第12回 第六中学校・第十一中学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

 開催日時 平成19年5月16日(水曜日) 午後7時~午後8時25分
 開催場所 沼袋地域センター 洋室2・3号
出席者委員笹川五郎、長廣隆、尾田和子、上田富昭、水野明子、手塚由利子、石田一美、岡陽子、竹内実、槇泰智、大槻喜代子、加藤弘海、廣瀬千史、小林倫子、長谷川嘉昭、齊藤直子、矢口仁、山口博之、太田耕司、青山敬一郎
(敬称略、順不同)
その他教育経営分野施設担当 内野係長、岡村主任
経営室財産管理担当 豊川課長、松本係長、岡山主査
事務局教育改革担当
傍聴者なし
 会議次第【議事】
1 統合新校開校に向けた校舎の改修工事ついて
2 学校指定品(標準服)の検討について
3 校歌・校章の検討について
4 その他

1 議事

◆議事(1)統合新校開校に向けた校舎の改修工事ついて

 昨年度実施した第一期工事の報告と今夏実施する第二期分について区(財産管理担当課長)から説明。

(概要)
 ※改修工事は、概ね18、19年度で終了し、一部の工事について20年度実施する予定。
A 第一期工事(平成18年度完了)※第一期工事は、主に外回り部分を中心に改修
 ○校舎棟
 ・屋上防水改修(全面)
 ・フェンス改修(全面)
 ・外壁改修(全面)
 ・アルミサッシ改修(60mmから70mm)
 ・プール改修
 ・床改修南棟の2~3階普通教室、図書館、北棟の廊下及び階段
 ・コンピューター室等冷房機器取替
 ・受水槽の取替(耐震化)
 ・給食室給湯設備の改修
B 第二期工事(平成19年度実施)
 ○校舎棟 ※第一期工事外構部に引き続き
 ・床改修・・・特別教室(フローリング)※第一技術室については、塩ビシート張り仕上げ、南棟の廊下(塩ビシート)及び階段
 ・トイレ改修・・・各階トイレの給排水設備の改修、衛生器具の取替
 ・シャッターの改修・・・防火シャッターを新しいものに交換
 ・校舎内のバリアフリー化(EV、トイレ、昇降口)し、段差解消を図る
 ・放送設備、照明器具、自動火災報知器等設備の更新
 ・冷暖房機器の新設・・・新たに普通教室へ転換する箇所と特別教室への取付け
 ・校庭散水設備、プールろ過機設備等更新
 ○体育館棟 ※今年度新たに着手
 ・屋上防水改修
 ・外壁防水改修
 ・内部改修
 ・床塗替(体育館、小体育館)
 ・照明器具、自動火災報知器等設備の更新
 ・談話室等冷暖房機器の設置
 ・換気設備の更新
 ○その他
 ・エレベーター設備の新設・・・車いす仕様、定員11名

委員長
 本日は、統合新校開校に向けた校舎の改修工事について検討していく。この件は、昨年7月の第3回統合委員会で意見をとりまとめ、教育委員会に提出している。第一期の工事報告と第二期工事内容について担当課長より説明をいただいた。質問があればお願いしたい。

委員
 統合委員会で意見として出した体育館地下の環境改善については対処いただけたのか。

区担当
 体育館地下のダクトファンを新しいものと交換する計画となっている。

委員
 かび臭さや湿気は解消されるのか。

委員
 学校として改修内容の説明を受けた際には、この他に壁を二重にするなどの話もあり納得できる説明であったと記憶している。

区担当
 今回の計画では、壁を二重にするなどの対応はしていない。今までの換気機能設備は能力的に低かったので、能力アップを図る予定だ。

委員
 この対応は、ご説明いただいた体育館棟工事の換気設備の更新にあたるのか。

区担当
 そのとおり。もともとあったものを能力アップし更新していく。ダクトなど既存のもので使用できるものはそのまま使い、ファン機能能力がアップしたものへ交換していく。

委員長
 現在の換気扇能力が交換後どの程度能力アップして臭気の除去や湿気が改善されるかを回答して欲しい。

区担当
 除湿機まで付いていないので、通常の換気能力をアップさせる内容の設計である。換気扇を換えただけでは空気が循環しないので、通気口のサッシを取替え、空気が流れるよう工夫している。現状を改善できる設計となっている。

委員
 本当に大丈夫か。改善されなかった場合、迅速に対応してくれないという現状がある。

委員長
 担当は計算上改善される設計であると言っている。

区担当
 レベルの度合いであると思う。体育館が地下にあるということで、かなり条件が悪い中でこの程度であれば良いだろうと判断している。

委員
 専門家からはどのように言われているか。

区担当
 計算資料を本日持参していないが、大丈夫と考えている。

委員
 設計を行った事業者名はわかるか。

区担当
 設計は民間の設計事務所に委託しているが、提出された計算書については区の施設計画担当で確認し、採用するかどうかの可否について最終的に区として判断している。

委員長
 学校現場としてはどうか。

委員
 学校で区の担当者から説明を聞いた際には、学校側でイメージしている以上に対応してもらえているという印象をもった。説明いただいた内容で学校としては納得できた。

委員長
 他に意見はないか。

委員
 換気扇を変えれば工事後の臭気は発生しないと思うが、壁などに染み付いた臭気は換気扇を変えただけでは取れないのではないか。

委員
 先日受けた説明では、二層式の壁のようなものでその対応もしてくれるとの内容だった。

委員
 換気能力をアップするというが、何を基準にアップするのか。基準が曖昧なままではどこまで改善されたかわからない。体育館がかび臭く不快感を抱く子どもの声もある。統合委員会として意見を出している責任もあるので、明確にしておきたい。また、工事後に子どもたちがかび臭さを感じた場合どうするのか。

区担当
 体育館は換気扇の交換以外にも外壁や床などを含め改修する。既存の古い壁のままでないこととあわせ、パワーアップした換気設備で改善されるものと考えている。また、換気能力については建築基準法に定められた基準を満たした計画となっており、通常それを更に上回る能力で対応している。体育館が地下にあるという現状を踏まえ、考え得る問題に対応を講じている。改修後に不都合があれば対応させていただく。

委員
 改修後がいったん終わると、工事事業者はなかなか対応してくれないのではないか。

区担当
 工事の対応は施設担当で行う。専門的立場から対策が必要であれば対応を図っていく。

委員長
 子どもたちに快適な環境を与えてもらいたい。他に何かあるか。

委員
 前回の改修工事の説明の際には、PTA室は現状の位置との説明を受けたが、今回の図面ではPTA室が1階に変更となっている。変更された意図を教えて欲しい。

委員
 部屋については暫定的であり、最終確定したものではない。

委員長
 他に質問はないか。

委員
 統合委員会で意見として出した項目の一つである「緑化に伴う維持費の担保」については、保障してもらえるのか。

区担当
 統合新校に限らず既存の学校を含め、樹木の剪定など必要な予算を措置しており、年間発生量を予測して専門事業者と年度当初に契約している。

委員
 十一中は緑も多く、落ち葉の処理については予算面での苦労があることを前回の改修工事説明の際にお話しした。施設整備計画で学校の緑化を推進していくとしているが、その後の落ち葉回収の必要経費は組まれているのか。

区担当
 落ち葉処理については、工事終了後、教育委員会と学校とで決めていくものと認識している。

委員
 緑化推進により緑が増えれば、落ち葉処理などの量も増える。対応できるのか。

区担当
 緑の増加にかかわらず、区立幼・小・中学校全体での排出量を勘案し、年間処理の対応がなされているものと思う。

委員長
 工事後の対応については、教育委員会と学校側に任せた方が良いと思う。他にはないか。

委員
 以前説明を受けた際、受付を玄関の脇に移すが、窓口を入り口に面して設置することは耐震構造上できない場合も考えられると伺っていたがどうなったか。

委員
 事務室を玄関に一番近い場所へ移し、受付は人の出入りを確認できる箇所に配置した。今回、防犯カメラと電子錠も取り付けられ、さらに事務室から外が見える状況にすることによって防犯対策が強化されている。

委員長
 工事については学校側と担当課で十分つめて進めていただいていると確信している。現場関係者にお任せしたいと思うがいかがか。

― 異議なし ―

委員長
 他に質問がなければ、工事担当者からの説明については終了とする。

― 区担当者退席 ―

 


◆議事(2)学校指定品(標準服)の検討について

委員長
 続いて標準服の検討を行う。標準服については、第10回統合委員会で行ったプレゼンテーションの実施結果により絞り込んだ2社の協力を得て、六中・十一中を会場として標準服候補の見本品展示を実施し、生徒・保護者の意見をいただいた。結果について、事務局から報告する。

事務局
 標準服の展示は、両校とも、学校公開と保護者会が行われた日に実施した。六中は月曜日に実施したので、六中の生徒と保護者、教職員が来場し、十一中は土曜日だったこともあり、十一中の生徒、保護者、教職員のほか、小学生とその保護者の来場もあった。アンケートの調査結果については、次のとおりである。

(概要)
○アンケート回収数
 ・第六中学校・・・・・62通(教職員2、保護者6、中学生49、属性無記入5)
 ・第十一中学校・・・125通(保護者40、中学生68、小学生6、属性無記入11)
○全体的な感想
 ・どちらか一方に支持が集まったわけではなく、どちらの標準服に対しても、多くは「かわいい」「かっこいい」「よい」などの肯定的意見であり、いくつか否定的意見があった。
○ブレザータイプで3つボタン(A社)
 ・デザイン面
 3つボタンは襟元が締まって良い、窮屈そうだ、もっと明るめの色が良い、胸にエンブレムがあったほうが良いなど。
 ・機能面
 スカートのウエストを緩められる機能や、撥水、ウォッシャブルという点に対して評価が高く、生地が堅めである、薄いなど。
○上下同色のスーツタイプで2つボタン(B社)
 ・デザイン面
 落ち着いていて良い、スッキリしている、上下同色でないほうが良い、胸にエンブレムが入っている点が良い、エンブレムは要らない、緑色を使用している点が良い、緑色が強すぎるなど。
 ・機能面
 2つボタンなので動きやすく着心地が良い、暑いときに脱ぎやすい、ウール40%で保温性が良さそうだ、ボタンの着脱が容易であることが良い、着脱が容易で失くす心配があるなど。
○その他
 ・詰襟、セーラーが良い。

委員長
 標準服については、生徒や保護者の意見もいただいたので、これらの意見と前回のプレゼンテーションの結果を踏まえ、1社に絞り込んでいきたい。全委員の意見を伺ってまとめていきたい。

委員
 それぞれの結果を踏まえ、A社の方が良いと思う。

委員
 それぞれの結果として良いとする意見が多かった、A社が良いと思う。

委員
 私も同じ意見だ。

委員
 展示会を見させてもらった。イメージの大差はなく、ウールの混紡率の違いも気にならなかった。どちらかと言えば、2つボタンより3つボタンであるA社の方が、成長期でまだ体の小さい子どもにはすっきり見えて良いと思った。

委員
 展示会を親子で見せてもらった。子どもは3つボタンを好んでいたが、スカートの色が少し地味だとも言っていた。親としては、中学生なのでこのくらい地味で十分ではないかと思う。生地は触った感触でもあまり変わらないのでデザイン面での比較となり、一緒に行った保護者とも3つボタンのA社の方が良いという感想を持った。

委員
 B社の2つボタンのブレザーは、他社の2つボタンよりも開きが少なく良いと思った。3つボタンは窮屈なイメージがあったが、A社の3つボタンブレザーを着用したところ締め付けがなく着心地が良かった。子どもたちは親が言う機能性よりも、アンケートにもあるように見た目で選んでいたようだ。双方の意見から機能面、デザイン面でA社のものが良いと思う。

委員
 機能や素材は大差なく、3つボタンと2つボタンの好みの問題ではないかと思う。娘が着ることを考え、3つボタンのA社のものが良いと思っている。

委員
 小学5年生の子どもと展示会場へ行った。子どもは、スカートまで試着させてくれたA社のものを気に入ったようだ。改めて配付資料を確認し、バックアップ体制も含めA社が良いと思った。サイズに合わない子どもに対して別途対応している点も評価したいと思う。

委員
 防寒面で男子標準服に詰襟を推していたので、胸元までボタンをかけることのできる3つボタンのA社が良い。ただし、A社のデザインでは女子には裏地があったが、男子のブレザーは背抜きとなっていた。各事業者の説明では背抜き仕上げは高級感もありコストも高いものとなるので、男子も防寒面を考慮し最初から裏地をつけることとしてはどうか。

委員
 ウールの混紡率がB社40%とA社30%であったが、触ったところ差は感じられなかった。意見にもあるようにA社が良いと思う。

委員
 プレゼン時の委員会を傍聴させていただいた。試着されている様子では、A社の3つボタンの方が、胸元がすっきりしていた。特に1年生は入学時に体が小さい子も多いので、大きめのものを着用していてもすっきり見える3つボタンのものが良いと思う。

委員
 A社の方が良いと思っている。また、B社の良い点についても取り入れられると良いと思う。

委員
 展示会の様子では、生徒・保護者ともに統合委員会で絞り込んだ標準服候補に好感をもってもらえたようで安心した。A社が良い。

委員
 展示している状態では大差はないと感じた。家庭の行事でフォーマルな場で着用する場面も考えると、3つボタンの方がきちんとした感じを受けると思う。裏地がないと痛みも激しいので、裏地はあった方が良い。

委員
 当初からA社が良いと思っていた。A社の標準服はプレゼン時カラーシャツだったので印象が良かったのかとも思っていたが、同じ条件の白シャツで展示しても印象は変わらなかった。アフターフォローの面でも心配はないようなのでA社が良い。

委員
 試着している様子を見て、どちらの標準服でも様になると思った。A社との意見も多いのでA社で良いと思う。いくつか意見がでていた事項は取り入れられれば良いと思う。ただし、色味が暗いと言う意見もあったが、正式な場で着用するには多少暗めの方が良いのではないかと思う。

委員
 意見の多いA社で良いと思っていた。展示会では、今の標準服と比較して印象が良かったようで反響があった。指導する立場からすると、A社かB社かということよりもネクタイ・リボンをどういう場で締めさせるのか、スカートの丈の長さをどうするのかなどの方が問題であると認識している。今後、決定した標準服をどういう風に着こなさせるかについて学校現場で詰めていかなければならないと思っている。

委員
 両校の展示会では生徒・保護者とも熱心に見ており、アンケートへも時間をかけて回答していた。アンケート回収率も高かったので意見はこの中に集約されていると思う。統合委員会で決めたとおりで良いと思っている。

委員
 A社が良いと思う。意見にあったような裏地など改良を加えたほうが良いことについては、金額の範囲内で対応可能なものは対応してもらい、生徒に喜んで着用してもらえると良いと思う。

委員長
 各委員の意見は、ほぼA社であったと思う。裏地を付けることやネクタイ・リボンなどの扱い等の詳細は学校側で事業者と詰めていただくこととし、緑野中の標準服はA社を選定したいがいかがか。ご賛同いただければ拍手をお願いしたい。

― 異議なし、一同拍手 ―

委員長
 では、A社を事業者として選定する。A社は地方の業者であるので販売代理店を野方・沼袋に1軒ずつ設ける予定である。代理店については、今後事務局と学校で調整し、指定した代理店で統合新校の標準服を展示・購入できるようA社を交え、手続を進めてもらう。

― 異議なし ―

 


◆議事(3)校歌・校章の検討について

委員長
 校歌については、前回の統合委員会で専門家に依頼することとし、その選定・調整を含め委員長、副委員長、学校、事務局に一任いただいている。検討した結果、中野区在住で児童合唱団等の指導などに取り組んでおられる方へ制作をお願いし話を進めており、既に歌詞の案をいただいた。子どもたちのアンケートの結果からは20ほどのフレーズが入った。意見があればお願いしたい。

委員
 漢字の使用については、教育的な面もあるので読める字をあてるよう伝えて欲しい。詞の解釈は時代や年齢、個人で相違のあるものなので専門家の方に任せて良いと思う。

委員
 校歌の文法や漢字は、教育現場で歌うものなので、守るべきところがあると思う。また、誰でも聴いてわかる詞が良いと思う。

委員
 緑野中学校を前面に出して欲しい。緑野中学校でスタートするという点が大事である。

委員長
 委員それぞれの意見を歌詞案へ反映することは難しいため、歌詞案の修正や調整については、引き続き委員長、副委員長、学校、事務局に一任いただき、調整後、再度委員会へ提出することとしたい。

― 異議なし ―

委員長
 校歌の歌詞については、著作権の関係で公表は差し控えることとしたいのでご了承いただきたい。

― 異議なし ―

委員長
 本日の議事は以上である。次回は6月20日(水曜日)野方地域センターで午後7時から開催する。両校から校章の案が出来上がる予定なので、校歌と校章についての検討と標準服の詳細について学校での検討状況について中間報告いただければと思う。本日はこれをもって終了する。

 

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このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

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