。
部会長
価格については標準の25,000円を前提としていいか。
委員
「25,000円前後」としたほうがよい。
部会長
「前後」として、幅をもたせてはどうかという意見があるがいかがか。
事務局
プレゼンテーションを実施するにあたり危惧する点がある。一つには、上着だけを見ても、女子は襟なしの上着またはブレザー、男子もマオカラーかブレザーまたは襟なしと多くのパターンがあげられている。これだけ多岐にわたる展示見本を事業者において作成し、プレゼンテーションすることは難しいのではないかと思う。もしプレゼンテーションができたとしても、部会側でどう審査を行うのか、難しい状況になると思う。二つ目としては、逆に内容を限定したコンセプトを事業者に提示した場合、事業者が同じようなものを出してくる可能性が非常に高い。このことから、形式や色を限定してコンセプトを提示するのであれば、見本展示によるプレゼンテーションよりも、書類選考のような形でまず事業者を選定し、選定された事業者と提案された標準服について詳細を詰めていくというやり方も考えられるのではないか。
部会長
事業者からは全てのパターンについてプレゼンテーションを受けるのではなく、「自分の会社はこのマオカラーを推す」といった形でプレゼンテーションしてもらってよいと思っていた。
委員
事業者によって3パターンぐらい作ってきてくれるのではないかと思っていた。
委員
子どもにも選べる余地を残すことを考え、あまり決め過ぎないほうがよいと思う。
部会長
どの事業者の提案も全部ブレザーとなってしまった場合、差がなくなるのではないか。だからこそ書類選考で決めた事業者と詳細を決めてはどうかということなのだろうと思う。
委員
2種類用意してもらってはどうか。
部会長
2種類決めてプレゼンテーションしてもらうことはできるだろうか。
委員
ブレザーを男女と、マオカラーとセーラーの組み合わせではどうか。
部会長
そういう方法で事業者に伝え、受けてもらうことは可能なのか。
事務局
たくさんの種類を用意するようには言えないのではないだろうか。製品として既にあるものであれば別だが、ないパターンのものであれば作らなければならない。
委員
セーラーカラーを選んだ場合、ズボンは難しいのではないか。
委員
上着が長かったり、ズボンではなく裾が広がっているセーラーパンツであれば上着が短くてもよいと思う。
事務局
3パターンのどれでも選択の余地があるならばよいが、事業者に3パターン用意させても、例えばマオカラーしか選ばないというのであれば、最初からマオカラーと決めて提案してもらったほうがいろいろなマオカラーの中から選ぶことができてよいのでないか。
委員
素人の集まりである勉強会からの流れもあるので、プレゼンテーションの場でいろいろなパターンを見ることによって、いろいろな機能や色・形などの標準服の事情についても勉強できるという部分もあるのではないかと思っている。
事務局
勉強会的なものを行うつもりであれば、やはり勉強会としてワンステップ踏んでいろいろな知識を得た上で方向性を決めてプレゼンテーションを実施したほうがよいが、今後のスケジュールを考えると、この段階でワンステップを踏むと標準服の制定が遅れてしまうことは必至である。また、事業者を選定していくことと勉強会は分けて考えないと、事業者としても、ただちょっと見たいというレベルの相手に、どうプレゼンテーションしてよいかわからないのではないかと思う。
委員
メーカーのショールームへ行くということも可能ではないか。
委員
ショールームへ見学に行くよりも、今の小学生に意見を聞くほうが先ではないか。子どもたちに意見をたくさん出してもらい、それをもとにもっと詰めていったほうがよいのではないか。
委員
しかし、それをやっていると膨大な時間がかかってしまう。
委員
本当はそれが一番よいと思うが、新校をPRするために制定を早めているので時間的に難しい。
事務局
六中・十一中での議論をご紹介すると、まず子どもに意見を聞いたほうがよいのではないかという意見も出された。しかし、過去の例を見ると、子どもだけに限らず、意見を集約しても賛否両論が出て、意見が分散してしまう傾向にある。このため、統合委員会の責任で2・3点程度に標準服を絞り込んだ段階で、見本展示を行い、子どもや保護者の意見を聞く場をもったという経緯がある。意見を聞くにしても、目の前に見本を展示し具体的にどちらがよいかといった方法で意見を聞かないと、それを参考にして次のステップにいくことは難しいと考えている。
委員
勉強会では委員から標準服のイメージイラストによる提案があり、それをもとにある程度一致したイメージをもって話合いを進めていた。部会が立ち上がり正式に検討を開始したが、勉強会でのイメージは一つのコンセプトである。事業者には勉強会のイメージを提示し、それに近いものを提案してもらうことはできないのか。
委員
そのとおりだと思う。事業者に提示した内容のものを数パターンつくってき欲しいといっても、オリジナルのものをつくってくるのでなく、既にある型番のものをもってくるのだと思う。部会でイメージする標準服のデザインをもっているのであれば業者を決めるほうが先なのではないか。最初は実物でなくても機能やデザイン画だけでもよいと思う。その中でうちの標準服はこういう機能があって、こういう特徴があるといった内容を添えてもらい業者を決め、詳細を詰めて試作品をつくってもらえばよいのではないか。ある程度概要が詰まったところで、色などについて子どもたちの意見を聞いて最終的なところは決定するという流れでいかないと、決まらないのではないか。
委員
こちらの要望が強ければ強いほど業者を先に決めたほうが、デザインなど詳細を詰めていけるのでないか。
委員
それは、説明にあったように書類審査を行って決めていくのか。
委員
勉強会で検討したイメージは見せなくてもよいのではないか。検討したコンセプトを示して、実物でなくデザイン画で提案してもらうほうがよいのではないか。体格の向上にあわせて3段階に伸びるとか、スカートは特別な加工でよれないようになっているなど、自社の特性についてもプレゼンテーションしてもらってはどうか。その中でそれぞれの事業者が販売店など提示内容に沿えるのか、会社の規模もしっかりしていて販売を継続的に行えるのかを見極め選定する。選定後、業者とパターンをつめて、いくつかのパターンの試作品をつくってもらい子どもや保護者の意見を聞き最終的にまとめていけばよいのではないか。
委員
いまの意見のような進め方も可能なのか。
委員
デザイン画であれば複数書いてもらうことができるのか。
事務局
デザイン画の数については、数パターン作成し提案してもらうことを条件とすれば可能だと思う。また、本日確認いただいたコンセプトに沿ったデザイン画とともに、自社のPRもしてもらい、部会で審査していけばよいと思う。書類審査をした段階で事業者を絞り込むことはできると思う。
委員
事務局から提案されたスケジュールを見ると、第3回部会で第1次選定、2~3社というような形だったが、それが書類選考に変わっても、その後のスケジュールに大きな変更はないか。
事務局
今いただいたご意見を踏まえて、次回、事業者へ提示するためのコンセプトをまとめたい。また、事業者の提案方法は、展示見本によるプレゼンテーションではなく、書類審査を行うことになるが、ある程度同じようなスケジュールで進められるのではないかと思う。スケジュール(案)については、再度見直すこととしたい。
部会長
ただいまの方法で異議がないようであれば、まず書類的な審査で標準服を作成する事業者を1社絞り、その後具体的に詳細を詰めていくという方法で進めていくことでよいか。
― 異議なし ―
部会長
それでは、本日確認した形で標準服の選定を進める。
委員
デザイン画にしていただいた際に、バックスタイルも作成してもらいたい。
委員
後ろにボタンがついているとか、サイドがどうなっているなどが分かるとよいと思う。また、アピールポイントがわかる描写だとうれしい。
部会長
コンセプトについては、本日検討した内容で漏れはないだろうか。事業者がある程度決まった段階で細かい話を詰めていき、実際にサンプルをつくってもらったりするなどして進めていきたい。事務局から確認することがあればお願いしたい。
事務局
検討されたコンセプトの内容について確認をさせていただく。
○標準服の制定についての(基本的な)考え方
・標準服は、学校にとって一つのシンボルであり、その学校に対して誇りが持てるようなもの、
愛校心が芽生えるようなものとして子どもたちにとって魅力的なものが望ましい。
・公立校で定める標準服の検討にあたっては、魅力的なものとしていくこととともに、経済的な面も含め、バランスよく考えていく必要がある。
・社会の一員としての資質を身につけることも教育の大きなねらいの一つである。社会で通用するような服装感覚や、それに対してのマナー、TPOをわきまえることなどを、中学生、高校生のうちに身につけることが望ましい。
○基本コンセプト
・統合新校にふさわしい、学校に誇りが持てる、子どもたちにとって魅力的なものとする。
○形 式
<女子>
・上着は襟なしの上着又はブレザーとし、色はダークトーンのものとする。
・襟なしの上着には、セーラーカラーのシャツをあわせたものも提案する。
・スカートは、チェック柄のものとする。
・シャツにはリボン・ネクタイ等をつけ、バリエーションを楽しめるものとする。
・ズボンも選べるようにする。
<男子>
・上着はマオカラー、ブレザー又は襟なしの上着とし、色はダークトーンのものとする。
・マオカラーを除き、ネクタイ等を着用し、バリエーションを楽しめるものとする。
<男女共通>
・シャツは白を基本とし、形(ポロシャツ、ボタンダウンシャツなど)は提案とする。
・価格は、冬服上下(リボン・ネクタイ等込み)で25,000円(消費税込み)前後とする。また、夏服のズボン(男子用・女子用)、スカートの価格を提示する。
・夏服のズボン、スカートは、冬服と共通のデザインとする。
○その他の仕様
・家庭の洗濯機で洗濯ができるものとする。
・素材について、アレルギーへの対応を考慮したものがあれば提案する。
・一定程度の体格の向上には簡易な補修で対応できるようにする。簡易な補修等の方法その他アフターサービスの内容については、提案による。
○販売等
・少なくとも統合新校の通学区域若しくはその近傍で購入できることとする。新入学時及びその他の時期のそれぞれにおける販売方法の考え方を示す。
○その他
・統合新校開校時の2・3年生については、区が公費で標準服を購入する予定であり、その際、中野区の入札参加資格者(物品)から購入するため、当該参加資格者が取り扱えることを要する。
部会長
以上でよろしいか。
― 異議なし ―
事務局
先ほど意見にも出ていたが、最終的にイラスト等で提案をいただくほかに会社の信用性等が分かる資料を添付するという形を考えささせていただく。イラスト等については、バックスタイルについても提案するとしてよいか。
委員
ないのとあるのとではきっと全然違うと思うので、あったほうがよいと思う
委員
バックスタイルのイラストを入れてもらえばいろいろ確認できる。
委員
入れる方向がよい。
事務局
確認させていただいた内容について文章化し、次回確認させていただく。
― 異議なし ―
部会長
コンセプトについては以上の確認内容で事務局にまとめていただく。続いて、プレゼンテーションについて事務局から説明をお願いする。
事務局
プレゼンテーションについては、先ほどの検討により書類審査となったので、展示見本によるプレゼンテーションを前提として進行(案)については説明を省略させていただく。また、依頼する事業者については、資料に記載のとおりである。
部会長
事務局からの案以外に事業者の推薦があればお願いしたい。
委員
書類審査ということなので、何社依頼に応じていただいてもかまわないのだと思う。多ければ多いほど選択ができるので、ホームページ上で広く募集し、提案をしてきたところを検討するとしてはどうか。ホームページを利用して、全国、全世界に投げかけ応じてくれるとうれしい。
事務局
ホームページを利用して募集した場合、継続して納入できる業者かどうかというチェックが大変難しい。確認の為の時間と手間を要するのではないかと危惧している。
委員
実績のあるしっかりした会社かどうかがはっきりしているところをある程度指定して依頼していくということか。
事務局
ホームページに募集を公開し応募があった以上は、規定に従って審査をせざるを得ないので応募が多数だった場合、対応できなくなる。
委員
了解した。
委員
他に依頼できる事業者はあるのか。
事務局
検討する。
部会長
いずれにしろ、今後の継続性を考えると信頼性も含めしっかりしていなければならないと思う。特に他の事業者の推薦がないようであれば、事務局から提案のあった事業者へ依頼してもらいたいと思うがいかがか。
― 異議なし ―
部会長
最後に事務局に次回の日程について確認をお願いする。
事務局
次回11月29日木曜日について調整いただければと思う。
部会長
事務局から提案のあった11月29日木曜日で調整したい。各委員の都合はいかがか。都合の悪い方がないようであれば提案日としたいがよろしいか。
― 異議なし ―
部会長
次回は統合委員会が11月14日にあって、29日に第2回標準服検討部会を行うということになるのでよろしくお願いする。開催場所については後日連絡することとする。
事務局
本日の検討経過についての統合委員会への報告資料作成を事務局でさせていただき、部会長のから報告いただきたいがよろしいか。
部会長
私から統合委員会へ報告していく。
本日はこれをもって終了とする。
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