第11回 桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会 要点記録

ページID:699996288

更新日:2023年8月3日

開催日時平成19年10月30日(火曜日) 午後6時35分~午後9時5分
開催場所桃園第三小学校 会議室
出席者委員川嶋福壽、高橋登志子、上島昌之、布施美佐枝、伊知地晃子、竹村敦子、細川貴美代、佐藤明美、依光恒治、長田健介、伊谷冨美子、矢澤敏男、石川紀代子、井出良子、石出好範、棚田政治、江平秀子、前田佐和子、青山敬一郎
(敬称略、順不同)
事務局教育改革担当
傍聴者1人
会議次第【議事】
1 桃花小学校の通学路について
2 桃花小学校体育館等基本計画(素案)について
3 その他

1 議事

◆議事(1)桃花小学校の通学路について

委員長
 それでは、議事に入る。まず、「桃花小学校の通学路」について、事務局より説明してもらう。

・事務局より資料「桃花小学校の通学路について」に沿って説明

(概要)
○通学路指定の基本的な考え方
 〈1〉桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校の通学路を活かした通学路とする。
 〈2〉桃園第三小学校の通学路に、仲町小学校・桃丘小学校の通学路から安全面を考慮してつなげる。
 〈3〉歩行者専用の歩道が設置されていない大久保通りは、通学路には指定しない。
 〈4〉中野五差路は、人通りも多く危険なため横断をしないようにする。
○通学路の指定
 〈1〉通学路の指定
 別紙(地図)のとおり
 〈2〉新通学路
 1仲町小学校の通学路で、青梅街道に一番近い東西方向の通学路を中央四丁目17番で南西に延長し、桃園第三小学校の通学路につなげる。
 2仲町小学校の通学路から、東西方向に通学路を指定し、もみじ山通りの青梅街道から大久保通りに向かって2つ目の信号を横断して、中央四丁目26番で桃園第三小学校の通学路につなげる。
 3桃丘小学校の通学路から中野郵便局の信号で大久保通りを横断し、桃園川緑道を経て中野通りの桃園第三小学校の通学路につなげる。
 4桃丘小学校の通学路で、中野通りの通学路を中野三丁目33番で斜めに入る道路を通学路に指定し、桃園第三小学校の通学路につなげる。
 5桃丘小学校の通学路の中野三丁目24番近辺から中野三丁目28番を通る桃園第三小学校の通学路につなげる。
 6桃丘小学校の通学路の中野三丁目16番から中野三丁目10番を通る桃園第三小学校の通学路につなげ、中野三丁目2番・3番の信号で大久保通りを横断し、南に延長し、桃園第三小学校の通学路に再度つなげる。
 7桃園第三小学校の通学路の中央五丁目の一番西の南北の通学路を、青梅街道まで南に延長する。

委員長
 説明について、質問や意見があればお願いしたい。

委員

 補足すると、以前にこの統合委員会で協議した内容を踏まえた通学路としている。近道ではなく、安全な道を選んで指定した。問題となっていた中野五差路をどうするかということであるが、この案では五差路で横断をしないで済むことになる。また、現在の桃園第三小学校の通学路で大久保通りを横断する場所は1か所だけであったが、統合後は桃丘小学校の通学区域の児童が横断することも考慮して1か所増やした。4月以降、児童が通い始めた際に、課題があればそれに応えていくことも前提にしておかなければならない。

委員
 青梅街道の中央五丁目交番から北へ入る道を新たに通学路に指定しているが、この道は狭くて自動車の通行量も多いので、ここを通らずに東側の桃園幼稚園前の道を通ることとしていた。今回指定したことには、何か理由があるのか。

事務局
 交番から北へ入る道は、既に入口に通学路のカラー舗装がされており、数十メートル進めば指定されている通学路につながるため青梅街道までのばした。

委員長
 桃丘小学校の通学区域の子宝公園付近から南へ伸びる新たな通学路であるが、南へ向かわずに東へ向かえば、桃園第三小学校の通学路につながるのではないか。

委員
 今の意見のとおり指定すると、大久保通りを渡る信号の場所が1か所だけとなる。通学区域が広くなり大久保通りを横断する場所を1か所増やすため、通学路を南へのばした。桃丘小学校の通学区域で杉並区の高円寺東保育園付近から通う児童が少なければ、この新たな通学路は指定しなくてもよいと思われる。

委員長
 仲町小学校の通学区域の中央四丁目の新たな通学路も、曲がり角が多く分かりづらい。中野通りまで真っ直ぐに向かったほうが分かりやすいのではないか。

委員
 曲がり角が多いのは、現在の桃園第三小学校の通学路につなげようとしたためである。現在の通学路とつなげることを考えなければ、新たに分かりやすい道を指定することもできる。

委員
 桃丘小学校の通学区域の桃丘児童館横の道であるが、歩道がなく、抜け道で自動車の通行量も多くなってきた。引き続き通学路に指定するのであれば、何らかの対策を講じたほうがよい。

委員
 桃丘小学校の通学区域は、住宅地であるため、歩道のないところが多い。また、別の危険性として痴漢被害などの問題もある。賑やかな場所を通るほうがよいのか、静かな場所を通るほうがよいのか、在校生の保護者などの意見も聞いてもらえればと思う。

委員
 中野通りからもみじ山通りまで通じている桃園地域センター南の道であるが、ここも抜け道で自動車の通行量が多い。通学時間帯は歩行者専用になっているはずだが、車止めが出されていないこともある。この道も注意が必要である。

委員長
 中央四丁目の追分通りも同じ状況である。

委員
 現在の桃丘小学校の通学路に指定されている道のうち、中野通りの旧丸井から中野五差路までの区間は指定しないほうがよい。指定すると中野五差路を横断することになってしまう。また、中野五差路から中野三丁目33番西側のななめの道も同様である。

委員
 通学路は、安全を確保できると思われる基本的な導線を指定して、自宅からできるだけ早くその道に入ってもらうという考え方だ。4月に道路標識などをすべて変える作業は大変であるし、児童もなるべく慣れた道を通るほうがよいので、現在の通学路をなるべく活かしたいと考えている。部分的な問題は出てくると思うが、現時点では対応できないのではないか。

委員
 中野通りの旧丸井から中野五差路までの区間と中野三丁目33番西側のななめの道は、桃丘小学校へ通う場合は中野五差路の反対方向へ向かっていたが、桃園第三小学校へ通う場合は中野五差路を渡りたくなってしまう道順となるので危険である。その周辺の中央三丁目32番の児童は桃園第三小学校へ通っているので、どの道を通っているかなどを確認したうえで指定したほうがよい。

委員
 通学路は、自宅の前から全てがつながっているわけではなく、安全な道を指定して、自宅からなるべく早くその道に出るという考えだと思う。とすれば、あえて危険だという五差路周辺の道を指定しておく必要はないと思う。その周辺に住んでいる児童は、通学路に指定されている道へなるべく早く出る方法を保護者の方と学校で相談して決めればよい。

委員長
 いくつかの意見が出されたが、もう一度学校やPTAなどで相談してもらいたい。実際に通学時間帯に歩いてもらうなどして、また次回協議をしたいと思うがよろしいか。

― 異議なし ―

 


◆議事(2)桃花小学校体育館等基本計画(素案)について

委員長
 次に、桃花小学校体育館等の建て替えに伴う代替施設について事務局より説明してもらう。

・事務局より資料「区立桃丘小学校跡地活用基本方針(案)について」に沿って説明

(概要)
〈閉校後の桃丘小学校活用の基本的方針〉
 平成20年3月末に閉校する桃丘小学校の跡地については、以下の方針に基づき整備し、活用する。
1閉校後の校舎の暫定利用
 平成20年4月から平成23年3月までの3か年については、閉校後の桃丘小学校を桃が丘保育園・学童クラブとして、開設する。また、桃花小学校体育館の建て替えに伴い、体育館及び特別支援学級(難聴・言語障害)の施設の代替としても暫定利用する。
 なお、桃花小学校の体育館竣工までの間は、桃丘小学校の体育館については、安全措置を実施し、暫定開放することとする。
2暫定利用終了後の校舎、跡地の利用
 平成23年4月以降の桃丘小学校の校舎、跡地については、「新しい中野をつくる10か年計画」で示された、文化芸術活動や都市型産業の育成を支援するための施設として用途転換し、施設整備の上活用する。
〈今後のスケジュール〉
○平成19年10月 
 桃丘小学校跡地活用基本方針(案)議会説明
○平成19年11月~ 
 桃丘小学校跡地活用基本方針(案)地域説明
○平成20年4月~5月 
 保育園・学童クラブ、特別支援学級の整備工事、体育館の安全対策措置
○平成20年4月 
 桃丘小学校跡地活用基本計画(案)の策定
○平成20年6月 
 桃丘小学校跡地活用基本計画の決定

委員長
 説明について、質問や意見があればお願いしたい。現在の特別支援学級と同じ設備が、仮設の校舎にも整備されるのか。

事務局
 全く同じという訳にはいかないと思うが、特別支援学級の先生方の意見を伺いながら、日常の指導に支障がないように進めていきたい。

委員長
 特別支援学級を見たことがない方もいると思うので、どのような設備になっているか見ていただきたいと思う。ここで少し時間をとり、施設見学を行う。

― 施設見学 ―

委員長
 では、議事を再開する。施設見学を行って、感想や意見があればお願いしたい。小さな部屋がいくつか必要になると思われるが、仮設の校舎にはどのように整備するのか。

事務局

 現時点では、普通教室を幾つかに仕切って使用することを想定している。

委員
 特別支援学級の先生方の意見を十分反映して、質が落ちないようにしてもらえればと思う。

委員長
 特別支援学級の活動に支障がないように考慮してもらいたい。ほかに意見がなければ、これまで出された意見を踏まえて、進めてもらうことでよろしいか。

― 異議なし ―

 


◆議事(3)その他

委員長
 次に、「学校指定品等の支給」について協議したい。このことについては、体操着と水泳帽を現在3校に在籍している1年生~5年生の児童(指定校変更の方も含む)へ支給するということで、前回報告を受けたところである。このたび、桃園第三小学校のPTA代表者により、「桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校の3校は、現在通学帽が指定されているので、水泳帽ではなく通学帽を支給してもらいたい」旨、中野区長へ申し出を行ったとのことである。この件について、統合委員会においても協議し、意見がまとまれば教育委員会へ報告していきたいと考えている。

委員
 7月の「学校指定品等の支給」についての保護者への説明会でも、通学帽を支給してほしいという保護者の声は多かった。桃花小学校の水泳帽が桃園第三小学校と同じピンク色になることを聞き、同じものを支給されても無駄になるとの声があがった。学校では、桃花小学校へ通う児童の一体感を培うとともに通学の安全に役立てるため通学帽を指定するとのことだったので、それならば通学帽を支給してもらったほうがよいということになり、現在署名を集めている。できれば3校連名の署名が望ましいので、仲町小学校と桃丘小学校のPTA会長にも依頼している。

委員
 水泳帽にかえて、通学帽を支給すると問題も出てくる。仲町小学校の児童は、来年4月以降、谷戸小学校や中野本郷小学校、桃園小学校へ通学を希望している児童もいる。それらの学校には通学帽を指定していない学校もあり、桃花小学校へ通う児童には通学帽が支給された場合、それ以外の学校へ通う児童には、通学帽も水泳帽も支給されないことになる。できれば、支給品は予算計上されている体操着と水泳帽でお願いしたい。教育委員会で考えを改めて通学帽も支給するということであれば、支給品ではなく桃花小学校の開校記念品などにするほうがよいのではないか。

委員
 桃園第三小学校は現在と同じ水泳帽かもしれないが、仲町小学校・桃丘小学校の児童は違うものである。水泳帽の代わりに通学帽を支給するとなると、仲町小学校・桃丘小学校の児童は水泳帽を買わなくてはならない。体操着と水泳帽の支給は変えずに、新たに通学帽も支給するというようなかたちでないと、PTAは納得しない。

委員
 非常に難しい問題であると思う。支給品に「加えてほしい」という要望に対して、教育委員会としては「加えることはできない」という考え方であろう。とすれば、「加えることはできないが、こういう方法ではどうか」ということを主体的に教育委員会が判断できるかどうかだ。

委員
 通学帽は、桃花小学校の一体感を培うだけでなく、開校した後も校外学習などで使用するものである。学校の活動でどうしても必要なものとして、統合委員会から要望を出さないといけないのではないか。

事務局
 今回は桃園第三小学校のPTAからの要望ということであるが、ほかの2校の保護者や地域の方はどのように考えるのかご意見を伺いたい。また、水泳帽であるが、指導上・安全管理上統一した帽子が必要とのことから支給品目としてきたが、品目を見直していく場合に、前の学校で使用していたものでも対応が可能なのかも伺いたい。なお、要望書に水泳帽と通学帽の関係で“水泳帽の金額を通学帽の補助として”という記述があるが、学校指定品の支給は必要と判断したものを区が購入して支給するという考え方であるので、現金を支給することは難しいと考えている。

委員長
 通学帽が教育上必要であるという趣旨でなければ、支給は認められないであろう。

事務局
 水泳帽を統一しないで、前の学校で使用していたもので対応することには問題があるか。

委員
 指導上・安全管理上、望ましくない。

委員

 今後の統合も、支給品目は水泳帽でなければならないのか。例えば、金額の上限を設けて、品目を選ぶことはできないのか。学校の統合の状況に合わせて、柔軟に対応することが必要であると思う。

事務局
 基本的には、品目があり、それが適正かどうかということを判断して予算が措置されるものである。ただし、今回は初めての統合でいろいろな課題も出てきたので、今後、予算計上していくうえで、対応を検討していきたい。

委員
 仲町小学校としては、指定校変更を希望している方も多くあり、支給品目が通学帽に変更になると支給されない方もでてくるので、支給品目は変えないでもらいたい。

委員
 この要望書であるが、桃花小学校のことを言うのであれば、桃園第三小学校PTAの個別の要望ではなく、3校PTAの合同でなければ意味がない。

委員
 桃丘小学校としては、全体の人数も少ないので、PTAの執行部だけではなくPTA全体の意見を吸い上げて、その結果をもって対処したいと思う。

委員長
 いくつかの意見が出されたが、統合委員会としての意見がまとまれば、教育委員会へ伝えていこうと思う。本日の協議を踏まえ、もう一度PTAなどで相談してもらいたいがよろしいか。

― 異議なし ―

委員長
 予定していた議事については終了した。最後に、次回は、12月12日(水曜)午後6時30分から、仲町小学校で開催したいと思うがよろしいか。

― 異議なし -

委員長
 本日はこれをもって終了する。

お問い合わせ

このページは教育委員会事務局 子ども・教育政策課(教)が担当しています。

本文ここまで

サブナビゲーションここから