第9回 第六中学校・第十一中学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

 開催日時 平成19年2月21日(水曜日) 午後7時~午後8時35分
 開催場所 野方地域センター 洋室A、B
出席者委員笹川五郎、長廣隆、尾田和子、上田富昭、石田一美、岡陽子、酒井博美、槇泰智、加藤弘海、大槻喜代子、久保田和佳、大内慎吾、小林倫子、長谷川嘉昭、樫村久憲、矢口仁、山口博之、小出統英、相澤明郎
(敬称略、順不同)
事務局教育改革担当
傍聴者1人
 会議次第【議事】
 1 学校指定品(標準服)の検討について
 2 その他

1 開 会
(1)統合新校の校名候補の教育委員会への報告について
 ・去る1月24日、委員会でとりまとめた統合新校の校名候補について教育委員会へ報告した旨、委員長から委員会へ報告。
 ・桃三・仲町・桃丘小学校の統合新校校名候補が「中野区立桃花(とうか)小学校」となったことをあわせて報告。
(2)統合委員会委員の身分上の変更による委嘱の取り扱いについて
 ○委嘱に関する基本的な考え方
 ・委員の委嘱は個人に行っているため、推薦団体の会員でなくなるなどの身分上の変更があっても委員本人から辞職の申出がない限り、任期まで統合委員会委員である。
 ○選出区分(町会・自治会、PTA等)ごとの対応
 ・町会・自治会、PTAから推薦された委員が団体の会員でなくなった場合は、委員の去就に関わらず、当該団体へ新たな委員の推薦を依頼する。ただし、小学校のPTA会員が委員になっている場合については、現在の委員が辞職した場合にのみ当該団体に対して新たな委員の推薦を依頼する。
 ・校長、副校長、教育改革担当課長が交代した場合は、それぞれの役職者を委員に充てているため辞職願の提出を受け、辞職願承認後、後任者へ委員の委嘱を行う。

2 議事

◆議事(1)学校指定品(標準服)の検討について

委員長
 これまで準備委員会を含め10回の統合委員会を開催した。当初は隔月開催の予定であったが、皆さんのご協力により1ヶ月に1回の間隔で順調に協議を進めている。できれば今年の7、8月、遅くとも9月までには委員会での協議を終了させたい。引き続き皆さんのご協力をお願いしたい。標準服の協議に入る前に事務局から報告事項があるのでお願いする。

事務局

 既に2月18日発行の区報でもお知らせしているとおり、今回の定例議会に平成19年度当初予算案を提案している。この区議会で議決されることにより執行可能となる。学校の統合に関しては次の経費を計上しているので報告する。

(概要)
○十一中校舎改修工事経費
○校内LAN設置経費
○エレベータ設置工事経費
○生徒用の机・椅子等入替経費
○特別教室の机・椅子等経費
○校歌・校章の作成経費
○標準服、体操着(統合時の2、3年生へ支給)
○引越し等に関わる経費

委員長 
 では、標準服の協議に入る。前々回に配付した資料をそのまま使用していくのでご確認いただきたい。前回要望のあった、四中、五中の新標準服を両校にご協力いただき会場に参考展示している。前回の委員会で、子どもたちや保護者へ標準服のアンケートを実施してはどうかという意見もあったが、4月に学校公開日が予定されているのでそれを利用すると、事業者を3月までには選定していく必要がある。今回の検討で標準服のコンセプトについて大体の合意を得て、次回事業者に提示していきたいと考えているのでご協力をお願いしたい。参考展示品について事務局から説明をお願いする。

事務局
 参考展示品2点について説明。

(概要)
○四中の新標準服
 ・ジャケットは、緑の糸が使われており黒色に近いもの。
 ・男子スラックスはグレー地にグリーンの格子が入っている。
 ・女子のスカートはグリーンを基調としたチェック柄を採用。
 ・エンブレムはつけないが、校章風なピンバッチを付ける予定。
 ・ネクタイ・リボンは付けないが、ボタンダウンシャツを指定している。
○五中の新標準服 
 ・ジャケットは、濃紺色。 
 ・男子スラックスはグレー地にブルーの格子が入っている。 
 ・女子のスカートはブルーを基調としたチェック柄を採用。
 ・エンブレムは付けない。 
 ・原則ネクタイ・リボンは付けないが、式典等の行事には着用する。
○共通事項 
 ・ジャケットは男女共通のデザイン。 
 ・夏服については、冬服のスラックスとスカートと同じデザイン。

委員長
 現在女子はブレザーで概ね意見がまとまっているが、男子の標準服を詰襟にするのかブレザーにするのか意見がまとまっていないので引き続き議論し、委員会の総意で決めていければと思う。各委員の意見を伺っていきたい。

委員
 詰め襟についての思いを前回の委員会で伺ったが、男女見た目が揃ったほうが良いのではないかという意見もあり迷っているが、ネクタイ・リボンの着用によって身につくマナーの面を考えると、男女ブレザーで揃っていたほう良いのではないかと思う。

委員
 ブレザーの方が季節によって温度調節しやすい。また式典など行事で一同に会した場面では、男女揃っていた方が良い。生徒・保護者へアンケートを実施するのであれば、両者から出された良い意見を取り入れてはどうか。

委員

 ブレザーは、温度調節という面からも子どもにとって着心地が良いものではないかと思う。

委員
 展示品を見て、女の子はどちらもかわいいと思うが、男の子が着用した時にマネキンの様にはならないだろうという心配がある。温度調節という面ではやはりブレザーが良いとは思うが、1年生として入学する予定のお子さんがいる委員の意見はいかがだろうか。

委員
 どちらのタイプでも良いと思うが、六中も十一中にもないタイプであるという点から考えればブレザーで一新するのは良いと思う。

委員
 クリーニング代がどうかということは気になる点だ。丸洗いできる素材を基本としていればどちらでも良いと思うが、見た目から考えれば、男女ブレザーで揃っていた方が良いし、女の子がスラックスを着用した場合を考えてもブレザーの方が良いと思う。

委員

 新校になることを考えると、従来のものを引きずらない方が良い。また、男子についてはブレザー、スーツのタイプが社会一般であるので、中学生のうちからネクタイの着用が身に付けさせたいと思っている。しかし、今の中学生にネクタイ指導は難しいという点があるので、常時着用とはせず、ボタンダウンのシャツなどと併せ区別した指導ができれば良いと考えている。また、「緑野」にふさわしいカラーで考えられれば良いと思っている。

委員
 個人的には学生服は嫌いではないが、新しい学校のスタートということを考えると思い切ってデザインを一新することは大事だと思う。また、学生服を採用する場合でも今と同じものではなく、新校の一員だと意識させる工夫は必要だと思う。生徒指導面や人心一新等様々な面を考慮し、新しい校名に由来・関連したものを考えるのであればブレザーの方がやりやすいと思う。

委員

 皆さんの意見はブレザーの方に傾いている状況だ。女子とのバランスや、周辺の学校の新標準服の採用状況を考えるとブレザーに意見が傾くのは仕方ないと思う。女子はブレザーのみで検討されているが、イートンタイプは選択肢から除外されたのか。また、イートンタイプで女子がスラックスを着用した場合デザインがどのようになるのかイメージして決めていきたい。

委員

 四中、五中の新標準服はどちらも格好が良い。値段はいくらになるのか。

事務局

 それぞれ価格は異なるが、統合委員会想定している価格の2万5千円の範囲内である。

委員
 ネクタイ・リボンは夏冬で変わるのか。

事務局

 それについては確認していない。

委員

 夏は上着を脱ぐだけとなるのか。

事務局

 スラックス・スカートを夏用生地で同じデザインのものを販売するが、購入は自由である。

委員
 夏服の場合、背抜きのブレザーとして着用することは考えられないのか。

事務局

 両校のブレザーとも背抜きのものとなっている。

委員
 冬着用する場合寒くないのか。詰襟の場合は背抜きしていないし、セーターなどを着用するのであれば双方とも変わりはないと思う。むしろ、ブレザーの方が寒いのではないか。

事務局

 聞いたところでは、ブレザー以外にベストやVネックのセーター等の着用が認められている場合が多いとのこと。五中は確認していないが、四中ではグレーのVネックセーターを指定している。

委員
 女子のスカートの柄は別に選べるのか。

委員長

 本日参考に展示しているのは、ブレザーと詰襟を検討してもらうため行っている。形は今の段階では検討しない。

事務局

 あくまで四中、五中の新標準服を参考にお示ししているもの。各学校とも選択肢を設け選べるようになってはいないし、女子のスラックスの選択肢もない。

委員

 新しい学校には新しいスタイルのブレザーが良いと思う。ボタンは選べるのか。

事務局

 可能だ。四中もサンプルのボタンとは変える予定である。

委員
 詰襟が良いと思っているが、委員の意見はブレザーが多いようだ。展示のものをみると、ブレザーは社会にでてもおかしくないとは思うが、中学生らしいだろうか。

委員長

 私立の中学などでは多くがブレザーである。

委員
 女の子に聞いてみたら、セーラー服が良いという子とブレザーが良い子とに分かれた。スラックスを着用することを考えると、セーラー服に合わせるよりもブレザーの方が良い。女の子がブレザーであれば、男の子もブレザーの方が良いと思う。

委員
 個人的には詰襟派だ。近所の小学生に置き換えてブレザーを着た姿を考えてみたが、今まで小学生だった子がいきなりブレザーを着ても似合わないのではないかと思う。

委員
 今時の子どもたちの好みはブレザータイプだと思う。多くの学校が制服を変えてきている中で詰襟の需要は減少しており、製品の自由度は少なくなっている。以前着任していた学校でブレザーに変更した経験がある。夏はポロシャツも可としていたが、だらしなく着たりする生徒はいなかった。1年生でもそれなりに着こなしていた。ネクタイ・リボンは付いていた方が良いと思う。ブレザーの色・柄は、既製のものでもバリエーションはあるので良いと思う。

委員
 校名同様、標準服も多数決で決めるものではないと思う。十分議論した中でまとまると良い。四中、五中も時間をかけて話し合ってきた結果、新標準服がブレザーとなったことから考えれば、学校・保護者・生徒が考えて落ち着くスタイルであり、今の時代にマッチしたものなのだと思う。

委員長

 中学1年生も1年間で見違えるように成長し、2年生になる頃に立派に詰襟を着こなしている。ブレザーも最初は大きく似合わないこともあるかもしれないが、次第に馴染んでくるものではないかと思う。委員の意見はブレザーを支持するものが多かった。詰襟を支持する意見もあったが、時代に相応していったほうが良いこと、新しくスタートする学校として一新したほうが良いとの意見があったことから、ブレザーとしてまとめていきたいと思うがいかがか。

委員

 まとめていって良いと思う。

委員長

 それでは、ブレザーとしてまとめることをご賛同いただければ拍手をお願いしたい。

― 異議なし、拍手 ―

委員長
 全員一致でご賛同いただけたので、ブレザーとしてまとめていく。今後は、ブレザーやスカート、スラックスの色やデザイン、ボタンの数などスタイルの細部について決めていかなければいけないが、細部まで委員会で決めるのは難しいのではないか。どこまでをコンセプトとして委員会が示していくか確認したい。ネクタイ・リボンの扱いについては委員会で決めることができると思うがどうか。常時着用とせず、式典行事に着用していれば良いと学校側では考えているようだがいかがか。

委員
 ネクタイ・リボンはあったほうが良いと思う。

委員長

 子どもたちに意見を聞くために展示するサンプルはネクタイ・リボンの有・無の双方を用意するのか。または、ネクタイ・リボンを着用したものを用意して着用についての意見を聞くのか。次回のプレゼンの際にネクタイ・リボンが付いたものを準備してもらい、色などについてはそのときに注文をつけてはどうか。

事務局

 事業者の準備ができるかも含め確認し、可能であれば次回の委員会の場でプレゼンテーションを実施することとしたい。

委員

 プレゼンテーションを実施した結果により事業者が決まるのか。

委員長

 何社が参加してくれるかは現時点では不明だが、多くの事業者に参加してもらい、委員会で3社程度に絞りこみ、学校へ展示して子どもたちの意見を聞いていきたい。

委員

 最終的に事業者はどこが決めるのか。

委員長

 例えば、絞り込んだ事業者の製品を学校で展示して子どもたちや保護者の意見を集め、その意見を重視して統合委員会で絞り込むこととしてはどうか。

事務局

 統合委員会で決めた事業者の製品に基本的に絞り込むということになる。

委員
六中、十一中とも学校公開日が4月後半に予定されており、生徒・保護者等の意見を聞く絶好の機会でもあるので、数社に絞ったあとの標準服を展示して生徒、PTAに現物を見ていただき意見を聴取して型を決めていってはどうかと考えている。決まった標準服については、議会で19年度予算が議決された場合、区の公費で指名競争入札により購入する予定である。

委員

 六中、十一中で来年度の予定を検討しており、統合新校の説明会を7月14日、11月17日、2月16日の年3回開催する予定で計画している。7月14日には学校公開を行いながら新校の標準服も紹介できれば良いと考えている。可能であれば、3月に事業者のプレゼンテーション、4月意見募集、5月頃決定というスケジュールとなれば、学校としてはありがたい。

委員長

 生徒、PTAからの意見だけで決めるのではなく、それらを尊重しながら統合委員会で合意し決定していきたい。プレゼンテーションに参加する事業者は5社くらいにはなるのか。

事務局

 全国メーカー5社が営業に来ている。そのほか1、2社が予定される。

委員
 保護者は購入後の修理などのアフターケアはどこになるのか等、心配しているようだ。現在十一中は中野ブロードウェイ、または五中前まで行かなければならず、不便さも感じているようだ。一斉販売後の扱いがデパートから取り寄せて購入となるのか、野方の商店街に販売店を設けてくれるのか等、入手方法まで事業者へ確認しておいて欲しい。

事務局

 検討資料のコンセプト案に販売等について「少なくとも統合新校の通学区域若しくはその近傍で購入できることとする」という条件を参考に記述している。次回のプレゼンテーションでは委員会でまとめた条件の他、この条件も加え、対応可能な事業者の参加を求めていくことはできる。また、全国的なメーカーでは新校近くに販売店を設ける形で取引を行う予定と聞いている。

委員

 再編計画の検討の中で中野区の標準服を一括して決めればよかったのではないかという思いがある。現在の区内区立中学校は多かれ少なかれ似通った標準服である。4月から新標準服となる四中、五中と統合新校も同一のものにしても良いのではないかと思うが、同一にすることは考えられないのか。

委員

 色々な考え方があって良いと思うが、標準服については各学校で決めることとなっており、統合委員会での検討も標準服を定めたほうが良いかどうかということから議論を進めてきている。

委員

 標準服は、学校の一つのシンボルということもある。ご意見は、統一した場合コストダウンになるということだろうか。

委員

 コストダウンの他、どこでも購入することができることや区内で転校しても違和感なく溶け込めるなどのメリットがあると思う。参考に展示してもらっている両中学校の標準服も似ており、どちらを選んでも反対はしないと思える程度の違いだと思う。しかし、標準服が学校のカラーであると言われれば致し方ないとも思う。

委員長

 ご意見として伺っておく。標準服の大まかなコンセプトは決まったが、セーターやシャツ等の標準服細部の扱いや、体操着など指定品について一つ一つ委員会で審議していくことは難しいと思うが、学校側の考えを伺いたい。

委員

 お話のような内容については、学校の生活指導や体育科の考えが非常に大きくなるので、ある程度学校の調整委員会へ任せていただきたいと思う。

委員長

 学校現場に考え方をお任せし、両校の間で協議していただいた結果を統合委員会に上げてもらい、委員会で承認することとしたいがいかがだろうか。

― 異議なし ―

事務局
 検討資料中の標準服に関するコンセプトについての記述の中に、「男女とも上下いくつかの選択肢を設ける」とあるが、このことの扱いについてどうするか確認いただきたい。

委員長

 具体的にどのようなことか。

事務局
 女子のスカートや男子のスラックス等が何種類か用意されており、そのバリエーションの中のどれかを着用していれば良いというもの。

委員

 標準服については基本なので選択肢を設ける必要はないと思う。性同一性障害などの対応も含め、女子のスラックス選択を認めている。ブレザーの中に着用するブラウスやYシャツ、夏に着用するポロシャツ等を選べるようにし、子どもたちが選択できるようにすれば良いのではないか。

委員長

 選択肢を設けないこととして良いか。

― 異議なし ―

委員長
 これまでの意見を踏まえ、事務局でコンセプトを作成し、事業者によるプレゼンを行うこととしたいがどうか。

― 異議なし ―

委員
 小学校の保護者から新校の標準服がどのようになるのかということについて質問が寄せられている。新校の標準服変更の有無により、現在の標準服を購入する際の採寸を大きめにするかどうか影響があるので確認したいようだ。

委員

 2月17日の学校説明会で、予算案に標準服も計上され、今回の議会定例会で審議される旨の説明をした。その後保護者が替えズボンの注文を取り消すなど予約変更するケースが多く出たため、販売店から学校に問い合わせがあった。説明会の時点では議決前なので予算が審議されているとしか回答できなかったが、その後に区報に掲載されたことなどから口コミで広がっているようだ。

委員

 現時点では、予算がつく方向であるとしか言えないのか。

委員
 議会で議決されるまでは決定でない。

委員
 区が原案としてだした19年度当初予算案には標準服の経費を計上している。20日から開催した区議会定例会で審議していただくものだ。区報でもお知らせしているところ。

委員
 承認されないこともあるのか。標準服は変わるが、在校生の標準服買い替えについて公費で見てもらえるかどうかはまだ決まっていないという回答となるのか。

委員長

 議会で承認されるまで正式なことは言えないが、委員会の希望を考慮した予算計上がなされ、手続が進められていると申し上げておく。

◆議事(2)その他

委員長
 皆さんのご協力により予定より早く議事が進行したので、その他として校歌・校章について事務局から説明をいただき、検討に入りたい。
事務局
 校歌・校章の検討について説明。

(概要)
1 校歌について
(1)校歌制作の時期について
 ○第1案 統合新校発足前に校歌を制作する。
 ・開校時、及び入学式に校歌斉唱ができる、統合前に新校歌を練習することができ、統合新校への期待感の醸成に役立つものと考えられる。
 ○第2案 統合新校発足後に校歌を制定する。
 ・統合新校発足後、生徒参加で校歌を作成するなど学校としての一体感の醸成に役立つものと考えられる。最初の卒業式でお披露目をすることが多い。
 →統合委員会解散後となるため、学校の中で作成・制定を行うこととなる。
(2)統合新校発足前に校歌を制作する場合の方法について
 ○第1案 児童・生徒、保護者や地域住民を対象にフレーズや単語を公募する。
 ・対象校である第六・第十一中学校、野方・北原・啓明・丸山・沼袋小学校へ依頼
 ○第2案 第六・第十一中学校の生徒のみを対象にフレーズや単語を公募する。
 ※第1、2案ともに、公募後専門家に作詞、作曲を依頼(作詞は内部で制作する場合もある)
 ○第3案 第六・第十一中学校の音楽部(音楽の教員)に制作を依頼する。
 ○第4案 最初から専門家へ依頼する。(音楽大学などへの委託も可)
 →案を出してもらい委員会で検討する。
(3)他区の例
 ○足立区立千寿小学校の例
 ・統合する千寿・千寿第二小学校の児童・保護者を対象に校歌歌詞及び歌詞のフレーズ募集
 ・校歌選定委員会が「千住の街」と統合新校「千寿小学校の児童」をイメージして選定
 ・作曲は作曲家に依頼
 ○足立区立千寿桜堤中学校の例
 ・統合する第二・第十六中学校の生徒・教職員・PTA、地域住民に校歌の中に取り入れたい言葉(単語・フレーズ)を募集
 ・作詞、作曲とも専門家に依頼(応募のあったフレーズは作詞家に手渡し)
 ○新宿区立四谷小学校の例
 ・統合する四谷第三・四谷第四小学校の児童・保護者等を対象にアンケートを実施し、作詞・曲風のイメージを集める
 ・作詞、作曲とも専門家に依頼
 ※豊島区では、統合新校発足後に校歌を制作している
(4)著作権について(参考)
 ○契約上著作権に関して特段の定めを置かない場合、当該校歌の著作権は著作者が有する。
 ○校内で使用する限りは自由。
 ○学校の校歌をホームページに掲載する場合や校外に対し公表する場合は、著作者の許諾を要する。また、著作者が日本音楽著作権協会(JASRAC)に当該校歌の著作権の管理を委託している場合は、所定の申込書をJASRACに提出し当分の間使用料は免除される扱いとなっている。
2 校章について
(1)校章の募集等の方法について
 ○第1案 児童・生徒、保護者や地域住民を対象にフレーズや単語を公募する。
 ・対象校である第六・第十一中学校、野方・北原・啓明・丸山・沼袋小学校へ依頼
 →比較的多くの校章候補が集まる、余り多く集まりすぎると収集がつかなくなる。
 ○第2案 第六・第十一中学校の生徒のみを対象に公募する。
 →美術の授業の題材にできれば応募は増える。
 ○第3案 第六・第十一中学校の美術部(美術の教員)にデザイン案(複数)作成を依頼する。
 ※ 第1案から第3案までは、最終的には専門家にデザイン化してもらう。
 ○第4案 最初から専門家に依頼(複数の図案を提案)する。(美術大学なども可)
(2)他区の例
 ○足立区立千寿小学校の例
 統合する千寿・千寿第二小学校の教員がデザインした校章6点について児童・保護者を対象にアンケート調査を実施。同時にデザイン募集も行った。
 →教員のデザインした6点のうちからアンケートで一番得票数の多かった作品と、応募された55点の中から統合地域協議会での投票により選ばれた3点、あわせて4点の候補から、再度児童・保護者にアンケートを実施し、選ばれた1点を統合地域協議会にて決定。
 ○新宿区立新宿中学校・西早稲田中学校の例
 関係する小中学校の児童・生徒・保護者を中心にアンケートを実施。
 →統合校の美術科の教員が募集した図案を参考に原案を作成し、適正配置協議会に報告。
 ○豊島区立西池袋中学校の例
 統合する道和中学校・真和中学校の生徒・保護者から図案を募集。
 →応募された28点の中から統合推進協議会で5点に絞りデザイン化し、1点を決定。

事務局
 校章・校歌についての検討案と他区の例をお示しした。色々なパターンが考えられるので参考にしていただき、協議いただけたらと思う。

委員長

 校歌については、先ほど事務局からの説明にもあったが公募を行っても選定するのが難しいことが予測される。誰かがたたき台を作り委員会でその内容を協議していくという方法や専門家に依頼するなどが考えられるがいかがか。

委員

 校章を専門家へ依頼した場合の予算はどのくらいを考えているのか。

委員

 予算額そのものは公表できない。他の例を参考とした金額であれば申し上げられる。

委員

 その場合いくらなのか。専門家に頼んだほうが良いか、自分たちで考えた方が良いのかを考えるために参考としたい。

事務局

 手元に資料がないので確実ではないが、ホームページ等で数社価格を参考とするために確認したのでその金額を申し上げる。デザイン会社などにラフ図案を持ち込んで形を整えてもらう場合1点10万から15万円程度、図案を新規に提案してもらう場合3点から5点提案で30万円から50万円前後程度の価格であったと記憶している。

委員

 校歌はどのくらいか。

委員長

 依頼する相手により価格に幅がある。

事務局
 他区で著名な音楽家に依頼して提示されたギャランティが高すぎて諦めたという例では350万円だったと聞いている。ただし、同じ人でも依頼者との関係によってギャランティが変わることも聞いている。卒業生である場合や保護者、地域関係者など学校と縁がある場合などである。

委員

 両校の卒業生などにも、音楽家や作曲ができるような人材がいるのではないか。そういう人に当たってみてはどうだろうか。

委員長
 校章については、両校の美術部等へ依頼しデザイン案を出してもらってはどうかと考えている。また、それぞれ委員にも案を考えてもらい双方の案をもとに委員会で協議し、まとめていってはどうか。校歌は統合前に作り、統合前の両校の生徒に歌ってもらったら記念になるのではないかと思っている。公募では選定が難しい。各委員が作詞を行い持ち寄ったもので作ってみるということも考えられる。または、プロに頼んだほうが良いだろうか。

委員
 私が確認したのは、できれば先生に協力してもらい生徒たちに考えてもらってはどうかと思ったからだ。そのためにも、予算がどのくらい計上されているのか知りたかった。

委員

 著名な音楽家の話があったが、その人が作った校歌であるというネームバリューに払っているようなものだろう。聞いた話では、作詞家が同じ場合、地名や名称だけ違ってそれ以外は全く同じであったというケースがあるらしい。委員会で手作りしても出来上がったものに遜色はないと思う。

委員長
 提案だが、両校校長と委員長・副委員長・改革担当課長で校歌の下地を作成し委員会で皆さんの意見を伺い修正してはどうか。

委員

 今の提案に補足をしたい。先ほど話にもあったように校歌の歌詞には、ある程度決まった言葉やフレーズが使われている場合が多く見られる。他の自治体では公募からまとめるまで時間がかかったという例もある。委員みんなに作詞してもらう方法もあるが、たたき台をもとに委員会で詞を調え作成すれば効率的ではないか。

委員長
 各委員が作詞をしてみるか。

委員

 校章であれ校歌であれ、子どもたちからフレーズやデザインを募集し委員会と一緒に作成したという方が良いと思う。現在の六中の校章は生徒がデザインしたものであるし、募集してもいいのではないかと思う。

委員長
 期間はどのくらいで行うのか。

委員

 募集範囲を生徒に限るなどして狭くすれば可能ではないか。

委員長

 19年度入学する今の6年生はどうするのか。

委員

 該当の小学校にもお願いすれば良いと思う。

委員長

 公募をするより、学校にお任せしたほうが良い。公募では決定まで時間がかかってしまう。

委員

 新しく作る校章や校歌に子どもたちの意見が反映されるのであれば、学校に任せる形で良い。

委員長

 校章については美術部を主体として学校に考えてもらう。校歌については音楽の先生に協力いただけるかそれぞれの学校で打診してもらうということでどうか。

委員

 音楽は種類や好みの幅が広く、いくつか集めたものをまとめるというのは校名を決めるより難しい作業だ。最終的には誰か一人が専門的に責任をもって一つにまとめてくれる人にお願いしたほうが良い。出来上がったものを感覚的に良い・悪いということはできても、まとめるのは非常に難しいと思う。

委員

 確認させてほしい。校章は新校が開校するまでに必要だということで良かったか。校歌は新校開校後作成するパターンもあるという話しもあったと思うが、今の議論は開校するまで校歌を作り上げるものとして進めているのか。

委員長
 どちらでも良い。校旗は必要だという話しが事務局からあった。新校が設置されれば委員会は解散となる。委員会としては、新校が開校するまでにある程度形を取ってあげたほうが良いと思っている。他の皆さんの意見はどうか。

委員

 校歌のフレーズを子どもたちに一人一言でいいので書かせることは難しいか。

委員

 大丈夫だ。

委員
 やはり生徒にかかわってもらい、校歌を作り上げたい。強制でなくても良いので、新校に対する気持ちを込めたフレーズを両校生徒に考えてもらうことはとても大切なことではないか。

委員

 校歌というものは歌詞が先にあるものだと思う。形もある程度決まっている。イメージに沿って作詞家と作曲家が最後一緒に調え完成するものであるので、フレーズがばらばらではまとめにくいのではないか。

委員

 歌詞にするとみんなが思うことは似通ったものだという意見もあった。集まったフレーズの中で同じようなものをまとめカウントし、多かったフレーズを入れて作詞してもらうということはできるのではないのか。

委員

 それをまとめるという作業に時間がかかるのではないか。

委員
 事務的にまずまとめてもらい、その中から取り入れるフレーズを委員が選ぶとしてはどうか。

委員長

 経験で言えば、専門家はある程度完成させた歌詞を手直しして完成させることはしてくれるが、いくつかのフレーズを取り入れて作詞するよう依頼しても完成したものにはその言葉が入っていない場合が多い。

委員

 採用フレーズが少なくても良いので子どもたちの意見が反映された校歌となることが希望だ。

委員

 フレーズを募集するのではなく、こういう学校にしたいというイメージや、学校の周りからイメージするものについて意見を募るのはどうか。作詞をする人にイメージを伝え依頼するためのアンケートを行い、それを土台に委員長・副委員長などに考えてもらうのはどうだろうか。

委員長

 学校はアンケートに協力することができるのか。いくつか選択肢を設け選んでもらうようにした方が良いか。

委員

 子どもの意見を聞くのならば、今の1、2年生に行うのはどうだろうか。質問だが、プロに頼まず委員会などで校歌を作った場合、作詞・作曲のために計上した予算は他の必要なものに流用できるのか。流用できるのであれば頑張ってみようかとも思うが。

委員

 予算はそのために計上しているものであり、他へ流用することはできない。再編に必要な経費はそれぞれ計上しているが、具体的に何か必要な経費があるのか。

委員

 校旗などだ。

委員

 校旗は既に予算計上している。

委員

 今年沼袋小学校は創立50周年を迎え、これを祝う歌を作って皆で歌い良かった。子どもたちからお祝いのイメージまたは言葉を出してもらい、音楽の先生がまとめと曲付けをして完成させた。まとめるのは難しいとは思うが、あまり突拍子もない言葉などは出てこないのではないか。

委員
 沼袋小学校の話を聞いていたので、子どもに意見を聞いてみてはどうか提案した。委員でフレーズを考えるのであれば、子どもたちからも同様にフレーズを集め一緒に作るという方が良い。

委員

 採用した子どもたちへ賞金を出せば盛り上がるのではないか。校歌をつくるための予算から流用できないのか。

委員

 そういうことは考えてはいない。

委員

 子どもに意見を聞くということであれば、今の一年生が新校の卒業一期生となるので一期生の誇りを持たせるという意味で、この生徒を対象にしてフレーズ等を募るのであれば次回持ち寄れると思うがどうか。

委員

 そのぐらいの範囲で良いと思う。

委員

 少しでも子どもたちが関われればよいと思う。

委員
 集まったものを使う、使わないは別としても新校の校歌づくりに子どもたちが関わったという思い出が残ればそれで良いと思う。

委員長
 各委員も持ち寄ってほしい。

委員

 次々回となるのか。

委員

 準備の時間をとってもらい、次々回でも良いのではないかと考える。

事務局
 次回は標準服の事業者によるプレゼンを予定しており、検討時間は確保できないと思うので余裕を持って行ってもらい次々回の委員会に持ち寄っていただければと思うがどうか。

委員
 子どもの意見を取り入れたほうが良いという意見が多かったように思う。具体的なやり方は事務局と学校側で相談して決め実施してもらう。まとめたものは次々回の委員会で報告する。

委員

 六中の校歌のフレーズに、是非残したいフレーズがあるが、次々回に持ち寄るフレーズには旧六中・十一中の歌詞を残すことを前提にして考えてはいけないだろうか。むしろそういうものは新校の校歌の歌詞には入れないほうがスムーズに行くだろうか。

委員長
 それぞれの校歌の歌詞は重視せず、新しく考えた方が良いと思う。

委員長

 それでは、意見にあったように六中、十一中の1年生に校歌の歌詞について意見を聞いてもらうということで良いか。

― 異議なし ―

委員
 新一年生に意見を聞くこととするのか。

委員
 先ほど意見のあったように、卒業一期生ということで限定した方が良い。

委員

 卒業一期生とすることに意義があると思う。

委員長

 校章は両校の美術部、美術の好きな生徒に提案してもらうとし仕上げはプロに依頼するということでいかがか。

― 異議なし ―

委員長
 次回の開催は特に異議がないようであれば予定どおり3月28日(水曜)に行いたい。会場は、事業者の標準服プレゼンの可否によって決めるため、後日連絡する。開始時刻も別途連絡する。

― 異議なし ―

委員長
 本日はこれをもって終了する。

 

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