第6回 第一中学校・中野富士見中学校統合委員会 要点記録
ページID:189141331
更新日:2023年8月3日
開催日時 | 平成20年1月22日(火曜日) 午後7時5分~午後8時30分 | |
開催場所 | 南中野地域センター 洋室1・2号 | |
出席者 | 委員 | 吉成武男、若林栄一、相田琢磨、河原井守、渡部金雄、倉持敬緯子、田中晴美、秋元宏之、森田真理、道林京子、赤津知子、飯原俊行、高橋麻美、安藤洋子、花見勝一郎、田中節子、田代雅規、牧井直文、池田浩二、青山敬一郎 (敬称略、順不同) |
事務局 | 教育改革担当 | |
傍聴者 | なし | |
会議次第 | 【議事】 1 統合新校の校名の検討について 2 標準服検討部会の検討状況及び標準服作成事業者の選定(承認)について 3 校歌・校章の検討について 4 その他 |
1 議事
「第5回統合委員会における校名検討の協議内容等」について事務局から説明。
(概要)
○各委員による校名の絞り込み結果
・「桜」関係
桜咲(おうさき)、桜欄(おうらん)、さくら
・道徳的
開世(かいせい)、誠志(せいし)
・学校名を残す
新山(しんやま)、第一富士見、富士見第一
・地名(旧地名含む)
雑色(ぞうしき)、中野雑色、多田、多田の杜(もり)、南台、中野南台
・「南」関係
みなみ、南、中野みなみ、中野南、南中野、南野(みなみの)、南乃風(みなみのかぜ)、神南(かんなん)、神南(じんなん)、明南(めいなん)、翔南(しょうなん)、南学舎(なんがくしゃ)、悠南(ゆうなん)
・その他
黒曜(こくよう)、新生、中野神田、筆塚(ふでづか)
○主な意見
・どのような理由で校名候補を決めたのかを説明できるような「選定理由」を明確にしておく必要がある。
・愛着のある、「両校の校名(第一・富士見)」を残すものと、どの地域にある学校かイメージできる「地名」を残すものとに絞って考えてはどうか。
・絞り込みの方法は、先行している統合委員会(六中・十一中)で考えた方法でよいのではないか。
・両校の校名を残すと、どちらの校名を前に出すのかといった議論や複雑な気持ちが出てくる。新しい学校をつくるならば、校名を残すという考え方はあえてとらないほうがよいと思う。
・校名の検討過程で意見が容易にまとまらず、2つの校名をそのままつなげた校名とした例がある。このような校名となった場合、後々、苦労のあった経過が想像されてしまうので避けたほうがよいと思う。
・読みづらい漢字の使用、様々な読み方ができるもの、都内に同一校名や類似校名がある校名は避けたほうがよい。
・学区域の中で皆が同じ自分の地域と思える名前がよい。
・各委員が3つの候補を選んだ際に多くの委員が選んだ校名は、委員の思い入れも強く、他の学校や他区から見てもわかりやすいと思う。
○六中・十一中で行われた絞り込み方法に準じた場合、候補から外される校名
・常用漢字表にない漢字を使用しているもの
「多田の杜」、「南乃風」、「翔南」
・通常の読み方と異なる読み方をするもの
なし
・すべてがひらがなであるもの
「さくら」、「みなみ」
・仮名から漢字を容易に連想できないもの
「神南(かんなん)」
・人名を連想させるもの
「南」
・数字であるもの
「第一富士見」、「富士見第一」
※数字であるものについては、1回目の絞り込みでは、残すべきとの意見あり
○都内にある同一校名・類似校名を避けた場合、候補から外される校名
「さくら」、「南台」、「みなみ」、「南」、「神南(じんなん)」
○その他、気になることがらのある校名
「桜欄」、「黒曜」・・・アニメ、テレビ・CS放送で使用されている校名
委員長
前回の委員会では、各委員の意見がほぼ一つの校名で一致していたように感じた。本日は、推薦する校名とその理由を出し合う形で協議を進め、当委員会としての最終的な意思統一を図っていきたい。それでは、皆さんの意見を聞いていきたい。
委員
応募のあった校名から、各委員が絞り込みを行う際、23人中15人が選んだ「南中野」がよいのではないか。どの場所にあるかもわかりやすく、いろいろな意味で一番よいのではないかと思う。私は「南中野」という名前を推薦したい。
委員
北中野中というすばらしい学校がある。それに対するということではないが、南だったら「南中野」がナンバー1と言われるようになれたらよいと思う。場所がはっきりわかることがよいという話も出ていたし、皆さんの賛成も多いようだ。また、子どもたちを含め、学校の中でも「南中野」が新校名となるのではという雰囲気が醸成されている。
委員
私も同じような気持ちだ。「南中野」は響きが明るいイメージがあり、そういう意味でもよいと思っている。
委員
近い割に、何か背中合わせでいたような地域が一緒になるわけなので、南中野地域が一つにまとまっていくという期待を込めて「南中野」中学校という校名がよいのではないか。響きも確かによい。「なんのちゅう」という愛称も考えている。
委員長
こうやって聞いていくと、皆さん「南中野」中学校がよいという意見だが、この「南中野」中学校を全会一致で校名候補として取りまとめ、教育委員会へ報告するということでよろしいか。
― 異議なし、拍手 ―
委員長
本日決まった校名候補については、私と副委員長で日程を調整して教育委員会に報告したい。また、報告の文案については、事務局と相談しながらまとめたいと思うが、私と副委員長に一任いただくということでよろしいか。
― 異議なし ―
委員長
それでは、校名を決定していくまでの今後の予定と「統合委員会ニュース」での公表について事務局から説明をお願いする。
事務局
校名が決定するまでの手続き等について、簡単に説明させていただく。まず、委員長からお話しいただいたとおり、今月下旬には、正副委員長から教育委員会にご報告をいただきたいと思っている。次には、3月または4月の教育委員会に区立学校の設置及び廃止の議案を提出し、議決をいただきたいと考えている。さらに、6月の区議会第2回定例会で、中野区立学校設置条例の一部改正についてのご審議をいただき、これが議決された時点で正式に新しい校名、学校の設置及び廃止が決定する予定である。また、校名の候補が選定されたことを、2月初旬に「統合委員会ニュース(第6号)」を発行し公表していきたい。内容としては、応募のあった校名から絞り込んだ31の校名候補や校名候補を最終的に選んだ理由、本日の協議内容などを含め掲載していきたい。さらに、校名候補の教育委員会への報告状況についても掲載できればと思っている。
委員長
事務局説明のとおり、手続を進めていきたいと思う。また、校名候補が決まったことを「ニュース」で公表していく。
◆議事(2)標準服検討部会の検討状況及び標準服作成事業者の選定(承認)について
第2回・第3回標準服検討部会の検討内容について部会長から説明。
(概要)
○第2回部会(11月29日(木曜日)午後7時~、南中野地域センター洋室1・2号)
〈1〉デザイン等提案の実施について
・12月3日…8社に実施通知を送付(6社参加)
・12月25日…デザイン等提案締切り(事務局へ郵送提出)
・12月26日…デザイン等提案を事務局から各部会員へ送付
〈2-1〉標準服に関するコンセプト等について
・コンセプトの主な修正点
女子形式 「襟なしの上着にセーラーカラーのシャツをあわせたもの」 →「襟なしの上着に取り外しのできるセーラーカラーをつけたもの」
1月…統合新校通学区域内小・中学校5校でデザイン画の展示(同時実施)
2月…同小・中学校5校で標準服見本の展示(巡回展示)
〈2-2〉デザイン等提案の評価について
・提案を総合的に評価し、各部会員が1位~3位までを選定。1位に5点、2位に3点、3位に1点を配点。部会員全員の総合計点で最も得点の多かった事業者を仮選定。
〈3〉今後のスケジュールについて
・1月下旬…選定事業者作成のデザイン画の関係小・中学校への展示(一斉展示・一週間程度)
・2月中旬…標準服の見本展示(関係小・中学校を巡回展示)※小学生、中学生、保護者、先生などからのアンケート調査
・3月初旬…第4回部会:標準服の仮選定(アンケート結果をもとに形式の決定)
・3月12日…第7回統合委員会:標準服の選定(制定形式の決定)
・~5月下旬…細部(シャツ、靴下、ネクタイ、リボン、ボタンなど)の検討・決定
・6月上旬~…標準服の公表(統合新校説明会などでの展示)
○第3回部会(1月11日(金曜日)午後7時~、南中野地域センター洋室1・2号)
〈1〉標準服作成事業者の仮選定について
・提案のあった6社から1社を選定
〈2〉デザイン画、標準服見本の展示について
・展示校:第一中学校、中野富士見中学校、中野神明小学校、多田小学校、新山小学校
・デザイン画展示期間(5校一斉展示)
1月25日(金曜日)~1月31日(木曜日)
・標準服見本展示期間(5校巡回展示)
中野富士見中学校(2月8~10日)→中野神明小学校(2月12・13日)→多田小学校(2月18・19日)→新山小学校(2月20・21日)→第一中学校(2月22~24日)
※見本展示にあわせて、小学生、中学生、保護者、教員等へのアンケートを実施
委員長
前回の統合委員会の後、部会において精力的に検討を進めていただき、標準服を作成する事業者を部会として仮選定いただいたが、正式な選定については、統合委員会で行うことになっている。部会で議論を積み重ね、各社の提案に基づき、適正に事業者が選ばれていると思われるので、部会で仮選定した事業者を、統合委員会として、統合新校における新たな標準服を作成する事業者として選定したいと思うが、よろしいか。
― 異議なし ―
委員長
それでは、選定された事業者へ標準服を作成する事業者として正式に選定した旨を通知する。
委員
標準服のデザイン画や見本展示を案内するチラシや標準服の形式についての意見を聞くためのアンケート用紙に、ブレザーを着ているイラストが入っているが、このイラストは他のものに差し替えできないか。
事務局
イラストは標準服を作成する事業者から提供を受けたもので、見た方に興味をもってもらえると思われるものを採用した。明日配付することになっており、明日の朝一番に印刷に入らないと間に合わないので、できればこの内容でご了解いただきたい。なお、アンケートを行うのはまだ先なので、検討時間がある。
委員
選定した事業者が提案している生地のメーカーがわかるか。メーカーにより材質が違う。
委員
生地のメーカーは調べていなかったので、確認したい。
委員
アンケートでは男女をペアにした3つのプランが提案されていて、そのプランを選ぶようになっているが、他の組み合わせは考えないということか。
委員
男女とも3つのスタイルがあるが、その中で、それぞれどれがよいかという問い方はしないのか。
委員
部会では、デザイン的に微妙に違いがあるので、男子と女子とを違うペアから選んでいくと、男女を並べた際に合わなくなるのではないかという意見が大勢を占めた。このため、男女セットの3つのプランで提案していくことになった。
委員
選ぶのはいくつか。
事務局
2つまでとしている。
委員
形式を絞り込むためのアンケートを実施するということか。
委員
そのとおりである。また、アンケートで得た意見を参考に、リボンやネクタイの色などの他、細部についての調整は行っていく。
委員
形式の選定は、アンケートの得票数で決めるのか。それとも意見は参考にするという考え方か。
委員
数が多いということは無視できないと思っている。しかし、部会の中では、アンケートの意見は参考とし、最終的には部会として、統合新校にふさわしい標準服を選定していくべきではないかという意見も出ている。
委員
マオカラーを採用している学校は、この近辺にあるのか。
委員
七中がマオカラーとセーラーのパターンになると聞いている。写真を送ってもらい確認したところ、女子はセーラーだが、この統合委員会で提案しているものとは少し違うので、似た感じにはならないと思う。私はアンケートの結果は参考にさせてもらい、部会で決めていくのがよいのではないかと思っている。そうしないと、どの学校も同じような制服になってしまい、新しい学校のシンボルづくりという観点がどこかへいってしまうと思う。
委員長
アンケート(案)には「統合委員会では、いただいた意見を参考に、標準服の形式を決めていきます」と書いてある。どのように形式を決めていくのかは、これからということか。
委員
後発は、先行した型に似るような形になることが多い。おじさんの発想だが、ネクタイをだらしなくされると、これほど格好の悪いものはない。それならばいっそないほうがすっきりする。普段はなくて、儀式のときに専用のネクタイをさせるとか、そのぐらいまでしていかないと普段だらしなく見えると思う。
委員
3つのタイプの中から2つまで選べるということ、アンケートには属性を盛り込んでどこに所属している人がどれを選んだかということを統計的に出せるようにすることを柱に、部会でアンケートの内容を詰めていきたい。確定していない部分もあるが、この内容で進めさせていただければと思う。なお、部会員へご意見をいただければ、参考にさせていただきたいと考えている。
委員
部会としては、どのプランを推しているか。
委員
部会員により、さまざまな意見があると思うが、男子がマオカラー、女子がセーラーカラーのプランを推す意見が多いと感じている。
委員
それで決めてしまうわけにはいかないのか。
委員
それで決めてしまうということも可能だが、アンケートの実施には、子どもたちや保護者の方に新校への関心を高めてもらったり、新校に対するイメージもってもらったりするという狙いがある。
委員
アンケートの結果、部会で推すものと違うプランが大多数を占めてしまったらどうするのか。
委員
大多数の意見が1つのプランに集中すれば、それには配慮する必要はあると思う。なお、個人的な感覚だが、保護者や教職員からの意見もあるので、属性ごとに選ばれたプランを把握し、数は参考としながら部会で形式を検討していくことも考えられると思う。
委員
アンケートの結果は、参考にするということを基本とするのか。
委員
そのとおりである。しかし、アンケートで寄せられた意見の数も無視することはできないと考えている。
委員
デザイン画で描かれているものは、1年を通して着る服か。
委員
これは冬服である。夏は、上がシャツ、またはポロシャツでもよいことにできないかと部会では考えている。
委員
事業者からの提案を見ると、夏のズボンの単価も出ているので、当然プランはあるのだろう。
委員
夏服のズボン・スカートは、冬服と共通のデザインとしている。
委員長
それでは、標準服についてはよろしいか。
委員
デザイン画・標準服見本の展示のPR用チラシの男女ともブレザーを着ているイラストを差し替えて欲しい。
事務局
差し替えられるイラストがあと1つあるが、本日、持参していないのでお見せできない。イメージが随分変わると思うがよいか。
委員
イラストを削除してしまったほうがよいのではないか。
委員
小さくはできないか。
事務局
文字とのバランス調整をお任せいただくことでよろしければ、小さくすることはできる。
委員
小学生から見ると、チラシのタイトルが「標準服発表会」では、ぴんとこないのではないか。「新校の・・・」などという文言が大きく入らないか。
委員
サブタイトルの「統合新校の新しい標準服選びにご参加ください」をタイトルと同じ大きさにしてはどうか。
事務局
タイトルとサブタイトルを入れ替えてはどうか。
委員
そのほうがよいと思う。
委員
イラストを小さくするとともに、イラストに網をかけ、文字の下に隠れるように薄くし、目立たないようにできないか。
委員
このブレザーのイラストについては、ぱっと見たときに「何か楽しそうだな」と思ってもらうというインパクトを与えられるものとして載せていると思う。私は、固定観念を与えるということを気にしないで、インパクトを与えるという効果のほうをとりたいと思う。
委員
このチラシのイラストは、それほどイメージを印象づけるイラストだと思うか。
委員
そう思う。今の子どもは本当にブレザーが大好きで、まずブレザーを選ぶと思う。
事務局
デザイン画・標準服見本PR用のチラシについては、本日の意見をもとに修正案をつくり、標準服検討部会の部会長と調整を行い作成させていただきたい。
委員長
よろしいか。
― 異議なし ―
校歌・校章の制作にかかる検討資料について事務局から説明。
(概要)
■校歌について
(1)校歌制作の時期について
○第1案 統合新校発足前に校歌を制作する。
・開校時に校歌があるので、入学式でも校歌斉唱ができる。
・統合前に新校歌を練習することで、統合新校への期待感の醸成に役立つことも考えられる。
○第2案 統合新校発足後に校歌を制作する。
・統合新校が発足してから、統合校において生徒も参加する形で校歌を制作する。
・学校としての一体感の醸成に役立つものと考えられる。
・最初の卒業式でお披露目をすることが多い。
(2)統合新校発足前に校歌を制作する場合の方法について
○第1案 校名と同様に、第一・中野富士見中学校、中野神明・多田・新山小学校の児童・生徒、保護者や地域住民を対象にフレーズや単語を公募する。
○第2案 第一・中野富士見中学校の生徒のみを対象にフレーズや単語を公募する。
※第1案及び第2案は、その後専門家に作詞、作曲を依頼する。作詞は内部で行う場合もある。
○第3案 第一・中野富士見中学校の音楽部(音楽の教員)に制作を依頼する。
○第4案 最初から専門家に依頼し、案を出してもらい検討する。
(3)他区の例
○足立区立千寿小学校の例
・統合する千寿小学校・千寿第二小学校の児童・保護者を対象に校歌の歌詞及び歌詞のフレーズを募集。
・校歌選定委員会が「千住の街」と統合新校「千寿小学校の児童」をイメージして選定。
・作曲は作曲家に依頼。
○足立区立千寿桜堤中学校の例
・統合する第二中学校・第十六中学校の生徒・教職員・PTA、地域住民に校歌の中に取り入れたい言葉(単語・フレーズ)を募集。
・作詞、作曲とも専門家に依頼。応募のあったフレーズは作詞家に手渡し。
○新宿区立四谷小学校の例
・統合する四谷第三小学校・四谷第四小学校の児童・保護者等を対象にアンケートを実施し、作詞・曲風のイメージを集める。
・作詞、作曲とも専門家に依頼。
※豊島区では、統合新校発足後に校歌を制作している。
(4)緑野中学校の例
・第六・第十一中学校の生徒(新校の第1期の卒業生)に校歌のイメージと校歌に入れたい言葉についてアンケートを実施。
・アンケートで出されたイメージや言葉を示し、できるだけ生徒の意見が反映されるよう、作詞、作曲とも専門家に依頼。
(5)参考(著作権について)
・制作費を支払って校歌の制作を依頼したとしても、契約上著作権に関して特段の定めを置かない場合は、当該校歌の著作権は著作者が有することになる。
・一般的に、学校の校歌をホームページに掲載することは著作権者の許諾を要するが、著作者が日本音楽著作権協会(JASRAC)に当該校歌の著作権の管理を委託している場合は、著作者から特段の申し出のない限り、所定の申込書をJASRACに提出することで、当分の間使用料を免除する取り扱いとなっている。
■校章について
(1)校章の募集等の方法について
○第1案 校名と同様に、第一・中野富士見中学校、中野神明・多田・新山小学校の児童・生徒、保護者や地域住民を対象に公募する。
・比較的多くの校章候補が集まる。
・余り多く集まりすぎると収拾がつかなくなる。
○第2案 第一・中野富士見中学校の生徒のみを対象に公募する。
・単に公募するだけでは応募が少なくなる可能性がある。
・美術の授業の題材にできれば応募は増える。
○第3案 第一・中野富士見中学校の美術部(美術の教員)にデザイン案作成を依頼する。
・複数案を出してもらう。
※第1案から第3案までは、最終的には専門家にデザイン化してもらう。
○第4案 最初から専門家に依頼する。(美術大学なども可)
・複数案を出してもらう。
(2)他区の例
○足立区立千寿小学校の例
・統合する千寿小学校・千寿第二小学校の教員がデザインした校章6点のアンケート調査を児童・保護者を対象に実施。同時にデザイン募集も行った。
・デザイン募集では55点の応募。
・教員のデザインした6点のうちからアンケートで一番得票数の多かった作品と、応募された55点の中から統合地域協議会での投票により選ばれた3点、あわせて4点の候補から、再度児童・保護者にアンケートを実施。
・二度目のアンケートで選ばれた1点を統合地域協議会にて決定。
○新宿区立新宿中学校・西早稲田中学校の例
・関係する小中学校の児童・生徒・保護者を中心にアンケートを実施。
・統合校の美術科の教員が、募集した図案を参考に原案を作成し、適正配置協議会に報告。
○豊島区立西池袋中学校の例
・統合する道和中学校・真和中学校の生徒・保護者から図案を募集(応募28点)。
・統合推進協議会で5点に絞り、デザイン化。
・デザイン化されたものからの中から決定後、細部は学校で調整。
※事務局からは専門家に依頼する方法も提案したが公募することになった。
(3)緑野中学校の例
・第六・第十一中学校の美術部を中心とした生徒を対象に図案を募集(応募42点)。
・統合委員会で4点に絞り、デザイン会社にデザイン化を依頼。
・デザイン化されたものの中から決定。
委員長
事務局から校歌・校章についての検討案と他区等の状況の説明があったが、これを参考に協議を進めていきたい。校章については校旗の作製につながり、新校発足前に出来上がっていなければならないが、校歌については、新校発足前に制作するか、発足後に制作するかの選択肢があるようなので、ます、この点を決めていきたいと思う。皆さんのご意見をお願いする。
委員
校章は決めやすいと思う。校歌の制作には結構時間がかかると思う。
委員長
本日は、各委員からいろいろな意見を出していただきたい。なお、一度の協議では方向が定まらないと思うので、次回も継続して協議していきたいと考えている。
委員
中野富士見中の「むらさきつゆくさ」や、一中の緑のイメージが現在の校章に反映していると思う。校章をまず決めて、そのイメージにあった歌をつくるほうが、校章と校歌がリンクしたものになっていくと思う。まず、美術の先生や美術部員に依頼して校章を制作し、その由来などを踏まえ考えていけば、校歌のイメージが膨らんでいくのではないかと思う。
委員長
校歌は新校開校後に制作するという考え方もある。また、開校前に校章と校歌の両方を決めておくという考え方もある。どちらがいいかという話である。
委員
統合新校開校前に、校歌、校章ともにできあがっていたほうが、体面的にもよいと思う。開校後に校歌を制作するのでは、少し間が抜けているような気がする。校歌に校章のイメージを折り込む必要があるかどうかは別の問題だと思うが、校章と校歌は、きちっとそろえて制作すべきだと思う。
委員長
新校開校時に、校歌、校章ともに制作していくという方針で進めてよいか。
委員
日程的にどうなのか。今から始めて間に合うのか。
事務局
専門家に依頼する場合、校章よりも校歌のほうに時間がかかる場合がある。特に有名な作詞、作曲家の方に頼んだ場合は、相当の期間を要すると考えている。
委員
前任校は統合した学校だが、新校が立ちあがってから校歌を制作した。校歌はずっと歌い続けていくものなので、余裕をもって決めていけばよいのではないか。新校が立ちあがってから校歌を制作した学校にいたので、開校時に校歌がないことに、あまり違和感はない。その学校では4月に開校し、10月か11月ぐらいに校歌のお披露目があった。その間、子どもたちは一生懸命練習して、11月に新しい校歌を披露した。
委員
そのような形のほうが、新校のイベントにもなり、よいのではないか。
委員
今あるいろいろな学校の中にも、学校が開校してから校歌をつくった学校は結構多い。
委員
開校後、何年か経過してから校歌を制作しているところもあるようだ。
委員長
その間校歌がないということか。
委員
開校に間に合えばそれが一番理想だとは思うが、今話があったように、開校後に校歌を制作する例も多く、統合前に必ずしも校歌ができあがっていなければならないと思わなくてもよいのではないか。
委員
校歌があって校章がまとまったり、その逆で、校章があって校歌のイメージが湧いたりすることもあり、切り離しては考えられないのではないか。しかし、校歌の制作には時間もかかるだろうし、それこそ有名な先生に頼めば、相当の期間を要するだろう。このため、まず校章を一生懸命考え、時間をかけてよいものをつくるべきだと思う。校歌の制作は、新校のイベントの1つとして、新しい1年生が考えてもよいだろうし、学校全体で考えてもよいだろうし、新校を盛り上げるために使えると思う。まず、校章を一生懸命つくりたい。
委員
そういう進め方でよいのではないか。校章の検討を先に進め、校歌は同時進行ではなく、統合後に制作するということでよいと思う。
委員
校章は両中学校の生徒から募集すればよいのではないか。若い人の発想はすばらしいと思う。
委員
「南中野中学校」という校名候補が決まり、地理的な条件も含め、新校のイメージがつくれると思うので、ここで校章を公募し、検討を進めてはどうか。
委員長
今までの皆さんの話を総合すると、校歌、校章ともに統合前にできあがるのが望ましいが、まず校章について検討を進め、校歌については、できれば統合前に制作できるよう努力していくということでよいか。
― 異議なし ―
委員
例えば校章を子どもたちに募集することになった場合、6月の区議会定例会で議決されるまでは、「南中野中学校」という名前を出しての募集はできないのか。
事務局
最終的な決定前に、校章などの検討を進めることは、六中・十一中の統合委員会でも行っており、特に問題はないと考えている。
委員
それまでは「仮称」をつけて使用するのか。
事務局
そのとおりである。
委員長
次回の日程の確認を事務局からお願いする。
事務局
次回の日程は、前回確認のとおり、3月12日(水曜日)午後7時から、今回と同じ、南中野地域センター洋室1・2号でお願いしたい。
委員長
次回の統合委員会では、校歌・校章の検討、標準服検討部会の状況報告とともに、新校のあり方についても協議を行いたい。両校長先生には、お忙しい中恐縮だが、前回の協議で各委員から出された意見を踏まえ、新校のあり方について、さらに進めたものを資料として提出いただきたい。
本日はこれをもって終了する。
お問い合わせ
このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。