第2回 中野昭和小学校・東中野小学校統合委員会 要点記録
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更新日:2023年8月3日
開催日時 | 平成19年7月10日(火曜日) 午後6時30分~午後8時39分 | |
開催場所 | 中野昭和小学校 会議室 | |
出席者 | 委員 | 森治平、山口桂司、佐藤美都子、田中弘志、岸哲也、小堺剛司、佐々昌樹、齋藤ひろみ、黒木奈代美、佐々木孝子、山村陽子、原田十徳、戸田秀由、新田好恵、橋浦義之、鈴木秀治、小林秀昭、井口和子、青山敬一郎 (敬称略、順不同) |
その他 | 〈財産管理担当〉豊川課長、岡山主査、藤原主事、加賀美主事 〈教育経営担当(学校施設担当)〉内野係長、中山主事 | |
事務局 | 教育改革担当 | |
傍聴者 | 2人 | |
会議次第 | 【議事】 1 統合新校開校に向けた校舎の改修工事について 2 統合新校の校名の検討方法について 3 その他 |
委員長
本日は、傍聴希望者が2名いる。許可をしたいと思うがよろしいか。
― 異議なし ―
1 議事
委員長
「統合新校開校に向けた校舎の改修工事について」、本日は区より財産管理担当の職員と学校施設担当の職員が出席しているので、説明してもらう。
■区担当より説明
(概要)
○第一期工事(平成19年度)
〈校舎棟〉
屋上防水改修(全面)、屋上フェンス改修(全面)、外壁改修(給食室、主事室を除く全面)、アルミサッシ改修、床改修(多目的室、図書室、図工室、保健室等)、冷暖房機器取替及び新設(図書室、図工室、保健室等)
○第二期工事(平成20年度)
〈校舎棟〉
床改修(普通教室、職員室、主事室等)、バリアフリー化、照明器具等の取替、冷暖房機器取替及び新設(理科室、家庭科室等)、トイレ改修、焼却炉の撤去
〈給食室〉
内部改修
― 施設見学 ―
委員長
説明と施設見学を通して、質問または意見があればお願いしたい。
委員
私の意見と中野昭和小学校PTAからの意見をあわせて述べる。まず、床は、部分的に改修されるが、全部は改修しないのか。次に、体育館は、耐震上強度が低いと聞くが、改修しないのか。できれば、建て替えをお願いしたい。次に、プールは、古くて暗い感じがするので、更衣室を含めて改修をお願いしたい。次に、各学年に1台程度、冷水器の設置をお願いしたい。次に、PTA室にも冷暖房機器の設置をお願いしたい。最後に、長距離を通学する児童も出てくるので、キッズプラザのような遊び場機能を取り入れてもらいたい。
区担当
要望と質問をいただいたが、質問について答えたい。今年度は外壁など外回りを中心に改修するので、床については、一部のできる部分を改修する。来年度は内装が中心となるので、床の残りの部分も改修する。体育館は、以前に耐震診断を行った結果、A~Dの4ランクのうちCランクであった。極めて危険ということではないが、何らかの耐震改修は行いたい。施設の改修に関する要望については、統合委員会の意見としてまとめていただきたい。
委員
校庭の南側はお寺の墓が丸見えなので、防球ネットなどの設置をお願いしたい。また、校庭の芝生化をお願いしたい。
区担当
校庭の芝生化を行う場合、その後の手入れを地域の方々でやっていただくことが条件になる。そのような体制が組めるのであれば、芝生化をすることは可能である。
委員
屋上緑化はどうか。
区担当
屋上緑化は、想定していない。屋上は、管理する上で目が届きにくく、校庭の芝生と比べて手入れも難しいので、緑化しても満足のいく状況に育たない可能性がある。また、屋上に砂を入れるなどの改修を行う必要があり、それができるかどうかという技術的な問題もある。
委員
この学校の校庭を野球の練習で使用しているが、芝生になると使用できなくなるのではないか。
区担当
区内のほかの小学校で校庭を芝生化した際も、その点が問題となった。地域の方々の合意がないと、芝生化は難しい。
委員
この学校は、我々の町会の避難場所に指定されているが、避難場所として継続されるのか。
区担当
避難場所として継続することになる。
委員
校舎の2階にある避難場所の備蓄倉庫を、1階へ移動できないか。
区担当
備蓄倉庫を改修する際に、1階へ移動することを考えている。
委員
避難場所になるのであれば、体育館は最優先で改修するべきではないか。
区担当
何を優先するかは、難しい問題である。現時点では、外壁の劣化やアルミサッシの老朽化が大きな問題と考えている。体育館の改修は、大がかりで期間も長くなるので、統合新校の開校後に行う第三期工事(平成21年度)までの中で対応を考える。なお、天井に吊ってある物の落下防止措置などは行っている。
委員
見学をした感想としては、部屋も廊下も暗い。壁は、一部を塗り替えるとの説明があったが、全部の塗り替えをお願いしたい。
区担当
来年度の内装の改修をする際に、具体的に検討する。床を改修し、照明器具も取り替えるので、明るい感じになるとは思う。
委員
トイレであるが、現在多くの家庭が洋式なので、学校のトイレも(特に女子トイレは)洋式にしてもらいたい。また、廊下のパイプ類に目隠しをしてもらいたい。
区担当
数年前から区内の学校のトイレを洋式化してきているが、遅れているのが現状である。今後も積極的に進めていきたい。
委員
各家庭のトイレは清掃も行き届いているが、学校のトイレの衛生面を考えると全部を洋式にするのはどうかと思う。
委員
児童が高速道路のサービスエリアや公園などの和式トイレを使えないということでは困るので、和式トイレも少しは残しておいたほうがよい。
区担当
以前に区内の学校で(トイレに関する)アンケートをとった。“洋式がよい”という意見が多かったが、高学年になると“和式がよい”という意見もあった。全面的に洋式にすることはできないので、多少は和式を残すようにしたい。
委員
それぞれの学校の歴史などを記録したものや卒業制作品のようなものを、統合新校で再設置する考えはあるのか。
事務局
統合対象校をすべて対等な立場で廃止して、新しい学校にするという考え方なので、原則として卒業制作品などは全部撤去する予定である。ただし、電子的な記録として保存することや、スペースの問題もあるが、特別なものについては数を絞って保存することは可能である。
委員
廊下は、結露して滑りやすく危険なので、木床(フローリング)にしてもらいたい。
区担当
現在の考えでは、教室を優先して木床にする。廊下は、使用頻度が高く磨耗が激しいので、耐久性の高い塩ビシートを考えている。結露については、改修する際に現場を見ながら、対策を考えたい。
委員
床材として、ピータイルと木質のものを比較して、経費や耐用年数はどれくらい違うのか。また、体育館は、緊急を要するという考え方で、学校の統合とは別に改修できないか。
区担当
ピータイルと木質のものを比較すると、経費については、木質のもののほうが4倍程度高くなる。耐用年数については、ほぼ同じぐらいである。また、体育館の耐震改修は、学校の統合とは関係なく、区として耐震性を高める必要があるということから実施するものである。
委員
アレルギーの子どもが増えてきているので、接着剤の使用については充分配慮してほしい。
委員長
それでは、今出された意見を事務局でまとめ、次回の統合委員会でもう一度協議して、要望として取りまとめたいががよろしいか。
― 異議なし ―
(財産管理担当職員、学校施設担当職員退席)
委員長
次に、「統合新校の校名の検討方法について」、事務局より説明してもらう。
■事務局より説明
(概要)
・校名の意見募集の流れについて
○意見募集の方法(統合委員会の案を示すかどうか)
↓
○集計方法(すべての校名を明らかにするかどうか。応募数を明らかにするかどうか)
↓
○統合委員会での協議
・校名の意見募集を行う場合の主な検討項目について
a)募集範囲(統合新校の通学区域内・区内全域・限定なしなど)
b)募集対象(児童・保護者・同窓会・地域住民・教職員など)
c)文字制限(使用できる文字=例:漢字〈常用〉またはひらがな〈併用可〉、アルファベット・カタカナは除外など)
d)名称制限(例:中野区立小学校の名称は不可など)
e)応募方法(応募箱の設置箇所、児童・生徒の提出先、応募可能数など)
f)集計方法(明らかにする校名〈全数・一部〉、応募数〈実数、複数表示、表示しないなど〉)
※参考資料を添付
・桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会における校名の意見募集の事例紹介
委員長
まず、統合委員会で校名案を示して意見募集をするのか、示さないで意見募集をするのかを確認したい。前回の統合委員会では、校名案を示さずに意見募集をするという意見が多かったようだがそれでよろしいか。
― 異議なし ―
委員長
次に、校名の意見募集の範囲と対象について、意見があればお願いしたい。
委員
少し時間をかけて資料を読みたい。これを持ち帰り、次回までに各委員が意見を述べられるようにしてはどうか。だだし、児童から意見を募集する場合に、夏休みの前に応募用紙を渡すということであれば別であるが。
委員長
日程的にはどうか。本日決めなければ間に合わないのか。
事務局
本日だけで各委員からの意見をまとめることは、難しいと考えている。次回の統合委員会は9月の開催を予定しているが、そこで意見募集の範囲や方法などをまとめていただき、すぐに手続きに入りたい。例えば「統合委員会ニュース」で募集する場合には、遅くとも10月上旬までに関係者に配布し、1か月程度の募集期間を設けて、11月に開催する統合委員会で応募のあった意見を元に協議をしていただくような想定をしている。
委員
桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会では、12月の時点で校名が決まっていたと思う。同様に12月に決定を想定するならば、検討期間が1~2か月程度しかないが、間に合うのか。
事務局
桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会で意見をまとめた校名の場合は、教育委員会での決定が3月で、区議会での議決が6月というスケジュールであった。その間に3か月の期間があったので、中野昭和小学校・東中野小学校統合委員会の場合は、来年4月頃までに教育委員会での決定ができればよいと考える。来年2月までに3~4回程度、統合委員会を開催して協議を行えば間に合うと考えている。
委員
それぞれの学校では、秋に行事を予定している。統合委員会のスケジュール的には間に合うかもしれないが、児童に統合新校の校名を真剣に考えてもらうためにはもう少し時間にゆとりがほしい。
委員
それぞれの学校の児童が校名の意見募集の対象から外れることは考えにくいので、応募用紙を渡すことはできなくとも、学校の先生方の判断で“一緒に校名を考えよう”という呼びかけくらいはできるのではないか。
事務局
正式な応募用紙の配布は秋になるが、夏休みの前に児童に呼びかけて意識づけをしてもらうなど、先行して学校活動の中で取り組んでもらうことは構わない。
委員
募集期間はどの程度設けるのか。
事務局
1か月程度は設けたい。
委員
校名候補を決めるにあたり、最終的に10個くらいに絞ることになろうかと思う。できれば、その段階でもう一度児童へ投げかけ、ある程度絞られた中から再度選ばせることはできないか。最後の決定を統合委員会だけで行うのはいかがかと思う。
委員長
今の意見について、日程的には可能か。
事務局
校名を募集して統合委員会で最終的な校名候補を10個くらいに絞るまでも、ある程度の期間が必要と思われる。それから再度児童へ投げかけていくことは、日程的に厳しいと思われる。
委員長
様々な意見が出されたが、この議題については次回の統合委員会で引き続き協議することとしたいがよろしいか。
― 異議なし ―
委員長
報告事項があるとのことなので、事務局より報告してもらう。
■事務局より報告
(概要)
・7月4日に開かれた区議会本会議において「中野区立学校設置条例の一部を改正する条例」が議決され、桃花小学校と緑野中学校を設置することが正式に決定した。中野昭和小学校・東中野小学校統合委員会においても論議を進めていただき、順調であれば、来年の今ごろに統合新校の設置が決まることになる。
委員長
最後に、次回の統合委員会は、9月11日(火曜)午後6時30分より、東中野小学校で開催することとしたいがよろしいか。
― 異議なし ―
委員長
本日は、これをもって終了する。
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