第11回 中野昭和小学校・東中野小学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

開催日時平成20年11月12日 (水曜日) 午後6時35分~7時47分
開催場所東中野小学校 ランチルーム
出席者委員森治平、山口桂司、佐藤美都子、田中弘志、岸哲也、齋藤ひろみ、山村陽子、戸田秀由、岸恒夫、新田好恵、橋浦義之、石出好範、小林秀昭、井口和子、青山敬一郎
(敬称略、順不同)
事務局学校再編担当
傍聴者0人
会議次第【議事】
1 校章について
2 統合新校(白桜小学校)のあり方について
3 学校指定品等について
4 その他

1 開会

委員長
 これより、第11回統合委員会を開会する。
 本日は、傍聴を希望する方はいないとのことである。

(1)白桜小学校の校章デザイン等の教育委員会への報告について

委員長
 議事に入る前に、報告事項があるのでそれを先に行う。

■資料「白桜小学校の校章デザイン、校旗及び学校指定品等について」に沿い委員長より報告

(概要)
 10月16日(木曜日)に中野区教育委員会を訪ね、統合新校(白桜小学校)の校章デザイン等について、統合委員会で取りまとめた意見を教育長へ報告した。

■最終的な校章デザインの選定の経緯を学校より報告

(概要)
○前回の統合委員会での協議に基づいて、修正した2つのデザイン(校名が白抜きのものと黒のもの)を見ながら、委員長と両校の校長で最終的な選定を行なった。
○“文字を白抜きにすると、白桜の「白」という字が自由の「自」に見える”“校章を小さくした場合に、白抜きでは文字が見にくい”などの意見があったことから、文字は黒できちんと塗りつぶしたデザイン(校名が黒のもの)を選んだ。
○見やすさを第一に考えて決めた。

委員長
 報告事項について、質問などがあればお願いしたい。

(特になし)


2 議事

◆議事(1)校章について

委員長
 それでは、議事に入る。
 まず、「校章について」事務局より説明してもらう。

■資料「校章の説明について」に沿い事務局より説明。

(概要)
○校章デザインは決定したところであるが、通常、校章には“何を表わしている”“どういう思いが込められている”といった説明や由来などの文章がついている。
○校章デザインの募集を行った際、このデザインの説明に書かれていたものをもとに、両校の校長と相談しながら「校章の説明(案)」を作成した。
【校章の説明(案)】
 この校章は、統合する中野昭和小学校と東中野小学校の児童や関係者などから広く図案を募集し、応募作品の中から中野昭和小学校・東中野小学校統合委員会での検討を経て定められたものです。
 通学区域には桜にちなんだ地名や桜の名所があること、統合する両校の校章に桜が用いられていることなどから、校名にも由来する桜の花を基調とした図案としました。優美に咲く花の姿は、希望を抱いて入学してくる新入生や、未来に向って巣立っていく卒業生など、児童たちの節目の時を祝うかのように描かれています。また、桜には、古くから「潔白」「精神美」「善良な教育」といった意味合いがあるとされ、児童たちの健全で心豊かな成長を象徴しています。
 重ねた2つの丸い円には、統合する両校の歴史を引き継ぐという意味と、協同・仲良くという意味が込められています。さらに、2つの円を縁どる3本の線は、「知・徳・体」のバランスがとれた教育を表わしています。

委員長
 事務局より説明があったが、本件については、本日統合委員会として意見を取りまとめ、後日教育委員会に報告したいと考えている。意見があればお願いしたい。

委員
 「3本の線」はわかるが、「重ねた2つの丸い円」というのはどの円を指すのかわからない。

事務局
いろいろな見方があると思うが、当初応募していただいたデザインの説明にあった文言から、3本の線で書かれた円が2つの重なったリングのようになっているととらえた。応募された方の気持ちを生かして、学校と相談しながらここの部分は取り入れた。

委員
 3本の黒い線の後ろの白い部分ということだろう。

委員
 白い部分は3つあるのではないか。

委員
 桜の花びらと花びらの境目の部分は考えていないと思われる。応募された方の説明から、3本の線の中にある2つの白い部分を指していると認識していた。

委員
 “白い線を縁取っている”ととらえるか、“黒い線が3本ある”ととらえるか、見方によって微妙なところである。

委員
 「2つの円を縁どる」という部分がわかりにくい。

事務局
応募された方の理由欄には、“重ねた丸い円には、協同・仲良くという意味を込めた”という内容だけが書いてあり、作者が白い部分を2つの円ととらえていると判断して、この部分を校章の説明に入れた。「2つの円を縁どる3本の線は…」という部分は、両校の校長と話し合い、そこに追加して作成したものである。

委員
 応募された方の原版は、「協同・仲良くという意味も込めて、丸い円と重ねました」と書いてある。応募された方の図案は、少し細い桜の花びらだったので円がかなり強調されて見えたが、校章としてデザイン化されたので、円というよりも線に見えるのではないかと思う。

委員
 「重ねた2つの丸い円」という言葉で始まってしまうと、“どこが2つ重なっているのか”“どこが円なのか”と思ってしまう。応募された方の原版の「協同・仲良くという意味も込めて、丸い円と重ねました」と言われれば、なるほどと思う。

委員
 外側の円をさしているということか。

委員
 そうである。円の全てが見えていないのでわかりにくい。表現の仕方だが、「重ねた2つの丸い円」というとイメージが少し違う。リングが2つあるイメージだと思う。

委員
円は丸いのだから、「丸い円」という表現はおかしいのではないか。

委員
 「円」ではなく、「輪」にしたらどうか。

委員
 「円」というと丸い平らなものを想像してしまい、それが2つどのように重なっているのかと思ってしまったが、「リング」「輪」と言われるとわかりやすい気がする。

委員
 わかりにくくなるので、「重ねて」という表現を入れないようにすればよい。

委員長
 最後のところの説明がわかりにくいということであるが、修正をするということならば、修正してまとめたいと思う。いかがか。

委員
 校章の説明としてこれからずっとこの文章が残るので、これだけ疑問点が出ている「2つの丸い円」という表現は変えたほうがよい。

委員
「外側の輪には、統合する両校の歴史を引き継ぐという意味と、協同・仲良くという意味が込められ、また、3本の線は、『知・徳・体』のバランスがとれた教育を表わしています。」とすれば、二度同じようなことを言わないで済むし、疑問も抱かれないのではないか。

委員長
 今、修正案の意見が出されたが、いかがか。

委員
 すっきりしてよいと思う。

委員
 「重ねた2つの丸い円」というと、どういう意味なのかわかりにくいので、今の修正案のようにさらっと流したほうがよいと思う。
 今は資料で白黒の状態で見ているのでわかりにくいが、校旗などの濃い色の中に校章が入ると花びらと輪の間にあるイチョウの葉のような部分は背景の色になるので、桜と輪の部分がわかりやすくなると思う。

委員
 校旗は紫に決めたので、イチョウの葉のような部分が紫になればわかりやすい。

委員長
 それでは、本件については、出された修正案で手続を進めることにしたいと思うが、よろしいか。

- 異議なし -

 


◆議事(2)統合新校(白桜小学校)のあり方について

委員長
 次に、「統合新校(白桜小学校)のあり方について」学校より説明してもらう。

■統合新校(白桜小学校)のあり方について学校より説明。

(概要)
○統合新校(白桜小学校)のあり方については、前回の統合委員会で示した内容を基本としている。現在、両校の合同職員会議で、教育計画の細部(生活指導の決まりや学校の決まりなど)について検討しているところである。
○特色ある教育活動に関しては、来年度(平成21年度)の予算が確定したところで、具体的に詰めていく必要がある。統合新校で引き継いでいく両校の活動(鼓笛や和太鼓など)についても、今後さらに細かく決めていく。
○学習指導要領が平成23年度に全面改訂となるが、来年度からの移行段階については、区の方針に従ったかたちで計画を組んでいく。
○新たな通学路等について、現時点では次のように考えている。
 ・山手通りを渡る場所は分散させず、1早稲田通りとの交差点の信号、2早稲田通りと東中野駅の中間にある信号の2か所に集約させるようにする。
 ・地域班の編成は、どの地域にどのくらいの児童が住んでいるかを調べたうえで地図をつくり、町会との関係を鑑みながら11月下旬ごろに向けて詰めていく。
 ・路線バスで通学する児童には、青原寺前のバス停でなく、1つ先の東中野消防署のバス停を使ってもらうことを考えている。青原寺前のバス停は下校時に上高田中通りを渡らなければならないが、東中野消防署のバス停だと大きな通りを渡らなくて済む。また、登校時も青原寺前のバス停から上高田中通りを通ってくるよりも、東中野消防署のバス停からの道のほうが歩行者専用の時間帯になっているため安全に通れると考えている。

委員長
 学校より説明があったが、意見があればお願いしたい。

委員
 東中野消防署は、近々移転するのではないか。移転はいつか。

委員
 東中野消防署に書いてある予定では、平成21年の初めであったと思う。

委員
 今、青原寺の並びに建設しており、でき上がりつつある。東中野消防署の跡をどのように処理するのかも含めて、区のほうで調べておいてほしい。

事務局
 調べておく。

委員
 青原寺のところには交番があるが、登校してくるときは警察官が立ってくれるのか。

委員
 青原寺の前には立たない。

委員
 警察官が立ってくれるのは、上高田中通りの坂を下りたY字のところである。

委員
 青原寺の前のところは地域の方や保護者に対応してもらっている。

委員
 青原寺のパン屋の前は歩行者がたまってしまうので、警察官に立ってもらったほうがよいのではないか。

委員
 上高田方面(パン屋の反対側)から東中野駅(パン屋側)に向かう人が多いので、パン屋の前に歩行者がたまってしまうことはないと思う。

委員
 バス通学の帰りは、小滝橋のバス停で下りて、早稲田通りを子どもが自分で渡らなければならない。

委員
 横断歩道と信号があるのだから、自分で信号を確かめ、車が来ないことを確かめて渡るということも覚えないとだめだ。何でもみんなに保護されるというのではなく、自分の身は自分で守る教育と指導をやっていくしかないと思う。

委員
 そうでなければ、1人で外出もできなくなってしまう。

委員
 早稲田通りと東中野駅の中間にある信号の歩道では、自転車事故が頻繁に起きている。ここの歩道を通って信号を渡るのは怖い気がするが。

委員
 私も、あそこを路地から歩道に出るのは怖い。歩道の手前で止まって、車の前に自転車が来ないかを確認している。

委員
 あそこにある停止線の「止まれ」という文字を、漢字ではなく、平仮名で書いてもらいたい。「止まる」という漢字は小学2年生で習う常用漢字なので、小学1年生は読めない。平仮名にしてほしいと警察に話しているのだが、教育委員会からもお願いしてほしい。

事務局
 機会を見つけて、警察などに相談してみる。

委員長
 ほかに意見はあるか。なければ、本日出された意見も踏まえて学校で引き続き検討してもらい、白桜小学校の開校に向けて準備をお願いしたい。

 


◆議事(3)学校指定品等について

委員長
 次に、「学校指定品等について」に入る。
 学校指定品等の品目やデザインなどは両校で協議して決めてもらうことになっていたが、その内容が概ねまとまったとのことなので、学校より報告してもらう。

■資料「白桜小学校の学校指定品等について」に沿い学校より報告。

(概要)
○体育着:シャツ=白(襟、首元と肩のラインは紺)、ハーフパンツ=紺
 ・パレードなどの各種イベントのときに見栄えがよいということで、シャツは襟付きのものにした。
○水泳帽子:マゼンタ
 ・メッシュタイプ
 ・マゼンタは、ピンクに近い赤紫で、岩井臨海学園へ行ったときに海岸から非常に目立つのでこの色を選んだ。
○通学帽子:濃い緑色(ラインは薄い緑色、校章の刺繍は白)
 ・「白桜」という校名から、木の葉をイメージしてこの色を選んだ。濃い緑色の通学帽子は、ほかの学校であまり使われていないと思う。
 ・帽子の左側には、リボンのアクセントがあり、このリボンの上の部分に校章が入る予定。
 ・帽子にラインが1本入ることで、非常に印象深くなると思う。
 ・この通学帽子は2年生から着用することとし、1年生は交通安全協会から支給される黄色の帽子を着用する。

委員長
 学校より報告があったが、質問などがあればお願いしたい。

委員
 PTAでは、薄暗くなったときに事故が多いということから、通学帽子のラインなどに反射材を使ってほしいという要望を出したが、その要望を取り入れることはできそうか。

委員
 業者に聞いたところ、今は反射材の材質も良くなり、取り付けることは可能とのことである。発注するときに要望を出せば大丈夫だと思う。ただ、薄い緑色のラインを入れるので、これだけでもかなり目に付くとは思うが。

委員
 運動靴についているような細い反射材でも目立つと思うので、検討してほしい。

委員
 水泳帽子の色であるが、プールの色(ブルー)の補色は黄色なので、黄色が一番目立つのではないか。

委員
 黄色の水泳帽子は、中野区や他区の学校でも使っているところが多い。臨海学園でミニ遠泳をやるときは、ほかの学校で使っていない色で、なおかつ目立つ色のほうが安全性が高いと考えている。

委員
 海で、赤紫というのが目立つのか。

委員
 実際に教員が遠泳で使用しているのを見たことがあるが、結構目立っていた。

委員
 東中野小学校では臨海学園のときに別の水泳帽子を貸してもらった。白桜小学校でも臨海学園のときに貸してもらえるのであれば、通常のプールの授業を重視して目立つ色を決めてもよいと思うが。

委員
 東中野小学校では臨海学園でグループ別の活動があったので、学校が用意した水泳帽子を使用した。白桜小学校ではその予定がないので、プールでも海でも目立つ色に統一したい。

委員
 マゼンタを紫とイメージしないほうがよい。紫ではなく、赤ピンクのような感じである。

委員長
 ほかに質問などはあるか。なければ、この議事は終了する。

 


◆議事(4)その他

委員長
 このほか、特に予定している議事はない。各委員より、何かあればお願したい。

委員
 両校のPTAからの要望であるが、児童の交通安全指導に使う交通安全旗と腕章を各家庭に配付してもらいたい。できれば、校名が入ったものを配付してもらえるとありがたい。
 また、学童クラブ、キッズ・プラザからの帰宅について、東中野小学校の保護者はとても心配している。そのあたりの安全対策などを、各家庭の責任と割り切ってしまわずに、子ども家庭部でも具体的に話し合って進めてほしいと教育委員会から要請してもらいたい。

事務局
 交通安全・防犯用のジャンパー、たすき、腕章などを、区の危機管理担当が配付している。学校のPTAで登録すれば配付できるという話なので、相談してやっていければと思っている。ただ、全家庭に配布するのは難しいかもしれない。

委員
不審者情報などで不定期に街頭に立つようなことがあるが、各家庭に配付されていれば、わざわざPTA室まで取りに行かなくてもすぐに立つことができる。また、危機管理担当に問い合わせたところ、交通安全旗の配付は行っていないとのことだったので、何とか配付してもらえないかと思っている。

事務局
 今の話のとおり、交通安全旗については危機管理担当では配付していないので、教育委員会で対応したい。ただし、全家庭への配付ではなく、地域班などのグループごとに一定数を貸与すること等を考えている。
 先ほど話したジャンパーや腕章などは、ある程度の数を登録団体に配付することができるようなので、同様のグループの中で使い回しをしてもらうかたちになると思う。
 学童クラブ、キッズ・プラザの関係は、前々から意見をいただいており、子ども家庭部の担当へその都度伝えている。担当からは、今後保護者向けの説明会をする予定とのことを聞いている。本日も統合委員会で意見があったことを担当に伝えたい。

委員長
 ほかにあれば、お願いしたい。

委員
 先日、両校で来年度以降通学する学校の調査を行なったと思うが、その調査結果がどのような状況であったかを教えてもらうことはできるか。

事務局
 教育委員会事務局の就学担当が行なっている調査であるが、「数字を公表すると、保護者の方に無用の混乱を生じさせる」「児童数が少ない場合に割合を示してしまうと、だれがどこの学校へ行くという想像がついてしまい、特定されてしまう」などの理由から、公表はしないようである。

委員
 山手通りを渡らせることに不安を抱く保護者が多いので、安全対策をきちんとやらなければ、せっかく統合しても白桜小学校の児童が増えないことになる。来年だけではなく、今後もずっと保護者が安全に通えると判断できるような環境を整える必要があると思う。

事務局
 通学の安全については、これまで統合委員会で説明したような対策を進めていきたいと考えている。また、できれば年内に、警察や道路管理関係者を交えて、両校のPTAと一緒に通学路の安全検証を行いたいと思っている。やり方については、近々相談をさせてもらう。そのような場で新しい課題が出てきたら、それにも対応していきたいと考えている。

委員
 学校の選択については、新1年生に限り認めるが2年生以上は認めないという話を聞いた。これから先もずっとそうなのか。

事務局
 中野区では学校選択制はとっておらず、基本的には指定校に通ってもらうことになっている。ただし、何らかの事情がある場合に、指定校を変更することはできる。統合時の指定校の変更は、学年は関係ないので、基準にあてはまれば1年生でも6年生でも別の学校に行くことができる。

委員
 学校選択制と指定校変更は、全く違うものである。指定校変更の基準は、区のホームページにも掲載されている。

委員長
 ほかに意見などはあるか。なければ、これで議事を終了する。

委員長
 最後に、次回の日程を調整したい。次回は、2月10日(火曜日)午後6時30分より、中野昭和小学校で開催することとしたいがよろしいか。

- 異議なし -

委員長
 それでは、そのように決定する。
 本日の統合委員会は、これをもって終了する。

 

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このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

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